スペインの教育システム

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9月に入って、スペインの子供たちも新学年のスタートです。
日本の新学年が4月に始まるのとは異なり、スペインでは9月に新学年が始まります。
学年度の開始が異なるのと同様、教育システムも日本のものとは少し異なるようです。

■ スペインの義務教育
まずスペインの義務教育は6歳から16歳。義務教育は基本的にはスペインにおいては無料です。
教科書などの費用が別途必要になってきますが、購入が困難な家庭には政府からの援助があります。
16歳で義務教育を終了した時点で、Bachillerato(高校)あるいはFormacion Prfessional(専門学校)
に行くかの選択が与えられます。

■ スペインの教育システム
スペインの教育システムは大きく次の5つの段階にわけることができます。
Educación infantil
Educación primaria
Educación Secundaria Obligatoria
Bachillerato
Educación superior

Educación infantilは日本の保育園、幼稚園にあたるもので義務教育には当たりませんが近年はほとんどの子供たちが義務教育が始まる前に該当する保育園や幼稚園に通っています。
6歳に達すると義務教育であるEducación primariaが始まります。日本の小学校に相当するもので12歳までの6年間続きます。内容も日本の小学校の教育と類似しており、読み書きや日常生活に必要な基礎学力や常識を身につけるためのカリキュラムが行われます。

次の段階にあたるのがEducación Secundaria Obligatoria (ESO)で日本の中学教育にあたりますが、スペインの場合は12歳から16歳の4年間にわたります。
Esoを終えるとスペインの場合は3つの選択肢があります。

1.大学教育をめざすために高校に当たるBachilleratoに行く。
2. 特定の職業に就くためにFormacion Professional(専門学校にいく)
3・学校に行かずに働く

3のオプションは10-15年ほど前は就職口もたくさんあり選択をする学生も多かったのですが、現在は失業率の高さもありほとんどの学生が進学を志します。

高校に当たるBachilleratoは16歳から18歳までの2年間にあたり共通の必須科目と”Modalidad”とよばれる、選択可能な科目からなります。
進学を目指す大学で学びたいことによって選択する”Modalidad”が異なってきます。日本でいうところの”文系・理系”に当たるものです。

スペインの大学教育はGrado(通常の大学教育)/Master(修士)/doctorado(博士)に分かれます。
通常Gradoは4年間、(医学部や建築学部はそれより長い時間を必要とします)Masterは1年から2年でDoctoradoは3年間とされています。

ちなみに義務教育以降の学費はBachiellarto(高校)は無料、Gradoは州にもよりますがだいたい年間1000から2000ユーロで奨学金もたくさん用意されており”学ぶ意思”をもった学生にとっては、スペインの教育制度はとても寛容であるといえます。
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