動物を使ったスペイン語の口語表現

動物を使ったスペイン語の口語表現

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スペイン語では”動物”を使った口語表現が多くみられます。
中でもそれぞれの動物の特徴になぞらえた隠喩のような表現が多いです。

それぞれの動物が、スペインの文化の中でどんなふうにとらえられているのかを知ることができて(日本とは違うかも?)
興味深いのでいくつか代表的なものを紹介させていただきますね。

-El BURRO (ロバ)
ロバはすこし間抜けなイメージがあるようです。”Pedro es un burro”. は” Pedro es muy tonto(ペドロはかなり間抜けだ).”を意味します。

-El LINCE(オオヤマネコ)
”ser un lince”は頭がよい、頭の回転が速いことを意味します。
たとえば、”Maria es un lince”は” Maria es muy inteligente ”という意味です。

-La foca(アザラシ)/ la vaca*(牝牛)
アザラシや牛は”太っている、恰幅がいい”の象徴だそうです。なので

Gloria está como una foca.(グロリアはアザラシの様だ)は Gloria está muy gorda.(グロリアはとても太っている)という意味です。

-La cabra(ヤギ)
ヤギは”突拍子もないことをする(Loco)”を意味し、
“estar como una cabra.(まるでヤギの様だ)”は” Estar loco/ hacer una locura(突拍子もないことをする、ばかばかしいことをする)”の意味です。

-El perro(犬)
”Ser un perro”は”Ser vago/ Perezoso(怠け者)”の意味です。

-La Gallina(鶏)
”Ser un gallina”は”Ser cobarde(いくじなし、臆病者)”
Julio es un gallina(フリオは鶏だ)= Julio es muy cobarde*フリオはとても臆病者だ).
英語でもChickinは臆病者を意味するので、英語と同じ由来をもつ表現なのかもしれません。

-La rata(ネズミ)
Ser una rata は “ser tacaño/a(ケチ、お金を使いたがらない人)”です。特にお金を十分もっているのにお金を使いたがらない人を指すようです。

-Mono/ Mona(猿)
Ser mono は”Ser bonito/Cuco(かわいらしい)の意味です。”Que mono/Que mona!(なんてかわいらしい!)と感嘆詞とともによく用いられる表現です。

その他動物を使った表現としては
-comer como una pajarito
直訳すると”小鳥のように食べる”で”少ない量のご飯をゆっくりと食べる人”を指す表現です。

-tener memoria de pez
”魚の記憶を持つ”は”記憶力がとても悪いこと/物忘れが激しいこと”を意味します。

スペインでは、オオヤマネコが賢くて、犬が怠け者で、ネズミはケチ…日本とはイメージが少し違うようですね。
所変われば動物たちの行動パターンも違うのかも知れません(笑)

それぞれの動物とそのイメージを結びつけて覚えておくと覚えやすいかも知れません。
ぜひ新しいボキャブラリーに加えてみてくださいね^_‐☆

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