一度は訪れてみたい!Patios de Cordobaの見どころ

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ユネスコ世界遺産の”無形遺産”に認定されているコルドバのお祭り”Patios de Cordoba”
1921年にはじまったとされるお祭りでスペイン国内でなく、世界中からこの時期だけ開放される、花で美しく飾られたパティオを観賞するために訪れます。

この”パティオ”はイスラム様式の建築から影響を受けて作られた空間で、バルセロナの建物ではあまり見かけることがありません。
屋根がないので昼間は太陽の光が差し込み、また風通しもよいので、伝統的には家族の団欒のスペースとして使われてきたそうです。
かつてのイスラム都市の面影を反映し、通常パティオには井戸か噴水が備え付けられ、鉢植えの花や植物が飾り付けられました。
コルドバがキリスト教徒の支配下となっても、この建築様式は維持されたそうです。

それぞれのパティオがそのパティオを作り上げ、維持をしてきた人たちの個人的な歴史を反映したものとなるためふたつとして同じパティオは存在しないのですが、お祭りにあたって大きくわけて2種類のパティオがあります。

■ 歴史的建物や公共の建物の中にあるパティオ
かつての貴族の住宅やお城だった建物、教会やシナゴーグなどの宗教的な場所は通常一般開放されていますがこの時期は美しい花々で飾り付けられ普段とは違った美しさです。中でも Palacio de Viana (Viana宮殿)は12種類にもわたるちがった建築様式の中庭がありお祭り期間中の必見スポットといえます。

■ コンクールに参加している民家のパティオ
お祭りの時期だけ期間限定で一般公開されるのがコンクールに参加している民家のパティオです。コンクールは ”Patio Antiguo(古い建築様式のパティオ)

”Patio Moderno(新しい建築様式あるいは改築されたパティオ)”の二つのカテゴリーに分かれています。”古い建築様式のパティオ”は1960年までに作られ、伝統的なイスラム様式の建築様式をそのまま残している建物が対象。それ以降に建築されたり、改築され元の建築様式を残さないパティオは”Patio Moderno”のカテゴリーで競うことになります。

■ コンクールの基準
ふたつのカテゴリーに分かれたコンクールでは、参加したパティオの
-建築物の保存状態
-花や植物によるデコレーション(季節の花のみを使用することができ、使用される花の種類の多さも評価の基準)
-パティオを飾りつけた住人たちの協力度合い
-パティオにある噴水や井戸の建物や飾りつけに対する調和度
-花の植木鉢へのこだわり、パティオへの光の入り具合など

と色々な点から細かく、総合的に評価されるそうです。

この時期アンダルシア地方はすっかり夏日、また比較的雨が少ない時期でもあるので、もし5月にスペインを訪れることがあれば
ぜひ旅のスケジュールに組み入れてみたいお祭りです。

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