バルセロナのクリスマス、サンタも顔負け影の主役は…

スペインのクリスマスデコレーションとして

クリスマスツリーと同じくらい
この時期はどこの家庭にも飾られる
”Belen(べレン)”

イエスキリストの生誕の夜を再現したミニチュアで
イエスキリストやマリアの像、
東方から訪れる三賢者、
イエスが生まれたとされる馬小屋をはじめとして

イエス誕生を祝う村人の姿や
馬小屋にいる動物たちのミニチュアなど

いろいろな種類のミニチュアが作られていて
いろいろとそろえると
かなりりっぱな”イエスキリスト誕生の様子”
が出来上がります。

こんな感じです。

http://www.bekianavidad.com/tradiciones/fotos/galerias/belen-navidad/tradicion-belen-navidad/

毎年少しづつミニチュアを
そろえていく楽しみもあるようですね。

クリスマスマーケットでもBelenのミニチュアの
専門店をよく見かけます。

そしてこのミニチュアの中から
その強烈な存在感ゆえに(苦笑)
独り立ちしてしまったのが、

カタルーニャ限定の”Caganer(カガネール)”

http://blogs.20minutos.es/yaestaellistoquetodolosabe/cual-es-el-origen-d-el-caganer/

まずだれがこんなものを作ろうとおもいついたのか
、ツッコミを入れたくなりますが・・。

どうもここカタルーニャでは”ツボ”だったらしく、

ミニチュアにとどまらず、大きめのサイズの
”Caganer(カガネール)”の人形が売り出され
専門店まで出現。

専門店には、政治家やサッカー選手などの有名人を
モデルにしたカガネールが・・・。

バルサの選手はなんとオフィシャル公認の
カガネールセットも・・・。
http://www.caganer.com/es/fcb-oficiales/equipo-fcb-666.html

(これは熱烈なファンが買うのでしょうか・・)

日本からはキティちゃん(有名人?)、ドラえもんと
かつてRCDエスパニョールに所属していた
中村選手のものを見かけたことがあります。
(おそらく中村選手のものは廃番)

クリスマスマーケットでも通常のべレン
のお店と並んで、強烈な存在感を放っています(笑)

クリスマスデコレーションに
このカガネールが登場すると
話題と笑いをさらってしまうこと間違いなし。
(個人的には買う勇気がでませんが^^;)

サンタも顔負けのクリスマスの盛り上げ役です^^

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

これなしでスペインのクリスマスはやってこない!?スペインのクリスマススイーツ

祝日があると必ず
かこつけてなにかしらスイーツを
食べているような気がするスペイン人。

クリスマスイブはNochebuena(ノチェブエナ)
と呼ばれ、家族で集まってゆっくりと夕食を食べる
スペイン人にとっては一年で最も”特別な夕食”です。

このNoche buenaに必ず登場するのが、
”クリスマス限定”のスイーツ。
中には、クリスマス前のみ販売されるものもあります。

まずは、スペインのクリスマスイブ必ずどの家のテーブルに
たくさん積み上げらるのが

Turron(テュロン)とPolvoron(ポルボロン)

■ Turron:アーモンドとはちみつ、
砂糖と卵の白身を煮込んで作ったペーストを
ベースにしたお菓子。
ドライフルーツやチョコレートと組み合わせたものなど、
硬さや種類もいろいろです。

■ Polvoron: 主にイベリコ豚のオイルをベースに使用した、
ナッツとシナモン風味の厚みのあるクッキー。
口にいれると粉(Polvo)のようにふわりと溶けることから
この名前が付けられたようです。

その他、

■ Peladilla ;アーモンドをお砂糖でコーティングしたお菓子。
バレンシア地方で主にクリスマスのときに食されるお菓子で、
その他の地域ではクリスマスのとき以外も
結婚式などでも見かけることがあります。

■ Mazapan アーモンド、小麦粉とはちみつ(砂糖)の
ペーストでできたお団子?のようなお菓子。
トレドが発祥地ですが、
クリスマスの時期にはスペイン各地にお目見えします。

■ Sopa de Almendra; マドリッドの伝統的なクリスマススイーツ。
生クリームと粉上のアーモンド、
水を混ぜて煮込んだものに、バニラとシナモンで味付けをします。

なんだかクリスマススイーツもこゆーい(笑)
感じですが。(実際かなり甘いです)

クリスマスの休暇があけると
心なしか、丸い感じになっているスペイン人が多いのは
おそらくスイーツのせいでしょう・・・・。
(それだけクリスマスを満喫した証拠ですね(^_-)☆

こんなに違う、日本とスペインのクリスマス

12月に入ると日本も街中クリスマスムードかと思います。

(とはいえ、もともとクリスチャンの国ではないので、
ケンタッキーをはじめとするいろんなお店にはめられている・・
と、日本にいたころクリスマスといえどほとんど残業をしていた
私はそう思っておりました・・・(苦笑)

スペイン人にとってクリスマスは一年で一番大切な行事の一つ
日本と違い12月25日は国民の祝日です。

ちなみにクリスマスイブ(Nochebuena)は
地域によって祝日のところもあり、
祝日でない地域も、
午後からは会社やお店などもほとんどしまってしまいます。

■スペインのクリスマスの過ごし方

日本では、どちらかといえば
商業的なイベントの面が強調されていますが・・

スペインでは、クリスマスとくにクリスマスイブの夕食と
クリスマス当日の昼食は”家族と過ごすためのもの”です。
この日は、遠くに住んでいる家族なども実家に集まり
そろって食事をするのがお決まりのようです。

■クリスマスには何を食べる?

日本ではこの日はおそらくケンタッキーフライドチキンが
一番もうかる日かと^^;

スペインではとくに”これ”と決まった料理はありませんが
この時期はみななぜかこぞって”エビ”を買います・・・
(エビの値段が一番高い時期かも?)

普段ではなかなかできない
手の込んだ料理がふるまわれるのも
この日ならでは。

バルセロナのあるカタルーニャ地方では、
クリスマスの食事にはかならず”galetes”という
大きなマカロニとひき肉の入ったスープが登場します。

■ クリスマススイーツは?
サンタクロースやトナカイで飾り付けられた
クリスマスケーキは小さなころ、
プレゼントと同じくらい楽しみでしたが、
スペインではお目にかかることはできず・・・

クリスマススイーツとして代表的なものは
テュロン、マザパン、ポルボロン
といったアーモンドなどをベースとした
クッキーの様なお菓子です。
スイーツに関してはまた次号で書かせていただきますね。

■ サンタクロースはプレゼントを運んでくる?

実は意外とスペインではサンタクロースの影が薄く・・・^^;

プレゼントを運んでくるのは
Reyes Magos
(レイェス マゴス イエスキリストに贈り物をささげた東方の三賢者)
とされているようで、
子供たちがプレゼントを受け取るのも
12月24日ではなく
1月6日三賢者の祝日が一般的です。
(もちろん、2回プレゼントを受け取るラッキーな子供たちもいますが・・)

またこの日は子供たちだけでなく家族全員にプレゼントを贈る習慣があり
冬のボーナスが全部プレゼント代に・・・という人も(苦笑)

■ クリスマスツリーは飾る?

クリスマスツリーは
ほとんどの家庭でかざられるようですが
それ以上にスペイン人が気合いを入れて飾るのが
”Belen(べレン)と呼ばれる、
イエス生誕の様子を表現したミニチュアです。
メインとなる、イエスキリスト、マリア様・・そのほか生誕を見守る
動物や村の人たち・・など、いろいろなミニチュアが
この時期クリスマスマーケットにそろい、
毎年少しづつそろえていく楽しみもあるようです。

同じ起源といえども、
祝い方がかなり異なるクリスマスですが
ぜひ、チャンスがあれば
”スペイン流”のクリスマスも取り入れてみてください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペインのハロウィン一番の主役は・・・

もともと、スペインにはアメリカのように
仮装をして、お菓子をもらったりという習慣はなく
(最近はイベントをやるところも増えてきましたが)

伝統としては
11月1日” Dia de todos los santos(諸聖人の日)”
と呼ばれ、亡くなった家族のお墓などを訪れ、
家族で集まるというような
日本の”お彼岸”に似たすごし方をするのが一般的です。

ちなみに、カタルーニャ地方では
10月31日は” castañada(カスタニャーダ)”といって、
なくなった人たちを送りだす教会の鐘を
鳴らす人が体力をつけるために食した
お芋や栗、お芋でできたスイーツ(Panallets/パナジェッツ)
を食べる習慣があります。

そして地方によっては、仮装をして盛大にお祝をする場所もあるようで
スペイン、アンダルシア地方カディスでは
10月31日はTosantosと呼ばれ

市場のウサギ、豚、にわとりの仮装をして
フルーツや野菜など秋の味覚で
有名人やその年話題になった人物の
人形を作って飾る習慣があるそうです。

ウサギ、豚、ニワトリ・・・
ちょっと難易度高めの仮装ですが^^;
(おそらく、毎年のことなので
専門店もカディスに行けばあるのかと・・)

お祭り自体は、その年の秋の実りをなくなった人とともに
楽しむといった意味合いかもしれませんね。

スペインで一番この日を盛大に祝うアンダルシア地方のハエンでは
10月31日の夜は
悪い霊が入ってこないように、
食べ物が入ったお鍋を玄関に置き、
スプーンで鍵穴をふさいでおく習慣があるそうで
少しアメリカのハロウィンの習慣と似ている?

スペインでは地域ごとにいろいろなお祝の習慣があるようですが
共通しているのは

”栗やお芋といった秋の味覚を家族で楽しむ”
(なくなった家族も含めて)

という意味合いの日のようです^^

なんとも食べておしゃべりすることがなにより大好きな
スペインらしいオチです…。

確かに11月、秋も深まって秋の味覚を楽しむには最高のタイミング。
この日を境に、街でも
焼き栗や焼き芋のスタンドが
あちこちでみられるようになります。

もしこの時期にスペインにいらっしゃる機会があれば、
スペインのハロウィーンの主役のお芋と栗(笑)
ぜひ試されて見てくださいね!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペインのハロウィーンスイーツ Truco o trato?

近年は日本でも、いろいろなイベントなどが行われるようになった
ハロウィン。

スペインでは、本家アメリカのように
仮装する習慣は一般的ではありませんが、

11月1日は”Todos los santos”といって
日本のお彼岸のような祝日となります。
地域によっては、10月31日よりこの日をお祝いする地区もあります。

そしてこのスペイン流ハロウィンにちなんだスイーツも。

■ Huesos de todos los santos
マザパン(アーモンドをベースにしたペースト)に
Yema(卵黄のクリーム)を詰めたお菓子です。

名前の通り小さな骨(Huesos)のような形をしています。

この時期スペイン全土で食されるお菓子です。
https://es.wikipedia.org/wiki/Hueso_de_santo#/media/File:Huesos_de_Santo.jpg

■ Panallets
カタルーニャ地方限定のスイーツ
サツマイモ、アーモンド、卵、お砂糖、
レモンを材料としたペーストで作った
小さなお団子を
松の実をまぶしオーブンで焼いたものが典型的なものです。

そのほかにいろいろな種類のものがあり、
ココナツをまぶしたものや、
カフェをペーストに混ぜたものなど。

https://es.wikipedia.org/wiki/Panellet#/media/File:Panellets_(surtido).jpg

比較的簡単にできるので
家庭で手作りをされる方も多いようで
この時期スーパーには、材料セットもたくさんならびます。
(ちなみにお店で買うと、頭が痛くなるほど甘いので^^;
私は食べたくなったら材料セットを買います・・・)

■ Pan de Higo
主にムルシア地方、
(クリスマスの時期にはスペイン全土で食されるスいーツです)
干したHigo(イチジク)でできたケーキは、
ほんのり甘く日本人の口にもあうようで,
輸入食品を扱うスーパーなどで見かけることもあるようです。

https://es.wikipedia.org/wiki/Pan_de_higo#/media/File:Pan_de_higo.jpg

そしてスいーツに負けないくらい甘いBoniato(焼き芋)や
castañas(焼き栗)もこの日に好んで食される食べ物です。

ちなみにスペインの焼きイモは、日本のものよりも柔らかく
(作り方はまさに石焼き芋なのですが、お芋の種類がちがうようです)
オレンジ色で、スイーツ顔負けの甘さです。

日本で手に入るものもありますし、
この時期にスペインにいらっしゃる機会があれば
ぜひ”期間限定スイーツ”お試しください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

日本のパエリア大躍進!世界一のパエリアはバレンシアではなく…

ほんの10年も前までは、日本はどちらかといえば
まだまだ珍しかったスペイン料理・・・。

昨今の”バルブーム”の御蔭もあり
日本でもおいしいスペイン料理を食べることができる場所が
増えてきているようでうれしい限りです。

スペイン料理の代表といえばパエリア!

1960年からパエリア発祥の地であるバレンシア最大の
お米の産地Sueca(スエカ)で行われている
パエリアコンテスト。

もともとは地元のイベントであったものが、
スペインの観光ブームとともに規模を拡大し
参加レストランは国内、そして1990年からは
国外のレストランも参加することに。
(ちなみに日本は1990年当初より参加しています)

各国のセミファイナルで選ばれた35のレストランのシェフが、
既定の材料を使って腕を振います。

↓本場のパエリアは思っているよりシンプル。
コンクールで使用された、パエリアのレシピはこちらです
(スペイン語のパエリアコンクールのサイトになります)

http://goo.gl/byXVi8

日本からはセミファイナルを勝ち抜いた3レストランが参加。

やはりなかなか本家の壁は厚く
今年、優勝したのはマドリッドのレストラン。
クエンカ出身のシェフ、フリアン・ガルシア氏がなんと2年連続で受賞。

今年は日本勢も大躍進!で
日本のから参加した北海道札幌の
Bar Espana
が、コンクールで高評価を得た
5つのレストランに与えられる
Accesoの賞を受賞。

来年は予選を通ることなくコンクールに参加できる
権利を得たので
日本から4つのレストランが参加できることになります。

考えてみると
日本の寿司コンテストに、
スペインのレストランが入賞するようなもの?!
なので、かなりの快挙!

来年は日本からの参加枠も増え、さらなる躍進が楽しみです!

この北海道のBar Espanaさんは
2年連続日本でのセミファイナル入賞とのこと。

食欲の秋!
本場のパエリアが食べたくなったらまずは北海道
という選択肢もありかもしれません(^_-)☆

↓スペインのラジオ”Cadena Ser”によるフリアン・ガルシア氏のインタビュー。
”パエリア”についてアツーく語っています。(コンクールに参加した日本チームのことについても少し感想を述べています_)
長めですが、スピードはゆっくり、とくにラジオパーソナリティ-の方のスペイン語はききとりやすいので
ぜひ、挑戦してみてくださいね。

http://cadenaser.com/emisora/2015/09/19/ser_toledo/1442653302_659726.html

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

バルサの試合、今週が最後?!

9月27日のカタルーニャ州議会選挙。

スペインの中央政府は
”単なる州議会選挙にすぎない”と言い切っていますが

当のカタルーニャでは'”独立選挙選”の位置づけとなっています。

現時点での調査では独立派が優勢とされ、

それをうけてか、選挙の直前に

大手銀行が
カタルーニャが独立したらオフィスを全て外に移す
と発表したり

ユーロ議会のトップも
”独立すればユーロ圏ではなくなる”と公言するなど

賛成派を抑えるための公式な発言が続きました。

そして
”バルサの試合も見おさめ・・・”
という声もちらほら。

スペインのサッカー協会の会長、
ハビエル・テバス氏はこういっています。

Si Catalunya se independiza,
el Barça no jugaría la Liga”

(もしカタルーニャが独立すれば、
バルサがはスペインリーグでは試合をしないだろう)

↓の記事より引用
http://goo.gl/AuF4MI
(元記事は、スポーツ紙なので、難易度は低めですので、辞書を片手にチャレンジしてみてください!)

現実問題として、どう転ぶかは全く分からないので
バルサファンの方
今週の試合は、念のため見逃さないでください・・・。

私自身は選挙権がないので
傍観しているだけなのですが
せっかく選挙で盛り上がっているので(笑)

なにかネタになるものはないかと目を凝らしてみたところ、

各政党が気合いを入れまくって作った
選挙のテレビ広告。
日本のものと比較しても面白いのではないかと
(それぞれの政党間の比較も興味深いのですが)

独立賛成派のCMが
スペイン語で作られたものを見つけるのが非常に難しかったので
反対派のCMが続きます・・^^;

同じ独立反対でも、

ひとつのスペインであることの大切さ、
現政権の批判、
独立そのものに対する批判

各政党ごとのメッセージが違うのも興味深いです。

まずは、
■CMで出てくる場所の名前が全部わかるあなたはカタルーニャ通!

Ciudadanosという政党のもの。
(スペイン語”市民”という意味です。
CMの中ではカタルーニャ語で表記されています。)

esta vez no importa de donde vengas
sino a donde iremos juntos
(今回大切なのは、どこからきたかではなく
一緒にどこにいくか)

Este 27 de septiembre si tu votas
ganamos todos

(この9月27日あなたが投票することによって
皆に勝利がもたらされます)

■ このおじさんで大丈夫なのかちょっと不安・・・。

PSC(2013年まで与党であったカタルーニャ社会労働党)

Salgamos de este lio vota socialista
(この混乱から抜け出そう、社会主義に投票しよう)

なんでいきなりメガネかけながらいういうねん!と
つっこみを入れそうになります・・・
(意味不明・・)

■ 机から落ちそうなクマにくぎ付け!

机から落ちそうなクマに目が釘付けで
ナレーションが耳を素通り…(苦笑)

政治汚職のうわさが絶えない与党(PP;国民党)
のCMなのですが、クマさんのおもちゃとの対照で
そのあとに登場する政治家が余計腹黒く映るような・・・。
(偏見ですかね・・)

Unidos ganamos planteamos cara
(団結すれば、勝てる、立ち向かおう)

ちなみに”Plantear cara”
は立ち向かう、という意味の熟語です。

選挙権はないのですが、人事ではないので
若干不安な気持ちで選挙を見守っております。

選挙後も
バルサがスペインリーグで試合できることを祈っています・・・。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

カタルーニャが独立すると、スペイン語は?

9月27日の州政府の選挙
現州知事のマス氏をリーダーとして、
独立派が形成した現与党を含む”Junts per Si
(スペイン語でJuntos por Si”)‐
‐日本でいえば自民党と公明党のようなものかもしれません‐が

Mayoria Absoluta(絶対安定多数)
の議席数を獲得した場合は
”勝手に独立する”と宣言したので
バルセロナ市民としては気になるところです。

(とはいえ、去年の独立の是非をとう選挙では
思い切り肩すかしをくらいましたが・・)

9月17日に行われた調査では、
絶対安定多数には4議席足りないとのこと。

かなり接戦ではあります・・。

”カタルーニャが独立したらどうなるか?”
いろいろ新聞などでも記事をみかけるので、
いくつかピックアップしてみました。

もし、カタルーニャが独立すると・・・。

1.バルサ、RCDエスパニョールはスペインリーグに参加できなくなる
スペインのサッカー協会の会長、ハビエル・テバス氏はこういっています。
ただバルセロナのローカル紙は
”バルサもエスパニョールも好きなところで試合ができる、脅しだ!”
と反論していますが、そんな都合のいいこと・・(苦笑)

2・ユーロ圏ではなくなる。
必然的に紙幣もユーロではなくなります。

3.スペインのほかの地域に旅行するためにパスポートが必要となる
スペインから独立することによってユーロ圏でなくなるため
現在はユーロ圏内ではパスポートなしで自由な移動が認められていますが
独立後はカタルーニャを出る際はどこに行くにもパスポートが必要になります
(なんとめんどくさい・・・)

4.スペイン語は公用語として継続する(らしい)

(↑これは知り合いの独立賛成派の人がいっておられました・・)

現在カタルーニャの公用語は
”カタルーニャ語とスペイン語”の二つです。

とくにバルセロナで暮らす移民(スペイン国内も含む)の数や
観光への影響を考えると
公用語を”カタルーニャ語のみ”にしてしまうことによる
経済的な損失はかなり大きいと考えられます。

そもそもカタルーニャの公立の学校では
カタルーニャ語で全て授業が行われ
(スペイン語は、第2ヶ国語として授業がおこなわれます)
カタルーニャ州で公務員になるためには
カタルーニャ語必須なので

言語に関しては現状維持が濃厚かと思われます。

実際、バルセロナ市内では
スペイン語のほうがよく聞こえてきますし、
カタルーニャが独立したので
これからみなさんカタルーニャ語だけ話してください
といっても不可能かと。

ただ独立といっても、マス知事が
”強行突破する”といっているだけで、

おそらくたとえ議席数を確保したとしても

スペイン政府からは絶対許可は降りないことは
明白なので、

心配するのはとり越し苦労なのかもしれません。

なので、とくにバルサファンのみなさま、

どうぞ安心なさってくださいね^^

(そしてどうぞ心配することなく
スペイン語の勉強にも励んでください!)

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

ながら学習のおともに!フラメンコとは一味違うバルセロナ発のミュージシャン(1)

受講生の方から、ときどきいただくコメントのひとつ

”なかなかスペイン語の勉強にまとまった時間がとれない”

というもの。

確かに、仕事、勉強、家庭の用事・・・

たとえ週1回30分でも意識して時間を作るのは
難しい場合があったりします。

そんなとき気負わずにできる
”ながらスペイン語学習”

”音楽をきくこと”
(そもそも私自身はスペイン語の音楽にはまり
”歌詞を理解したい!”というのがスペイン語を
学ぶ大きなモチベーションにもなtっていたので
モチベーションアップにも貢献?!)

スペインの音楽というと”フラメンコ”を思い浮かべがちですが

フラメンコがどちらかといえばマイナーなバルセロナ。

フランスと隣接していることもあり、
スペイン、そしてヨーロッパのいろいろな音楽の要素が
ミックスされた”地中海音楽?”
ともいえるジャンルがあったり、

フラメンコでも、”Nuevo Flamenco”と呼ばれる
フラメンコをベースにしてほかの要素を組み合わせ
フラメンコを進化させたジャンルが確立されていたり

いろいろとバルセロナの音楽シーンは賑やかで興味深いです。

その中でも、独断と偏見で
いくつかお勧めを紹介させていただきますね。

少しでもスペイン語学習、
ながら勉強のネタ?になればと思います^^

■ Macaco
なんと、バルセロナのカタルーニャ広場やラランブラス発祥。
もともとストリートミュージシャンとしての活動から
メジャーデビュー、2009年に発表された曲がスペイン売上No.1
プラチナディスクを受賞しました。

彼の曲”Moving”は”Cancion de verano
(毎年、意味もなく(笑)夏になるとラジオ
で繰り返される、夏ごとのテーマソング?のようなものです)
になったり、

スペイン国外でもプレイステーションのFIFAのゲームの
バックグラウンドミュージックに使用されたりしています。

もしかすると耳にされたことがあるかもしれません。

Moving

(出演者が豪華すぎる・・
ハビエルバルデムをはじめとして南米からJuanes 
Juan Luis Guerraも登場しています)

Una sola voz(Playstation ゲームFIFA12使用曲)

■ Ojos de Brujo
バルセロナで生まれた
Rumba catalanaのリズムをベースに、
ヒップホップを中心としたいろいろな音楽の要素を組み合わせ、
Nuevo Flamencoのさらなる発展に貢献したといわれるバンドです。

現代スペインの問題を訴えるような社会的なテーマが
曲に込められていることが多いです。

Naita

曲の中で繰り返される
“La sangre se me rebela cuando
me pongo a pensar que
aquí unos tienen de tó y que otros no tienen de ná”

ここには全てを持っている人 その一方で
何も持っていない人がいる
そのことを考えるとき、血が煮えたぎる。

あるいは

Nada en la nevera

表題のとおり、”冷蔵庫になにもない”スペインだけでなく
世界中の貧困をテーマにした曲。

など。
もともとはバルセロナの小さなライブハウスで行われる
”Jam session”から生まれたこのグループは
スペイン国内だけでなく、国際的にもいろいろな賞を受賞しました。
(日本にも訪れたことがあるようです)

まだまだいくつかお勧めはあるのですが
若干長くなってしまったので
次号にて!

もしよろしければ、ぜひ聞いてみてくださいね。
YOUTUBEには上記ミュージシャンのその他の
曲もたくさんアップされているので、

お気に召す曲があれば幸いです!

スペインにこれなくても…この秋はスペインを楽しめるイベントが目白押し!

暑さも和らぎ、秋ももうすぐそこですね。

”芸術の秋””食欲の秋”“スポーツの秋・・”

気候もすごしやすいので
活動的な気分になる季節でもありますね。

何気に”旅行の秋”でもあるようで、

スペインに日本からの観光客が
一番訪れる月は10月だそうです。
(暑くもなく、寒くもなく・・でスペインも旅行しやすい時期ですね!)

もちろんスペインには”秋だから!”と
ちょっと気軽に来るのは難しいので、

今年の秋、日本でスペインを楽しめるイベントを
まとめてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは例年行われるこの二つのイベント

■ 第12回ラテンフィルムフェスティバル

毎年、スペイン・ラテンアメリカの映画から選りすぐられた作品が
連日上映される映画祭。お得な通しチケットもあるので
3日間どっぷりスペイン語につかってみるのもよいかもしれません^^

東京(新宿)・横浜・大阪(梅田)で開催です。
プログラムはまだ発表されていませんが

最新情報はこちらから(公式フェイスブック)
https://www.facebook.com/LatinBeatFilmFestival

映画祭公式サイト

http://lbff.jp/

■ スペインフェス2015

今年は11月28日、29日。場所は代々木公園にて。
いろいろなスペイン関連のブースが展示され、
イベントも開催されるスペインにどっぷり浸れる2日間です。

フィエスタデエスパーニャ公式フェイスブックページ

https://www.facebook.com/fiestadeespana

そして今年はこんな大物アーティストも日本を訪れるのでお見逃しなく!

■ スペイン国立バレエ団
ホアキンコルテスや、アントニオカナーレスなど
名だたるフラメンコダンサーを輩出した。
スペイン最高峰のダンスグループです。

10月中旬から11月にかけて全国各地で公演が行われます。
詳細は

http://www.tbs.co.jp/event/spain-ballet2015/

■ ディエゴ エル シガーラ

スペインを代表するカンタオール(フラメンコの歌い手)
ラテングラミーを4度も受賞した実力の持ち主です。

2011年には世界ツアーを実施し16万人を動員。
日本は2005年の愛知万博以来で
東京公演は今回が初めてとのこと。

詳細は

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20151127.html

そのほかセルバンテスセンターではいろいろなスペインの関連の
講演会などが行われるようですので
(これは秋に限らず通年のようです。)


http://palabras.jp/images/ICT_Sep-Dic_2015.pdf
(セルバンテスセンターのイベントカレンダーPDFバージョンです)

ぜひ、今年の秋のテーマは
”スペインの秋”
で、日ごろのレッスンの成果を発揮できる場所に
Vamos (^_-)☆

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話