南米のスペイン語とスペインのスペイン語ってどう違う?<文法編1>

以前、少しだけ南米のスペイン語とスペインのスペイン語の単語の
使われ方の違いを説明させていただいたのですが、

実際、文法も少し違いがあるようです。

というのも南米で使われているスペイン語には、
二人称複数(あなたたち)にあたるVosotrosが存在せず
代わりに、スペインのスペイン語では敬語に近い言い回しにあたる二人称複数のUstedes
が使われるようです。

存在しないので、使わないのは当たり前なのですが・・・
そのせいか、南米のスペイン語がやたら丁寧に聞こえたりします^^;。

またUstedesは動詞の活用が三人称複数のEllos(彼ら)やEllas(彼女たち)
とおなじなので、南米流ですと覚えることがひとつ少なくてすみますね(笑)

ただスペインでは日常会話においては
このUstedesの形はほとんど使われることがなく、Vosotrosが使われる場合がほとんどなので
やはりひとつ覚える動詞の活用が増えることになってしまっても、身につけておいたほうがいいです。

スペインでよく目にする光景で、
あきらかに10代にしか見えない若者が、よそのおじいちゃん、おばあちゃんにむかって
敬語形を使わないので話しているのは、カジュアルすぎる気もして
いまだにとても違和感があるのですが・・・
きっと文化の違いなのでしょうね。

逆に敬語形のUstedesを使って話すと”無理に距離をとろうとしている”と思われてしまうこともあるようで、
私自身も、いまだに違和感を感じつつも、できる限り二人称複数をつかうときは”Vosotros”を使っています。

特に初対面の人などと話すとき、
いきなり”タメ口?”をきいているような気がしてすごく抵抗を感じてしまうのですが・・・。
まだまだ修行が足りないようです(苦笑)

文法に関しては過去形の使われ方にも若干違いがあるようですのでまたの機会に
説明させていただきますね。

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2045年にはスペイン語が世界中で通用するようになっている?

このあいだ、見つけた興味深い記事

El español será la lengua más hablada para el año 2045
(2045年にはスペイン語がもっとも話されている言葉になるだろう)

記事によれば、
スペイン語は、現在英語についで”最も学ばれている”言語であり、
アメリカでは英語とスペイン語のバイリンガルであることによって
就職に有利にもなるために、学ぶ人の数がどんどん増えているのだそうです。

実際、この間ロンドンにいったとき、
たまたま乗った車両で一番聞こえてきたのはスペイン語。
(イギリスに英語を学ぶために留学スペイン人の数は年々増えているのです。)

またアメリカ西海岸やNYでは、移民が増えたために
スペイン語が話せれば英語が話せなくても大丈夫という話も聞きました。

2045年、まだもう少し先のことですが、
世界中のどこに行っても、スペイン語が通じる
なんてことになれば、嬉しいなぁ・・。

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120%独断と偏見 スペイン語上達のコツ!No.1

全くスペイン語を知らずにスペインにやってきて、1年でなんとか
スペイン語をマスターすることができた私の経験談が少しでも
お役に立てればと思い・・・

今号から不定期(きまぐれ?)ではありますが、

独断と偏見で”スペイン語上達のコツ”をお伝えさせていただこうと思っています。

あくまで、適した学習方法は個人差があるので・・・
”こんな勉強方法もあるんだ”、”これでも大丈夫なんだ”と少しでも
学習のモチベーションアップ?のきっかけになればと思います。

■<コツその1>:細かい文法は気にしない!

私がスペイン語を習い始めたのはバルセロナに来てからです。
なので、先生はスペイン人(もちろんですが)テキストも全部スペイン語。

先生の方針で授業は”スペイン語のみ”で行われました。もちろん初日からです。
はっきりいって一日目の授業はまったくなにもわかりませんでした(苦笑)

ただそんな風にスペイン語を身につけたので、日本語での文法説明、
どれが再帰動詞だとか、完了形だとか
まったくわかりません・・・。

やったことはひたすら、

授業でやったことをいちいち考えずに
繰り返して覚えること

です。

動詞の変化形だったら変化形をなんどもなんども繰り返す。
特別な規則で変化する動詞があれば、それもひたすら繰り返して覚える。

いちいち考えずに、頭に入るまで、何度も紙に書いたりして覚える。

言葉を使えるようになるために、”日本語での文法の説明”は必要ないと思います。
極端な言い方をしてしまえば・・・文法は規則なので
”どうして?”といわれても、説明しきれるものではないと思うのです。

また、日本語でそれぞれの”規則”がどうよばれるかをしったところで
スペイン語が上達するわけではありません。

というか逆にそんなことに時間をつかっているより、単語のひとつでも覚えたほうが
よっぽど上達に結びつきます。

ということで・・・

あまり細かいことは気にせずに、あまり”うーん”と悩まずに(笑)
どんどんレッスンで習ったことを復習して身につけていきましょう!

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南米のスペイン語とスペインのスペイン語ってどう違う?<単語編>

英語にも大きく分けて、アメリカ英語とイギリス英語があって、
発音などかなり違ってくるように、

スペイン語も、南米のスペイン語と
スペインのスペイン語は、発音、文法、使われる語句などに大きな違い
が見られることがあります。

私自身はスペインでスペイン語を覚えたので、
スペイン語を使い始めてから約10年近くたった今でも強い南米なまりの
スペイン語は全く聞き取れないことすらあるくらいです。
(これは私のスペイン語力の問題?!という話もあるのですが・・・^^;)

たとえば、単語レベルですと

コンピューターはスペインでは”Ordenador(オルデナドール)”
南米では”Computador(コンプタドール)”が一般的なようです。

先生のことを呼ぶのもこちらでは”Profesor(プロフェソール)”
南米ではMaestro(マエストロ)が一般的なようです。

ちなみに、Maestroはスペインだと”マスター:なにかに熟練している人”
という意味で使われることが一般的なので
たとえば”Maestro de Karate”だと南米では”空手の先生”という意味になるのですが、
スペインでは必ずしも”先生”という意味にはなりません。

そのほかもお金はスペインでは”Dinero(ディネロ)”
南米では”Plata(プラタ)”がよく使われるようです。
スペインではPlata(プラタ)は”銀”を意味するので、全く違う使い方をされています。

上げるときりがなくなってくるのですが・・

もちろん、ネィティブ同士だと通じるそうです。
ただ、ネイティブでない私はそこまで想像力?も働かず、

この間ペルー人の友だちが”No tengo plata”
といっていてなんで”銀がない”って困ってるのかな・・・と思って
スペイン人の友だちにたずねるとplataは南米ではお金の意味だと教えてくれました。

もし、南米に行くことになったら、もう一度現地でスペイン語教室に通おうと思います(笑)

文法にもスペインで使われているスペイン語と南米のスペイン語では
少し違いがあるのでまたあらためて説明させていただきますね。