ガスパチョだけじゃない!夏に効くスペイン料理

夏至も過ぎ、だんだんと日の入りが早くなっていっている(様な気がする?)ものの、
暑さはこれからが本番。

スペインは地中海気候なので、日本よりずっと湿気は少ないのですが
日差しはかなり強く、南部アンダルシア地方では連日40度まで気温が上がり
”起きているのさえしんどいほど暑く”なります。

(なので8月の長い休暇というのはある意味筋が通っているのかもとも思います。
8月は”なにもしたくなくなるほど暑い”日も多いので・・)

やはり暑さの厳しい日本でも、暑い時期の食べ物として、冷えたお蕎麦やそうめん、冷麺など
色々ありますが、

スペインにもいろいろな”夏季限定料理”が。

レストランなどではこの時期しか食べられないものもあるので、ぜひスペインに夏いらした際の
参考になればと思います。

■ Escallivada(エスカリバーダ)
カタルーニャ地方やバレンシア、ムルシアなど地中海に面した地方で夏によく食される、
”冷たい焼き野菜”。トマト、ナス、赤ピーマン、玉ねぎなどをオーブンでしっかり焼きあげた後、皮をむき
冷蔵庫で冷やしてオリーブオイルと塩(おこのみでにんにくを少し)でいただきます。
トーストの上に載せたり、アンチョビと一緒に食べるのも一般的です。

■ Esqueixada de bacalao ( エスケシャ‐ダ デ バカラオ)
カタルーニャ地方の代表的な料理のひとつで、
タラと小さく切ったトマト、玉ねぎ、ピーマン(緑、赤)と黒オリーブを混ぜた タラの冷製サラダです・
ドレッシングの代わりにオリーブオイルとワインビネガーでさっぱりと。

■ Salmorejo(サルモレホ)
アンダルシアのコルドバを発祥地とする冷たいスープ。トマトベースで味はガスパチョににているのですが、材料にパンが使用されているためスープというよりもピューレに近いような濃い食感が特徴です。
ハムによく合います^^

■ boquelones en su vinagre(ボケロネス エン ス ビナグレ)
タパスのうちの一つとしても人気のある”白アンチョビの酢漬け’。イワシを白ワインのビネガーとオリーブオイルにつけたものです。
酢の酸味が効きさっぱりとしていて、揚げ物が多いタパスの中でも人気の料理です。

■ Melon con Jamon
ハムの名産地として知られるアンダルシアの夏の代表的な料理(”料理といっていいのか…というくらい簡単なのですが^^;)
やはり夏が旬のフルーツである”メロン”に、ハモンイベリコをのせると、メロンの甘さとハモンイベリコの塩味が絶妙にマッチします。冷たいビールにとても合う一品でアンダルシア地方では”海の家(Chiringuito)”での定番料理です。

夏ならではの材料を生かし、簡単にできそうなものがほとんどなので(やはり暑いと料理もしたくなくなるのでしょうか…)
スペインにきたら!とは言わず日本でも暑い時期の料理のレパートリーとしてもぜひお試しください^_‐☆

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世界タパスデーってどんな日?

来る6月16日は”世界タパスデ-”
(el dia Mundial de la tapa)

たいそうな名前がついているので

スペインの有名なシェフの命日?
タパスを発明した人の誕生日?

かと思って調べてみると

スペインの代表的な食べ物
”タパス”をプロモートするために

“タパス、そしてタパスを食べること
(スペイン語でtapear”)はスペインの食文化、
ひいてはスペイン社会そのものの特徴で
あることからその価値を国内外に提供するべきである”

という意図のもとに
スペインの観光や職に関する5つの協会
の協力のもとにできた”Saborea Espana”いう団体が
勝手に決めた、単なる商業的なイベントです。^^;

(ちなみに去年までは9月29日に
行われていたのですが今年から6月に。
おそらく夏休み前に大きな仕事はかたずけてしまおう、
ということなのだろうとは思うのですが^^;)

概して、スペインのお祭り、イベントは
喧嘩のトマト投げがきっかけでお祭りにまで
発展してしまった”トマト投げ祭り”など

あいまいなきっかけで生まれたお祭りも
結構あるので
それに関しては深追いしないことにして(苦笑)

この日を記念して国内はもちろん、
スペイン国外20カ国でもさまざまなイベントが行われます。

日本では、スペイン料理レストランを対象に
”タパスコンクール”も行われる予定です。
https://tapas.spaincampaign.jp/

さて”日本一のタパス”となるのはどのレストランのどのタパス?
と気になるところですね^^

その他、イベントのスケジュール詳細などは
こちらから

http://www.spain.info/ja/world-tapas-day-tokio/

ちなみに、意外と日本に手に入る材料で
かんたんに作れてしまうタパスも。

レシピ本はほとんどの場合、写真が多く
文章もシンプルなものが多いので
スペイン語をよむ練習にもぴったりです。

スペイン語のレシピ本、電子書籍としても
何冊か発売されているようですので紹介させていただきますね。

■ Tapas: Nuestras 100 mejores recetas en un solo libro

■ Cocina para fiestas: Nuestras 100 mejores recetas en un solo libro

スペイン語レシピをみながら、タパス作りにチャレンジ
はスペイン語もスペイン料理もマスターできて
一石二鳥ですね^_-☆

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スペイン人にまつわるステレオタイプを検証してみた(2)

スペイン人が持たれがちな”
ステレオタイプ”について検証その2です。

食べ物や生活習慣など、
”ステレオタイプ”と”事実”
には、かなりの開きがあったりします・・。

■ 典型的なスペインのたべものといえばパエリア

日本のスペイン料理レストランに行くと必ずある”パエリア”。
スペイン料理ときくと”パエリア”を思い浮かべる方も多いのでは。
もともと、パエリアは”バレンシア州”を代表する料理。
それぞれの地方がそれぞれの郷土料理があります。
もしどの地方でもみつけることができる”スペインを代表する料理”と呼べるものがあるとすれば、
間違いなく”トルティーヤデパタタ(スパニッシュオムレツ)でしょう。

検証結果;本当とはいえない

■ 闘牛はスペイン人の間で人気がある。

”闘牛とフラメンコ”はスペインの国芸のようなイメージを持たれているかもしれませんが、
スペインの中でもカタルーニャ州やカナリア諸島では闘牛は禁止されています・
一方まだまだアンダルシア地方などでは根強い人気があり
好き嫌いに関しては”ひとそれぞれ’といったところです。
(スポーツでいえば、サッカーのほうが人気があります)

検証結果;必ずしも本当ではない

■ いつもサングリアをのんでいる
実際のところ、ほとんどのスペインはサングリアより、ワインやビールを好みます。
どちらかといえばサングリアはスペインを訪れる外国人の好みの飲み物のようです。

検証結果;事実とは異なる。

■ スペイン人は信仰心が深い
バルセロナのアイコンとさえいえるほど有名になったサグラダ・ファミリア(まだ未完成ではありますが・・)をはじめとして
スペインのほとんどの都市には、立派な教会がいくつもあり、セマナサンタ(復活祭)など
宗教的な行事が盛大に行われる傾向がありますが、実際のところ毎週ミサにでかけているのは
国民のたった13%です

検証結果;事実とは異なる。

■ とてもお祭り好きである。
トマト祭り、牛追い祭り・・・
”どんなことでもお祭りのネタになる”といわんばかりに
スペインのカレンダーはお祭りであふれています。(そして命がけ(笑)
実際、一年を通してどこかの地区で”その土地の守護聖人を祝うお祭り”が一年を通しておこなわれています。

検証結果;そのとおり!

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スペイン人にまつわる”ステレオタイプ”を検証してみた(1)

スペイン人といえば、

陽気でのんびりしていて、騒がしくて、なまけもの・・・
(”シエスタ”のイメージからでしょうか?)
一般的にはこんなイメージをもたれているかと。

ただ実際暮らしてみると、
”あれ?思っていたのと違う”という
場面に遭遇することもしばしば、
スペイン人が持たれがちな”
ステレオタイプ”について検証してみました。

■ スペイン人はなまけものである。
のんびりと仕事をして昼はゆっくりとご飯をたべ昼寝をする。
スペイン特有の”シエスタ”の習慣から、
スペイン人は仕事に関しても”なまけもの”
のイメージをもたれることが多いようですが、
実際”労働時間”を見ると38.4時間。
ヨーロッパでは”もっとも長い”国のうちの一つ、
で”勤勉”なことで知られるドイツ(37.7時間)を超えています。
(”生産性”となると別の話になりますが・・・・^^;)

検証結果:必ずしも本当ではない

■ スペイン人はやかましい
スペイン人は本当におしゃべり好き。
そして確かに声のボリュームが大きい。
バルやレストランで、隣の人の話し声が気になって
落ち着いて食事ができなかったり
会話がさえぎられたり…ということはしばしばです。
あまりにのやかましさに、
NGOといくつかのレストランによって
”Comer sin Ruido”(静かに食事をしよう)
というキャンペーンが立ち上げられるほど、
キャンペーンの進捗はいかに・・。

検証結果:本当

■ スペイン人の時間帯はかなりずれている
スペインではレストランがランチ営業を始めるのは13;30分、
夕食は20;30分が一般的です。
ちなみにこの時間帯にレストランをおとずれても
まだガラガラの場合がほとんど。
スペイン人の家庭の昼食の時間は2時、
そして夕食は9時から10時が平均的です。

スペインに訪れられた方はその”ズレ”に最初は戸惑うことも・・
(ちなみにほかのヨーロッパの国は日本とほとんど同じ時間帯です)
検証結果:本当

■ スペイン人はみなフラメンコが好き

もともとはスペイン南部、
アンダルシアでロマ族によって生み出された”フラメンコ”。
もちろん、その伝統はしっかりと引き継がれていますが、
バルセロナのような北部の都市では
”生粋のフラメンコ”を見ることができる場所を
見つけるのはなかなか難しかったりします。

検証結果:必ずしも本当ではない

その他のステレオタイプに関しても
検証引き続きしてまいります^^

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サンジョルディの日、本を贈る習慣は実は伝説と全く関係ナシ?!

4月23日はバルセロナの守護聖人である”Jordi(カステリャーノではJorge)
祝日ではありませんが、この日はバルセロナのあるカタルーニャ州ではバレンタインのような位置づけで
”男性から女性にバラを、女性から男性に本”を送る習慣があり、
バルセロナの街はバラと本を売るスタンドで埋め尽くされます。

もともと”バラを贈る習慣”はサン・ジョルディの伝説
村を襲うドラゴンを鎮めるために、生贄として犠牲になることになった王女を
サン・ジョルディがドラゴンを倒すことによって救い出し、
そのときにドラゴンから流れ出た血からバラが咲き、
そのバラを王女にささげた、に由来するもの。

で、じゃあ本はどこから・・・と思いきや
全くサンジョルディの伝説には関係なく^^;

ヨーロッパの文学界に偉大なる功績を残した、
ミゲル・セルバンテスとシェークスピアの命日にあたることから
彼らへのオマージュとして本を送ることが習慣になったそう。
(バラを贈られた女性が、なにかお返ししなくては!と本を送ることを思いついた?!)
ちなみにこの”本を送る習慣”はスペインではカタルーニャ州、バレンシア州とバレアレス諸島のみの習慣のようです。

世界的には4月23日はユネスコにより”世界本の日”に指定されています。
これはもともとスペインから提案されたもので、カタルーニャ州で”本を送る日”とされていたことから着想を得たそうです。

ちなみに同じ守護聖人をもつイギリス(イギリスではSt. Georgeとなります)、
守護聖人を祝う日が本の日とかぶらないように”本の日”は4月の弟3木曜とされているようです。

スペインではなぜこのまったくなんの関係もない記念日が一緒にされてしまったのか、謎ですが(笑)
所変われば習慣も変わる・・・、で、ただ男性から女性に、そして女性から男性にお互いに贈り物をするので
その点は不公平じゃなくよいのかもしれません^_-☆

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4月じゃない、スペインのエイプリル・フール

4月1日はエイプリルフール。この日だけは”嘘をついてもよい日”。

実はスペインにも一年に一度
エイプリルフールと同様の”嘘をついてもよい日”が存在します。
ただ、4月ではなく12月28日。
”el dia de los santos innocentes”と呼ばれる日です。

12月24日に誕生したイエスキリストの殺害命令が出され
2歳以下の子供達(Los innocentes)が多く犠牲になったこと
に基づき制定された日ではあるのですが

もともと冗談やおふざけが大好きなスペイン人
テレビででたらめのニュースがながれたり、
新聞の一面に大ウソの記事が掲載されたり
(もちろん”今日はel dia de los santos innnocentesです”
との注意書きはされていますが)
マスメディアもまきこんでの大騒ぎです。

また、嘘をつくだけでは物足らずもっと大騒ぎをする地区もあるようで、
アラゴン地方のウエスカでは卵投げ大会、
アリカンテのイビという小さな村では
この日は日ごろ権力を持つ立場にある政治家や裁判官からなる14人のグループめがけて
小麦粉や粉、爆竹を投げつけて対抗するという大騒ぎが行われるそう。

12月なのでエイプリル・・・フールにはなりませんが
時期が変わっても国が変わっても、みなやることは同じ(笑)ですね。

今日はみなさん、たくさん笑っておすごしください!

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サングリア..じゃなかった。スペイン人が注文する飲み物とは?

先だって、サングリアをレストランで注文するスペイン人に
まだ遭遇したことがないことに触れましたが、
スペインの多くのレストランには
飲み物メニュー”がおいていないところが多かったりします。
(少し高めのレストランだとワインメニューは置いてあります)

だいたいどこのレストランでもおいているものが似ているので
わざわざ飲み物を書いたメニューはないようです。
(スペインに旅行した当初は若干戸惑いました。)

サングリアは頼まないスペイン人
ではレストランではどんな飲み物を注文するのか

”もしスペインのレストランに飲み物メニューがあったら”
こんな感じになるかと思います。
(地方によって若干バリエーションは変わってくるかもしれません)

Cana (小さなグラスにはいったビール)
Cerveza(ビール。Estrella, Voll damm, など
好みのビールの種類があれば伝える)
Clara (過去の記事で紹介させていただいたビールのレモンソーダ割り)

Vino tinto (赤ワイン)
Vino blanco (白ワイン)
Vino rosado (ロゼ)

Vino(ワイン)に関しては、
ワインメニューが別にある場合以外は
たいていVino de la casa(ハウスワイン)が出てきます。

Cava (スパークリングワイン)
Tinto de verano(炭酸をワインに混ぜるだけなので作ってくれる)

Coca cola
Fanta(Fanta limon Fanta naranja 
それ以外の種類はあまりおいているところはないかと思います)

Agua (水)
Agua con gas(炭酸水)

もちろん観光客がよく訪れるレストランには
サングリアもおいています。

ワインを水代わりに消費する人たちなので(笑)、
ハウスワインを注文するとボトルごとでてくることもあります。
(飲んだ量だけあとでお勘定)

また、日本のテレビで紹介された?!らしき

Carimucho(カリムーチョ)というコーラとワインを混ぜたカクテルは
一般的には”安くてまずいワインを
なんとかして飲むため”のカクテルなので
(サングリアも同じ意図で生み出されたという説もありますが)
レストランでは頼むのは控えたほうがよいかもしれません
(苦笑<=どうしても飲みたい場合は バルで頼むと作ってもらえる可能性が大です) スペインに訪れた際の 少しでもお役にたちますと幸いです^_-☆ スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

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100%安全保障(笑)すぐ使えるスペイン語ポジティブスラング!(ちなみにスペイン限定)

ネイティブとスペイン語での会話がスムーズにできるようになるためには、
スラングをある程度マスターすることは避けて通れません。
(知ってないと会話が理解できないことも多々あります。)

ただ”よく耳にするから”という理由で覚えたスラングをそのまま使ってしまい、
相手の気分を必要以上に害することもありうるので(冷汗)
それぞれのスラングの意味とTPOをわきまえてから使うことをお勧めします。

たとえば以前紹介させていただいた小さな女の子がニワトリの雛と遊んでいるビデオ、

アナ雪​を超えた!?スペイン​中を虜にしたビデオ

このビデオがスペイン中に広まったのは彼女の発したスラング
”Me cago en la Madre”
も一理あるかと。
たった3歳の子供が、
おそらく周りの大人がしょっちゅう使っていたであろうために覚えたスラングを
そのまま使っていることもネタになってしまったんだと思います。
(ちなみに確かによく耳にする言葉ではありますが、
“Cagar”の意味を各自ご確認の上ご使用はそれぞれの判断にお任せします・・)

もちろん使っても全く問題ないスラングも多々あります。
今回はまずは”入門編”で
100%安全(笑)、そしてポジティブな意味で使われるスラングをまとめてみました。
(ちなみにスペイン限定)

■ Guapo/Guapa
男性に対してかっこいい、女性に対してきれいと容姿にをほめるときに
使われることが多いですが。それ以外でもあいさつ代わりに使われたり
容姿以外、景色やものなど全般的に”美しいもの’に対する感嘆詞として
主に使われます。
(南米では同じ意味の言葉でLindo/ Lindaが使われることが多いです。)

■ Guay
”イイね!”といった感じのポジティブな表現です。
了解!の意味で”Vale!””De acuerdo”のように用いられることもあります。

■ Mola
Gustar(好き)の代わりに用いられる単語です。
Como mola (Como me gusta ”すごく気に入った)
me mola ( me gusta 好き、気に入った)
¿te mola? ( te gusta? 好き?)
のように使われます。

■ Cuco
主にMono(かわいらしい)の意味で使われる表現ですが
ときには”Listo(賢い、知恵が働く)の意味でもつかわれることがあります。
CuquiはCuco から派生した言葉でさらにカジュアルで親しみのある言い方です。

■ Chulo
Guapo/Guapaと同じように使われたりMuy bien/Estupendo(すごい!)の意味で
用いられる賞賛の口語表現。Xuloと表記されることも。
chuliはCucoの使い方と同様で、さらにカジュアルで親しみのある表現です。

■ Genial!
”すごい!””いいね!”を意味する表現ですが、Guay!と同様’’了解!、わかった!
というときに使われることもあります。

上記のスラングは、安全マーク保証付き!(笑)
使いこなすと、会話がぐっとこなれた響きになるので、ぜひチャレンジしてみてください。
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”パエリアはスペインを代表する食べ物”・・・は都市伝説?!

こちらの生活に慣れ始め
スペイン人の友人たちと食事にでかけたとき
ショックをうけたこと
”サングリアを頼む人がいない・・・”

どうもスペイン人はサングリアをよく飲むは
”日本人はみんな酒好き”くらいの
外国人からみた”ステレオタイプ”のようで、

実際のサングリアはどちらかといえば
”観光客に人気のスペインの飲み物”のようです
(少なくともバルセロナでは…、
この間も近所のバルにいってサングリアを頼んでみたところ、
”材料がないのでできない”といわれてしまいました(涙)

え、じゃあ”スペイン料理の代名詞”
とよばれるパエリアも実は…?!

そんな疑問をふと抱いてしまったのは
この記事がきっかけでした。
そんな疑問をふと抱いてしまったのはこの記事がきっかけでした。

パエリアコンクールで賞を獲得したこともあるレストラン
バルデゲーのシェフのインタビュー記事
http://www.isetanguide.com/20160302/spain/bardg/
え?もしかしてパエリアはスペインを代表する食べ物というのも都市伝説?
実際は単なる”バレンシアの郷土料理??”

でも、バルセロナでも”木曜はパエリアの日”っていわれてるくらいだし、
好物でもあるようだし、
・・、そんなはずはないだろう、と思い調べてみました。

パエリアの発祥地とされるのはバレンシア地方のスエカ(Sueca地区)
なかでも水源にちかいゆえにお米の栽培が盛んに行われているAlbufera周辺です。

もともとはこの地区で働く農夫にって発明!?された
”手に入りやすい材料で簡単に作れる”料理が
パエリアです。

本家本元のパエリアの材料は

’鶏肉・ウサギ・ 
いんげん、トマト、オリーブオイル水

季節によっては
カモ肉、カタツムリ、アーティチョーク

を加えていたそう。

味付けは塩とサフランのみで、
パエリア鍋にいれ薪で屋外で料理し始めたのが起源です。
(ちなみにバルセロナでもパエリア専門店では薪とまではいきませんが
オーブンで焼くところが多いです。)

その後バレンシア地区でよく食されるようになったパエリアは
スペイン全土でも”家庭料理”として受け入れられていき、
特に60年代に始まった主に観光ブームで
地中海沿いにリゾートにくる観光客たちからの人気を受け、
スペインのその他の地区のレストランでも出すところが徐々にふえ
現在にいたるようです。

スペイン全土に広がっていく過程で、
それぞれの土地の郷土料理と組み合わさって、
その土地ならではの”パエリア”が
生み出されていった模様。

ちなみにバルセロナは海に近く、
魚介類のスープで煮込んだパエリアを出すレストランが多いです。
(スーパーでも”パエリア用”として魚介のだし汁が売っていたりします。)

パエリアはスペインを代表する料理の一つであること
に間違いはないようなのですが
もともとは細かく決められた材料や作り方があるわけではなく
”その土地で手に入る材料”を生かす料理

なので、スペインの都市ごと材料も異なったり、
たとえば、日本のスペイン料理屋さんの
日本ならではの素材を生かしたパエリアも
れっきとした”パエリア”.

スペインにとどまらず
いろいろな土地の”名物料理”
になる可能性も秘めています^^

そんな懐の大きさ?も
世界中で愛されている理由なのかもしれませんね。

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カルナバルは実はれっきとした宗教行事…!?

日本ではカルナバル(カーニバル)といえば
ブラジルのイメージが強いかも知れませんが
(浅草サンバカーニバルのせいでしょうか…(笑))

ブラジルほど盛大ではありませんが、
スペイン各地でもカルナバルは行われます。

スペインでもっとも盛大で有名なのは、
カナリア諸島(テネリフェ)と
アンダルシア、カディスのカルナバル。

”お祭り騒ぎ”のイメージが強いカルナバルですが、

実はこの”お祭り騒ぎ”は
れっきとした宗教的な意味合いがあるのです。

毎年、カルナバルの開催の時期が異なるのは
キリストが復活したとされる”Domingo Pascua”
(復活日)から数えて
40日前に行われることになっているため。

キリストが復活したとされる日に備えるため
その前の40日間(Cuaresma)はキリスト教徒にとっては
断食をしたり肉を絶ったりする”清めの期間”

なので、この”Cuaresma”に入る前に
思う存分大騒ぎをしよう
というのが”カルナバル”の起源です。

仮装をする習慣も
”羽目を外しすぎても身元がわからないように”
するためのもの、だそうです。

カルナバル第一日目である
本日は、”Jueves lardero”。

バルセロナのあるカタルーニャ地方では
Butiffara(豚肉と松の実のソーセージ)や

”Coca de llardon”
と呼ばれる、松のみと豚の油を上げたもの
をまぶした甘いお菓子
を食べて祝いをする習慣があります。

カルナバルは一週間続き、
”Miercoles de Ceniza”(灰の水曜日)
と呼ばれる水曜に
イワシを埋葬(Entierro de la Sardina)するという
不思議な儀式で終わりを告げます。

この期間中は街のいたるところで
イベントに遭遇したり、日曜は各地域で
盛大なパレードが行われるのですが

何気に一番盛り上がるのはこの場所

カルナバル自体が
”伝統的な食や食文化に基づいたものである”ということから
市場の人たちがこの期間はいつにもまして大張り切り(笑)
お店の人たちのほとんどが思い思いに仮装をして、
市場全体が”大仮装大会”になります・・。

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