”月”を使ったスペイン語の表現

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今日からいよいよ9月。空が特に美しく晴れ渡って住んで見えるのが9月中旬から10月上旬といわれ”十五夜”のお月見もこの時期ですね。
”月が一年で一番美しい季節にちなんで、スペイン語で”月(Luna)”をつかった表現をまとめてみました。
ぜひ、お月見しながら覚えてしまってください^^

■ Estar en la luna
直訳すると”月にいる”、となりますが、実際に月にいるわけではなく、(対象となる人物が)”ぼーっとしている、あるいは他の事を考えていたりして気持ちがその場所にない状態”を表します。

たとえば、家を出てからしばらくして他の事に気を取られていて鍵をかけたかどうか覚えていないので、すぐに確認して戻ったときは家をでたとき”Estaba en la luna”といえます。
また質問をされたけれど、他の事をかんがえていて質問が理解できないときも”Esta en la luna”の状態です。
同じ意味の表現に”Estar despistado”カジュアルな口語表現だと”Estar empanado”があります。

■ Perdir la luna
“月を頼む、オ-ダ-する”。ピザや値は張りますが、車でも、オ-ダ-しで代金を払えば調達可能です。ただ”月”はいくらお金をはらったところで調達してもらうことは不可能です。このことから”手に入れることが不可能なもの”を意味します。
特に恋愛関係でよく使われる表現で、片方が相手に無理なお願いばかりするようなときに”le está pidiendo la luna”といわれることが多いです。

■ Quedarse a la luna de Valencia
”バレンシアの月とともに過ごす”聞いただけだと全くなにを意味するのか分からない表現ですが、”期待していたものが、達成できなかった/手に入らなかった”ことを意味します。
なぜバレンシアの月なのか、は歴史に基づいているようです。中世のころバレンシアの町は塀で囲まれていて、塀のドアは決まった時間に閉じられていました。なので、ドアが閉まる時間に間に合わなかった住人は家に戻ることができず月明かりとともに夜を過ごす羽目になります。”入れると思っていたけれど、間に合わなくては入れなかった”ことから”月と夜を過ごすことになった”から由来して”期待したものが達成できなかった”という表現になりました。

■ estar de buena luna/estar de mala luna
毎日満ち欠けをし、変化が激しい月の様子は、変わりやすい人間の感情と共通する点があると、きっと誰かがおもいついて出来上がった表現が”estar de buena luna/estar de mala luna”です。”Esta de buena luna”は”機嫌が良い状態”(同意語は”Estar de buen humor”
”Estar de mala luna”は”機嫌が悪い状態”(同意語は”Estar de mal humor”となります)

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