スペイン語で振り返るワールドカップ

決勝リーグで惜しくもベルギーに僅差それも後半の最後一分のゴールで敗れてしまった日本チーム。しかしながら、ワールドカップが始まる前は”グループリーグ3戦とも負けてさっさと敗退”ともいわれていただけに、大健闘でした。

日本の大躍進はスペインメディアからも注目を浴びました。

今一度、ワールドカップでの日本の健闘ぶりをスペイン語で振り返ってみましょう…。
(タイトルがなかなかよく考えられています)

まずはグループリーグ第一戦、コロンビア戦。

Colombia se hace el harakiri ante Japón
(コロンビアは日本を前に”ハラキリ”をした

日本では”南米チームに勝利をおさめたアジア初のチーム”とかなり盛り上がりましたが

”Ganó Japón gracias a todas las facilidades que le puso Colombia, que se hizo el harakiri en Rusia ”

(コロンビアが全てを簡単にした御蔭で日本は勝った、コロンビアはロシアでハラキリをしたのだ)
と冷めた見方をされているようです。

↓ 記事はこちらです。
http://www.marca.com/futbol/mundial/2018/06/19/5b28e907e2704ea2bc8b460f.html

    番外編

コロンビアのビデオニュース。
負けたにも関わらず、日本を絶賛するコロンビアのレポーター…。
(ちなみにコロンビアなまりはそこそこ、です。比較的ききとりやすいです)

2戦目の対セネガル戦

Senegal se topa con el orgullo nipón
(セネガルが日本の意地に直面する)

身体的に圧倒的に有利だと見られていたセネガルチームが予想以上に苦戦し
日本チームと引き分けになった状況が説明されています

http://www.marca.com/futbol/mundial/2018/06/24/5b2fbcffca4741de1b8b45bd.html

そして続いて物議をかもした”ポーランド戦”

El sucio ‘juego limpio’ nipón
(汚い日本の”フェアな試合”)

Al final lo único que importa es que Japón jugará sus terceros octavos de final de un Mundial (tras los de 2002 y 2010) pero la manera de clasificarse para ellos dejó que desear. Eso sí, pasaron a la historia por ser la primera selección en clasificarse por el ‘juego limpio’ en un Mundial. Paradojas.

(結局日本にとって唯一大切だったのは3度目の決勝リーグ進出のみ(2002年と2010年の次)であり、彼らの選ばれ方は残念なものであった。
しかいワールドカップにおいて”フェアプレー”によって選出される初めてのチームとなったことは事実である。逆説的だ。

Pero, si obviamos los cuatro últimos minutos vividos en el Volgrado Arena, los samuráis azules han hecho gala de su nobleza en el verde, ya que se han convertido en el combinado que menos faltas ha cometido en toda la fase de grupos.

(しかし、Volgerado Arenaでの最後の4分間を除けば、サムライブルーはグリーンで彼らの”尊厳”を多いに見せつけた。グループリーグにおいて最もファウルが少ないチームであったからだ)


http://www.marca.com/futbol/mundial/2018/06/29/5b35de71e2704e31368b45c5.html

Japón, la primera selección que avanza de rondas por ‘fair play’ en un Mundial de Fútbol
(日本、ワールドカップで”フェアプレイ”で勝ちあがる初めてのチーム。)

https://cnnespanol.cnn.com/2018/06/28/japon-la-primera-seleccion-que-avanza-de-rondas-por-fair-play-en-un-mundial-de-futbol/

最終戦、試合の内容もさることながら世界中から注目を浴びたのは

La foto del vestuario de Japón que da la vuelta al mundo
(日本チームのロッカールームの写真が世界中を駆け巡った)

La selección nipona ha dado una lección de deportividad tras ser eliminada del Mundial de Rusia 2018 ante Bélgica.

(日本チームは2018年のロシアワールドカップでの対ベルギーの敗退の際、スポーツマンシップについてのひとつのレッスンを残した。)

http://www.lavanguardia.com/deportes/mundial-2018-rusia/20180704/45642561104/mundial-rusia-2018-imagen-ejemplar-vestuario-japon-video-seo-lv.html

その他ワールドカップ中の日本チームの試合に関する記事がまとめて見れる
スペイン主要スポーツ誌”Marca”の”Japon”セクションはこちらです


http://www.marca.com/futbol/mundial/japon.html

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スペイン旅行をさらに楽しめる8冊

スペインはワールドカップでふだんより賑やかですが(この時期は通常シーズンオフのためサッカーの試合はないので静かめなのです・・)
時差はあるものの、4年に一度の大会の熱気を楽しまれていることを願いつつ(と本人は全くサッカーに興味がないので、時差関係なく見られるのですが見る気は全くありません^^;スイマセン…)

梅雨も終盤、夏休みも近づき、今年こそはスペイン!というかたもいらっしゃるかと思います。
ガイドブックでいろいろと下調べをするのも楽しいですが、
これから訪れる場所が舞台になった小説で、その土地の豆知識を得たり、”聖地めぐり”をしたり・・
あるいは小説の中に登場した場所をどうしても訪れたくなる、という場合もあるかと思います。

お気に入りの小説が舞台になった場所を訪れるのは観光地や世界遺産を訪れるのとはまた別のわくわく感が^^

通勤や勉強の合間でも楽しめる、”スペインが舞台のベストセラー小説”
読んでいるとスペインを旅しているような気分に浸れるので、スペイン旅行のご予定のない方にもお勧めです!

    スペインのベストセラーの常連、カルロス・ルイス サフォンの「忘れられた本の墓場」シリーズ


日本語で読める、スペインの文豪による”傑作”5選

日本語で読める、スペインの文豪による”傑作”5選


でも紹介させていただきましたが、バルセロナ出身の作家 カルロス ルイス サフォンの3部作。
”風の影””天使のゲーム””天国の囚人”。

どれもバルセロナが舞台になったミステリー小説です。バルセロナの街の描写、また3作とも違った時代を舞台としているので、それぞれの時代にタイムスリップしたような気分にも浸れます。
ノンフィクションですが、確実に”バルセロナ滞在”をさらにわくわくさせ得てくれる3冊です。(ちなみこの”忘れられた本の墓場”シリーズは4部作で完結の予定ですが、完結編にあたるシリーズ第4作はまだ本国のスペインでも出版されていません)

シリーズ第2作目20世紀初頭のバルセロナが舞台
■ 天使のゲーム

シリーズ第三作目”風の影”の主人公ダニエルのその後を描くスペイン内戦後のバルセロナの様子
■ 天国の囚人

バルセロナ、旧市街に位置するサンタマリアデルマル教会が舞台。読むと絶対に訪れたくなる一冊

■海のカテドラル イルデフォンソ・ファルコネス

作者は異なるものの”風の影”に負けず劣らず世界的なベストセラーになりました。ノンフィクションながらも、歴史的な史実に基づいて書かれているため中世時代の歴史背景が理解できるようになります。バルセロナの旧市街にそのまま残る中世時代の荘厳な空気感がそのまま伝わってくるようです。読み終えたあとには絶対にバルセロナを訪れたくなる作品です。


スペイン内戦から現代へのひもときとなるイギリス人作家ジョージ オーウェルのルポルタージュ

■ カタロニア讃歌 (岩波文庫)
昨年から再び勢いを戻した”バルセロナの独立運動”の発端でもある”スペイン市民戦争”に参加したジョージオーウェルの、ルポルタージュです。
なぜこんなにカタルーニャ問題がややこしくなっているのか・・の背景に興味をもたれた方はそのひもときに大きなヒントを与えてくれる一冊となっています。

現代のマドリードが舞台子供の目から見た”スペインの暮らし”

ゆかいなセリア

スペインの子供新聞で大人気となり単行本化された”ゆかいなセリア”シリーズ。スペインの日常を子供たちの視点から見ることができる楽しい一冊です。

↓ こちらはスペイン語バージョン。もともと子供新聞に掲載されていた読みものなので文章も平易で難しい単語は使用されていないので
ぜひオリジナルバージョンにチャレンジしてください!

Celia, lo que dice

プラド美術館にいくならぜひ事前に読んでおきたい、作品”深読み”ガイドブック

■ プラド美術館の師
実際の絵画の写真がおりこまれている一味違った小説です。読んでいるだけで美術館を訪れているような気持ちにさせられ、また絵画に対する知識も深まります。
小説で気になった作品の実物を見たときの感激がひとしお!プラド美術館が満喫できる一冊です

ダビンチ コードの続編、今度の舞台はスペイン!
オリジン
世界的なベストセラーになった”ダビンチ コード”。最新作の舞台はスペインのバルセロナ、マドリッド、ビルバオです(表紙モチーフがサグラダファミリア!)これからスペインを訪れる方もそして既に訪れられた方も、スペインを舞台にした壮大な謎解きに引き込まれるはずです。(ダビンチコードは、読むのをとめることができず歩きながらも読んでしまったくらい引き込まれました・・^^;)

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スペイン語で楽しむワールドカップ2018

5月14日からいよいよサッカーのワールドカップが、今回はロシアで開催しました。
ワールドカップはスペイン語では”Copa Mundial”あるいは単に”Mundial”です。
(ちまたでは”Mundial”という人の方が多い印象です)
スペインは2010年に優勝したこともあり、チームへの期待は大きくかなりの盛り上がりを見せます。

各メディアも大きく”ワールドカップ特集”を組んでいます。
サッカー好きのかたは(もちろんそうでない方も!)
スペイン語でワールドカップのニュースをいち早くチェック!

各誌のワールドカップ特集ページ

スペインの主要スポーツ誌、

Marca
AS
Mundo deportivo

一般紙も・・サッカーにあまり詳しくない方はこちらに掲載されている記事のほうが読みやすいかと思います。

-El paisのワールドカップ特集

-El periodicoのワールドカップ特集

またワールドカップをさらに楽しむために役に立ちそうな記事を各誌からピックアップしてみました。

■ Calendario Interactivo Mundial Rusia 2018
スポーツ誌”Marca”のワールドカップインタラクティブカレンダー。
各国の試合の日にちが、トーナメントが進むにつれて一目でわかり便利です。

¿Qué equipo tiene más jugadores en cada selección del Mundial?
各国でリーグのどこのチームの選手が代表に選出されているかをまとめた記事です。スペインはリアルマドリッドから6名、他の国に比べると圧倒的な比率でした。

■ Los dorsales de los 736 jugadores del Mundial de Rusia
ワールドカップに出場する全736選手の写真と名前のデ-タです。

■ Los partidos más igualados de la fase de grupos del Mundial
ランキングが近く実力が同等なため接戦が予想される試合のまとめ記事です。”ペルー対デンマーク””クロアチアとアイスランド””ブラジル対スイス””スペイン対ポルトガル”そして初日の”ロシア対サウジアラビア”が挙げられています。”ロシア対サウジアラビア”はロシアが圧勝しましたが、実力が近い国同士の試合は接戦が予想され、盛り上がりそうですね!

■ Infografico interactivo:los datos mas relevantes de todo los mundiales de historia
ワールドカップ参加国の国全てのこれまでの”ワールドカップでの歩み”選手やそのほか関連デ-タを国別にグラフなどを用いてまとめた記事です。かなりマニアック、とともにここまで細かい記事を作成してしまうスペイン人の”サッカーへの情熱”を感じずにいられません…。

■ los mejores imagenes de mundial
ワールドカップのベストショット集。随時更新されこれからどんどん増えていく予定です。

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バルサの主将が日本に移籍!?イ二エスタってどんな選手?

神戸ヴィッセルに入団するかも?!と世界有数のサッカーチームから日本への移籍はめったにないこともありニュースで話題に上ったFCバルセロナのアンドレス イ二エスタ選手。
サッカー好きな方はもちろんご存じかとは思いますが、サッカーのことはあまり知らないけれどなんだかすごい選手が日本にやってくるらしい…と少し興味をもたれた方に多くの選手から”Maestro(マスター)”と讃えられるイ二エスタ選手の功績のおさらいです。
(ちなみにバルセロナで15年も暮らしながら、サッカーに全く興味がないため、イ二エスタ選手がバルサのキャプテンであることすらつい数カ月前に知りました^^;)

ほんとにすごい選手が日本に来るかも知れません・・。

■ 2015年から2018年までスペイン第一部リーグFCバルセロナのキャプテンを務めた。ちなみに副キャプテンは ライオネルメッシ。

■ FCバルセロナ内での年俸はメッシに次いで2位

■ 12歳のときにバルサのカンテラにスカウトされ2004年のシーズンから正式に一部のチームの選手となる。合計22年間所属した。

■ 2012年にはヨーロッパの最収集選手(El Mejor jugador de Europa de la UEFA)、”ユーロカップの最優秀選手Mejor Jugador de la Eurocopa”に選ばれ、同年に2つの賞を得た選手は史上初。

■ バルサに在籍中にチームとして32個のタイトルを獲得(現時点ではバルサ史上最多)

■ 2009年と2016年の間にバロンドール賞に継続してノミネートされている。2010年にはメッシについで2位 (Balón de Plata),、2012年には3位、2009年と2011年には4位にランクインした。

■ 2009年のチャンピオンズリーグ準々決勝の対アナーセル戦にて”Iniestazo”と後に呼ばれるゴールで逆転勝利をもたらす。このイ二エスタのゴールがきっかけとなってバルサは準決勝に進むことができ後にバルサにとって2度目のチャンピオンズリーグ優勝、初めての3冠王(国王杯/スペイン一部リーグ/チャンピオンズリーグ)を獲得した

■ 2010年のワールドカップ決勝対オランダ戦では終盤116分のイ二エスタのゴールがスペインに史上初の世界一のトロフィーをもたらした。

■ 2017年にFCバルセロナと生涯契約を結んだ(おそらくヴィッセル神戸に来る場合は”レンタル”のような形になるのでしょうか・・・)

■ 2018年度のワールドカップに向けてスペイン代表として選出された。

ちなみに出身はカスティーリャラマンチャ地方のアルバセテ、出身地にはイ二エスタの家族がワイナリー”Bodega Iniesta”を経営しており、Bodega Initestaの”Corazon Loco”は日本のコンクールでも賞をとったことのあるワインです。
イ二エスタがヴィッセルに移籍の暁には、ワイナリーの経営権もスポンサーの楽天に譲渡されるとのことで”Corazon Loco”ももっと日本で御目にかかることができるようになるかもしれませんね。^^

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真似してみたい!バレンシアならではの習慣

スペイン三大祭りのうちの一つである”Fallas(火祭り)”の開催地、パエリア、オルチャータの発祥地でもありスペインの中でも”食文化が豊かな場所”のうちの一つであるバレンシア。

バルセロナやマドリッドのように”観光地”として注目されることはいささか少ないものの、まだまだスペインならでは、そしてバレンシアならではの”古き良き習慣”が生活にしっかり根付いています。

バレンシアの習慣とは・・・

El almuerzo
”スペイン人は一日に5回食事をする”のはどの土地もほぼ共通です。朝仕事に出かける前の”DESAYUNO”、軽い朝食、バルセロナではコーヒーとクロワッサンが主流です。11時から12時ごろまでの昼休み前の休憩にとる”Almuerzo”こちらは小さなサンドイッチやトルティーヤ(スパニッシュオムレツ)を昼ごはん前に軽く。そしてComida(昼食)、Merienda(おやつ)Cena(夕食)と続きます。
朝食と昼食の間のAlmuerzoは通常は約30分くらいの休憩で軽くすませるのが習慣ですが、バレンシアではあたたかいサンドイッチ、オリーブ、ソーセージとたっぷり一時間かけてしっかり取ります。そのあと昼ごはんを食べられるのか心配になりますが^^;朝の時間帯にしっかりパワーチャージすることは大切ですね^^

A la fresca
バレンシア州の郊外の村でよく見かける風景です。気候のよい5月から10月、夕食が終わった後に道に机をだして夕涼みしながら御近所さんとのおしゃべりに花を咲かせます。時には広場などに大きな机をだして町内会あげての食事会も行われます。スペイン人の尋常でない”テラス好き”(笑)の原点ココにあり、です。

La paella dominical

”日曜のパエリア”(ちなみにバルセロナでは多くのレストランがなぜか木曜にパエリアのメニューを出します)の習慣はもはやスペイン全土のものとなりつつありますが、発祥地はバレンシア。日曜の昼ごはんは家族大集合で、薪で直接料理したパエリアをいただきます。大きなパエリア鍋から直接食べるのが”バレンシア流”のパエリアのいただき方です。

La picaeta
お店のオープニング、ウエディングドレスのお披露目などちょっとした家族や地域の集まりの際にバレンシアの人たちは決まってハムやチーズ、Coca(スペイン風のピザ)、ピーナツやチップスなど軽くつまめる”Picaeta”を用意します。バレンシアでは御祝い事は必ず”食べ物”と一緒にの習慣が根付いています。

La mocaorà
バレンシアには独自のバレンタインデ-があり10月9日にあたります。”San dionisio”の日と呼ばれ、農業が盛んで豊かな土地に恵まれたバレンシアでは、この日男性は女性にフルーツや野菜を布に包んで送る習慣があったのですが、現代ではフルーツや野菜の形をしたカラフルでかわいらしいマザパンを綺麗な布で包んで送る習慣に変わりました。かわいらしいマザパンは女性にとっても嬉しいプレゼントです^^

Caminar por en medio de la calle
バレンシアの人はなぜか”道の真ん中”を歩くのが好きです。本人たちも意識しないでやってしまうそうで・・・、時には歩道があるにも関わらず車道のど真ん中を歩いていることもあるそうです。

Comprar en el mercado

バルセロナでは、失われつつある文化である”市場での買い物”、(バルセロナのいくつかの市場は観光地と化してしまい、地元の人は買い物をゆっくりすることすらできなくなってしまいました・・)新鮮な野菜、果物、お肉などをお店の人やときには出くわした近所のひとたちとおしゃべりしながらの買い物wを楽しむ習慣はまだまだバレンシアには根強く残っています。

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Fallas (バレンシアの火祭り)のスペイン語

3月15日から3月19日まで、スペインの三大祭りの一つであり、無形世界遺産にも指定されているバレンシアの火祭り、スペイン語で”Fallas”が始まります。

お祭りの様子は下記のリンクからビデオの実況中継などでみることもできます(もちろん、実際にみるのとは迫力は比べ物になりませんが
便利な時代になったものです)

http://www.fallas.com/

実況中継を楽しむためにも、抑えておきたい”Fallasに関するスペイン語”はこちらです。

■ Fallas
バレンシア語ではFalle、スペイン語でFallaの複数形です。バレンシアとその周辺のバレンシア自治体で行われるお祭りとモニュメントを燃やす行事をさすのが”Fallas”です。19世紀に始まったお祭りとされています。

■ San Jose
大工(Carpintero)の守護神で、Fallasのお祭りはもともとはこのSan Joseを祝う事が起源とされており、お祭りは”Fiesta de San Jose”と呼ばれることもあります。もともとはバレンシア地方の大工たちが、冬の終わりと春の訪れを祝う”浄化の儀式”として古くなった木材などを燃やしたことから始まったといういわれがあります。

■ Falleras
お祭りの期間中、バレンシアの女性たちは中世の美しいドレスで着飾り”Falleras”と呼ばれます。

■ El Ninot
火祭りの主役ともいえるモニュメントで、それぞれの地域でこのお祭りのために任命される委員会が中心となって約一年がかりで作成されます。現代風刺をテーマにしたものが中心で大きさはかなり大きく、歴代で一番大きなものは33メートルにもなります。お祭りの最後の日にその年の”最優秀作品”の発表があり、最優秀作品は美術館で保管され残りのNinotは燃やされます。

■ La Crida
スペイン語(Castellano)で”El Pregon”と呼ばれる2月の一番最後の日曜に行われる”Fallas”の開始を告げるイベントです。
バレンシア州知事がバレンシアの火祭り委員会の代表にバレンシア市の鍵を渡す儀式が行われ、お祭りが始まります。

■ La mascletà
3月1日から3月19日までの期間中、毎日14時にバレンシアの市長前広場にて爆竹が打ち上げられます。6-7分の短い時間の間にかなり多数Mascletaと呼ばれる爆竹が打ち上げられその爆発音はかなり大きなものとなります。

■ La despertà
火祭りの期間中、お祭りの実行委員の人たちが”tro de bac”, と呼ばれる床に投げつけると大きな音のする爆竹で地域の人たちをおこします。(Despertaは”Despertar(起こす、目を覚まさせるの言葉からきています)。

■ La Cabalgata del Fuego
3月19日の夕方、Fallasのお祭りのモニュメントに火をともすために行われるイベントです。バレンシアの街を悪魔のコスチュームを身につけた人たちによるCorre Foc(花火を振りかざすパレード)が行われます。

■ La Noche de la Cremà
Fallasの”トリ”となる行事です。バレンシア州全てのFallasのモニュメントに火がともされ、お祭りが終了します。22’00に子供たちが作ったモニュメントに火がともり、夜中の一時までモニュメントを燃やす火は燃え続けます。

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スペイン語で振り返る2月

スポーツ、政治、経済、そして話題になった珍事件!?などスペインで注目された出来事の新聞記事やニュースのビデオを教材としてピックアップしてみました。

2月を振り返りつつ、読解・ボキャブラリーの増強にお役にたてば幸いです!

まずはオリンピックの話題から。
もともとあまり寒さの厳しくないスペイン、なのでウィンタースポーツはあまり人気がなくメダルも26年間獲得していなかったのですが
今年は、銅メダルが2つ!
一つは多くの皆様もご存じのフィギュアスケートのハビエルフェルナンデス選手。もうひとつの銅メダルは・・・


Regino Hernández gana el bronce en snowboard cross, la primera medalla española en 26 años

El malagueño toma el relevo de Blanca Fernández Ochoa y su hermano Paquito y logra el tercer podio de la historia para España en unos Juegos de Invierno

https://elpais.com/deportes/2018/02/15/actualidad/1518669728_838540.html
(レジノ ヘルナンデス、クロススノーボードで銅メダルを獲得、スペイン26年ぶりのメダル:マラゲーニョ(マラガ出身の人)はブランカ フェルナンデス オチョアと彼の弟パキートの代わりとなって歴代3位を冬季ゲームのスペインのために成し遂げた)

そして、日本でも人気のフィギュアスケーター、フェルナンデス選手。今回のオリンピックが最後のオリンピックともコメントしていましたが・・・

Javier Fernández regresará a España tras nueve años entrenándose en el extranjero
El patinador anuncia su vuelta a casa en una entrevista en vídeo con EL PAÍS y confirma que no competirá en el próximo Mundial
https://elpais.com/deportes/2018/02/20/actualidad/1519144033_344653.html
(ハビエルフェルナンデスは9年間の海外での訓練を経てスペインに戻る:スケーターは”El Pais”のビデオインタビューで彼の帰郷を発表し、次の世界大会では競技をしないと確認した)

スペインで彼の滑りを見られる日も近い!?

そしてこちらでもお祭りが・・・とやらかしてしまった人が^^;あまりにも衝撃的過ぎたようで、Youtubeで世界中にニュースがあっという間に広まりました。
YouTube: Abre una botella de champán de 34.000 euros en Ibiza y se le cae al suelo

El hombre se lleva las manos a la cara mientras los demás no pueden creer lo que acaba de suceder

http://www.lavanguardia.com/vida/20180128/44362596502/youtube-video-botella-champan-34000-euros-suelo-ibiza.html

(”Youtube”:イビザで34000ユーロのシャンパンボトルを開け、床に落としてしまった:その男性は顔にてを当てて、周りにいた人たちは起こったことが信じられなかった)

お祭り騒ぎの一方で、いくつになっても真面目に勉学に励む人も・・・80歳のおじいちゃんが”エラスムス(ヨーロッパの大学間の交換プログラム)に参加しました。

El “abuelo” Miguel se va de Erasmus a los 80: “Mis compañeros me preguntan cómo se hace el testamento”

Estudia tercer curso de Historia en la Universidad de Valencia. Va a la discoteca con sus amigos y marcha en varias manifestaciones. El lunes viajará a Verona, donde escuchó cantar a Callas hace treinta años.

https://www.elespanol.com/reportajes/20180213/abuelo-miguel-erasmus-companeros-preguntan-hace-testamento/284722733_0.html
(ミゲル”おじいちゃん”は80歳でエラスムスに参加する:”僕の同級生はどうやって遺言を行うのか尋ねるんだ”。(ミゲルは)バレンシア大学で歴史のコースを勉強し、同級生とクラブに行き、デモに参加している。月曜には(エラスムスに参加するために)ベローナ、彼が30年前にマリア・カラスの歌を聞いたベローナに30年ぶりに旅をする。

少し長いのですがインタビューを中心としたルポルタージュで口語も多く使用されており読みやすいです。

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スペイン語で楽しむ冬季オリンピックハイライト

日本では現在冬季オリンピックの話題で持ちきりのようですが・・かなしいかなスペインでは盛り上がりはいまいち^^;
しかしながら、スペインチーム今年は1992年以来のメダル獲得も達成ということもあり連日ニュースには登場しております。

開催中、興味のある試合の記事をスペイン語でおさらいすれば読解力ボキャブラリーアップ^^
下記スペイン語で2018年冬季オリンピックが楽しめるスペイン語の”オリンピック特集”紹介させていただきますね。

■ 主要紙”El pais”のオリンピック特集

https://elpais.com/tag/juegos_olimpicos_invierno/a#

”Los españoles que quieren acabar con 26 años de sequía en los Juegos de Invierno”
(冬季オリンピックの26年間の干ばつを終わらせたいスペイン人たち)
オリンピックが本格的に開始する前の記事、26年ぶりのメダル獲得となるか・・・

”La odisea de Javier Fernández, ‘el Lagartija’”
El bronce culmina la aventura de un talento al que costó domar y que emigró para triunfar en el hielo
(ハビエルフェルナンデスの長い旅”とあるとかげ”:銅メダルは手名づけるのが難しく氷上で勝つために外国に移リ住んだ才能の冒険にピリオドを打つ)

記事中には2016年に収録されたフェルナンデス選手のインタビュービデオも。癖のない綺麗なききとりやすいスペイン語です。

■ ビデオで日ごとのハイライトがチェックできる”Eurosports”のオリンピック特集
https://www.eurosport.es/juegos-olimpicos/

一つ一つのビデオが短いので字幕はないのですが繰り返して聞いたり、下記取りをするのにはぴったりです。
字幕付きのインタビューもあるのでご活用ください!
”Las actuaciones de los tres medallistas con el polémico resbalón de Shoma Uno”
(問題視される宇野の転倒と3人のメダリストの演技)
フィギュアスケート男子上位三人の演技のハイライト。宇野選手はなぜか転倒シーンが中心。スペイン人的には納得がいかなかったのでしょうか・・・

Kodaira hace historia para Japón en el 500m de patinaje de velocidad
(小平(選手)は日本へ500メートルのスピードスケートで歴史を作る)
スペイン語での実況中継付きのビデオで臨場感たっぷりです。

普段はサッカーの話題で一色ですが…主要スポーツ誌もオリンピックの特集を組んでいます。
スポーツ誌なので、一つ一つの記事が比較的短く読みやすいです。

■ Mundo deportivo
http://www.mundodeportivo.com/juegos-olimpicos

”Juegos Olímpicos de Invierno 2018: Calendario, horarios y dónde ver”
Trece españoles competirán en los Juegos Olímpicos de PyeongChang 2018 que se disputarán entre el 9 y el 25 de febrero en esta ciudad de Corea del Sur
(2018年冬季オリンピック、カレンダー、時間、どこで見るか:13人のスペイン人たちが2018年平昌オリンピックで韓国の街で2月9日から15日まで競技を行います。)
スペイン人選手が参加する競技、時間帯をまとめたカレンダーです。

■ Marca
日々のオリンピックのニュースに加えて、スペイン代表選手たちのインタビュー記事も。
http://www.marca.com/juegos-olimpicos-invierno.html?intcmp=MENUDEST&s_kw=juegos-olimpicos-invierno

”Así es el bicampeón olímpico:Hanyu, el campeón olímpico al que le tranquiliza ver la cara de Winnie the Pooh”
(オリンピックの2冠選手はこんな風です:羽生、プーさんの顔をみると落ち着くオリンピックチャンピオン)
羽生選手の”プーさん”好きはここでも話題に…。

スペインのメディアだけあって、ハビエルフェルナンデス選手のインタビューがあちこちで見られます。マドリッド出身のフェルナンデス選手、もちろんネイティブなので話す速度は速いですが、それを除けば癖のない聞き取り易いきれいなスペイン語。リスニング教材としてもぴったりです(発音のまねをするのにも!)

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スペイン流コーヒーの頼み方

スペイン人の生活に欠かせない”Cafe”。あまりに日常の一部と化しているため、スペインのカフェやバルではカフェのメニューはおいておらず、自分で好きなタイプのカフェを頼みます。

ちなみに、メニューは存在しないものの通常バルやカフェで頼むことができるカフェの種類は以下・・・かなりたくさんの種類があります。

■ Cafe solo
別名”Espresso”(エスプレッソ)、ミルクもなにもはいっていないコーヒーです。味と香りの特徴が一番出ているカフェです。

■ Cafe Americano
Cafe soloをお湯で割ったもの。あまりスペインでは一般的ではありませんが、もちろん頼めはでてきます。

■ Cafe espresso doble
通常のCAFE SOLOコーヒーの量の2倍(カフェ約14グラム 40ミリリットル)。コーヒーの苦みが好きな方向け。

■ Café solo largo
Cafe soloを通常の2倍の量のお湯(40ミリリットル)で淹れたもの。

■ Cortado
Cafe soloにほんの少しだけ(10-15ミリリットル)ミルクを加えたものです。ミルクは好みでcaliente (暖かい)か fría(つめたい)かどちらかの希望を伝えると応じてもらえます。

■ Cafe con leche
スペインでは一番一般的で人気のある種類のカフェです。通常は半分がコーヒーで半分が牛乳です。牛乳は、Natural (常温)かCaliente(温かい)か聞かれることもありますが好みがあればオ-ダ-するときに伝えると応じてくれます。200mlから250mlの大きめのカップででてきます。

■ Cafe con leche en vaso
マグカップに入れるよりもCana(カーニャ、小さめのグラスに入ったビール)用のグラスにいれたほうが”コーヒーが冷めるのが早い”ため、熱いものが苦手なスペイン人向けです。猫舌の人は”Vaso”でのオ-ダーをお勧めします。バルなどでは頼まずともVasoに入って出てくる場合もあります。

■ Cafe con leche con hiero
スペインのほとんどのバルやカフェでは”アイスコーヒー”がメニューにないので、夏など暑い時期にはCafe con lecheを頼む際に一緒に”Hiero(氷)”を頼むとグラスに入った氷を持ってきてくれます。まずは暖かいCafe con lecheにお砂糖を溶かしてから氷の入ったグラスに移し替えて、アイスコーヒーの出来上がり!です。

■ Cafe con leche corto de cafe (Lagrima)
夕方の遅い時間帯などでカフェインの影響がちょっと気になるけど、カフェがのみたい・・という時の選択肢”Cafe con leche corto de cafe”。カフェ3分の一、ミルクが3分の2の割合の”ミルクの多めのカフェ”です。

■ Cafe descafeinado
健康上の理由などでカフェインをとることができない人向けのコーヒーがCafe descafeinadoです。お店によっては
Cafe descafeinado maquina(カフェマシーンで淹れたもの)とCafe descafeinado sobre(一緒に溶かすタイプのティーパック状のもので暖かいミルクで溶かしたもの)と尋ねられることがありますが、機械で作ったものは、多くの場合他のコーヒーと同じ機械で淹れるためカフェインが混じってしまうことがあるそうです。なので”絶対にカフェインをとりたくない”場合はCafe descafeinadoを頼むのが正解です。

以上”コーヒーとミルク”の組み合わせのバリエーションのコーヒーのみを紹介させていただきましたが、このほかにもチョコレートシロップやクリーム、アルコールを合わせたコーヒーなどもっとたくさんの種類のコーヒーを頼むことができるのでまた別の機会に紹介させていただきます。

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一度は訪れてみたいスペインのお祭り、2018年の日程は?

年開け、そして三賢者の祝日も終わり、通りのクリスマスイルミネーションは終了。
いよいよ2018年が本格始動です。

スペインでは日本とはことなり、特に宗教的な祝日に関しては毎年日程が変動するものが多いです。
当然のことながら祝日に関連するお祭りの日程も毎年ことなります。

もし今年こそはスペインを訪れたい!と思われている方、もしスケジュールが合うようであればぜひ下記の
スペインの大きなお祭りに参加してみてください^^

まずは年開けの一番最初のお祭りは・・・

■ カーニバル(2月11日)
カーニバルはブラジルのものが世界中でもよく知られていますが、スペインでも特に南部において盛大なカーニバルが行われます。
一番有名なものはカナリア諸島のカーニバル。またアンダルシアのカディスのカーニバルもよく知られています。
カタルーニャ地方では、バルセロナ郊外のシッチェスのカーニバルが有名です。またバルセロナの街もこの日は大通りで大きなパレードが行われます。

■ バレンシアの火祭り(3月15日から3月19日)
スペインの3大祭りのひとつであるバレンシアの火祭り。大工の守護神とされるサンホセを祝うお祭りで、バレンシアの各地域や周辺の村がそれぞれ数カ月かけて作ったNinot(二ニョット、木の人形)のコンクールが行われ、最終日にコンクールで優勝した二ニョットを除きすべて焼かれるため、バレンシアの街全体が火に包まれて圧巻です。バレンシアの火祭りはユネスコの無形遺産にも登録されています。

■ セマナサンタ (3月25日から3月31日)
セビリアの”Procession”(パレード)が有名なセマナサンタ(復活祭)。今年は3月の最終週にあたります。
Processionはアンダルシアの中ではセビリアのものが一番大規模ですが、アンダルシアではどの街においてもセマナサンタを盛大に祝う習慣があるので、見ごたえのあるパレードに遭遇できます。(ちなみに逆にバルセロナではそれほどでもないです。)

■ フェリアデ アブリル(4月15日から4月22日)
セマナサンタの2週間後に行われる”フェリア デ アブリル”。アンダルシア地方限定となりますが、街中がお祭り騒ぎの一週間。女性はフラメンコの衣装に身を包み、通りに設置された”Caseta(小さな小屋)でセビージャナスを踊り明かします。このCaseta自体は知り合いがいたり招待状がないと入ることができないのですが、最近は観光客も招待状なしで入れるCasetaもあるそうです。その他にもタパスの屋台が立ち並び、”典型的なスペイン”を満喫できるお祭りです。

■ Patios de Cordoba(コルドバの中庭コンテスト/5月1日から13日)
コルドバの市民が、パティオの美しさを競い合う2週間。ユネスコの無形遺産にも指定されているコルドバの中庭コンテスト。この期間中は個人宅のパティオが開放され、美しく手入れされ花に満ちたアンダルシア様式の建築を楽しむことができます。また期間中は様々なイベントが行われコルドバを訪れるのには一年で一番楽しい時期です。ちょうどゴールデンウィークにもかさなっているので、この時期スペインを訪れるのであれば一押しのイベントです。

■ パンプローナの牛追い祭り(7月6日から14日)
作家へミングウェイの作品によって有名になったパンプローナの牛追い祭り”サンフェルミン”。期間中は朝8時から雄牛達がパンプローナのメインストリートを街の闘牛場まで走り、牛とかけっこ?をするという毎年必ずけが人が出るお祭りですが、参加する人は絶えず…。参加はあまりお勧めできませんが、季節的なこと(夏)もあって、毎年かなりの盛り上がりを見せます。

■ ブニョールのトマト投げ祭り(8月29日)
バレンシア郊外のブニョールという小さな村で行われる”Tomatina(トマティーナ、とまとなげ祭り)”は今や世界中から参加者が集まル大人気のイベントです。毎年四〇〇〇〇人ほどの参加者があり、世界で一番大規模な食品を使ったお祭りで毎年8月の最後の水曜に行われます。昨今では日本からの参加者も増えているようで、参加のためには事前にチケットを購入する必要があります。