スペインのハロウィーンスイーツ Truco o trato?

近年は日本でも、いろいろなイベントなどが行われるようになった
ハロウィン。

スペインでは、本家アメリカのように
仮装する習慣は一般的ではありませんが、

11月1日は”Todos los santos”といって
日本のお彼岸のような祝日となります。
地域によっては、10月31日よりこの日をお祝いする地区もあります。

そしてこのスペイン流ハロウィンにちなんだスイーツも。

■ Huesos de todos los santos
マザパン(アーモンドをベースにしたペースト)に
Yema(卵黄のクリーム)を詰めたお菓子です。

名前の通り小さな骨(Huesos)のような形をしています。

この時期スペイン全土で食されるお菓子です。
https://es.wikipedia.org/wiki/Hueso_de_santo#/media/File:Huesos_de_Santo.jpg

■ Panallets
カタルーニャ地方限定のスイーツ
サツマイモ、アーモンド、卵、お砂糖、
レモンを材料としたペーストで作った
小さなお団子を
松の実をまぶしオーブンで焼いたものが典型的なものです。

そのほかにいろいろな種類のものがあり、
ココナツをまぶしたものや、
カフェをペーストに混ぜたものなど。

https://es.wikipedia.org/wiki/Panellet#/media/File:Panellets_(surtido).jpg

比較的簡単にできるので
家庭で手作りをされる方も多いようで
この時期スーパーには、材料セットもたくさんならびます。
(ちなみにお店で買うと、頭が痛くなるほど甘いので^^;
私は食べたくなったら材料セットを買います・・・)

■ Pan de Higo
主にムルシア地方、
(クリスマスの時期にはスペイン全土で食されるスいーツです)
干したHigo(イチジク)でできたケーキは、
ほんのり甘く日本人の口にもあうようで,
輸入食品を扱うスーパーなどで見かけることもあるようです。

https://es.wikipedia.org/wiki/Pan_de_higo#/media/File:Pan_de_higo.jpg

そしてスいーツに負けないくらい甘いBoniato(焼き芋)や
castañas(焼き栗)もこの日に好んで食される食べ物です。

ちなみにスペインの焼きイモは、日本のものよりも柔らかく
(作り方はまさに石焼き芋なのですが、お芋の種類がちがうようです)
オレンジ色で、スイーツ顔負けの甘さです。

日本で手に入るものもありますし、
この時期にスペインにいらっしゃる機会があれば
ぜひ”期間限定スイーツ”お試しください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン人の夏休みは長い、は本当か?

スペイン人といえば
シエスタ、長い夏休み

’休みが大好き’
のイメージを持たれていることが多いようで、

(また講師たちも夏季に休暇をいただく講師が多く
ご不便をおかけしてしまいまして本当に申し訳ありません。)

確かに、ほとんどのスペイン人が
’夏休みの長期休暇のを一年中楽しみに
しながら働いてる’というのは過言ではないと思います。

スペインでは法律で年に4週間のお休みが義務づけられており
(正社員の場合)
日本と違って、”有給は消化するのが当たり前”で
周りの人との兼ね合いや、
引き継ぎなどもほとんど考慮されない
(会社によっては、8月は閉めてしまうところも・・・)
ので最初のころはかなりあせりました。

ただ近年、経済状況があまりよくなかったこともあってか
普通の会社員の場合だと1カ月丸々お休み、
ではなく夏に2週間、年末やセマナサンタに
残りの1週間ずつ休暇を分けるというパターンが増えてきているようです。

とはいえ、

学校の夏季休暇は
7月の最初から9月の半ば(実質的には6月の最終週より)

教員の休暇は7-8月の2カ月間
(日本のように夏休みに先生は学校に出勤することはほとんどないです。)

やっぱり長いですよね・・・^^;

ちなみに、休暇の日数(有給休暇と祝日の数の合計)をデータでみてみると、

スペインは年間合計39日
日本は年間合計37日

で実は2日ほどしか変わりがないのですが、

なんと消化率がスペインの場合は100%(ちなみに日本は50%)

↓こちらの記事を参考にしました。(各国の比較もあるので、興味深いです)
http://diamond.jp/articles/-/66508

30日間もお休みすると、仕事に戻りたくなくなるんじゃないかと思ってしまいますね。

実際”ポスト夏休みシンドローム”にかかる人がいるようで
長い休みの上に、休みが始まるとなかなか働く気が起きず
プチ鬱に・・・(苦笑)

休みの長さはスペインはトップであることに変わりはないのですが(笑)
長い夏休みはスペインに限った事ではなく
ヨーロッパは全体的に夏の間は
1カ月前後の休暇を取る国が比較的多いです。

ちなみにお隣のフランスも
スペインと同様年間39日の休暇、
有給消化率100%

ちなみに週の労働時間は35時間なので
(スペインは40時間)

実はスペインより上手?

よく
” No vivimos para trabajar Trabajamos para vivir”
(働くために生きているんじゃなくて、生きるために働くんだ)
といわれるのですが、

どちらかといえば
”Trabajamos para vacaciones”のほうがより正しい気もします・・。

大学を卒業する時、
社会人になったらもう長期で旅行ができなくなると
旅行を人生の一番ノ楽しみにしていた私は、
そこはかとなく悲しい気持ちになったりしたのですが、

スペイン人にとっても学生時代の3カ月のお休みが
1か月に減ってしまうのは、
”休みが人生の生きがい”なスペイン人にとっては
やっぱりとても悲しいものなのかしらと思ってみたり。
(なんと贅沢な・・・)

どちらにしてもメリハリは大切!

お忙しいとは思いますが、日本もお盆の時期
お休みの方はゆっくりとはねを伸ばされてください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話