スペイン語に限らず、語学習得をめざす人にとっては
”ネイティブのように話せるようになること”
は憧れでもあり、最終目標のようなものでもあるかと思います。
夢も希望もないようなことをいきなりいってしまいますが・・・
この目標達成はほぼ不可能に近いでしょう。
(小学生の方ならまだ可能性はあるかとは思います)
とはいえ、私も最近までは”ネイティブのように話したい”
と躍起になっていたひとり。
ただそれに固執しすぎるあまり、まったく自分の話し方に自信がもてなくなって
”話すこと自体”がいやになった時期すらあります。
大学院で勉強していたころ、
勢いだけで、無理やり入ってしまった感もあり
50人の学生の中でネイティブじゃないのは私だけ。
周りについていけばいこうとするほど、自信をなくし
”完璧に話さなければ”と思うほど固まって全く話せなくなりました。
一年目、課題はなんとかこなしたものの、クラスでは必要最低限の発言のみ。
2年目は、できる限りの授業は英語でとってなんとか卒業という情けなさ。
スペイン人と緊張せずに話せるようになったのは、正直ここ数年のことです。
今でもグループとかになると、めんどくさいから聞き役に回ります(笑)
ただ少し会話に対してのコンプレックスがなくなったのは、
スペイン語をマスターすることに対して‘諦め‘がついてからです。
アタリマエのことながら、私は日本人。
日本語すら、正しく話しているかどうかすらときどき怪しいのに。
学び始めて10年もたたない外国語、まずネイティブみたいに話そうなんて思うほうがおこがましい。
そう思えるようになってから
会話をするのが楽しくなりました。
いいんです、言いっぱなしで。
どうせ、スペイン人聞いてないんだから(あれ?)
語学の習得は数学や、ずっと学校で刷り込まれてきたマルかバツかで採点されるものではなく
(英語はずっとそういうやり方で勉強させられてきたので、きっとなかなか使えるものにならないのだと思います。
間違えることが”悪いこと”だと刷り込まれるので、間違えることが怖くなって正しく話せるまで口にださなくなるからです)
Practice Doesn’t make perfect
いくら練習しても完璧(ネイティブのように話すこと)はほぼ不可能。
だけれど、
Practice Makes Possible
練習することでいろいろな可能性を開いてくれるものだと思います。
学習や練習を重ねていくうちに、私の場合は
まずスペイン語で電話ができるようになったとか
まったく意味がわからなかった好きな曲の意味がわかって、ちゃんと歌えるようになったとか。
最近だと
スペイン人と喧嘩してもちょっとのことでは負けなくなったとか(笑)
上達するごとに、いろいろな可能性が広がっていく。
ネイティブみたいに話せるようになるより、なんだかずっとワクワクすると思いませんか?
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