スペイン語のトリビア:ちょっと変わったいきさつでできたスペイン語単語

LINEで送る
Pocket
[`evernote` not found]

日本語においても、漢字などは
働くは‘人べんに動く=人が動く‘、など多くものが‘由来‘を持っています。

スペイン語もしかり。
今回は、少しかわった‘由来‘を持つスペイン語の単語をいくつかピックアップしてみました。
これで‘スペイン語オタク‘にまた一歩前進です^0^

1.Trabajo(仕事)
これは、スペイン人にとっては、あまりにも当然すぎる!?由来ともいえるかもしれないのですが…
スペイン語で仕事を意味する‘Trabajo`は‘tripalium ‘奴隷たちに労働を強制させるための道具から派生した言葉です(vía tripaliare>trabajar)。この言葉がラテン語に派生した際には‘苦しみと努力‘を意味する言葉となりのちに‘働く‘の意味に
変化をして現在に至ります。

2.Flamenco
スペインを象徴するともいえる単語‘フラメンコ‘は実は、オランダに起源をもつ言葉です。
かつてはオランダもスペインの領地だったことがあるので当時に生まれた言葉だろうとされています。
Flamencoはもともとは‘Flaming`、(‘Flamenco‘フランドル語を話す人々)という意味だそうです。

3.Guiri
‘Guiri`とは‘外国人‘とくに、金髪でソックスにサンダルを履いているような典型的な北ヨーロッパからの観光客を意味するスラングです。この言葉はバスク語に起源をもち、市民戦争の時にリベラル派を支持したguiristinoに由来しているそうです。Guirismoは近年、とくにバスクにおいては、外からやってきた自由主義の人々を意味するようになり、60年代にスペインで観光産業が栄え始めたと当時に‘Guiri`という言葉はスペイン全土でも使用されるようになりました。

4. Jamón

スペインを象徴するもう一つの単語‘Jamón‘はフランス語で‘足‘を意味する、“jambon” という言葉に由来しています。
‘Jamón‘は16世紀より使用されるようになった言葉です。それ以前はスペイン人はハモンを食べていなかったでしょうか…?
もちろん食べていたのですが、それ以前は‘pernil‘と呼ばれており、現在でもカタラン語で‘ハモン‘を意味する単語として使用されています。

5. Ministro
‘官庁‘を意味する‘Ministro`。
語源となるラテン語の‘Minister`は‘召し使い‘を意味します。(ただ現状はほぼ逆…で、Ministro で働く人たちは国家を統治している人々です。)4世紀から5世紀にかけて、絶対的な権力を持った皇帝が、自分の子息と信頼のおける召使いを政治を行う要員に任命したことに由来しています。

6. Músculo
‘Musculo`はスペイン語で筋肉という意味ですが、元の語源はラテン語語の“mus”、ネズミです。
ローマ時代の人々が、ふくらはぎの部分に力を入れた際に小さなネズミのように見えたことから筋肉を‘Musculo`(“-culus”は現代スペイン語で使われている `cito`のような‘sufijo diminutivo‘と呼ばれる小さいことを表現するための語尾です。)

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

LINEで送る
Pocket
[`evernote` not found]

コメント