シャイ、用心深い、ケチで楽天家…スペイン人のステレオタイプとは?

昨今、カタルーニャの独立が話題になっていますが… スペインの自治州はそれぞれがかなり個性が強く特徴的です。
(確かにカタルーニャ地方とアンダルシア地方の人の性質はかなり異なるように思えます。)
一言で”スペイン人”といっても、スペイン人の中ではお互いに対していわゆる”ステレオタイプ”のようなものをもっているそうです。

さすが、”厳しいツッコミ”形のステレオタイプが多いような気も^^;
真偽は如何に!?

■ Los madrileños
Madrileños(マドリレーニョ)と呼ばれるマドリードの人たち。スペインではマドリッドの人たちは”Chulo”だという偏見を抱いているそうです。ここでChuloが意味するのは”素敵”とか”きれい”を意味するほめ言葉ではなく、”かっこつけ””えらそうにしている”という意味です。

■ Los Vascos
バスク地方の人は”Bruto”だという偏見が一般的にはあるようです。”力ずよく雑でデリカシーにかける”という意味です。これは昔からバスク地方出身のスポーツ選手ががたいがいい人が多かったからではないかとされています。

■ Los riojanos
スペインのワインの名産地であるリオハ地方、リオハ出身の人たちはそのせいか”お酒をよく飲む”と思われることが多いようです。(実際はそうでない人もいるとは思うのですが)スペインの最高級のワインの産地なので、仕方がないのかも知れません…。

■ Los gallegos
カミノデサンティアゴの最終地点であるサンティアゴコンポステーラのあるガリシア地方。ガリシア出身の人たちは”用心深くて決断理力がない”と他のスペインの地区の人たちに思われているようです。

■ Los baleares
マヨルカ島やメノルカ島のあるバレアレス地方の人たちは”用心深くてシャイ””控えめ”だそうです。島であることが影響しているのかも知れません。

■ Los catalanes
バルセロナのあるカタルーニャ地方のひとたちは”ケチである”という偏見を他のスペイン人からもたれているそうです。(実際のところは特別そうではないとも思うのですが…)この偏見ができた理由が、スペインの他の地方、とくにアンダルシアではビールやワインなどを頼むと、おつまみとしてちょっとしたタパスがついてくるのですが、カタルーニャ地方のバルでは、飲み物を頼んだ時にタパスがついてこないことからきているそう。”A la catalana”は”ワリカンをする”の意味としても用いられる表現です。

■ Los andaluces
スペインの人口の中で一番大きな割合を占めるアンダルース(アンダルシア地方の人々)に対して他のスペイン人の人たちはまず”Vago”(なまけもの”だと思っている人たちが多いようです。実際のところ、アンダルシアの人たちは、のんびりとしていて楽観的な所はあります。ただそれが必ずしも”なまけもの”であるかどうかは人それぞれの様にも思えます。

典型的な”のんびりしていて明るいスペイン人”はアンダルシア地方の人たちのステレオタイプに由来しているものののようです。
その他の地区のスペイン人は、実は他の国の人たちが思っているよりも”几帳面でシャイで真面目”??

ぜひスペインにいらして確認されることをお勧めいたします^_-☆

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スペインの教育システム

9月に入って、スペインの子供たちも新学年のスタートです。
日本の新学年が4月に始まるのとは異なり、スペインでは9月に新学年が始まります。
学年度の開始が異なるのと同様、教育システムも日本のものとは少し異なるようです。

■ スペインの義務教育
まずスペインの義務教育は6歳から16歳。義務教育は基本的にはスペインにおいては無料です。
教科書などの費用が別途必要になってきますが、購入が困難な家庭には政府からの援助があります。
16歳で義務教育を終了した時点で、Bachillerato(高校)あるいはFormacion Prfessional(専門学校)
に行くかの選択が与えられます。

■ スペインの教育システム
スペインの教育システムは大きく次の5つの段階にわけることができます。
Educación infantil
Educación primaria
Educación Secundaria Obligatoria
Bachillerato
Educación superior

Educación infantilは日本の保育園、幼稚園にあたるもので義務教育には当たりませんが近年はほとんどの子供たちが義務教育が始まる前に該当する保育園や幼稚園に通っています。
6歳に達すると義務教育であるEducación primariaが始まります。日本の小学校に相当するもので12歳までの6年間続きます。内容も日本の小学校の教育と類似しており、読み書きや日常生活に必要な基礎学力や常識を身につけるためのカリキュラムが行われます。

次の段階にあたるのがEducación Secundaria Obligatoria (ESO)で日本の中学教育にあたりますが、スペインの場合は12歳から16歳の4年間にわたります。
Esoを終えるとスペインの場合は3つの選択肢があります。

1.大学教育をめざすために高校に当たるBachilleratoに行く。
2. 特定の職業に就くためにFormacion Professional(専門学校にいく)
3・学校に行かずに働く

3のオプションは10-15年ほど前は就職口もたくさんあり選択をする学生も多かったのですが、現在は失業率の高さもありほとんどの学生が進学を志します。

高校に当たるBachilleratoは16歳から18歳までの2年間にあたり共通の必須科目と”Modalidad”とよばれる、選択可能な科目からなります。
進学を目指す大学で学びたいことによって選択する”Modalidad”が異なってきます。日本でいうところの”文系・理系”に当たるものです。

スペインの大学教育はGrado(通常の大学教育)/Master(修士)/doctorado(博士)に分かれます。
通常Gradoは4年間、(医学部や建築学部はそれより長い時間を必要とします)Masterは1年から2年でDoctoradoは3年間とされています。

ちなみに義務教育以降の学費はBachiellarto(高校)は無料、Gradoは州にもよりますがだいたい年間1000から2000ユーロで奨学金もたくさん用意されており”学ぶ意思”をもった学生にとっては、スペインの教育制度はとても寛容であるといえます。
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スペイン料理についての7つの誤解

日本でも、以前に比べるとスペイン料理を食べられる場所が増えているようで、ところどころに”バル”の表示をみかけるので
スペイン料理も市民権を得てきているようでうれしく思います。
その反面、スペイン料理やスペインの食習慣に関しての実際とは違うステレオタイプもあるようで、いろいろなところで耳にする
”スペイン料理に関する7つの誤解”をまとめてみました。

1.”タパス”は”料理の一種”である
レストランの表示にも”タパスレストラン”と使われることが多いので誤解されがちではあるのですが、”タパス”は”料理の種類”(たとえば、カタルーニャ料理、魚料理…など)ではなくてどちらかといえば”料理の量”を意味します。
もともと”タパス”が意味するのは魚、肉、パスタ…どんなお料理でも、飲み物と一緒に出てくる小皿料理のことです。(アンダルシア地方などでは飲み物を頼むと”おまけ”として一品タパスがついてきます。)

2.パエリアはスペインを代表する食べ物である。
パエリアは”バレンシア地方”の郷土料理です。もちろんスペインのどの地方でも食べることはできますが、元祖の”バレンシア風パエリア”は魚介類が使われていません。

ではスペインを代表する食べ物は?”トルティーヤデパタタ(スパニッシュオムレツ)”です。トルティーヤ デ パタタは、マドリッドでもバルセロナでもセビリアでも作り方は同じ。全てのスペイン人が子供のころから親しんでいるスペインの”国民食”です。

3.スペイン人はランチでいつもアルコールを飲む
ランチセットにワインやビールなどのアルコールがついてくるので、”スペイン人は普段からランチの時もアルコールを飲んでいる”と
のステレオタイプもあるようですが・・・。もちろん、平日でもランチのときにワインを飲む人やビールを飲む人もいますが(そして午後に通常通り仕事をしていれば、そのことで特に仕事に戻った際にとがめられることはありません。)ほとんどの人が水やその他の清涼飲料を飲んでいるのが普通です。金曜(スペインの会社は金曜は午前中で終わることが多いです)やバケーション中は例外でお昼からアルコールとともにゆっくりランチの時間を取る場合が多いようです。(やっぱりアルコール好きなのですね…^^)

4.スペイン人はサングリア好き。
スペインで一番飲まれているアルコール飲料はワインとビールです。もちろんサングリアは’観光客専用の飲み物”というわけではなくスペイン人も時々飲むことはありますが、スペインでは必ずしも人気のあるのみものではありません。実際のところ、ジントニックのほうがサングリアより人気があるほどです。
スペインの”十八番”的なのみものといえばやはりcañas(一気に飲み干せるぐらいのグラスに入ったビール)かワインです。

5.昼食は長い時間をかけてたくさん食べる。
スペインに来られた方は”Menu del dia(本日の定食)”の量の多さに驚かれた方もいらっしゃるかも知れません…。実際のところ週末はゆっくり(2-3時間)かけてたっぷりの昼ごはんを食べる習慣はまだまだ残っていますが、平日においてはかつての長い昼休みの習慣は急速になくなってきています。サンドイッチを軽く食べて一時間で仕事に戻る、という日本でよく見られるような昼食スタイルもだんだん増えてきているようです。

6.スペイン料理はスパイシー?
”スペイン語つながり”で”スペイン”と”メキシコ”がよくごちゃまぜにされるようで…。バルセロナのおみやげ屋さんでもよくメキシコのマリアッチがかぶっているカラフルな帽子を売っているのを見かけます(し、実際にかぶってい歩いている観光客もみかけます^^;)
が、ほとんどのスペイン人はあまり辛いものがすきではありません。スペイン料理で唯一辛いものといえば”ときどき辛いししとうが混ざっている”Pimientos de Padrón”(ししとうの唐揚げ)のみです。

7.スペイン料理はヘルシーな地中海料理
スペイン料理はオリーブオイルを多用し、農業大国なので常に新鮮な素材で調理されているのことは事実ですが…。
一般的に揚げ物が多かったり、高カロリーな煮込み料理もたくさんあるので必ずしもヘルシーかどうかは疑問符がつきます。
ただ素材に恵まれているので食文化が豊かで、それぞれの地域がその土地の郷土料理にとても誇りをもっているので、”スペイン料理を食すること”が訪れる人にとって旅の醍醐味になっていることは間違いない事実です。(ただくれぐれも食べ過ぎには注意…してください)

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スペインの都市の物価比較、どこが一番お得?

日本でも大都市圏と地方都市とでは物価に差があるように、スペインでも都市間での物価は、物によってはかなりちがってきます。
もちろん、”自分にとってくらしやすいかどうか?”が住む場所をきめる一番大きな指針にはなりますが、とくに留学先などの長期滞在先を決める際に、自分の希望する都市でくらすにはどれくらいの費用がかかるのか、の目安にするのにしっておくとよいかも知れません。

数値は2016年のものを参考にしています。
まず、物価を比較する前に、各都市の平均的な所得(世帯ごと)
トップ3は
1位 サンセバスチャン (30550ユーロ)
2位 ヴィトリア (28288ユーロ)
3位 ジローナ (20866ユーロ)

ワースト3位は
1位 コルドバ (19685ユーロ)
2位 ウエスカ (20915ユーロ)
3位 ウエルバ (20958ユーロ)

となっています。
ちなみにスペイン全体の平均は 24.368ユーロです。

また各都市の物価を総合的に平均した場合スペインでは一番物価が高いのが、ビトリア。サンセバスチャン、バルセロナ、マドリッド、ビルバオが続きます。
逆に最も安いのがサラマンカ、続いてアルバセテ、バダホス、ウエルバ、セビージャと続きます。

各項目ごとの物価を比較してみると
■ 家賃
アパートを借りるが一番高いのはバルセロナで15.3ユーロ/平方メートルです。続くのがマドリッドで12.3ユーロ/平方メートル、3位はサンセバスチャン(11.6ユーロ/平方メートル)。逆に一番安いのはルゴ (3.9ユーロ/平方メートル)、オレンセ(4.1ユーロ/平方メートル)
カセレス4,3 ユーロ/平方メートルと続きます。

■ 日用品
スペインの消費者生活センターの調査によれば、日常必需品を購入するのに一番高くつくのはスペイン北部の都市、バルセロナ、ジローナ、ビルバオ、サンセバスチャンなどのスペイン北部の都市で逆に安いのがコルドバ、ムルシアなどの南部の都市だそうです。

■ 交通手段
公共の交通手段の一回券が一番高いのはバルセロナ(2ユーロ)でセビリアの1.4ユーロが続きます。
ただ回数券を買った場合一番たかくなるのがマドリッド(1.83ユーロ)その次がジローナ(1.07ユーロ)バルセロナ(1ユーロ)と続きます。逆に安いのは、ルゴ, (0,45 ユーロ), ログローニョ (0,53 ユーロ) 、クエンカ (0,58 ユーロ)です。

タクシーは最も高いのはバルセロナ3キロの往復で14,82ユーロ、続くのがタラゴナ(13ユーロ)その次がソリアで11.05ユーロとなります。
逆にもっともやすいのがグランカナリアで同じ距離が5.8ユーロ、続いてバレンシアの6.02ユーロ、ハエンの7.45ユーロとなります。

■ 教育費
公立大学の費用も地域によって異なります。一番高いのはカタルーニャ州で平均の年間学費が 2.776 ユーロ次がマドリッドで2317ユーロ、続いてナバラの1948ユーロとなっています。逆に安いのはカナリア諸島の1004ユーロ、バスク地方の1.099ユーロ、ガリシアの1.248ユーロが続きます。

■ 映画料金
映画を見るのが最も高いのはバルセロナで平均8.6ユーロ、逆に一番安いのがアルメリア(4ユーロ)続いてサラマンカ(5.3ユーロ)です。

■ 外食
外食が一番高くつくのがイビザ平均59ユーロ、続いてサラゴザ(58ユーロ)、コルーニャ(57ユーロ)となっています。
逆に最も安いのがウエスカで平均35ユーロ、次にカセレス(39ユーロ)3番目がサンタクルスデテネリフェで40ユーロとなっています。

■ アルコール飲料
カクテルを2杯飲んだ場合…最も高いのがマドリッドで26ユーロ。次にパルマデマヨルカ(マヨルカ島)で22ユーロ、続いてイビザ、コルドバ(21ユーロ)となっています。
最も安いのが、たびたび登場しているウエスカで7.5ユーロ。次にルゴとログローニョが続き7.8ユーロとなります。

長期滞在の費用などを見積もる際にお役にたてば幸いです!

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スペインにきたらサングリアじゃなくコレを飲むべし!スペインの代表的な飲み物10選

スペインののみものといえば、”サングリア”を連想される方が多いようなのですが、(私もかつてはその一人でした…)
こちらに来て少し驚いたのが”スペイン人はほとんどサングリアを頼まない””サングリアを置いていないレストランがある”…。

どちらかといえば”観光客向け”の飲み物のようで、以前はバルセロナでも観光客の少なめのレストランにいくと置いていないところがほとんどでした。(最近は観光客の増加に伴いどこも置いているようですが…)

ただ、ランチセットで”水かワインか?”と聞かれるお国柄。
アルコールの飲み物はとっても充実していますし、水がわり^^;に飲んでいるだけあって口当たりの良いものが多いです。

さて、サングリアを飲んでいないとすれば、スペイン人いったい何をのんでいるのでしょう・・・。

■ Cava(カヴァ)
カタルーニャ地方ではワインと同じくらいなじみのある白ワインかロゼベースのスパークリングワインで、カタルーニャ州ぺネデス地方が主な原産地です。
結婚式や祝日などの飲み物としても消費されることが多いです。フランスのシャンパンに比べて値段もずっとお手頃なのも嬉しいところです^^。

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■ Sidra(シドラ)
アルコール度の低いリンゴの発泡酒。
スペインにはいくつかの生産地があるのですが、一番有名なのはアストゥリアス産のものです。
”エスカンシアール”と呼ばれる独特のシドラ用の飲み方が伝統的につたわっているほど、(専用の食器ももちろんあります!)土地に根付いた飲み物です。

■ Chacoli チャコリ
バスク地方の少し辛口で酸味の強めな微発泡酒、ピンチョスとともに飲むのが一般的でピンチョスバルには必ず置いてあります。
シドラ用の”エスカンシアール”はチャコリでも使われることがあります。

■ Vino turbio(ビノトゥルビオ)
ガリシア地方の”ハウスワイン”。すこし濁りのある酸味のつよい白ワインで魚介類によく合います。通常のワインよりもずっとお値段がやすいのも魅力的^^です。(だいたい750ml 2ユーロ前後でスーパーなどでみかけます。)

■ Agua de valencia(アグア デ バレンシア)
カヴァとオレンジをベースにしたバレンシア地方出身のカクテル。スペインの中でも”オレンジの名産地”としられるバレンシアらしいのみものです。カバとオレンジジューズを混ぜたものに少しジンとラム酒、クアントローを混ぜお好みで砂糖を加えて甘さを調整します。アストゥリアス地方ではカヴァの代わりにシドラを使って作られることもあるそうです。

■ Queimada
”おまじない”を唱えながらのむと魔よけとなってくれるという言われのある神秘的なアルコール”Queimada”。ガリシア地方の伝統的な飲み物です。主な原料はAguardienteといわれるアルコール度29%から60%のお酒とお砂糖です。好みでレモンやオレンジを添えます。

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■ Licor café
アリカンテ、ムルシア、ガリシア地方でよく飲まれている飲み物で、コーヒーベースの15%‐25%の度数のリキュールです。
甘みを加えてデザートの代わりとして飲むこともあります。

■ Vermut
ワインをベースにしてときには40種類ものハ‐ブを混ぜてつくられる食前酒。スペインでは最も一般的なものは白ワインとマティー二ベースのものです。週末の昼食の前、おつまみ(スペインではかんずめが一般的)と一緒に飲む習慣があり、多くのバルで自家製のベルムートを楽しむことができます。

■ Risol
アンダルシア、特にハエン地方でよく飲まれる飲み物で、コーヒー、シナモン、お砂糖、ローズウォーターと
Aguardienteを混ぜて作ったカクテルです。イべリコ豚で有名な地方でもあるので、冬の畜産の作業の時期に体を温めるためによく飲まれた飲み物だそうです。

■ Orujo
カンタブリア、レオン、サモラでよく飲まれているブドウの粕を使って作られた蒸留酒です。
もともとは小規模のワイナリーがワインを作った後のブドウの粕を蒸留して自家製のお酒を作ったことが始まりです。
アルコール度が高い(45度前後)にも関わらず飲みやすく、現在ではスペイン全土で飲まれているお酒です。

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ガスパチョだけじゃない、”夏バテに効く!?”スペイン料理。

今年の夏は異常気象のようで、まだ6月半ばであるにもかかわらず連日8月のような高温の日が続いています。
バルセロナではまだ32-3度ですが、アンダルシアでは45度近くにまで気温が上がる日もあるようです。

7,8月多くの会社が夏時間を採用したり長期休暇を取るのは”暑すぎて外に出られないから”もあったりします…。

スペインの”夏の料理”といえば、Gazpacho(ガスパチョ)が有名ですが、食欲の落ちがちな厳しい夏を乗り切るために
ガスパチョ以外にもいろいろな”夏の料理”があります。その一部を紹介させていただきますね。
ひんやりとして、暑い時期にぴったりかつエネルギーチャージができるスペイン料理。(暑くても”あっさりしたもの”という選択肢はあまりないようです・・・)
シンプルで日本でも簡単に手に入るものでできる料理もあるので、”夏バテ防止”に一品加えてみてください!

Ajoblanco
”白いガスパチョ”ともいわれる冷たいスープでスペインの中でも特に暑さの厳しいアンダルシア地方とエクストラマデューラ地方の料理です。アーモンドの粉、にんにく、パン、オリーブオイル、でできたスープでフルーツ(ブドウが一般的だそうです)を浮かべていただきます。

Papas aliñás
カディス出身の夏の料理、ゆでたジャガイモにパセリ、シェリービネガー、玉ねぎを混ぜた冷たいポテトサラダです。ゆで卵を添えて食べるのが一般的です。

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Salmorejo.
ガスパチョの”兄弟”ともいえるトマトベースの冷たいスープです。ガスパチョよりもクリーミーで濃く、ハモンセラーノとゆで卵をつぶうしたものをトッピングします。もともとはアンダルシア地方(コルドバ)のお料理ですが、夏になるとスペイン中のレストランでみかけることができます。

Salpicón de marisco
”魚介類のメドレー”と名づけられたお料理は、小さくきったトマトと玉ねぎ、ピーマン にかにやタコ、えびなどのシーフードをあわせ、オリーブオイルとワインビネガーでかき混ぜたお料理です。

La esqueixada
カタルーニャ地方の伝統的な料理で、冷たいタラとトマト、ブラックオリーブ、玉ねぎ、ピーマン、パプリカのサラダです。味付けはオリーブオイル、塩、ビネガーとシンプル。スペイン料理の中でも比較的あっさり系の一品です。

Escalibada
地中海地方で主に食される冷製の一品で、トマトやピーマン、玉ねぎ、なす、ジャガイモなどをしっかりとオリーブオイルをたっぷりふってオーブンでやいたあとにかわを向いて冷やし、さっぱりと塩とにんにく、オリーブオイルで味付けをした前菜です。

番外編:Helado de turron (Jijona)

スペインのクリスマススイーツ”テュロン”、夏にはアイスになって登場です。
スペインでは”バニラアイス”と同様にどこのアイスクリームやさんでも”基本フレーバー”の一種としてみかけることができます。
味は…もとのテュロンがかなり甘いので、アイスになってもやっぱり甘いです・・。

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スペインに”夏が来ると思いだす…”物とは?

6月にはいると日差しが強くなり、気温も上がってスペインも本格的に”夏”に突入。
訪れる観光客の数も一気に増え”夏がやってきたなー”と実感します。
それ以外にも、”スペインならでは”の夏の風物詩にはこんなものが・・・

■ Operacion Bikini
この時期、雑誌などでもよくみかけるようになるのが”Operacion Bikini”の文字。
”夏がきてビキニを着ないといけなくなるのでダイエット”の意味です。ちなみに”BIKINI”というサンドイッチはこの”Operacion Bikini”用の食事とも言われているのですが、ハムとチーズを挟んだホットサンドでどうみてもダイエット向きでは…^^;(スペイン人は普段からよっぽどこってりした食事を食べているせい、でハムとチーズのホットサンドもダイエット食とみなされるのかもしれません・・)

■ テラスフィーバー
真冬でもストーブをつけてテラス席に座るほど、スペイン人は”テラス好き”。夏の間は、アスファルトの照り返しがきつくなるので近年はホテルの屋上などを開放したテラスが人気です。スペイン人にとって、涼風に吹かれながらテラス席に座って延々とおしゃべりをしていることほど幸せなことはないそうです(笑)

■ オルチャータスタンドの出現

スペイン人の夏の必需ドリンク”オルチャータ(Horchata)”.チュファというお芋の一種から絞り出したミルクのような栄養たっぷり(そして通常お砂糖がたっぷりはいってめちゃくちゃ甘いです…)のドリンク。夏バテ防止にも効果がありそうです。
この”オルチャータ(Horchata)を売る”Horchateria(オルチャータ屋さん、小さなたちのみのスタンドもよくみかけます)5月から10月、気温が高い時期だけ営業するところも多く、Horchateriaが営業を始めると”本格的に夏がやってきたなー”と感じます。

■ ガスパチョの消費量が倍増
オルチャータと同様、夏の風物詩。冷製トマトスープの”ガスパチョ”。スペイン料理を代表する一品でもあるので通年置いているバルやレストランももちろんありますが、この時期は消費量が倍増。夏の期間中はレストランのMenu del dia (本日の一品)の常連となり夏のスペインの食卓でも欠かせない一品です。

■ 夏時間の開始
7月に入ると”Horario de verano”といって”午後は暑くて生産性が下がる”という理由から、始業時間を繰り上げ午後早めに終わる企業が多く見られます。午前8時始業午後3時終了が一般的で、午後はゆっくりビーチで過ごしたりと夏を満喫できます。
昨今、エアコンもオフィスにはついているので”暑くて生産性が下がる”は
理屈には合わないような気もしますが…。夏を楽しむためのいいわけなのかも知れません(笑)

■ ”Abanico”が大活躍
フラメンコのアイテムでもある”Abanico”。おみやげ屋さんにもいろいろなカラフルな種類のアバ二コが売られていますが、夏の間はとくに女性の必需品です。夏の間はあちらこちらでフラメンコダンサーのごとく鮮やかなアバ二コの華麗な舞をみかけます。
スペインの夏は湿気が少ないので効果的な”暑さ対策”でもあります。

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スペイン人からみた”日本の七不思議”

ここ数年、日本を海外から訪れる観光客の数が増えているようで、スペインから日本を訪れる人も
例外ではなく、まだまだ他の欧米の国に比べると数は少ないながらも2014年から2016年まで3年連続で増加したようです。

バルセロナでは日本食レストランもここ数年で倍増、そして今年の秋には”ユニクロ”もスペインに初上陸。
物理的な距離はかなり遠いですが、日常レベルでは二つの国は近くなってきているのかなという気もします。

とはいえ、私たち日本人がスペインを訪れた時
”シエスタで2時間くらい昼間に店がしまる”
”お昼の定食にワインがついてくる”
など、日本人としては理解しがたい習慣にまだまだ遭遇するのと同様、
スペイン人も日本をおとずれたとき、やはり不可解に感じられることはたくさんあるようです。

さて、スペイン人の理解を超える”日本の7不思議”とは?(実際は7つ以上ありますが・・・^^;)

1.通りでの歩きたばこは禁止されているのに、飲食店では喫煙ができる:

スペインは全く逆で飲食店では全面的に禁止されていますが、
歩きたばこは許可されています)

2.車で通勤することが禁じられていて、
会社が公共の交通機関を使った通勤費用を支給する:

スペインでは交通費はお給料から自腹です…。
その代わり各自が一番安い方法で通勤の手段を選択することができます。

3.自転車を大きなチェーン式の鍵をつけずに一晩外に駐輪しておいても、
次の日の朝ちゃんと同じ場所にある:

スペインの場合は、大きなチェーン式のカギをつけていても夜でなくても自転車を長時間放置しておくと100%盗難されます。

4.チップの習慣がまったくない。
たとえば297円の代金で300円を払ってお釣りの3円を置いてくると、
ウェイターが走ってお釣りをわざわざ渡すために追いかけてくる。:

(スペインではアメリカのチップ程の習慣はないですが、
お釣りなどの小銭をそのまま置いてくる場合が多いです。)

5.電車や地下鉄の中で携帯電話で話すことが禁じられているので、
気分よく旅を楽しめる:

スペインだといくら高い運賃を払って電車に乗ったところで
必ず大声で携帯電話で話している人がいます。

6.そのかわり、新幹線でさえも食堂車がなくそれぞれが食べ物を持ちこんだり、お弁当を買ったりしてそれぞれの席で食べるので食べ物のにおいがとても気になる:

スペインの長距離電車にはたいていの場合食堂車があります。

7.日本では年上の人に向かって、2人称(スペイン語でいうところのTu)を使用することは決してない。
年功序列を重んじる国である:

スペインでは逆に、日本語の敬語にあたる”Usted”を耳にすることはほとんどないです。

8.電車が一分でも遅れるとスピーカーでアナウンスが行われる。

9.地下鉄を出る時も切符が必要なので忘れない用にとっておかないといけない:

スペインの場合は、入るときだけ切符が必要です。

10.レストランやカフェでオーダーする時に、複数人同時に注文をすると、
ウェイターが混乱するのできちんとひとりひとり順序を決めてオ-ダ-を入れなければいけない。あと一度注文を決めたら途中で変えないこと

11.世界で第3番目の先進国で、テクノロジーも進んでいるにも関わらず、
クレジットカードを使える場所がかなり限られている。
レストラン、お店などの商業施設では現金でしか支払えないところが多い:

スペインではスーパーで1ユーロの買い物をしてもクレジットカードが使えます。

日本で暮らしていると当たり前のことでも、
全く違った文化からやってきた人たちにとっては
とても不思議に映るようです。

きっとこれだけではないはずなので、
会話のネタとしてスペイン人の知り合いや
ウノドストレスの講師にも尋ねてみると興味深いかも知れません^^
(ウノドストレスの講師はほとんどが日本滞在経験があるので
きっと面白い話が聞けるはずです!)

興味をもたれた方にはこんな本も。
日本に赴任してきたスペイン人が見た”日本文化”を本音で綴った本。
「世界で最も読まれている10大スペイン語ブログ」にもランクインしました

『コモエスタ・ニッポン! ~世界で最も読まれているスペイン語ブログのひとつは日本ガイドだった』

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スペイン発祥”世界本の日”サンジョルディってどんな日

4月23日は”サンジョルディの日”。サンジョルディ(カステリャーノではサント・ホルへ)はスペインではアラゴン州・カタルーニャ州そしてマヨルカ島などのあるバレアレス諸島やアリカンテをはじめとする多くの地区のの守護聖人でこれらの地区ではこの日を祝うため色々な催し物が行われます。

また、スペインを代表する文豪、ミゲル デ セルバンテスと、イギリスの文豪 シェークスピアの命日であることから1995年にはユネスコによって”世界本の日”に制定されました。もともとカタルーニャ地方にはこの日恋人同士がプレゼントを交換する習慣があったのですが
この”本の日”の制定によって本を送る習慣が生まれました。

スペインの多くの地区によってこの日は重要な意味を持つのですが、その祝い方はそれぞれ違うようです。

■ アラゴン州
サラゴザ、ウエスカ、テルエルなどが属するアラゴン州はこの日は”アラゴンの日”とされており祝日です。、中世に当時の王ペドロ一世に命を受けたサント・ホルへが率いるキリスト教部隊が奇跡的にイスラム教軍よりウエスカ州を取り戻した日(Reconquista)
とされています。前後の日を通してアラゴン州各都市では、主要な通りに本を売るスタンドが立ち並ぶ他、パレードやコンサートが行われ盛大に祝われます。

■ カタルーニャ州
カタルーニャ州ではこの日大切な人(恋人、家族、友達)に本を送る習慣があります。カタルーニャ州では”バレンタイン”のような位置づけの日です。本来は男性に本、女性にバラなのですが、昨今では女性にも本を送るようです。(もちろんバラを添えて)この日は街の主要な道が本とバラを売るスタンドであふれます。
また、サンジョルディはカタルーニャ文化の象徴ともされており、この日窓からカタルーニャ州の州旗を掲げる家も多く見られます。
一日中さまざまなイベントが行われるのですが、祝日ではありません。

またその他、バレンシア州のアロイでは、キリスト教軍がイスラム教軍から街を奪還したことを記念する日として祝日となっており、街の多くの住人が中世時代のコスチュームに身を包み、二つの軍”イスラム教軍”と”キリスト教軍”にわかれ街がキリスト教徒に奪還された様子を再現するパレードが行われるそうです。

同じ国内でも一つの都市では”一年で一番ロマンチックな日”別の都市では歴史的に重要な意味を持つ”独立記念日”と全く真逆な意味を持つ日、そしてその他の都市は特にお祝いもない全く普通の日(笑)と、あらためてスペインの中にある文化の多様性は興味深いと思います…。

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セマナ・サンタの期間限定スペインスイ-ツ&料理

キリスト教徒にとってクリスマスと同じくらい重要な意味を持つ”復活祭”(スペイン語でSemana Santa)
カルナバル終了後からセマナサンタまでは肉料理やスイーツは食べることを禁じられてきたため(かつては^^;ですね・・・)
Semana Santaを祝うために各地方で、”期間限定”料理が登場します。
(一部のスイーツやお料理は現在ではSemana Santaを過ぎてもたべることができるものもありますが、Semana Santaに由来するものです)

■ Mona de Pascua
バルセロナのあるカタルーニャ地方とバレンシア地方での典型的な復活祭のためのケーキです。子供たちへの贈り物とする伝統があります。
カラフルにトッピングされたケーキはいろいろな種類のものがあり、卵やウサギといった典型的な復活祭のモチーフのものからバルサの選手をかたどったモチーフなど、この時期ケーキ屋さんのウインドーを賑やかに飾ります。

■ Flores de Semana Santa
別名”Flores de Manchegas”カスティーリャ・ラ・マンチャ地方のセマナ・サンタのお菓子です。
お花の形をしたかわいらしいドーナツのようなお菓子です。

■ Potaje de Vigilia.
聖金曜に食されるのが一般的なシチューで、タラ、ひよこ豆、ホウレンソウ、にんにくでできています。

■ Pestiños
アンダルシア地方の典型的なお菓子でごまの入った生地をオリーブオイルで揚げ、はちみつや砂糖で味つけしたスナックです。

■ Hornazo
サラマンカ地方とアビラ地方のセマナサンタのためのお料理です。豚肉、チョリソ、ゆで卵の入ったミートパイで、デザートバージョンは
アーモンドトお砂糖、カスタードが入ったものです。

■ Bartolillos

マドリッド地方のセマナサンタのお菓子です。カスタードの詰まったパイを油で揚げたものです。

■ Sopa de Ajo
セマナ サンタの期間中に食される、鶏肉の出汁をベースにし卵とシェリーで味付けをした典型的なスープです。

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■ Torrijas
17世紀からセマナサンタの伝統として食されているTorrijas.ミルクと卵を厚めのパンに浸しオリーブオイルでフライしたものです。
(フレンチトーストの濃い版?!)はちみつかお砂糖をまぶして食べます。

それぞれの地方によってセマナサンタの期間限定料理が異なるようで、スペインに10年以上滞在しながらまだお目にかかったことのない
お料理やスイーツもありました。
しかし  の断食(かつては)の後の食べ物だけあって、普段からさらに”濃ゆさ”に磨きがかかった一品ばかりです^^:
昨今では”期間限定”ではなくなっているお料理もあるもののほとんどのものが”ご当地限定”なので、訪れることがある場合は
ぜひトライしてみてくださいね!

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