スペインとカタルーニャの成り立ちをおさらい”読書リスト”

スペインとカタルーニャの成り立ちをおさらい”読書リスト”

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連日スペインのニュースはこの話題ばかり、でバルセロナも毎日のようにどこかしらでデモがありそのたびに公共の交通がパンク状態でいつまで続くのやら・・・とバルセロナで暮らしながら事態の本質をよくわかっていないのでそんな風に思わずにいられませんでした。

が、実際はスペイン内戦を経てフランコ政権が終了してから、まだたったの40年しかたっていないのです。多くの街の人々は弾圧政治を経験し、彼らによって当時の記憶が引き継がれています。バルセロナで暮らしながら今回の独立騒動がきっかけでこの問題に関してあまりに知識がないことに気づきあわてて書籍を探してみました。これからじっくり読んでみる予定です。
スペインの歴史、市民戦争に関する書籍の数は限られておりなかなか探すのに苦労しましたが
もし興味をもたれた方は、”スペインとカタルーニャの独立問題をより理解するための読書リスト”どうぞご参考下さい!


■ カタルーニャの歴史的背景を紐解く


物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)

カタルーニャの歴史がまとめられた本で、中心はスペイン統一までの中世カタルーニャ史です。
歴史学者ではなく”カタルーニャ文学・言語”の専門家によって書かれたものなので、わかりやすくカタルーニャの文化的アイデンティティの源を理解するてがかりとなってくれる一冊です。

バルセロナ 地中海都市の歴史と文化 (中公新書)

こちらは”バルセロナ”に焦点を当てた一冊です。さまざまな歴史の出来事を経てこの街ができ上った過程が描かれています。
訪れたことがある方やこれから訪れる予定のある方にとって特に興味深い一冊です。

■ スペインの歴史を俯瞰的に理解する

物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代

スペイン内戦以前のスペイン史に関する書ですが、この国の成り立ちと、各州の独立志向の強さ(いがみあいの原因?!)を理解するのに役立ちそうな一冊です。
スペイン文学者による著書なのでスペインに興味がある方は楽しめる一冊となっています。

概説 近代スペイン文化史:18世紀から現代まで

18世紀から現代スペインの文化の歴史そしてその背景要素として政治や社会的事象が説明されているので、政治・経済の話は難しそう…と思われる方でも比較的理解しやすい一冊のようです。


■ 名作を通じてスペイン市民戦争を理解する

誰がために鐘は鳴る〈上〉(下)

世界的に名だたる俳優をキャストに映画化もされた文豪ヘミングウェイの代表作。物語自体はフィクションですが、舞台はスペイン内戦。
物語を読み進めていくうちに時代背景への理解も深まります。

■ 上級者向け:スペイン語でスペインの歴史をたどってみる

Historia mínima de España

スペインの著名な歴史学者の一人であるJuan Pablo Fusiによって”たった300ページ”にまとめられたスペインの歴史。
”歴史とは決められたものではなく、(その解釈)は他のものにもなりうる”という筆者考えに基づき、スペインの歴史を”知り””考え””学ぶ”為の一冊。
辞書を片手にボキャブラリー増強もかねてゆっくりと”スペインの歴史”を読みこんでみてください。

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