動詞 hacerをマスターする

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スペイン語には、後に続く言葉によって使い方や意味そのものが変わってくる、若干曲者の動詞がいくつかありますが、
“Hacer”もそのうちの一つです。
日本語訳は一般的には”…する”と訳されるようですが、

hacerを使った表現には

天候を表す表現
Hace calor(暑い)やHace frio(寒い)

時間を表す表現
Hace tiempo (だいぶと前に), hace unas horas(数時間前)

などもあり、

多くの場合この直訳は当てはまりません^^;

Hacerの使われ方には大きく分けて下記のものがあります。

1.”…する”と行動を意味する使われ方。
もっとも一般的な使い方で

-¿Qué haces?(なにをしているの?)
– Estoy comiendo.(ご飯を食べています)

– Fíjate como me subo en la tabla, haz como yo.
(私がテーブルを上げる方法をよく見ていて、私のようにやってね)

上記のように、特定の動詞に続いて使用される場合は前出の動詞と同じ意味を持ちます。

2.”…を作る”という意味での使われ方

– He hecho una mesa para el salón de casa.
(家のリビング用に一つ机を作った)

‐Juan nos hizo una foto preciosa
(ファンは私たちにとても美しい写真を撮ってくれた)

3.補助的な役割をする動詞としての使われ方
“Hacer”の後に名詞が続く場合に多くみられる使い方です。hacer自体は何の意味も持たず、そのあとに続く名詞が意味を表します。

たとえば

Hacer la comida = Cocinar.(料理をする)
Hacer un viaje =Viajar.(旅をする)
hacer esfuerzo = Esforzar (努力をする)

などです。

また逆的に聞こえますが、以下の使われ方では”hacer”はどような”行動”の意味を持つ使われたかもしていません。
このような場合hacerの後に続く名詞が”hacer”意味の意味するものを決めています。

▲ Hace frío.(寒い)
▲ Hace dos horas.(2時間前)
▲ Hacerse tarde. (時間に遅れる)

また下記のように、決まったフレーズ(frases hechas)として”hacer”の本来の”--する”という意味とは全く違った意味で使用されることもあります。

– Hacer carrera (ser una persona triunfadora/成功する)
– Hacer un mal papel (Quedar mal/迷惑をかける)
– Hacer caso (prestar atencion/注意を向ける)

そのほか”hacer”が全く逆の”・・・しない”の意味に使われるフレーズもあります。

– Hacer oídos sordos.(No escuchar/聞かない、聞こえないふりをする)
– Hacer/hacerse castillos en el aire.(直訳は”空中にお城を作る”ですが意味は”hacer nada”なにもしない、です。)
– Hacer que se hace (“hace que hace”).(hacer nada”なにもしない)

日本語では全く同じ使われ方をする動詞は存在しないので、若干使用方法が難しく感じられるかも知れませんが頻出動詞ですので
少しづつマスターしていきましょう。

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