お祭りが大好きなスペイン人。
地域ごとにいろいろなお祭りがありますが、
とくに大晦日と、
夏至のお祝いにあたる
‘San Juan(サンファン)の日‘6月23日の夜は
スペイン全土で盛大なお祝いをします。
バルセロナのあるカタルーニャ地方では、コカと呼ばれる菓子パン
(平たいパンに、ドライフルーツなどが飾られたもの)とカヴァ(カタルーニャ地方のスパークリングワイン)
で御祝いするのが一般的で
この夜は、いろいろな場所で盛大に花火が挙げられ、一年で一番長い夜を楽しむ…という感じです。
例のごとく(^-^;)、このお祝の仕方、地方ごとに異なるようで…
バルセロナでもこの日の夜はかなり盛り上がるのですが、
まだまだ上手がいるようです。
たとえば
■ アリカンテ
スペインの中でももっとも盛大に行われるSan Juanのお祭りで、
バレンシアの火祭りと同様100体近くの人形がお祭りの期間中
アリカンテの街に飾り付けられ、6月24日一斉に燃やされます。
国際的にも知名度を増しているアリカンテを代表するお祭りです。
■ ガリシア
元来の‘San Juan`のお祭りの伝統に忠実なガリシア。
24日になると、各地で‘Hoguera(焚火のようなもので、‘清めの火‘といわれ
古くなった家具などを燃やすことが多いようです)がたかれ、
このHogueraを9回飛び越えると
幸運がもたらされるとされています。
とくにコルーニャ市のHogueraが有名で、
町中にたくさんのHogueraがたかれ
Sardinada(イワシ祭り?
バルセロナでもときどき行われるのですが焼いたイワシをふるまう行事です。)
や花火なども盛大に行われ、
国内外からたくさんの人が訪れて盛り上がりを見せます。
■ アンダルシア
アンダルシア地方では、
布でできた人形(JuanilloやJuasと地区によっていろいろな呼び方をされているようです)
をHogueraで燃やす習慣があります。
人形に願掛けをして、燃やすと願いごとがかなうといわれています。
海に面した都市が多いせいか、Hogueraは海岸で行われることが多く、
12時になると海で目を濡らすと清められ幸運が訪れるという不思議な習慣も。
同じ起源から由来するお祭りでも各地によって
全くお祝の仕方が違ったり、
バルセロナでは23日24日のみがお祭りですがガリシアやアリカンテは一週間ほどつづくよう。
各講師にサンファンのお祭りについて尋ねてみるのもよいかもしれませんね!
(ときにスペインの話でもりあがるのはモチベーションアップにもなるので、
根をつめすぎず、ゆっくり着実に、息抜きもときどきは忘れずに!)
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