マドリッドやバルセロナの大都市では交通の便も発達していて地下鉄や近郊電車などの公共の交通手段で、たいがいの場所に行くことができますが、それ以外の都市、セビリアレベルの観光都市でもまだまだ公共の交通の便がかなりよいとは言えない部分があります。
まだ地下鉄が発達していない都市では公共のバスが住民の足代わりになってはいるのですが、地元の地理を把握しておらずまた、スペイン語ができないとなかなか使いこなすのが難しいです。また停留所間の距離も短いので目的地につくまでに時間がかかることもあり旅行者にとっては便利な乗り物とは決して言えないかと思います。
そんなときに便利なのがタクシーです。スペインのタクシーは日本のタクシーに比べると料金も割安ですし、サービスの質も他の海外の国に比べると比較的良い方だと思います。(これまでいろいろな国でタクシーにのってきましたが、ドライバーの人は親切な人がほとんどでいsたし、ぼったくりに合う確率が他の外国に比べると少ないです。)
個人的には、留学のためにたった一人でバルセロナ空港に夜中に到着し、その当時は空港バスもなかったのでおそるおそるタクシーにのったところ、親切に荷物をトランクまで運んでくれ全く言葉は話せなかったもののまったく不安を感じさせることなくホテルまで無事届けてくれた”バルセロナタクシー原体験”があるので、とくにバルセロナのタクシーの印象は良いです。
公共の交通よりも目的地に早くつきますし、運転手もおしゃべり好きな人が多いのでスペイン語の練習にも!?ぜひスペインにいらっしゃった際は下記を参考にしつつ、タクシーをうまく活用してみてください!
■ スペインのタクシー基本情報
日本と違って初乗りの料金があるわけでなくまたメーターの刻みが早いです。(5セント刻みぐらいでメーターが上がっていきます。)
信号まちをしている間もメーターが上がっていくので(おそらくエンジンの馬力の強さ?によってメーターの刻む速度がきめられているのかも?)メーターの刻む速さに”料金がえらいことになるのでは・・・”と若干焦るのですが日本に比べると料金は良心的ですのでご心配なく。
またドアは自動ではないので自分で開閉しなければならないのと、トランクなどの荷物は別途で料金(1-3ユーロ)かかることもあります。
■ スペインのタクシーの捕まえ方
ホテルや主要駅・空港などにはタクシー乗り場があり通常タクシーが常駐しています。タクシー乗り場がある場合は一番先頭にとまっているタクシーにのります。
流しのタクシーを拾う場合は緑色のライトの点滅している(Libre”空車”の意味です。)タクシーを探し大きく手を振って止まってもらいます。(かなり大げさにジェスチャーをしないと止まってくれない場合もあるので注意です。)
■ タクシーに乗る際に使えるフレーズ
まずタクシーに乗ると
¿a dónde le gustaría ir?
¿a dónde le llevo?
と行き先を尋ねられます。
Me gustaría ir (地名あるいは住所):(地名あるいは住所)に行きたいです。
あるいは
A (地名あるいは住所)por favor: (地名あるいは住所)までお願いします。
と伝えます。
またどれくらい時間がかかるか尋ねたいときは
¿cuánto tiempo tarda en llegar?(到着するのにどれくらい時間がかかりますか?)
と尋ねてみましょう。
またスペインのタクシーの運転手さんは話し好きな人が多いので、話しかけてみるのもよいかも知れません。
到着地についたら
¿cuanto cuesta? (いくらですか?)
と料金を尋ねます。
タクシーの運転手さんへのチップは義務ではありませんが大きな荷物がある場合やそれ以外の場合でもお釣りなどはチップとして残しておくのが暗黙の了解です。
その場合は
“Quédese el cambio”(おつりは取っておいてください)
と伝えます。
基本的には”行きたい場所を伝える””値段を聞く”この二つのフレーズを覚えておけばタクシーに乗ることができますしたいていの場合それで事が足ります。
旅行の際はぜひ、限られた時間を有効かつようするべく、うまく他の交通機関と組み合わせてみてください!
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