こんなに違う、日本とスペインのクリスマス

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12月に入ると日本も街中クリスマスムードかと思います。

(とはいえ、もともとクリスチャンの国ではないので、
ケンタッキーをはじめとするいろんなお店にはめられている・・
と、日本にいたころクリスマスといえどほとんど残業をしていた
私はそう思っておりました・・・(苦笑)

スペイン人にとってクリスマスは一年で一番大切な行事の一つ
日本と違い12月25日は国民の祝日です。

ちなみにクリスマスイブ(Nochebuena)は
地域によって祝日のところもあり、
祝日でない地域も、
午後からは会社やお店などもほとんどしまってしまいます。

■スペインのクリスマスの過ごし方

日本では、どちらかといえば
商業的なイベントの面が強調されていますが・・

スペインでは、クリスマスとくにクリスマスイブの夕食と
クリスマス当日の昼食は”家族と過ごすためのもの”です。
この日は、遠くに住んでいる家族なども実家に集まり
そろって食事をするのがお決まりのようです。

■クリスマスには何を食べる?

日本ではこの日はおそらくケンタッキーフライドチキンが
一番もうかる日かと^^;

スペインではとくに”これ”と決まった料理はありませんが
この時期はみななぜかこぞって”エビ”を買います・・・
(エビの値段が一番高い時期かも?)

普段ではなかなかできない
手の込んだ料理がふるまわれるのも
この日ならでは。

バルセロナのあるカタルーニャ地方では、
クリスマスの食事にはかならず”galetes”という
大きなマカロニとひき肉の入ったスープが登場します。

■ クリスマススイーツは?
サンタクロースやトナカイで飾り付けられた
クリスマスケーキは小さなころ、
プレゼントと同じくらい楽しみでしたが、
スペインではお目にかかることはできず・・・

クリスマススイーツとして代表的なものは
テュロン、マザパン、ポルボロン
といったアーモンドなどをベースとした
クッキーの様なお菓子です。
スイーツに関してはまた次号で書かせていただきますね。

■ サンタクロースはプレゼントを運んでくる?

実は意外とスペインではサンタクロースの影が薄く・・・^^;

プレゼントを運んでくるのは
Reyes Magos
(レイェス マゴス イエスキリストに贈り物をささげた東方の三賢者)
とされているようで、
子供たちがプレゼントを受け取るのも
12月24日ではなく
1月6日三賢者の祝日が一般的です。
(もちろん、2回プレゼントを受け取るラッキーな子供たちもいますが・・)

またこの日は子供たちだけでなく家族全員にプレゼントを贈る習慣があり
冬のボーナスが全部プレゼント代に・・・という人も(苦笑)

■ クリスマスツリーは飾る?

クリスマスツリーは
ほとんどの家庭でかざられるようですが
それ以上にスペイン人が気合いを入れて飾るのが
”Belen(べレン)と呼ばれる、
イエス生誕の様子を表現したミニチュアです。
メインとなる、イエスキリスト、マリア様・・そのほか生誕を見守る
動物や村の人たち・・など、いろいろなミニチュアが
この時期クリスマスマーケットにそろい、
毎年少しづつそろえていく楽しみもあるようです。

同じ起源といえども、
祝い方がかなり異なるクリスマスですが
ぜひ、チャンスがあれば
”スペイン流”のクリスマスも取り入れてみてください!

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