スペイン語でめぐる”El camino de Santiago(サンティアゴ巡礼)”

イエスキリストの12使徒のひとりである聖ヤコブの墓が発見されたともいわれがあり
ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の世界三大聖地のひとつである、スペイン、ガリシア地方の
サンティアゴ デ コンポステーラ。

1000年以上の歴史を持つ聖地への巡礼道は”El camino de santiago(エル カミ‐ノ デサンティアゴ”あるいは”El Caminoエル カミ‐ノ)”と呼ばれ、現在はキリスト教徒に限らず世界中から巡礼に参加する人が訪れます。

特に夏場は、長いバケーションを利用してヨーロッパからの参加者が増える期間でもあります。

巡礼のルートはいくつかありますが、各ルートの平均は800キロメートル。なかなか参加するのに覚悟のいる道のりでもあります。
(何年かにわけて少しづつ…という巡礼の仕方もあるそうです。)

スペインファンなら一度は挑戦してみたい?El Camino。
関連する単語をまじえつつ、いつか参加できる日のために入門編…です。

最終目的地であるSantiago compostela の大聖堂(Cathedral)はかつて聖ヤコブ(Santiago El mayor)のお墓があった場所であるとされます。カテドラルはサンティアゴ デ コンポステーラの旧市街とともに1985年にユネスコの世界遺産(Patrimonio de la Humanidad por la Unesco)に指定されています。

巡礼にはいくつかのルートがありその中でも最も巡礼者が多いとされる”フランスの道”Camino de Santiago Francésとフランス国内の巡礼のルートはユネスコの世界遺産指定を受けています。

そのほかヨーロッパ内では、イギリス、ドイツ、オーストリアにもサンティアゴの巡礼ルートが存在しています。

巡礼に参加するにあたってはまず、Credencial del peregrino(巡礼手帳)を入手します。この手帳は巡礼ルートにある宿泊所(Alberge)や教会(Iglesia)で入手できるそうで、巡礼のルートで立ち寄った場所でスタンプをもらっていきます。この手帳は、
巡礼の途中の宿泊先などで巡礼者であることを示すための証明となります。

巡礼者(Peregrino)たちは巡礼の途中、公共の宿泊所(Alberge publico)や個人の善意によって運営されている宿泊所(
Alberge privado)を利用することができます。値段はおおよそ一泊3-7ユーロ、場所によっては寄付のみのところもあります。
(もちろん、普通のホテルにもとまれます!)

また数世紀前から巡礼者((Peregrino)であることの目印として使われているのがホタテ貝(vieira )です。ホタテ貝はガリシアの海岸沿いの特産物の一つであり、巡礼者たちは旅の間持ち物の見える部分に結び付けるなどして巡礼中であることを印として用います。

巡礼ルートをこなし最終目的地である Santiago compostelaに到着した巡礼者(Peregrino)たちには La Compostelaと呼ばれる証明書が発行されます。この証明書を得るためには、最低でも徒歩で100キロメートル、自転車で200キロメートルルートをこなすことが条件とされます。巡礼手帳におされたスタンプなどの証明を基にして発行され、現在では年間で100000枚以上、100カ国以上の人々に証明書が授与されているそうです。

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動物を使ったスペイン語の口語表現

スペイン語では”動物”を使った口語表現が多くみられます。
中でもそれぞれの動物の特徴になぞらえた隠喩のような表現が多いです。

それぞれの動物が、スペインの文化の中でどんなふうにとらえられているのかを知ることができて(日本とは違うかも?)
興味深いのでいくつか代表的なものを紹介させていただきますね。

-El BURRO (ロバ)
ロバはすこし間抜けなイメージがあるようです。”Pedro es un burro”. は” Pedro es muy tonto(ペドロはかなり間抜けだ).”を意味します。

-El LINCE(オオヤマネコ)
”ser un lince”は頭がよい、頭の回転が速いことを意味します。
たとえば、”Maria es un lince”は” Maria es muy inteligente ”という意味です。

-La foca(アザラシ)/ la vaca*(牝牛)
アザラシや牛は”太っている、恰幅がいい”の象徴だそうです。なので

Gloria está como una foca.(グロリアはアザラシの様だ)は Gloria está muy gorda.(グロリアはとても太っている)という意味です。

-La cabra(ヤギ)
ヤギは”突拍子もないことをする(Loco)”を意味し、
“estar como una cabra.(まるでヤギの様だ)”は” Estar loco/ hacer una locura(突拍子もないことをする、ばかばかしいことをする)”の意味です。

-El perro(犬)
”Ser un perro”は”Ser vago/ Perezoso(怠け者)”の意味です。

-La Gallina(鶏)
”Ser un gallina”は”Ser cobarde(いくじなし、臆病者)”
Julio es un gallina(フリオは鶏だ)= Julio es muy cobarde*フリオはとても臆病者だ).
英語でもChickinは臆病者を意味するので、英語と同じ由来をもつ表現なのかもしれません。

-La rata(ネズミ)
Ser una rata は “ser tacaño/a(ケチ、お金を使いたがらない人)”です。特にお金を十分もっているのにお金を使いたがらない人を指すようです。

-Mono/ Mona(猿)
Ser mono は”Ser bonito/Cuco(かわいらしい)の意味です。”Que mono/Que mona!(なんてかわいらしい!)と感嘆詞とともによく用いられる表現です。

その他動物を使った表現としては
-comer como una pajarito
直訳すると”小鳥のように食べる”で”少ない量のご飯をゆっくりと食べる人”を指す表現です。

-tener memoria de pez
”魚の記憶を持つ”は”記憶力がとても悪いこと/物忘れが激しいこと”を意味します。

スペインでは、オオヤマネコが賢くて、犬が怠け者で、ネズミはケチ…日本とはイメージが少し違うようですね。
所変われば動物たちの行動パターンも違うのかも知れません(笑)

それぞれの動物とそのイメージを結びつけて覚えておくと覚えやすいかも知れません。
ぜひ新しいボキャブラリーに加えてみてくださいね^_‐☆

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スペイン語のトリビア:ちょっと変わったいきさつでできたスペイン語単語

日本語においても、漢字などは
働くは‘人べんに動く=人が動く‘、など多くものが‘由来‘を持っています。

スペイン語もしかり。
今回は、少しかわった‘由来‘を持つスペイン語の単語をいくつかピックアップしてみました。
これで‘スペイン語オタク‘にまた一歩前進です^0^

1.Trabajo(仕事)
これは、スペイン人にとっては、あまりにも当然すぎる!?由来ともいえるかもしれないのですが…
スペイン語で仕事を意味する‘Trabajo`は‘tripalium ‘奴隷たちに労働を強制させるための道具から派生した言葉です(vía tripaliare>trabajar)。この言葉がラテン語に派生した際には‘苦しみと努力‘を意味する言葉となりのちに‘働く‘の意味に
変化をして現在に至ります。

2.Flamenco
スペインを象徴するともいえる単語‘フラメンコ‘は実は、オランダに起源をもつ言葉です。
かつてはオランダもスペインの領地だったことがあるので当時に生まれた言葉だろうとされています。
Flamencoはもともとは‘Flaming`、(‘Flamenco‘フランドル語を話す人々)という意味だそうです。

3.Guiri
‘Guiri`とは‘外国人‘とくに、金髪でソックスにサンダルを履いているような典型的な北ヨーロッパからの観光客を意味するスラングです。この言葉はバスク語に起源をもち、市民戦争の時にリベラル派を支持したguiristinoに由来しているそうです。Guirismoは近年、とくにバスクにおいては、外からやってきた自由主義の人々を意味するようになり、60年代にスペインで観光産業が栄え始めたと当時に‘Guiri`という言葉はスペイン全土でも使用されるようになりました。

4. Jamón

スペインを象徴するもう一つの単語‘Jamón‘はフランス語で‘足‘を意味する、“jambon” という言葉に由来しています。
‘Jamón‘は16世紀より使用されるようになった言葉です。それ以前はスペイン人はハモンを食べていなかったでしょうか…?
もちろん食べていたのですが、それ以前は‘pernil‘と呼ばれており、現在でもカタラン語で‘ハモン‘を意味する単語として使用されています。

5. Ministro
‘官庁‘を意味する‘Ministro`。
語源となるラテン語の‘Minister`は‘召し使い‘を意味します。(ただ現状はほぼ逆…で、Ministro で働く人たちは国家を統治している人々です。)4世紀から5世紀にかけて、絶対的な権力を持った皇帝が、自分の子息と信頼のおける召使いを政治を行う要員に任命したことに由来しています。

6. Músculo
‘Musculo`はスペイン語で筋肉という意味ですが、元の語源はラテン語語の“mus”、ネズミです。
ローマ時代の人々が、ふくらはぎの部分に力を入れた際に小さなネズミのように見えたことから筋肉を‘Musculo`(“-culus”は現代スペイン語で使われている `cito`のような‘sufijo diminutivo‘と呼ばれる小さいことを表現するための語尾です。)

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スペインを代表するフラメンコのカンタオーレ

5月はとくにアンダルシア地方で大規模なお祭りが続いていますが、アンダルシアのお祭りやイベントに欠かせないのがフラメンコです。
実は”フラメンコ”もユネスコに”無形世界遺産”として登録されています。

以前の記事でスペインを代表するフラメンコギタリストを紹介させていただきましたが
今回はフラメンコをエモ‐ショナルなものに仕上げている”Cante(歌)”を担当するCantaore(カンタオーれ)。
フラメンコの歴史を刻み今も人気絶大な人気を誇るCantaore(カンタオーレ)をスペイン人によっておこなわれた
アンケートを基に選んでみました。

CAMARÓN DE LA ISLA (San Fernando 1950 – Badalona 1992)

本名はJosé Monje Cruz。幼いころ、金髪で色が色白でやせていたことからCAMARÓN(小エビ)という呼び名でよばれるようになった
そうです。5歳からフラメンコを歌いはじめ、8歳で既にカンタオーレとして収入を得始め、12歳でコルドバのフラメンココンクールで優勝したことをきっかけにプロの歌い手としてのキャリアを歩み始めました。
フラメンコに新しい流れを作った第一人者といわれておりギタリスト パコデルシアとともに10のアルバムを作成し、トマティートともに
活動を行っていました。ビセンテ・アミーゴコラボ作品”Soy Gitano”はフラメンコの歴史においてもっとも売れたアルバムとされています。

CHOCOLATE (Jerez de la Fra. 1936 – Sevilla 2005)

セビリアの通りでカンタオーレとして歌いはじめその才能を認められてさまざまなコンクールに登場するようになった人物です。
‘Los Tarantos’ やカルロス・サウラの’Flamenco’ にも登場しています。国内では多くの賞を受賞し、最後の作品となる’Mis 70 años con el cante’.で2002年のラテングラミー賞を受賞しています。

Niña de la Puebla (La Puebla de Cazalla, 1908-Málaga,1999 )

フラメンコ界でもっとも成功した女性の一人とされているカンタオーレ。
生後3日で視覚を失い、8歳から特別学級で教育をうけつつ音楽を学び始めました。
スペイン市民戦争前より人気の高いカンタオーレとなり、戦後もその人気は衰えることがありませんでした。
Manolo Sanlúcarをはじめとする多くの著名なフラメンコギタリストともコラボレーションを頻繁に行っていました。
一週間後に芸術に寄与した人物に贈られる国民栄誉賞の受賞を控え1908年に亡くなりました。

Enrique Morente (Granada, 1942 – Madrid, 2010)

エルカマロンとともに”Nuevo Flamenco(フラメンコフュージョン)”の発展に大きく貢献した人物です。
10代のころにフラメンコのカンテを本格的に学ぶためにマドリッドに移住し、そこでその当時の代表的なカンタオーレ Pepe de la Matrona や Bernardo el de los Lobitos,を師匠としてカンタオーレとしての才能を開花させていきます。
フラメンコの舞踏団の一員として日本でも公演を行ったことがあり、スペインにとどまらず世界各地で活動を行いました。
2006年には芸術分野で国民栄誉賞を与えられています。

これらのカンタオールのCDなどは日本でももちろん手に入れることができます。
強いアンダルシアなまりではあるものの、比較的ゆっくりの曲が多いのでいったん慣れてしまうと歌詞を理解するものそれほどハードルは高くないかと思われます。(もちろん歌詞はわからなくても、曲は十分に楽しめますのでご心配なく!)
5月のアンダルシア地方の雰囲気を味わいたい方にはぜひお勧めです!

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スペイン語会話でよく使われる食べ物を使った表現(2)

多くのスペイン人は ”食べる”ことに対して日常生活でも多くの時間と情熱をおしみなく注ぎ人生に大きな意味を持っています。
そのせいか、普段の会話で使用される口語表現にも”食べ物”も用いたものはかなり多いです。

基本的には簡単な単語でなりたっているので、覚えやすくまた会話に用いるとネイティブ感が増します^^
今回は第2弾です。

11.con las manos en la masa
“Masa”はパンなどを作る生地を意味します。”おいしいパンを作る際に生地を手で一生懸命練る努力は表に出るべきものではない”
という意味から”隠されているべきものは明るみになること”を意味する表現です。

12.Tener mala leche
腐った牛乳を持っているのではなく…”機嫌が悪い””怒りっぽい性格をしている”という意味の表現です。

13. Dársela a alguien con queso
”誰かをだます”という意味の表現です。かつて、ラ・マンチャ地方のワイン業者が質の劣る樽ワインを通常の値段で売りたいときに
客に風味の強いチーズをワインと一緒に出し、チーズの風味でワインの味が分からないようにしたことから来ている表現といわれています。

14. Poner toda la carne en el asador
”リスクをとってできるだけのことをやる”という意味の表現です。かけら一つ残さず、お肉を全てオーブンに入れてしまうとうまく焼きあがらなかったときは全て失いますが、うまく焼きあがった時は大当たり…というのが元のフレーズの意味するところです。

15. Cortar el bacalao
“命令する””決定権を持っている”という意味です。Bacalao(タラ)はスペインでは頻繁に食されるお米やその他の穀物と並んで”常に食卓に並んでいる食品”に当たります。昔からタラを切り分けるのは家族であれば一家の長、組織であればトップにたつ役割をもつ人間であったことから派生した表現です。

16. Tener la sartén por el mango
” Cortar el bacalao”と同意義の表現で、直訳すると”フライパンの持ち手を持っている”意味は”ある状況において決定権を持っている”
ことを意味します。

17. No está el horno para bollos
”パンを焼くのにオーブンの準備は整っていない”という直訳から”時期尚早である、タイミングが悪い”ということを意味します。

18. Comerse algo con patatas
予期していた通りに物事が進まず状況をもてあましてしまうことを意味します。たとえば
Una editorial publica una novela que no se vende:
Nos la hemos tenido que comer con patatas.
(ある出版社が売れない小説を出した:それ(小説)をジャガイモと一緒にたべてしまわなくてはいけなかった。

19. Hasta en la sopa
”あることがしつこいくらいに何度もくりかえされるてせいせいする”という意味です。通常は”sopa(スープ)”には自分の好きな具をいれるのに、入れたつもりがないものまで入っているという意味から派生した表現です。

20. Como churros
またまた”チュロス”の登場です(笑)。通常チュロスは機械で簡単に大量生産されることから、”Como churros”は”簡単にできる”という意味です。

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スペイン語会話でよく使われる食べ物を使った表現(1)

多くのスペイン人は ”食べる”ことに対して日常生活でも多くの時間と情熱をおしみなく注ぎ人生に大きな意味を持っています。
そのせいか、普段の会話で使用される口語表現にも”食べ物”も用いたものはかなり多いです。
これらの表現は直訳しても意味が???なものばかりなのですが、意外と登場頻度が高いので
たくさんある表現のなかでも、もっともよく使われるものをまとめてみました。

1.Salir un churro
スペイン人の大好物のChurro(チュロス)に関連した表現。意味は”悪い結果になる”。チュロスはおいしいのになぜ????。おそらく
チュロスの見た目があまりよくないことから来た表現だとされています。

2.Me importa un pimiento
“(自分にとって)全く重要ではない”という意味です。Pimiento(ピーマン)が料理においては”あってもなくてもあまり味が変わらないこと”に由来している表現だといわれています。

3.Ser pan comido
“あまりにも簡単すぎてできたも同然”という意味です。”Comer Pan(パンをたべること)”がとても簡単なことに由来しています。

4.Darle la vuelta a la tortilla
直訳は”オムレツをひっくり返す”ですが、”自分の都合のいいように話題をいきなり変える、状況を解釈する”という意味の表現です。

5.Vete a freír espárragos
誰かに腹が立った時の表現。”アスパラガスを揚げに行ってしまえ!”、は”アスパラガスを揚げたときに飛び散る油でやけどでもすればいい!”という意味が込められているようです。

6.Ponerse como un tomate
こちらは文字通り”恥ずかしくてトマトのように真っ赤になること”です。

7.Ir pisando huevos
”卵を踏みながら歩く”は”速度がイライラするほど遅い”ことを意味します。

8.Yo me lo guiso, yo me lo como
guisarは”煮込み料理をつくる”という意味です。直訳すると”自分で煮込み料理を作って、自分で食べる”、から”自分のことしか考えない自分勝手な人”を意味します。

9.No hay pan para tanto chorizo
スペインの表現で”Chorizo(チョリソ)”は”泥棒”を意味します。”こんなにたくさんの泥棒のためのパンはない”。この表現は近年よくつかわれるようになった表現で、スペインで頻繁に起こる政治家の汚職などにコメントする際などによく耳にします。

10.Le falta un hervor
スペイン語の別の表現”Persona cruda”(Crudaは”生の”という意味から派生して”未熟で考えが足りない人)と類似した表現で
“falta un hervor”は直訳すると”沸騰していない”という意味から”沸騰していない人”で”経験が足りず成熟していない人”を意味する表現です。

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スペインを5月に訪れるならこのイベント!

サマータイムが開始し、日の入りも遅くなり始め(実際ここのところ夜の8時くらいまでは十分明るいです。)
気温も本格的に暖かくなってくる5月。
スペインでは、”お祭りシーズン”の本番突入です。

5月以降スペインを訪れる予定のある方は、イベントチェックも忘れずに!
(普通に観光するのももちろん楽しいですが、その地区ごとのお祭りはスペインの日常に触れることができて旅の思い出がさらに増えること間違いなし!)です。

スペイン各地で今年の5月に行われる大きなお祭りをまとめてみました。
少しでも旅の参考になると幸いです。

■ Patios de cordoba(コルドバ/5月2日から14日まで)
1921年より開催され、無形世界遺産にも指定されているお祭りで、”コルドバ一”美しい中庭を競いあうコンテストです。
期間中は普段は入ることのできない個人宅の中庭も開放され、色とりどりに咲き乱れる花で飾られた中庭の風景を楽しむことができます。
またお祭りに合わせてコンサートやパレードなどの催しものも期間中に開催されます。

■ Temps de flors(ジローナ/5月3日から21日まで)
スペイン語では”Tiempo de Flores”.1954年からバルセロナ郊外のジローナで開催されているお祭り。”Patios de Cordoba”と似たお祭りで、普段は一般公開されていない公共スペースや個人宅の庭が美しい花々で飾り付けられ期間中一般公開されます。

■ Feria de jerez(へレス デ ラ フロンテ‐ラ/5月13日から20日まで)
別名”Feria de caballos(馬祭り)”、同じ起源をもつセビリアのフェリア デ アブリル(こちらのお祭りももともと家畜業者の品評会に由来するものです)よりもオープンなお祭り。フェリア デ アブリルとは異なり、基本的にCastaは開放されているので、観光客でも気軽に達より楽しむことができます。

■ Fiestas de San isidoro (マドリッド 5月12日から15日まで)

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マドリッドの守護聖人であるサン イシドロを祝うお祭りです。マドリッドでは5月15日は祝日になります。地元の人たちはchulapoと goyescoと呼ばれる伝統的な衣装を身につけ広場でchotis という踊りを踊って祝います。

そして伝統的なお祭りだけでなく、野外フェスも本格的に始まる時期です。

■ Primavera Sound (バルセロナ 5月31日から6月4日まで)
今年で16回目を迎えるスペイン最大級の野外フェス。ポップ、ロック、アンダーグラウンドなど様々なジャンルのダンスミュージックこコンサートが主にバルセロナの巨大な野外会場”フォーラム”にて期間中開催されます。2001年バルセロナの独立系音楽プロモーション会社によって小規模なイベントとして始まったフェスティバルですが、現在はヨーロッパ中からダンスミュージックファンがつどう大きなイベントにまで成長しました。

■ WOMAD Festival (World of Music, Arts and Dance)(カセレス 5月11日から14日まで)

外壁の遺跡で囲まれたエクストラマデューラ州のカセレスで行われる野外フェスティバル。イギリス、オーストラリアでも連携して行われるフェスティバルで、開始から25年を記念する今年はコンサートやダンスなど全てのイベントが無料にて行われます。

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スペイン語で振り返るエルクラシコ2017

4月23日にマドリッドのベルナベウスタジアムで行われた、バルサ対レアルマドリッドの対戦”El clasico(エル クラシコ)”
バルセロナでも大いに盛り上がりました。(バルでは大騒ぎでした・・・)
バルサが終盤のゴールで3対2で勝利。
注目度の高かったこの試合、スペインメディアの反応は?

さて、そもそも
“El clasico(エル クラシコ)”とは?
El Clásico español, もっとも対戦回数の多い二つのクラブ同士の試合の呼び名でメディアなどでは略して”El Clásico”と呼ばれています。2011年のシーズンまでは”El Clásico”といえば Athletic Madridとel Real Madrid の試合を意味したのですが、それ以降FCバルセロナとReal Madridの対戦回数が上回り、”バルサ対レアルマドリッド”の試合を意味するようになりました。

2強の闘い、また普段からライバル意識の強い、マドリッドとバルセロナを代表するチームの試合ゆえに国際的にも注目度の高い試合のようです。

もう一度4月23日の試合の流れを時系列で読みたい方はこちらから

【Directo】Asi ha sido el clasico 2017

一般紙であるEl Paisは

Mucho Messi para el Madrid

El Barcelona se aferra a la Liga tras un triunfo en el Bernabéu gestado y coronado por el genio argentino

意訳:メッシはレアルマドリッドの手に負えなかった):直訳は ”レアルマドリッドへたくさんのメッシ”
バルセロナは、ベルナベウでのアルゼンチンの天才による活躍と栄冠によって、リーガにとどまった。

サッカー専門誌では・・・

”Mundo deportivo”より
Messi pone patas arriba al Bernabéu y hace al Barça líder con su gol 500

Leo se echó el equipo a la espalda, igualó el gol inicial de Casemiro, provocó la expulsión de Ramos en el 73 y puso la sentencia en el último minuto de partido para devolver al Barça en la lucha por el título
Fue un Clásico apasionante, con ocasiones para los dos equipos, jugadas polémicas y muchas emociones, especialmente para los jugadores culés y los aficionados, que lo celebraron por todo lo alto tras el pitido final

メッシはベルナベルをけり上げ、500回目のゴールでバルサをリーダーにのしあげた。

レオは カシミロの初盤のゴールを追い上げ、73分でラモスの退場のきっかけを作り、試合の最後の瞬間にバルサにタイトル争いを取り戻す審判を下した。
熱気に満ちたクラシコだった。両チームにとってたくさんのチャンスがあり、問題となりうるプレーがあり、いろいろな感情が飛び交った。
なかでも終了の笛の高値とともに(勝利を)祝ったク‐レとそのファンにとっては。

”Marca”より
EL ARGENTINO MARCÓ EN EL TIEMPO AÑADIDO
Messi se viste de Ramos y revienta LaLiga
追加タイムでアルゼンチン人はゴールを決めた
メッシはラモスの衣装を着て、リーガを爆発させた

”As”より
Messi decide que hay Liga
El argentino, imperial, decidió el Clásico en la última jugada y pone líder al Barça con un encuentro más cuando el Real Madrid tenía ya medio campeonato en el bolsillo pese a acabar con diez. Partido glorioso con dos porteros espléndidos.

メッシはリーガの存在を決定的にした。
アルゼンチン人、帝王、クラシコの最終盤にて、リアルマドリッドが優勝を手に使用かとしているときに最後の一発で
バルサをリーダーにのしあげた。二人のすばらしいゴールキーバーによる輝かしい試合だった。

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スペイン語で働く!スペイン語の求人票の読み方

スペインとのワーキングホリデーの協定も締結されて”スペインで働くこと”へのハードルは少し低くなり
また日本国内でも最近”スペイン語の求人が増えている”と小耳にはさんだので、

↓スペイン語の最新求人がみつかるセルバンテスセンターの情報ページはこちらです。

http://tokio.cervantes.es/jp/job_board.htm

”スペイン語の求人票”の読み解き方?のミニレクチャーです。

スペインの求人票は大きく分けて

-Requisitos

-Descripción

の情報で構成されています。
Requisitosは仕事に必要とされるスキルや学歴・職歴などについてです。
Estudios mínimos(最低限必要とされる学位)とExperiencia mínima(最低限必要とされる職歴)
その他、責任のあるポジションの求人に関してはかなり細かく”必要とされる能力やスキル”の説明書きがされていることが多いです。
必要とされる言語のスキルや、運転免許の有無、また出張が多くなる場合はDisponibilidad para viajar un XX% などと出張の占める割合が明記されていることもあります。

Descripciónの部分はまず、会社の概要そして求人内容の要約で始まり
-Profesión/ Puesto de trabajo (募集のポジション)
‐Tipo de industria de la oferta(業種)
-Categoría(職種)、
-Nivel(組織内での位置づけ)や 
Personal a cargo(担当することになる部下の人数)などが書かれています。

その他、雇用形態に関しては
-Tipo de empleo/Tipo de contrato (契約の形式):indefinidoが正社員にあたります。そのほか trabajo temporal(
一時的な仕事)やContrato por obra(プロジェクトごとの契約)などがあります。
-Lugar de trabajo(勤務地)
Horario de trabajo(勤務時間):Jornada completa(フルタイム)/Media jornada(半日)などがあります。
Sueldo y condiciones laborales(給与やその他の条件)福利厚生などについてもこの部分で説明されます。

その他、

Número de vacantes(募集人数)
Forma de solicitud(応募方法)
Persona de Contacto(担当者名)

なども追加情報として書かれている場合もあります。

スペインでは求人に応募する際、Curriculim Vitae(CV/履歴書)にCarta de presentacion (なぜこのポジションに応募したかや自分の適性をアピールするための手紙。)つけて送るのが一般的です。履歴書にはスペルや文法のミスがないのはもちろんですが、Carta de presentacionをつけていなかったり、あまりにも短いとその仕事に対してあまり興味がないと取られてしまう場合もあるのでしっかりと
したものを用意することをお勧めします。

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スペインでしか通じない15のスペイン語表現

スペインのスペイン語と南米のスペイン語は同じ言語とはいえ、多くの単語や単語(単語においては南米の国の間でも異なることも往々にしてあるようです)文法が異なります。

そして、”口語表現”となるとさらに違いが大きくなり・・・”本当に同じ言葉?”と首をかしげたくなることはしょっちゅうです。
それでもネイティブ同士だとなんとなーく意味は通じるそうなのですが^^:

スペイン人しか使わないスペイン語の表現には以下のようなものがあります。
それぞれの表現を直訳してみると、”確かに言いたいことは分かる!”というものもあって興味深いです。
(ただなぜそんなまわりくどい言い回しをするのかは謎ですが^^:)

1.Me gusta(”いいね!)

Me mola/ Guay

2. Esta bien (大丈夫だよ、Okだよ)

Esta Guay

3. Me cae mal. (印象が悪い)

Me cae gordo

4. Trabajar / Trabajo(働く)

Currar/Curro

5. hace algo mal /Ha hecho algo mal(失敗する)

La caga/ Ha cagado

6. picar entre horas.(食事の時間外にちょっとつまみ食いをする)

Matar gusanillo

7. Enfadarse(怒る)

Cabrearse

8, Quedarse dormido (居ねむる)

Quedarse frito.

9.darse cuenta(気がつく)

Caer del burro.

10. ignorar(無視する)

Se hacerse el avión.

11 molestar(邪魔する)

Dar la lata/ Dar la tabarra.

12. le da vergüenza.(恥ずかしがる)

Le da palo y se queda cortado.

13.Es bromista y divertido.(冗談好きで面白い)
Es un cachondo.

Cachondoから派生したCachondeoはとても似ている単語ですが
どちらかといえば”真剣さが足りない”というような否定的な意味で用いられることが多いです。

14 Confundirse(混乱する、わけがわからなくなる)
Liarse

15 Estar obsesionado con algo,(何かに執着する)

Estar rayado

これらの言い回しは標準的なものではないのでテキストにはもちろん掲載はされていないのですが、
”スペイン人の日常会話を理解する鍵”ともいえるので(笑)
覚えていて損はないです^^

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