スペインのあいさつの暗黙のルール、何時にどのフレーズを使う?

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スペイン語のあいさつの基本としては

Hola (一日中使えるカジュアルなあいさつの言葉)
Buenos dias (午前中につかうあいさつ、日本語で”おはようございます”)
Buenas tardes(午後に使うあいさつ、日本語で”こんにちわ”)
Buenas noches (夜に使うあいさつ 日本語で”こんばんわ”)

がよく知られていますが、実際のところ、スペインではBuenos dias/ Buenas tardes/Buenas noches はどちらかといえばフォーマルな場面(仕事関係など)で使われることが多く友達や家族、近所の人などへの挨拶はほとんどの場合が”Hola”です。

また最近かなり頻繁にみかけるのが、”Hola Buenos dias” “Hola buenas tardes”などあいさつの組み合わせ。
最初は”間違って二つ書いたのかな?”と思っていたのですが、あまりにもよく見かけるので間違いではないようです。
気になって調べてみたところ、この”Hola”と別のあいさつを合わせて使う表現はどちらかといえばフォーマルよりのあいさつ。
Buenos dias, Buenas tardesではかしこまって聞こえすぎてしまうので、Holaを合わせて使うことによって少し親しみやすさをこめているそうです。


■ スペインの午後、は何時に始まる?”Buenas tardes”を使い始める時間帯

日本では午後、といえば12時を過ぎた時間ですが、スペインでは目安となるのが”昼ごはんの時間”にあたる14時から15;30分だそうです。
この昼ごはんの時間帯は”Buenos dias””Buenas tardes” の使い分けは人によってまちまち、どちらでもよいそうです。
昼食の時間が終わった15時30分あたりからが、いわゆる”Buenas tardes”の時間帯です。なお、buenas nochesを使い始める時間帯は夕食の時間が近くなる21時ごろです。

■ Adiosを使うのはどんなシチュエーション?
日本語に訳すと”さようなら”になるので”長い別れ”のときに使うのかと思われがちですが、必ずしもそうではなくかなりの頻度で用いられる言葉です。もともとは A dios(神様のご加護がありますように!)から派生した単語だそうです。すぐにまた会う時以外(その場合はHasta ahora(いますぐにねー!)等がつかわれます)を除いてまたね!を意味する”Hasta luego!”とほとんど同じような意味で用いられています。
またカタルーニャ地方では、カタラン語でAdiosにあたる”Adeu”が”Hola”の代わりに使われる習慣から派生してか、”Hola”のかわりに”Adios”を使う人も時々います。ご近所さんとすれちがうなり”Adios!”といわれ、”もしや嫌われているのでは”と勘違いしてしまったこともあるのですが(笑)そうではなくよくよく観察してみると”Hola”の代わりに使っている人が結構いるようです。(もしかするとバルセロナ特有?かもしれませんが・・)


■ ”あいさつ”にお伴する動詞。

なお、フォーマルなあいさつ Buenos dias, Buenas tardes, Buenas noches, ではDecir(いう)ではなくDar(与える)を使います。
“Dar Buenas tardes(午後のあいさつを述べる)”という感じです。他のあいさつのフレーズ(Hola, Hola que tal, Hasta luegoなど)はDecirが伴います。

”あいさつ”はスペインの生活においてはとても大切な役割をもっています。近所でよく見かけることがあれば知らない人にも”Hola”といって
軽く挨拶をするのが一般的です。必ずしもしなければならないというわけではないですが、あまり知らない人にあいさつをすることは特別なことではなく、そのことがきっかけで会話が始まって親しくなったりということはよくあります。
スペインにいらっしゃる際にはぜひ”元気にあいさつ”を心がけてみてください、滞在を楽しいものにしてくれるはずです!

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