スペイン語”自然に聞こえる”会話のコツ:動詞”Meter”を使い倒す

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どの言語にもいえることですが、スペイン語にも”この言葉を使いこなせば会話がさらに自然にこなれた感じに聞こえる”という単語がいくつかあります。そのうちのひとつが動詞”Meter”です。Meterは日本語に直訳すると”中に(ものを)入れる”という意味。日本語ではあまり出番のない単語ですが、スペイン語においてはHacer等に並んで最も会話に登場する割合のおおい動詞です。
なお、単体ではなく熟語として使われる場合がほとんどですので、ネイティブっぽく聞こえる”Meter”を使った言い回しをいくつか紹介させていただきますね。

まずは
■ Meterse:
まずは再帰表現の形にすることによって“ちょっかいを出す、邪魔をする”の意味をもつようになります。
”El se mete con todos”(彼はみんなにちょっかいを出す)
”No te metas conmigo!”(邪魔しないで!)
という感じで用います。

■ Meter las narizes
直訳すると”鼻をつっこむ”。”関係のないところにまで口出しする””余計なちょっかいを出す”という意味で使われる表現です。
まったく知識がないのに的外れなアドバイスをする知り合いや、野次馬根性でいろいろなことに口出ししてくるご近所さんなど
スペインで”Gente que se mentan las narizes para todo”(何にでも首を突っ込んでくる人)はよく見かけます。
もちろんあまり好意的な意味で使われる表現ではありません・・。

■ Meter la pata
そのままの意味だと”足を入れる”ですが、これは”失敗する、過ちを犯す”という意味の表現です。もともとは動物たちが猟師の仕掛けた罠に足(la pata)をひっかけて(Meter)しまう=過ちを犯す、ことから派生した表現です。

”Acabo de meter la pata con Pablo preguntandole sobre su plan de boda. No sabia que habia roto con su novia”
(結婚式の予定をきくなんて、パブロに失礼なことをしてしまった。婚約者と別れたなんてしらなかったよ)

という風な使い方をします。

■ Meter la gamba
今度はエビ”La gamba”の登場です。”Meter la gamba”は”Meter la pata”と同様に”間違える、過ちを犯す”という意味です。
なぜ”エビ?”なのかはスペイン語表現アルアルの由来なのですが…もともとは”Meter la camba”、”Camba”はラテン語で”ウマの足”
として使用されていたものが時をへて音が似ていてなじみやすい”Gamba”に入れ替わってしまった・・・そうです。なので使い方は上記の”Meter la pata”と全く同じです。

■ Meter cizaña

Cizañaは”どく麦”と呼ばれる麦とよく似た雑草です。麦の成長に悪影響を及ぼす雑草としてしられており、このことから”Meter cizaña”は”悪い影響を及ぼす、偏見をもたらす”という意味で使われます。スペイン語の同義語は”Manipular”です。

”No le hagas mucho caso a Maria, esta intentando meter cizaña con sus ideas extranas”
(マリアのいうことはあまり聞かない方がいいよ、かなり変わった考えで悪影響をもたらそうとしてるから)

どちらかといえばあまりよい意味で使われることのない動詞”Meter”ですが^^;
会話にはかなり登場しますので気をつけてみてください!

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