スペイン語の12月に関することわざ:12月のスペインは・・・

LINEで送る
Pocket
[`evernote` not found]

スペイン語会話では会話の中にRefran(ことわざ)が登場します。

それぞれのことわざには文化的な背景が反映されていてなかなか興味深く、そしてあらゆる単語で”ことわざ”が存在します。
12月(Deciembre)にちなんだことわざは…。

■ En diciembre, leña y duerme

leñaは”薪”のことです。直訳すると”12月は薪をくべて、眠ろう”
12月はスペインでは、一年でもっとも寒さが厳しい月であり、また最も日が短い月です。
そしてクリスマスなどもかさなり家族のだんらんの機会も多いことから、12月は暖かくするために暖炉にleña(薪)を切らさないようにして
また日が短いのでたくさん眠るのが一番、ということわざです。まるでクマの”冬眠”のようです(笑)

■ En diciembre no hay valiente que no tiemble

”12月にふるえない、勇者はいない” Temblarは”震える”という意味の動詞です。
12月はスペインでは最も寒い月であるということを表すことわざです。ただ一般的に寒いといっても北部と南部ではかなり温度差がありガリシア地方などでは0度近くになる日も多くまた湿度が高いためかなり寒さが厳しく感じられますが、バルセロナでは5度以下になる日は少なくだいたい12月でも10度前後の気温です。

■ Amanecer y anochecer, en diciembre son casi a la vez

”Amanecer(日が昇る), Anochecer(日が沈む)は12月はほとんど同時”なわけがないのですが(苦笑)。12月は日照時間が一年でもっとも短い時間で朝7時くらいまでうす暗く夕方は5時ごろから暗くなり始めるので、スペイン人のお得意の”誇張表現”からできたことわざです。
ただ夜が長い分、クリスマスイルミネーションもたっぷり楽しむことができるので、12月も捨てたものではありません・・・。

■ Diciembre tiritando, buen enero y mejor año

”tiritar”は”寒さに震える”の意味です。これは農作業からきた”ことわざ”で、12月が寒く、湿度が高く雨がたくさん降って12月らしい気候であればある程次の年の収穫がよい事を期待できるので一月も安心して過ごせるという意味です。
とくにスペインは乾燥した地域で覆われ、雨が降らないために水不足に悩まされる年が多いので、12月の天気は悪ければ悪いほど、農家の人たちにとっては次の年の収穫が期待できMejor año (さらに良い年)になるわけです。

スペイン人にとっては12月は“とにかく寒くて暗い”月のようです(笑)ただクリスマスの雰囲気や家で家族で集まって過ごすにはぴったりの時期でもありますね。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

LINEで送る
Pocket
[`evernote` not found]

コメント