スペイン三大祭りの”サンフェルミン”、牛追いの意外な事実とは…

スペイン三大祭りの”サンフェルミン”、牛追いの意外な事実とは…

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バレンシアの火祭り、セビリアの春祭りとならんでスペインの3大祭りのひとつととされる
”牛追い祭り(スペイン語でFiesta de San Fermin)

”牛追い祭り”の名称で呼ばれているものの、
お祭りの期限は開催地であるパンプローナ(ナバラ州)の守護聖人、サン・フェルミンをお祝いするためのもので、
バルセロナのメルセ祭やそれぞれの地区で行われるフィエスタ マヨールと同じ起源をもち
、地域の神様のためのお祭りという意味では日本のお祭りとも似ているかも知れません。

またこのサン・フェルミン祭は宗教的意義のほかに、
14世紀前後から長年パンプローナで夏の初めに行われていた大規模な商業見本市も兼ねており、
お祭りに”牛追い”が登場する前から
期間中は音楽やスポーツのイベント、闘牛、花火、ダンスなどの催し物が行われていた盛大なイベントでした。

このお祭りに”牛追い”が加わったのは17世紀から。
”牛追い”は スペイン語では”エンシエロ(encierro)”と呼ばれ、
闘牛の行われる日に、雄牛が輸送される必要性に由来し、もともとはスペインで闘牛の前に広く行われていた催しです。

牛追いはサンフェルミンのお祭りの期間中(7月6日から14日まで)の朝行われ、
パンプローナの旧市街に設けられた木柵のコース(825メートル)に
闘牛6頭とその他の雄牛6頭がかけ抜け
その前を何百人もの人人が走るというもの。

ただ実際のところ牛追いが行われるのはたったの3分間といった短いものです。
お祭りの間は牛を一日中牛に追いかけられているイメージがありましたが意外や意外。
(毎年負傷者が出る。かなり危険な催しものではあるので、3分間で十分といえば十分かもしれません。)

その他期間中の一週間はパンプローナの街をあげひっきりなしにさまざまなパレードや花火などイベント尽くし。
間違っても牛に追いかけられることはありませんので(笑)、
この時期スペインをおとずれることがあればぜひ参加してみたいお祭りのひとつです。

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