SER と ESTARの攻略のツボ(1):SERのみしか使えないパターンを見分ける

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スペイン語を学んでいくうえでつまずきがちな文法項目の一つが
”SER”と”ESTAR”の使い分け方。
日本語に訳するとどちらも”…です”となるため、どのような状況でどちらを使うのか迷ってしまいがちです。

攻略法のひとつとして”片方だけが使われる状況を覚えておく”。
ある程度スペイン語のボキャブラリーがあることが前提となりますが、覚えること自体は少ないので(笑)
比較的マスターしやすい方法といえます。

まずは”SER”のみを使うことができる形容詞をおさらいしてみましょう。

1 ”分類”の性質をもつ名詞が続く時

名前や国籍、所属している団体などの名詞が続く場合は”SER”のみを使うことができます。宗教や職業などもこれにあてはまります。

たとえば、

Mi amigo es argentino. (私の友達はアルゼンチン人です/国籍)

Los minions son marcianos. (ミニオンは火星出身です。/国籍.出身)

Los españoles son católicos. (スペイン人はカトリック教徒です/宗教)

Marta es pintora. (マルタは画家です。/職業)

Las ballenas son mamíferos. (クジラは哺乳類です/動物のカテゴリー)

このような使用方法では、SERは形容詞を伴わずに使われる場合がほとんどなのですが、あとに続く名詞の特徴などを説明する形容詞を伴う場合は下記のような使われ方になり冠詞をつけることが必要となります。

Tapies es un pintor español muy famoso.
(タピエスはとても有名なスペイン人の画家です。)
Mi amigo es un argentino muy simpático.
(私の友達はとても親切なアルゼンチン人です)
Cervantes es el escritor más importante de España.
(セルバンテスはスペインにおいて最も著名な作家です)

2. 所有、原料、出身などを表現する場合

必ず前置詞の”DE”とセットで使用されます。以下のようになります。

El coche es de mi hermana. (その車は私の妹のものです/所有)
La mesa es de mármol. (その机は大理石でできています/原料)
Yo soy de Madrid. (私はマドリード出身です。/出身地)

3.(ある人物の)身元を証明/確認するような場合

SERの後に続く単語や形容詞は最初に出てくる名詞の説明、身元の確認や証明をする役割を果たす場合。たとえば

Carmen es mi hermana. (カルメンは私の妹です)
Ese señor de la boina blanca es el director de la película.(この白いベレー男性は、その映画の監督です。)
Mi amiga Clara es la profesora de tu hija. (私の友達のクララはあなたの娘さんの教師です)

逆の使い方もできその場合は

Mi hermana es Carmen.
(私の妹はカルメンです)
El director de la película es ese señor de la boina blanca.
(その映画の監督はこの白いベレーの男性です。)

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