スペイン人にとっては大ごと、セマナ・サンタをおさらいしてみる

キリスト教徒にとっては、重要な宗教行事である”復活祭”。スペイン語ではSemana Santa。
同じ宗教的意味を持っていても、行事の内容は各国によって異なります。

あらためて”スペインのSemana Santaとは?

■そもそもスペイン人にとって”Semana Santa”とは?
スペイン人にとってはクリスマスと同じくらい重要な意味をもつSemana Santa.
祝日が続くので、復活祭パレードを楽しむ以外にもちょっとしたバケーションの意味も持ちます。

■ Semana santaでは何が行われる?
連日”Procession”と呼ばれる行進が行われます。
更新はcofradías と呼ばれる中世からづづく団体によって行われ、行進はそれぞれの教会から街の中心にあるカテドラルまで行われるのが一般的です。
大きな十字架がパレードの中心となり、宗教音楽を奏でる鼓笛隊が伴っています。

■ 衣装は?
capirote と呼ばれる先のとがった顔を覆う帽子をかぶり、ベルトのついたマントをまとうのが伝統です。
Capirotesそのものはもともと懺悔を行っている人たちが身につけるものでした。”罪を償っていること”の表明として、懺悔の間も顔を覆う身元を隠すことができるためです。

↓スペインの青空と調和しているブルーの美しいセマナサンタの衣装@セビリア

またこの衣装はクー・クラックス・クランと似ていることが指摘されますが、全く関係がありません。
女性はmantillaと呼ばれる黒いレースをかぶります。行進に参加するに際して原則として宗教的に適した服装を身につけることが求められ、女性は肩を出したり、足を出し過ぎる服装は禁じられることもあります。

■ 行進が運んでいるものは何?
”Pasos”と呼ばれるイエスキリストやマリアの彫刻が花やキャンドルで飾り付けられたものが運ばれます。多くの場合これらの”Pasos”は
cofradíasによって何世紀もの間引き継がれているものです。

■ スペインでももっとも盛大にSemana Santaをいわう場所は?
アンダルシア地方は盛大にセマナサンタのパレードが行われることが有名で中でもセビリア、マラガのものはかなり大規模に行われます。
これらの地方に根強く残るフラメンコの伝統と相まって、観光客にとってはスペインの他の地区では見ることができない独特で感動的なイベントになっています。

セビリアではスペインでも規模が最大級のla Madulgadaや木曜の深夜から金曜の夜にかけて連続したProcessionが行われます。Processionのルートにあたるバルコニーからは、その光景に悲しみを感じずにいられない地元の人たちの奏でるフラメンコが響き渡り、街が独特の雰囲気に包まれます

マラガでは紫色のcapirote を身につけたcofradíasが玉座や王座を担いだ行進を行い、それにmantillaと黒い衣装を身につけた女性たちが続きます。色々なイベントが行われ街全体が活気づきます。

■ Semana Santaの食べ物は?
復活祭、イースターのお菓子としてよく知られているのは卵型やウサギの形をしたチョコレートですが、スペインでは
Torrijas(卵と牛乳を浸したパンを揚げて砂糖やはちみつをまぶしたもの)やアンダルシア地方ではPestiñosと呼ばれるごまフレーバーのドーナツのようなお菓子が一般に食されています。

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4月からレッスン開始いたします。新講師2名のご紹介

4月より、ウノドストレスで新しい講師が2名レッスンをスタートいたしましたのでお知らせさせていただきます

■講師アナイス

anais

マドリッドコンプルテンセ大学にてスペイン語言語学(スペイン語教授法専攻)を学び、現在”外国人のためのスペイン語教授法”の修士を習得中のアナイス。中でも”書く”ことに関しては特化したコースを修了しているので作文のスキルを伸ばしたい人にとってはぴったりの講師です。
日本へは長期滞在・短期滞在を含め3度訪れたことがあり、日本での講師経験も持っています。日本語は現在学習中で中級レベルです。
修士号の論文のテーマは”日本人へのスペイン語教授法”で日々調査に励んでいるそうです。
DELEにも熟知しており、きっちりと細やかな指導をする講師です。

【ごあいさつ】
はじめまして、アナイスです。
大学でスペイン語言語学の過程を修了してからスペイン語講師としてスペインや日本で経験を積んできました。現在もマドリッドでスペイン語の講師として主に個人レッスンを行っています。 日本へ3度訪れた中でスペイン語の講師としての経験を積む機会にも恵まれ、さらに専門性を深めたいと思い現在修士号では”日本人のためのスペイン語教授法”についての研究を行っています。
みなさんがスペイン語をやさしく、効率よくそして楽しく身につけていけるように、できる限りわかりやすいレッスンを提供していきたいと思っています。
みなさんとレッスンでお会いできるのをとても楽しみにしています。

■講師イルマ

irma

マドリッドのPontificia Comillas大学で言語学(通訳・翻訳選考)を専攻後、
同じくマドリッドのファン・カルロス大学で”外国人のためのスペイン語教授法”の修士を修了。
日本に3年半ほどの滞在経験があり日本語は流暢です(日本語能力検定2級)。
また滞在中には名古屋の金城学院大学で講師として スペイン語を教えていたほか、
市民センターなどで子供からお年寄りまで幅広い年齢層にスペイン語およびスペイン文化のレッスンを行っていました。
日本のほかにもロンドンやフランスなどでも経験のある国際経験豊かな講師です。
日本語以外にも英語、フランス語、ポルトガル語に長けているマルチリンガルなイルマ。流暢な日本語と豊富な講師経験に加えて自身も”語学のマスター”。レッスンでは”語学上達のコツ”をしっかりと伝授してくれます。
また、6歳と9歳の娘さんがいるということで、自らの経験にもとずいて”お子様が楽しめる”キッズレッスンにも自信があります。

【ごあいさつ】
こんにちは皆さん。
はじめまして、イルマです。、大学では現代言語学(翻訳・通訳)を専攻、またスペイン語教授法にての修士号を習得しました。

旅と読書が大好きで これまで、ロンドンやダブリンやフランス、日本の色々な都市で暮らした経験があります。歴史、映画にもとても興味があるので、旅をするときにはとくにそれらについて知識を深めるようにしています。 これまで子供から大人、個人レッスンやグループレッスンと講師としていろいろなレッスンを受け持ってきました。ネイティブの講師にレッスンを受けることは 言葉の上達そしてその国の文化への理解や知識を深める一番の近道です。
これからみなさんと間もなくレッスンでお会いできることを楽しみにしています!。

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これであなたも”スペイン人”?!スペインの食習慣に関するトリビア

ヨーロッパの中でも、かなり独特だとされる”スペインの食習慣”(特に食事の時間帯の遅さは、他のヨーロッパの国からスペインへ旅行にやってくる人にとっても不便なそうです。)
長い昼食の時間や、一日の食事が5回は”スペイン通”ならご存知かとは思いますが、その他にも
こんな”食に対するこだわり?”が・・・

1.昼の12時と夕方の6時半はおやつの時間
”スペイン人は一日5回食事をする”というのは都市伝説ではなく事実です(笑)
朝食(仕事に行く前)昼食前の軽食、昼食、おやつ(仕事が終わった直後)そして夕食。
日本での一般的な”昼食”の時間にあたる12時はちょうど昼食前の軽食の時間(11時から12時の間が多いです。)
また夕食の時間にあたる夕方の6時半から7時ごろは仕事や学校がおわってほっと一息ついておやつを食べている時間帯です。

2.軽すぎる朝ごはん(クッキーと牛乳)
一日5回食事をすることとも関連しているのですが、典型的なスペイン人の朝ごはんはかなり軽めです。
仕事の前に家やカフェテリアでクッキーや菓子パンとコーヒーで軽くすませる場合がほとんどです。(それゆえ、スーパーにはシンプルなクッキーの種類が充実しています(笑)。

3.”冷えたサンドイッチ”は”冷えたご飯”のようなもの
平日でも朝食をゆっくり取ることを好むスペイン人(会社でも最低でも昼の休憩時間は最低1時間30分はあるところがほとんどです。)
彼らにとって、”サンドイッチを温める時間もない”ほど、あわただしく冷えたサンドイッチをたべなければならないようなシチュエーションはなんとも言えず悲しい気分にさせられるそうです。日本人にとっての”冷やご飯”を食べる時のような気分に似ているかも知れません。

4.”野菜サンド”はベジタリアンのためのサンドイッチではない
スペインでどうしても理解できないことのうちの一つ・・”Bocadillo Vegetal(野菜サンドイッチ)”として売られているものに必ず、ツナやハムが入っていることです…。彼らにとっての”野菜サンドイッチ”はあくまで”野菜が入っているサンドイッチ”であって”野菜だけのサンドイッチ”ではないようです。ベジタリアンの方は要注意です。

5.”ランチの約束”をしたときは午後に他の予定を入れない
とくに週末ランチの約束をしたら午後に予定を入れないほうが無難です。日が暮れるまでえんえんと続く(時によっては夜になるまで)のがスペインの典型的な“週末のランチ”です。

6.”Tortilla de patata”にはランクがある
地方によってかなりバリエーションのあるスペイン料理ですが、どの地方のバルにいってもお目にかかることのできるスペインの”国民的料理”Tortilla de Patatas. それぞれのスペイン人がひそかにランク付けを行っていて、”最高級”の”Tortilla de Patatasはやはり”自分のお母さんが作ったもの”だそうです。スペイン人にとっての”Tortilla de Patatasは日本人にとってのお味噌汁のようなものなのかもしれません。

7.ランチの時のアルコールは”習慣”のうち
どのレストランでも昼の時間にお目にかかる”Menu del dia”(本日の定食)。
ドリンクは”水、ワイン、ソフトドリンク、ビール”のうちから選ぶことがほとんどで平日でも多くの人が
躊躇なくワインやビールを頼んでいます。
ワインを頼むとボトルで出てくることも…。
スペインのランチでは”水とワイン”は同じ扱いを受けている模様です。

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