サングリア..じゃなかった。スペイン人が注文する飲み物とは?

先だって、サングリアをレストランで注文するスペイン人に
まだ遭遇したことがないことに触れましたが、
スペインの多くのレストランには
飲み物メニュー”がおいていないところが多かったりします。
(少し高めのレストランだとワインメニューは置いてあります)

だいたいどこのレストランでもおいているものが似ているので
わざわざ飲み物を書いたメニューはないようです。
(スペインに旅行した当初は若干戸惑いました。)

サングリアは頼まないスペイン人
ではレストランではどんな飲み物を注文するのか

”もしスペインのレストランに飲み物メニューがあったら”
こんな感じになるかと思います。
(地方によって若干バリエーションは変わってくるかもしれません)

Cana (小さなグラスにはいったビール)
Cerveza(ビール。Estrella, Voll damm, など
好みのビールの種類があれば伝える)
Clara (過去の記事で紹介させていただいたビールのレモンソーダ割り)

Vino tinto (赤ワイン)
Vino blanco (白ワイン)
Vino rosado (ロゼ)

Vino(ワイン)に関しては、
ワインメニューが別にある場合以外は
たいていVino de la casa(ハウスワイン)が出てきます。

Cava (スパークリングワイン)
Tinto de verano(炭酸をワインに混ぜるだけなので作ってくれる)

Coca cola
Fanta(Fanta limon Fanta naranja 
それ以外の種類はあまりおいているところはないかと思います)

Agua (水)
Agua con gas(炭酸水)

もちろん観光客がよく訪れるレストランには
サングリアもおいています。

ワインを水代わりに消費する人たちなので(笑)、
ハウスワインを注文するとボトルごとでてくることもあります。
(飲んだ量だけあとでお勘定)

また、日本のテレビで紹介された?!らしき

Carimucho(カリムーチョ)というコーラとワインを混ぜたカクテルは
一般的には”安くてまずいワインを
なんとかして飲むため”のカクテルなので
(サングリアも同じ意図で生み出されたという説もありますが)
レストランでは頼むのは控えたほうがよいかもしれません
(苦笑<=どうしても飲みたい場合は バルで頼むと作ってもらえる可能性が大です) スペインに訪れた際の 少しでもお役にたちますと幸いです^_-☆ スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

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”パエリアはスペインを代表する食べ物”・・・は都市伝説?!

こちらの生活に慣れ始め
スペイン人の友人たちと食事にでかけたとき
ショックをうけたこと
”サングリアを頼む人がいない・・・”

どうもスペイン人はサングリアをよく飲むは
”日本人はみんな酒好き”くらいの
外国人からみた”ステレオタイプ”のようで、

実際のサングリアはどちらかといえば
”観光客に人気のスペインの飲み物”のようです
(少なくともバルセロナでは…、
この間も近所のバルにいってサングリアを頼んでみたところ、
”材料がないのでできない”といわれてしまいました(涙)

え、じゃあ”スペイン料理の代名詞”
とよばれるパエリアも実は…?!

そんな疑問をふと抱いてしまったのは
この記事がきっかけでした。
そんな疑問をふと抱いてしまったのはこの記事がきっかけでした。

パエリアコンクールで賞を獲得したこともあるレストラン
バルデゲーのシェフのインタビュー記事
http://www.isetanguide.com/20160302/spain/bardg/
え?もしかしてパエリアはスペインを代表する食べ物というのも都市伝説?
実際は単なる”バレンシアの郷土料理??”

でも、バルセロナでも”木曜はパエリアの日”っていわれてるくらいだし、
好物でもあるようだし、
・・、そんなはずはないだろう、と思い調べてみました。

パエリアの発祥地とされるのはバレンシア地方のスエカ(Sueca地区)
なかでも水源にちかいゆえにお米の栽培が盛んに行われているAlbufera周辺です。

もともとはこの地区で働く農夫にって発明!?された
”手に入りやすい材料で簡単に作れる”料理が
パエリアです。

本家本元のパエリアの材料は

’鶏肉・ウサギ・ 
いんげん、トマト、オリーブオイル水

季節によっては
カモ肉、カタツムリ、アーティチョーク

を加えていたそう。

味付けは塩とサフランのみで、
パエリア鍋にいれ薪で屋外で料理し始めたのが起源です。
(ちなみにバルセロナでもパエリア専門店では薪とまではいきませんが
オーブンで焼くところが多いです。)

その後バレンシア地区でよく食されるようになったパエリアは
スペイン全土でも”家庭料理”として受け入れられていき、
特に60年代に始まった主に観光ブームで
地中海沿いにリゾートにくる観光客たちからの人気を受け、
スペインのその他の地区のレストランでも出すところが徐々にふえ
現在にいたるようです。

スペイン全土に広がっていく過程で、
それぞれの土地の郷土料理と組み合わさって、
その土地ならではの”パエリア”が
生み出されていった模様。

ちなみにバルセロナは海に近く、
魚介類のスープで煮込んだパエリアを出すレストランが多いです。
(スーパーでも”パエリア用”として魚介のだし汁が売っていたりします。)

パエリアはスペインを代表する料理の一つであること
に間違いはないようなのですが
もともとは細かく決められた材料や作り方があるわけではなく
”その土地で手に入る材料”を生かす料理

なので、スペインの都市ごと材料も異なったり、
たとえば、日本のスペイン料理屋さんの
日本ならではの素材を生かしたパエリアも
れっきとした”パエリア”.

スペインにとどまらず
いろいろな土地の”名物料理”
になる可能性も秘めています^^

そんな懐の大きさ?も
世界中で愛されている理由なのかもしれませんね。

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カルナバルは実はれっきとした宗教行事…!?

日本ではカルナバル(カーニバル)といえば
ブラジルのイメージが強いかも知れませんが
(浅草サンバカーニバルのせいでしょうか…(笑))

ブラジルほど盛大ではありませんが、
スペイン各地でもカルナバルは行われます。

スペインでもっとも盛大で有名なのは、
カナリア諸島(テネリフェ)と
アンダルシア、カディスのカルナバル。

”お祭り騒ぎ”のイメージが強いカルナバルですが、

実はこの”お祭り騒ぎ”は
れっきとした宗教的な意味合いがあるのです。

毎年、カルナバルの開催の時期が異なるのは
キリストが復活したとされる”Domingo Pascua”
(復活日)から数えて
40日前に行われることになっているため。

キリストが復活したとされる日に備えるため
その前の40日間(Cuaresma)はキリスト教徒にとっては
断食をしたり肉を絶ったりする”清めの期間”

なので、この”Cuaresma”に入る前に
思う存分大騒ぎをしよう
というのが”カルナバル”の起源です。

仮装をする習慣も
”羽目を外しすぎても身元がわからないように”
するためのもの、だそうです。

カルナバル第一日目である
本日は、”Jueves lardero”。

バルセロナのあるカタルーニャ地方では
Butiffara(豚肉と松の実のソーセージ)や

”Coca de llardon”
と呼ばれる、松のみと豚の油を上げたもの
をまぶした甘いお菓子
を食べて祝いをする習慣があります。

カルナバルは一週間続き、
”Miercoles de Ceniza”(灰の水曜日)
と呼ばれる水曜に
イワシを埋葬(Entierro de la Sardina)するという
不思議な儀式で終わりを告げます。

この期間中は街のいたるところで
イベントに遭遇したり、日曜は各地域で
盛大なパレードが行われるのですが

何気に一番盛り上がるのはこの場所

カルナバル自体が
”伝統的な食や食文化に基づいたものである”ということから
市場の人たちがこの期間はいつにもまして大張り切り(笑)
お店の人たちのほとんどが思い思いに仮装をして、
市場全体が”大仮装大会”になります・・。

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学生の方に朗報?!ハタチにならなくてもスペインでできることとは・・

1月の第2月曜日は”成人式”の祝日で

日本では各自治体で”成人式”のお祝イベントが
行われるので
華やかに着飾った”新成人”で
街も賑やかだったのではないかと思います。

スペインでは”七五三”と少し似た
”Primera comunion”という
5歳から12歳の子供へのキリスト教にちなんだ
お祝いは存在しますが、

日本の”成人式”と同じ意味合いを持つ
行事はないようです。

”成人式”をスあえてスペイン語にすると
”Emancipacion(独立/自立)”のようで
ただこれは両親からの自ご立・独立以外にも
使われる単語です。

日本では”二十歳”になり成人することによって

-選挙に参加することができたり

-飲酒・喫煙をできるようになる

また
犯罪などの罪に追われる
(まぁこれは普通に生活している分にはあまり関係ないですが・・^^;)

”一個人としての行動に各自責任を持つ”ことを求められるようになります。

国が変わればやはり慣習も違うようで

スペインでは
飲酒・喫煙が法律的に認められるのは18歳

選挙権も18歳から

犯罪の罪に問われるのに年齢制限はない
(70歳以上の場合は体調を考慮して服役は免除)

だそうです。

スペイン語で”成人”を意味する”Mayor de Edad”
は日本とは違い”18歳以上”を意味します。

(ちなみに車の運転免許を取ることができるのも
18歳からでこれは日本と同じですね)

ということは、大学の夏休みなどを利用してスペインに
やってくる際は、学生さんもアルコール解禁^^
ということかと。

(ちなみにヨーロッパでは北欧の一部の国などを除いては
アルコールは18歳からの国が多いです。)

スペイン旅行の際のちょっとした’入れ知恵”
としておぼえておいていただければと思います^_-☆

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バルセロナのクリスマス、サンタも顔負け影の主役は…

スペインのクリスマスデコレーションとして

クリスマスツリーと同じくらい
この時期はどこの家庭にも飾られる
”Belen(べレン)”

イエスキリストの生誕の夜を再現したミニチュアで
イエスキリストやマリアの像、
東方から訪れる三賢者、
イエスが生まれたとされる馬小屋をはじめとして

イエス誕生を祝う村人の姿や
馬小屋にいる動物たちのミニチュアなど

いろいろな種類のミニチュアが作られていて
いろいろとそろえると
かなりりっぱな”イエスキリスト誕生の様子”
が出来上がります。

こんな感じです。

http://www.bekianavidad.com/tradiciones/fotos/galerias/belen-navidad/tradicion-belen-navidad/

毎年少しづつミニチュアを
そろえていく楽しみもあるようですね。

クリスマスマーケットでもBelenのミニチュアの
専門店をよく見かけます。

そしてこのミニチュアの中から
その強烈な存在感ゆえに(苦笑)
独り立ちしてしまったのが、

カタルーニャ限定の”Caganer(カガネール)”

http://blogs.20minutos.es/yaestaellistoquetodolosabe/cual-es-el-origen-d-el-caganer/

まずだれがこんなものを作ろうとおもいついたのか
、ツッコミを入れたくなりますが・・。

どうもここカタルーニャでは”ツボ”だったらしく、

ミニチュアにとどまらず、大きめのサイズの
”Caganer(カガネール)”の人形が売り出され
専門店まで出現。

専門店には、政治家やサッカー選手などの有名人を
モデルにしたカガネールが・・・。

バルサの選手はなんとオフィシャル公認の
カガネールセットも・・・。
http://www.caganer.com/es/fcb-oficiales/equipo-fcb-666.html

(これは熱烈なファンが買うのでしょうか・・)

日本からはキティちゃん(有名人?)、ドラえもんと
かつてRCDエスパニョールに所属していた
中村選手のものを見かけたことがあります。
(おそらく中村選手のものは廃番)

クリスマスマーケットでも通常のべレン
のお店と並んで、強烈な存在感を放っています(笑)

クリスマスデコレーションに
このカガネールが登場すると
話題と笑いをさらってしまうこと間違いなし。
(個人的には買う勇気がでませんが^^;)

サンタも顔負けのクリスマスの盛り上げ役です^^

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これなしでスペインのクリスマスはやってこない!?スペインのクリスマススイーツ

祝日があると必ず
かこつけてなにかしらスイーツを
食べているような気がするスペイン人。

クリスマスイブはNochebuena(ノチェブエナ)
と呼ばれ、家族で集まってゆっくりと夕食を食べる
スペイン人にとっては一年で最も”特別な夕食”です。

このNoche buenaに必ず登場するのが、
”クリスマス限定”のスイーツ。
中には、クリスマス前のみ販売されるものもあります。

まずは、スペインのクリスマスイブ必ずどの家のテーブルに
たくさん積み上げらるのが

Turron(テュロン)とPolvoron(ポルボロン)

■ Turron:アーモンドとはちみつ、
砂糖と卵の白身を煮込んで作ったペーストを
ベースにしたお菓子。
ドライフルーツやチョコレートと組み合わせたものなど、
硬さや種類もいろいろです。

■ Polvoron: 主にイベリコ豚のオイルをベースに使用した、
ナッツとシナモン風味の厚みのあるクッキー。
口にいれると粉(Polvo)のようにふわりと溶けることから
この名前が付けられたようです。

その他、

■ Peladilla ;アーモンドをお砂糖でコーティングしたお菓子。
バレンシア地方で主にクリスマスのときに食されるお菓子で、
その他の地域ではクリスマスのとき以外も
結婚式などでも見かけることがあります。

■ Mazapan アーモンド、小麦粉とはちみつ(砂糖)の
ペーストでできたお団子?のようなお菓子。
トレドが発祥地ですが、
クリスマスの時期にはスペイン各地にお目見えします。

■ Sopa de Almendra; マドリッドの伝統的なクリスマススイーツ。
生クリームと粉上のアーモンド、
水を混ぜて煮込んだものに、バニラとシナモンで味付けをします。

なんだかクリスマススイーツもこゆーい(笑)
感じですが。(実際かなり甘いです)

クリスマスの休暇があけると
心なしか、丸い感じになっているスペイン人が多いのは
おそらくスイーツのせいでしょう・・・・。
(それだけクリスマスを満喫した証拠ですね(^_-)☆

スペインのハロウィン一番の主役は・・・

もともと、スペインにはアメリカのように
仮装をして、お菓子をもらったりという習慣はなく
(最近はイベントをやるところも増えてきましたが)

伝統としては
11月1日” Dia de todos los santos(諸聖人の日)”
と呼ばれ、亡くなった家族のお墓などを訪れ、
家族で集まるというような
日本の”お彼岸”に似たすごし方をするのが一般的です。

ちなみに、カタルーニャ地方では
10月31日は” castañada(カスタニャーダ)”といって、
なくなった人たちを送りだす教会の鐘を
鳴らす人が体力をつけるために食した
お芋や栗、お芋でできたスイーツ(Panallets/パナジェッツ)
を食べる習慣があります。

そして地方によっては、仮装をして盛大にお祝をする場所もあるようで
スペイン、アンダルシア地方カディスでは
10月31日はTosantosと呼ばれ

市場のウサギ、豚、にわとりの仮装をして
フルーツや野菜など秋の味覚で
有名人やその年話題になった人物の
人形を作って飾る習慣があるそうです。

ウサギ、豚、ニワトリ・・・
ちょっと難易度高めの仮装ですが^^;
(おそらく、毎年のことなので
専門店もカディスに行けばあるのかと・・)

お祭り自体は、その年の秋の実りをなくなった人とともに
楽しむといった意味合いかもしれませんね。

スペインで一番この日を盛大に祝うアンダルシア地方のハエンでは
10月31日の夜は
悪い霊が入ってこないように、
食べ物が入ったお鍋を玄関に置き、
スプーンで鍵穴をふさいでおく習慣があるそうで
少しアメリカのハロウィンの習慣と似ている?

スペインでは地域ごとにいろいろなお祝の習慣があるようですが
共通しているのは

”栗やお芋といった秋の味覚を家族で楽しむ”
(なくなった家族も含めて)

という意味合いの日のようです^^

なんとも食べておしゃべりすることがなにより大好きな
スペインらしいオチです…。

確かに11月、秋も深まって秋の味覚を楽しむには最高のタイミング。
この日を境に、街でも
焼き栗や焼き芋のスタンドが
あちこちでみられるようになります。

もしこの時期にスペインにいらっしゃる機会があれば、
スペインのハロウィーンの主役のお芋と栗(笑)
ぜひ試されて見てくださいね!

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スペインのハロウィーンスイーツ Truco o trato?

近年は日本でも、いろいろなイベントなどが行われるようになった
ハロウィン。

スペインでは、本家アメリカのように
仮装する習慣は一般的ではありませんが、

11月1日は”Todos los santos”といって
日本のお彼岸のような祝日となります。
地域によっては、10月31日よりこの日をお祝いする地区もあります。

そしてこのスペイン流ハロウィンにちなんだスイーツも。

■ Huesos de todos los santos
マザパン(アーモンドをベースにしたペースト)に
Yema(卵黄のクリーム)を詰めたお菓子です。

名前の通り小さな骨(Huesos)のような形をしています。

この時期スペイン全土で食されるお菓子です。
https://es.wikipedia.org/wiki/Hueso_de_santo#/media/File:Huesos_de_Santo.jpg

■ Panallets
カタルーニャ地方限定のスイーツ
サツマイモ、アーモンド、卵、お砂糖、
レモンを材料としたペーストで作った
小さなお団子を
松の実をまぶしオーブンで焼いたものが典型的なものです。

そのほかにいろいろな種類のものがあり、
ココナツをまぶしたものや、
カフェをペーストに混ぜたものなど。

https://es.wikipedia.org/wiki/Panellet#/media/File:Panellets_(surtido).jpg

比較的簡単にできるので
家庭で手作りをされる方も多いようで
この時期スーパーには、材料セットもたくさんならびます。
(ちなみにお店で買うと、頭が痛くなるほど甘いので^^;
私は食べたくなったら材料セットを買います・・・)

■ Pan de Higo
主にムルシア地方、
(クリスマスの時期にはスペイン全土で食されるスいーツです)
干したHigo(イチジク)でできたケーキは、
ほんのり甘く日本人の口にもあうようで,
輸入食品を扱うスーパーなどで見かけることもあるようです。

https://es.wikipedia.org/wiki/Pan_de_higo#/media/File:Pan_de_higo.jpg

そしてスいーツに負けないくらい甘いBoniato(焼き芋)や
castañas(焼き栗)もこの日に好んで食される食べ物です。

ちなみにスペインの焼きイモは、日本のものよりも柔らかく
(作り方はまさに石焼き芋なのですが、お芋の種類がちがうようです)
オレンジ色で、スイーツ顔負けの甘さです。

日本で手に入るものもありますし、
この時期にスペインにいらっしゃる機会があれば
ぜひ”期間限定スイーツ”お試しください!

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バルサの試合、今週が最後?!

9月27日のカタルーニャ州議会選挙。

スペインの中央政府は
”単なる州議会選挙にすぎない”と言い切っていますが

当のカタルーニャでは'”独立選挙選”の位置づけとなっています。

現時点での調査では独立派が優勢とされ、

それをうけてか、選挙の直前に

大手銀行が
カタルーニャが独立したらオフィスを全て外に移す
と発表したり

ユーロ議会のトップも
”独立すればユーロ圏ではなくなる”と公言するなど

賛成派を抑えるための公式な発言が続きました。

そして
”バルサの試合も見おさめ・・・”
という声もちらほら。

スペインのサッカー協会の会長、
ハビエル・テバス氏はこういっています。

Si Catalunya se independiza,
el Barça no jugaría la Liga”

(もしカタルーニャが独立すれば、
バルサがはスペインリーグでは試合をしないだろう)

↓の記事より引用
http://goo.gl/AuF4MI
(元記事は、スポーツ紙なので、難易度は低めですので、辞書を片手にチャレンジしてみてください!)

現実問題として、どう転ぶかは全く分からないので
バルサファンの方
今週の試合は、念のため見逃さないでください・・・。

私自身は選挙権がないので
傍観しているだけなのですが
せっかく選挙で盛り上がっているので(笑)

なにかネタになるものはないかと目を凝らしてみたところ、

各政党が気合いを入れまくって作った
選挙のテレビ広告。
日本のものと比較しても面白いのではないかと
(それぞれの政党間の比較も興味深いのですが)

独立賛成派のCMが
スペイン語で作られたものを見つけるのが非常に難しかったので
反対派のCMが続きます・・^^;

同じ独立反対でも、

ひとつのスペインであることの大切さ、
現政権の批判、
独立そのものに対する批判

各政党ごとのメッセージが違うのも興味深いです。

まずは、
■CMで出てくる場所の名前が全部わかるあなたはカタルーニャ通!

Ciudadanosという政党のもの。
(スペイン語”市民”という意味です。
CMの中ではカタルーニャ語で表記されています。)

esta vez no importa de donde vengas
sino a donde iremos juntos
(今回大切なのは、どこからきたかではなく
一緒にどこにいくか)

Este 27 de septiembre si tu votas
ganamos todos

(この9月27日あなたが投票することによって
皆に勝利がもたらされます)

■ このおじさんで大丈夫なのかちょっと不安・・・。

PSC(2013年まで与党であったカタルーニャ社会労働党)

Salgamos de este lio vota socialista
(この混乱から抜け出そう、社会主義に投票しよう)

なんでいきなりメガネかけながらいういうねん!と
つっこみを入れそうになります・・・
(意味不明・・)

■ 机から落ちそうなクマにくぎ付け!

机から落ちそうなクマに目が釘付けで
ナレーションが耳を素通り…(苦笑)

政治汚職のうわさが絶えない与党(PP;国民党)
のCMなのですが、クマさんのおもちゃとの対照で
そのあとに登場する政治家が余計腹黒く映るような・・・。
(偏見ですかね・・)

Unidos ganamos planteamos cara
(団結すれば、勝てる、立ち向かおう)

ちなみに”Plantear cara”
は立ち向かう、という意味の熟語です。

選挙権はないのですが、人事ではないので
若干不安な気持ちで選挙を見守っております。

選挙後も
バルサがスペインリーグで試合できることを祈っています・・・。

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カタルーニャが独立すると、スペイン語は?

9月27日の州政府の選挙
現州知事のマス氏をリーダーとして、
独立派が形成した現与党を含む”Junts per Si
(スペイン語でJuntos por Si”)‐
‐日本でいえば自民党と公明党のようなものかもしれません‐が

Mayoria Absoluta(絶対安定多数)
の議席数を獲得した場合は
”勝手に独立する”と宣言したので
バルセロナ市民としては気になるところです。

(とはいえ、去年の独立の是非をとう選挙では
思い切り肩すかしをくらいましたが・・)

9月17日に行われた調査では、
絶対安定多数には4議席足りないとのこと。

かなり接戦ではあります・・。

”カタルーニャが独立したらどうなるか?”
いろいろ新聞などでも記事をみかけるので、
いくつかピックアップしてみました。

もし、カタルーニャが独立すると・・・。

1.バルサ、RCDエスパニョールはスペインリーグに参加できなくなる
スペインのサッカー協会の会長、ハビエル・テバス氏はこういっています。
ただバルセロナのローカル紙は
”バルサもエスパニョールも好きなところで試合ができる、脅しだ!”
と反論していますが、そんな都合のいいこと・・(苦笑)

2・ユーロ圏ではなくなる。
必然的に紙幣もユーロではなくなります。

3.スペインのほかの地域に旅行するためにパスポートが必要となる
スペインから独立することによってユーロ圏でなくなるため
現在はユーロ圏内ではパスポートなしで自由な移動が認められていますが
独立後はカタルーニャを出る際はどこに行くにもパスポートが必要になります
(なんとめんどくさい・・・)

4.スペイン語は公用語として継続する(らしい)

(↑これは知り合いの独立賛成派の人がいっておられました・・)

現在カタルーニャの公用語は
”カタルーニャ語とスペイン語”の二つです。

とくにバルセロナで暮らす移民(スペイン国内も含む)の数や
観光への影響を考えると
公用語を”カタルーニャ語のみ”にしてしまうことによる
経済的な損失はかなり大きいと考えられます。

そもそもカタルーニャの公立の学校では
カタルーニャ語で全て授業が行われ
(スペイン語は、第2ヶ国語として授業がおこなわれます)
カタルーニャ州で公務員になるためには
カタルーニャ語必須なので

言語に関しては現状維持が濃厚かと思われます。

実際、バルセロナ市内では
スペイン語のほうがよく聞こえてきますし、
カタルーニャが独立したので
これからみなさんカタルーニャ語だけ話してください
といっても不可能かと。

ただ独立といっても、マス知事が
”強行突破する”といっているだけで、

おそらくたとえ議席数を確保したとしても

スペイン政府からは絶対許可は降りないことは
明白なので、

心配するのはとり越し苦労なのかもしれません。

なので、とくにバルサファンのみなさま、

どうぞ安心なさってくださいね^^

(そしてどうぞ心配することなく
スペイン語の勉強にも励んでください!)

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