さて、少し前になってしまいますが、
インターネットなどを通じてあっというまに拡散され
日本でもいろいろなニュース番組でとりあげられるまで話題になった
『変顔のキリスト』
覚えていらっしゃいますでしょうか・・・
ザラゴザの近くの小さな村ボルハが世界中から注目を浴びた
村にとっては‘大事件‘だったに違いありません。
(スペインでも連日ニュースをにぎわせました)
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スペインのワイドショーにも登場して独占インタビューを受けたセシリアさん
(ちょっと長めで速度も速いのでかなり上級者向けですがチャレンジしてみてください!)
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実は波乱万丈な人生を送ってきた彼女。
お友達も応援に登場(なんともスペインらしい・・・)
良心から壁画の修復をこころみて、その修復があまりにも原型と違いすぎ
‘絵がへたくそ‘のレッテルを張られてしまったセシリアさんでしたが・・。
(確かに、修復されたキリストはキリストというよりはお猿さんのようでした・・・>-<)
実は、絵がへたくそというのは大いなる偏見だったようで、
変顔のキリスト騒動がひと段落ついた去年、ボルハで個展を開いたようです。
そして、セシリアさんいわく‘修復の途中‘だったキリスト、壁画の修復は終えることができませんでしたが、
彼女の書いたキリストの絵はワインのラベルにもなったよう
(どちらのビデオも、スペインのニュースの映像です。ぜひリスニングにチャレンジしてみてくださいね)
絵がへたくそだなんてとんでもない、独自の作風でなかなかの腕前です^^。
壁画自体はそれほど価値の高いものではなかったらしく‘変顔のキリスト‘で一躍有名になったボルハ、
だれも訪れるのことなかった忘れられかけた教会にたくさんの観光客が訪れたので、
セシリアさん、勝手に修復を試みたことを逆に感謝されるべきですよね。
それほど価値が高くないとはいえ、文化遺産の修復を個人が勝手にやってしまえるという
なんともスペインらしいゆるい空気から生まれた`喜劇‘でした。
なんだかんだいって大騒ぎしていた村の人たちもセシリアおばあちゃんの個展ではうれしそうに彼女のことを
応援しているようで、ほほえましいですね。
さて、2015年、第二のセシリアおばあちゃんは現れるのか・・
大いに期待です^0^
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