“パコ・デ・ルシア”スペインに興味がある方なら一度は耳にされたことのある名前かと思います。
2014年に急逝した、スペインを代表するギタリスト、
彼へのオマージュとして制作されたドキュメンタリー映画”パコ・デ・ルシア-灼熱のギタリスト”が日本でも7月に公開されます。
フラメンコギターの世界に偉大なる功績を残した”伝説のギタリスト”パコ・デ・ルシア。
彼と時代をともにし切磋琢磨し、フラメンコギターのジャンルの人気を不動にしたギタリストたち
また彼の意思を受け継ぎ、その可能性をさらなる高みへと導いていくギタリストたち。
そんなスペイン代表するフラメンコギタリストをまずは5名ピックアップしてみました。
(スペインのメディアによる評価をもとにしたものです)
■ Manolo Sanlúcar, (カディス) パコデルシアとは対照的な伝統に忠実なフラメンコギターの演奏スタイルで知られるギタリスト。
オーケストラやスペインの国立バレー団の楽曲提供の活動などでも知られています。2013年にステージからは引退。
■ Raimundo Amador,(セビリア)
12歳のころからギターを弾き始め、地元のタブラオでカマロンデライスラ(スペインを代表するフラメンコのカンタオール)やパコ・デ・ルシアと知り合い影響をうける。Kiko Veneno(キコ ベネノ)ら”ベネノ”という名前のグループを結成。アンダルシアの音楽シーンに大きな影響を与えました。のち80年代に結成したPata Negraというグループの活動により”フラメンコブルースのジャンルの誕生に貢献しました。
■ Vicente Amigo,( グアダルカナル /セビリア)
パコデルシアに影響を受け、8歳からギターを始めManolo Sanlúcarに師事。国内のギターフェスティバルでつぎつぎと賞を獲得し
1991年には、パコデルシア、ボブ・ディラン、キースリチャードとともにセビリアの国際ギターフェスティバルで演奏をしました。現在も国内外のさまざまなミュージシャンたちとの共演を通じ、活動の場を広げています。
■ José Fernández Torres (Tomatito) ( アルメリア)祖父の代より著名なフラメンコギタリスト一族の元、物心ついた頃よりギターを始め、エンリケ・モレンテやカマロン デ ライスラなどの有名なカンタオールとともにタブラオで演奏をするように。
その名声はスペイン国内にとどまらず、現在はヨーロッパを中心に国際的に活躍中。日本でも何度か公演が行われました。
■ Pepe Habichuela, (グラナダ) 60年代にカマロン デ ラ イスラ, エンリケ モレンテなどの有名なカンタオールとともにマドリッドのタブラオでフラメンコギタリストとして活躍。1975年にはスペインのレコード大賞を受賞。
彼の息子と甥2名はスペインで絶大な人気を博したフラメンコグループ”Ketama”のメンバーです。
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