スペイン語習得に才能は関係なし?!

数か国語が流暢に話せる人は”もともと語学学習の才能がある”、”自分はそんな能力はないから無理”と思ってしまいそうになりますが、実際”語学習得能力”は練習によって伸ばすことが可能な能力です。訓練次第でスペイン語をはじめとして数か国語を話せるマルチリンガルになることはできます(きっぱり!)

■ 語学の才能は鍛えて身につけるもの

脳の関連部分は練習や必要に応じて発達していくとは多くの研究で明らかになっています。
たとえばバイオリニストは、練習すればするほど脳がバイオリンを弾くためにさらに伸ばせるように指の動きをコントールしていきます。つまり脳が”バイオリンを弾くこと”に適応していくのです。ロンドンのタクシードライバーたちは通りの名前の詳細を記憶したり、現在地の感覚を把握することに関連する脳の部位が発達していることもよく知られています。

■ ”環境”に大きく作用される”語学習得能力”

語学習得能力の発達には環境が大きく作用しています。
事実上”公用語”が存在せず、各州ごとに使用言語が異なりエチオピアには4-5か国語に流暢な人はめずらしくありません、”いろいろな言語が交わされている”のが日常なので人々の脳、多言語を学ぶことに適応しているのでs。ヨーロッパの一部の地域、ベルギーなどでも、ドイツ語、フランス語、オランダ語を話す地区が隣り合っているため3か国語を操る人は多くみられます。
日本は全く逆で、日本で暮らしていると日本語以外の言語ははっきり言って必要がなく、外国語に触れる機会も日常生活ではほとんどない・・・ので日本人の多くの人が”語学があまり得意でない”と感じてしまうのもある意味自然なことではあります。

単一言語の環境で日常生活の99.9%を過ごすといっても過言でない日本人の私たちにとっては、一番のハードルは”最初に学ぶ外国語の習得”です。一番最初に学んだ外国語の習得がうまくいくと、まず脳の”外国語習得”部分が発達し適応します。多くの方2番目に学ぶ言葉は一番最初に学んだ言葉よりも”スムーズに習得できる”ような気がするのはこのせいです。(個人的な経験からいうと3番目、4番目はもっと楽です。3番目あるいは4番目に学ぶ言語が、すでに習得済みの言語と似ている場合はほとんど学習しなくても、読んだり聞いたりの理解はできるようになると思います。)

ただ多くの方にとって、一番最初に取り組んだ言語は”英語”、しかも義務教育の英語は、”試験のための暗記”に重点が置かれており、実用的なものではないというのが現実です。(今はもしかすると少し変わったのかもしれませんが)義務教育だと最低6年、大学を入れると10年学んでも、学校の授業だけで”英語が話せる”ようにはなりません。これは単に”カリキュラム”に原因があるのですが、学校教育の方法では”語学習得”脳は発達しませんし(おそらく暗記力は鍛えられると思います)それどころか数年勉強してもコミュニケーションできるようにならなかったので”外国語習得は難しい”という思い込みを植え付けられることにもなりかねません。

■ ”スペイン語を絶対に習得する”という決意に勝るものはなし!

しかしながら、”環境が大きく作用する”ということを考慮すると”語学習得能力”はもって生まれた才能ではなく、だれでも訓練によって身につ着け、強化していくことができるものだといえます。なので、たとえ英語でうまくいかなかったとしても、”スペイン語を絶対習得する!”と決心してコミュニケーションの実践を促す適切な方法でレッスンを進めていけば、脳も”スペイン語を学ぶため”に必要な部分を発達させてくれます。(スペイン語の勉強を続ければ続けるほど、単語や文法の覚えが早くなるのはこのためです)、

結論として・・・
もともと、語学習得能力が優れている人というのはいません。やる気と根気で”達人”になることはだれでも可能です。なので決意して、前進あるのみ!です。

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スペイン語が使えると得する仕事(4):メーカー

少し前にいくつか紹介させていただいた”スペイン語を使ってできる仕事”

スペイン語ができると得する仕事その1:外務省在外公館派遣員

スペイン語ができると得する仕事その2:外務省専門職員

スペイン語ができると得する仕事その3:在日大使館勤務

政府関係の仕事が続きましたが、もちろん一般企業でも”スペイン語を使える仕事は意外にたくさんあります。
スペイン語は”世界で第2番目に母国語者が多い言語”、経済圏の規模は大きく進出を志す企業は多いです。

これから日本国内の人口が減少していくことは確実なので、特に製造業分野の企業は日本国外への進出は死活問題といっても過言でないくらい重要です。
スペイン語を話せる人材は英語に比べるとかなり少なくなるので、採用の際に”スペイン語が話せる”ことは大きなアドバンテージになることは間違いないです。

■ スペイン語を使うメーカーでの仕事
-海外営業
まず、海外進出を目指すメーカーが、進出の一歩として行うのが、現地での販売ルートを探したり、提携企業を探したりといった業務です。このような仕事を行うのが”海外営業”のポジションです。日本と進出先の国をいったりきたり、多くの場合長期にわたって進出を目指す国に滞在をすることにもなります。

-現地事業所とのコーディネート業務
事業拠点を構えた際に、現地で事業所の代表などを雇う場合も多いです。(スペインの場合はビザ取得の関係もあり、小規模なメーカーの場合、事業所の代表はスペイン人であることも多いです。事業所の設立は比較的短期間でできても、日本から人を派遣する場合に労働ビザの取得に時間がかかるためです。)その場合、現地の従業員と日本側との仕事のやりとりを管理する役割を担うポジションです。海外営業の仕事に比べると出張などは少ないですが、日々現地事業所とのやり取りを行う必要がでてくるため、高い語学力が求められます。

-現地工場管理
進出先の輸出入に関する法律や、関税、また輸送にかかるコストなどから、多くのメーカーは現地に工場を持っています。(あるいはコストが安いことから、現地工場で製造したものを日本に輸入する場合もあります)工場での製造業務は現地の従業員が行いますが、管理のポジションは日本から派遣される場合が多いです。このポジションは日本の数年間の勤務を経てその後現地での勤務となる場合がほとんどです。

-現地子会社のマネジメント
大企業の場合は、長年国内で勤め実績を上げた管理職ポジションの人が現地に派遣されるケースもありますが(その場合語学サポートとして派遣先でアシスタントを採用します)、中小企業の場合は中途採用で、すでに語学スキルも含めた必要なスキルを持ち合わせている人材を採用し、日本での比較的短期間のトレーニングののち現地の管理ポジションとして派遣されるのは珍しいケースではないです。

■求められるスキルとは?
B2(大学の授業を問題なく受けることができるレベル)レベルの高いスペイン語が求められ、採用の際にはかなり有利に働くほか、”日本企業とスペイン語圏の進出先をつなぐ架け橋”になることが求められるポジションのため、進出国の文化に対する理解や異文化への順応度の高さも求められます。
スペイン語を話せる人材を探しているメーカーの求人は以下のようなサイトに掲載されています。
インスティチュート セルバンテスの求人ページ(政府関係の求人も多いです)
https://tokio.cervantes.es/jp/job_board.htm
求人大手サイトの”Indeed”
思ったよりもスペイン語の求人が多く少しびっくりしました・・

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バルセロナのクリスマスに欠かせない”カガティオ”とは?

キャラが強すぎるこのお方の陰にすっかり隠れてしまった印象!?がありますが、

バルセロナのクリスマス、サンタも顔負け影の主役は…

スペインのクリスマス、特にカタルーニャとアラゴン地方では、特に子供たちのクリスマス準備に欠かせないのが
”Caga tio(カガ ティオ)です。
“Cagar”はスペイン語の動詞で”排便をする”、”、Caganer(カガネール)”に続き
また排便ネタ・・・(苦笑)ですが、悪ふさげではなく、実は、便は土壌を豊かにする⇒豊作をもたらす、として”豊かさ”と結びつけられることから縁起の良いものとされているのです。

”Caga tio(カガ ティオ)は別名”Tronco de Nadal(クリスマスの丸太)とも呼ばれておりスペイン、中でもカタルーニャ地方とアラゴン地方では12月24日にプレゼントやお菓子を届けてくれるサンタクロースのような役目を果たす存在です。

クリスマスの近づく12月8日に、カガティオを作るための丸太を購入します。
そして丸太に顔を顔を書き、4本の脚を取り付けます。
この丸太を寒くないように毛布でくるみ、12月24日までしっかりおなかをいっぱいにして贈り物をとどえてくれるようにと、12月22日(冬至の日)まで、毎日お供え物(食事の残り物だったりお菓子だったり)を捧げます。なぜ”冬至の日まで”かというと、冬至の日は”冬が春に変わっていく最初の日”とされているためだそうです。
カガティオにお供え物をするのは、22日までの冬の間にしっかりと栄養を蓄え、その栄養をりっぱなプレゼントにしてね、という意味らしいです(なんと自分勝手な、笑)

なせ人間ではなくて”丸太”なのかはかつて電気がなかった時代に丸太火をおこし温かさを届けてくれるので”光を届けてくれる存在”として重宝されていることから来ているそうです。

そしてクリスマスイブの日は、カガティオが贈り物を届けてくれるように

”Caga Turrron de aquell tan bueno
(テゥロンをだして、あのとってもおいしいやつ)

Si no tienes mas caga dinero
(もしもうないなら、お金を出して)

Si no tienes suficiente caga huevo
(十分もってないなら、卵を出して)

Caga tio”
(カガティオ)
とうたいながら、カガティオを杖たたきます。(ちょっと痛そう…)そうすると翌朝にはカガティオが、毛布の下にプレゼントやお菓子を
出しておいてくれる…という習慣です。
そしてクリスマスの当日12月25日にはカガティオの丸太を燃やし、土に還します。

”Cagar”は”排便する”という意味ですが、分かりやすいように意訳をしました。
ちなみに、この動詞自体は直訳すると品のない言葉ですが、結構日常生活には、別の意味でつかわれるフレーズで登場しているので、スペイン人自身はあまりそこまで”品のない言葉”としてとらえていないような気もしています。たとえばよく使われるスラングで”Esta cagado”は”ありゃ、やっちゃったね・・”のような感じでよく使われています。

カガネールと由来は共通する点もあるものの、みかけかかわいらしい”カガ ティオ”。バルセロナのクリスマスマーケットの主役でもあり、期間限定アイテムなので、ちょっとしたおみやげとしてもぴったりですね^^

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スペイン語動詞”Dar”をマスターする(1)

スペイン語には他の単語を合わせると全く違った意味になる”VERBOS MAGICOS”が存在します。
ほとんどが日常会話に頻出する動詞で、これまでも数回にわたって使い方を紹介させていただきました。

スペイン語動詞”Hacer”をもっとマスターする

スペイン語動詞”Tomar”をマスターする

スペイン語の動詞”Echar”をマスターする(1)

今回は”Dar(与える)”の使い方です。

■ Dar en el clavo

表現の起源は”Martillo”(とんかち)と”Clavo(くぎ)”から来ています。
トンカチで釘をさすが”Dar golpe al clavo con martillo”この言い回しから派生してDar el clavoは”(ちょうどとんかちで)釘のあるところを打つ”=(問題に対して)適切な解決策を提案する、や(問いかけに対して)正しい答えをだす。という意味の表現です。、

■ dar gato por liebre

直訳すると”野兎(Liebre)の代わりにネコを与える”、この表現は、”いいものと偽って質の悪いものを渡す””だますこと”を意味します。
もともとの表現はかつて(現在でもスペインではウサギを食べる習慣がありますが)肉屋でネコの肉を野兎の肉だと偽って出していたことから来ているそうです。

■ Dar largas

Largaは”長い”、長いものを渡す?は”(期限を)伸ばす””(相手を)待たせる”といった意味です。同じ意味を持つ動詞に”Posponer(期限を延ばす)がありますが、会話では”Dar largas”
のほうがよくつかわれます。

■ Dar carta blanca

”Carta blanca”はなんでも自由に書くことができる”白紙の手紙”。白紙の手紙を与えるということは”自由を与える”という意味です。似たような表現に”Dar cheque blanco”がありこの”cheque”は銀行のチェックのことを意味します。ゆえに”お金を自由に使う権限を与えられている”という意味です。

■ dar la espalda

この表現は文字通り”背を向ける/背を向けている”の意味でつかわれる場合と、”相手にしない(Ignorar)”裏切る”という意味でつかわれることもあります。会話の前後でどちらの意味でつかわれているか判断することが必要です。

■ dar la lata

“lata”はスペイン語では”アルミ缶”という意味ですが、この表現で用いられている”lata”は形容詞”Lataso”(しつこい、じゃまになる、イライラさせられる”)から来ています。
ゆえに意味は”邪魔をする、いらいらさせる、怒らせる”スペイン語で同義語は”Molestar(邪魔をする)””fastidiar(腹を立てられる)”Estresar(イライラさせられる)”です。
すこしげさな言い方として”lata”のかわりに”latazo”が使われることもあります。名詞の最後に”Zo”をつける言い方は誇張表現として会話でよく用いられます。

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スペイン人の好物?!”たまご”を使った表現

スペイン人のソウルフードといえば”トルティーヤデパタタ”(スパニッシュオムレツ)”
そのほかにも卵をたっぷり使った自家製プリンはスペインの定番デザートですし、アンダルシアの代表的な一品
チョリソに目玉焼きを添えた”Huevos flamencas”やタパスには必ず登場する卵サラダの”Ensalada rusa”
ちなみにスーパーでも”目玉焼き味”のポテトチップスを見かけたりとスペイン人が卵好きなことは間違いないです(笑)

卵好きが高じてか否か、スペイン語のスラングにはやたらと卵が登場します。
あまりしょっちゅう使うと会話に品がなくなってしまいますが、
スペイン人の言っていることを理解するには必須の使える”卵”表現、こんな感じです。

■ Pesar un huevo
トルティーヤを作るために”卵を測る”のではなく…Pesar un huevo は”軽そうに見えたものが実際はずっしりと重かった”というちょっと大げさな言い方をするための表現です。
確かに”卵”そのものも小さいのに持ってみたらずっしりと重いので、そのことから生まれた表現だといえます。

■ pisar huevos
”Pisar”は踏みつける、という意味。卵をふみつけたら大変なことになりますが・・・この場合は卵を踏みつけているようにゆっくり歩いている(caminar demasiado lento)。
のろのろと歩いているという表現で、”Va pisando huevo”と動詞の”ir(行く)”と合わせて使われることが多いです。

■ cuesta un huevo
”卵の値段”と直訳すると???となってしまう表現ですが、”(あるものの値段が)とても高いこと(Muy caro/demasiado caro)”を意味します。

■ Tocarse los huevos
“Tocarse las narices”(はなにつく)”ponerse de los nervios” とほぼ同意義の表現です。”イライラさせられる”という意味です。

■ tener huevos
”ser valiente”勇気がある、という意味の言い回しです。少し品のない言い方ではあるので、あまり使用はおすすめしませんが^^;会話にはよく登場するので意味は覚えておくことをお勧めします。

■ estar /quedarse/ponerse a huevo
”ser facil”(簡単)と同義語で、課題や仕事などに対して用いられるときは”成し遂げることが簡単である”また支払い方法などに対して用いられるときは”支払いやすい方法である”という意味です。

組み合わせる言葉によって 重くなったり、邪魔にされたりあるいは勇気の象徴にされたり・・・ところころと意味が変わる”卵”ですが、それだけスペイン人の生活に深く結びついているからかもしれないですね。
”Huevo(卵)”の同じ単語を用いていてもそれぞれ全く違った意味でつかわれるのでひとつひとつ覚えるしかなさそうです…(苦笑)

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スペインでスペイン語を学ぶ!お勧めの留学先はこちら

スペイン語の上達を加速するためには、スペイン留学が一番の近道です。
かつては”留学”といえばハードルが高いように思えましたが、最近は超短期から通える語学学校なども増え
”旅をする感覚”で留学することも可能です。

ただひとことで”スペイン”とはいえ、それぞれの都市の個性がとても豊かなであるのもスペインの興味深いところであり
旅先としての魅力でもあります。

スペイン語を学ぶための留学先、お勧めはこちらです。

■ マドリッド
日本からは直行便もあり、また欧州各国からの飛行機の便もよいので特に短期間の留学先としてのメリットのおおいマドリッド。
スペインの首都であるので交通網もかなり発達しており(バルセロナと比較してもマドリッドの交通網はかなり便利に感じます)また
世界中から観光客の訪れる観光都市なので他のスペインの都市にくらべると英語も通じます。(が、ヨーロッパ全体で見ると残念ながらスペインではまだまだ英語は通じにくい…です。)物価は他の都市に比べると高いといえます
語学学校の数も豊富ですし、スペインのトップ校もたくさんあるので、良質のスペイン語コースを見つけることは比較的容易です。またマドリッドのスペイン語はスペインのスペイン語の中でももっとも標準に近い”カスティーリャ”地方の発音です。

■ バルセロナ
世界遺産にあふれ、スペインでもっとも人気の高い観光都市バルセロナ。日本からの直行便はありませんが、ヨーロッパ各地からの飛行機が充実しておりマドリッド同様訪れ易い場所です。公用語はスペイン語(カステリャーノ)とカタラン語で、街の標識は二つの公用語で表示されています。また公立の学校での教育はカタラン語で行われます。ただ実際のところスペインの他の都市や、周辺からの移民が多く暮らす街であり、スペイン語が通じないことはないですし、街の人たちもスペイン語を話している人の方が多い印象です(おそらくバルセロナ以外のカタルーニャ地方の他の都市では状況は異なるとは思います)。大学や語学学校もかなりの数あり、世界中からの留学生が学んでいるため質の高いスペイン語コースも簡単にみつけることができます。

■ セビリア
スペインの中でももっとも”スペインらしい”場所の一つであるセビリア。現在トラムや地下鉄も建設中とのことで市内の交通の便も近年中にかなり便利になることが期待されます。セビリアのスペイン語はアンダルシアアクセントが強いので、セビリアでスペイン語を学ぶとどうしてもこのアクセントは避けて通れないです。(最終的にはそれぞれの受講生の方の好みかと思います。)7月から9月にかけてはかなり暑くなるので、暑さに弱い方にはこの時期はあまりお勧めできませんが、都市全体に見どころが多くまたマドリッドやバルセロナに比べると物価も安いです。

■ サラマンカ
スペイン一の”学園都市”。人口の半分以上が18歳から35歳までとスペインの他の年に比べるとかなり若く、学生が多いので留学に適している場所といえます。またカスティーリャ地方に位置し、スペイン語の発音も綺麗です。だ多くの大学でスペイン語コースが開催され、また学生同士でも語学交流会などのイベントが盛んに催されています。どちらかというと長期留学により適している場所といえます。
日本からの飛行機便はほとんど出ていませんが、マドリッドやサンセバスチャン、バルセロナから列車がでています。

■ サンセバスチャン
バスク地方に位置するスペイン一の美食の街サンセバスチャン。特にスペインの食に興味がある方にぴったりの留学先です。街自体は比較的小さいですが、大手の語学学校がスペイン語コースを開催しています。スペイン北部に位置しスペインの他の都市と比べると夏は比較的過ごしやすいです。また”ビスケーの真珠”と呼ばれる美しい海岸もありサーフィンも楽しめます。

■ バレンシア
地中海沿いに位置するバレンシアは、”パエリア”発祥の地。バルセロナと同様地中海気候のため一年を通じで天気もよく過ごしやすいです。公用語はスペイン語以外にバレンシア-ノと呼ばれるカタルーニャ語から派生した言語があります。(ただバルセロナと同様に、だからといってスペイン語が学べないというわけでは全くないです。)近年観光地としても人気が出てきているため、スペイン語のコースを提供する語学学校も増えてきています。またマドリッドやバルセロナよりまだまだ物価も安く、のんびりとスペインを満喫するにはぴったりの留学先です。

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ワールドカップのスペイン語フレーズ

ワールドカップ前半戦、日本チームも健闘中で大いに盛り上がっていますね!
時差の関係でどうしても試合が夜中になってしまうので、体調管理だけはくれぐれもご注意を・・・。

前回の記事でワールドカップのニュース(とくにスペインチームのニュース)をスペイン語で追いかけることができるメディアを紹介させていただきましたが、

スペイン語で楽しむワールドカップ2018

サッカーが国民スポーツのスペイン(そしておそらく南米も)には日常会話で用いられるサッカーにちなんだスペイン語表現も数多くあります。
そのうち代表的なものをいくつか紹介させていただきますね。ワールドカップを楽しみつつ一緒に覚えてしまってください(若干こじつけ・・・)

■ No meter un gol ni al arcoiris
”Arcoiris”は”にじ”のことです。ご覧のように空一面にかかるにじは大きく、サッカーのゴールに例えるとかなりシュートをいれるのが簡単なゴールに見えます。その”にじのコール”にもゴールをきめられないというのは”ありえない、不可能”な状態や状況を意味している表現です。

■ No da pie con bola
”足にボールが届かない”、ボールをけり損ねてしまうと、敵にボールを奪われ、挙句の果てにはゴールを決められてしまうことも…。日常会話でこの表現が使われる場合は”運の悪いことが立て続けに起こる”という意味の表現です。
todo sale mal

■ dar un bano
”Dar un bano”、シャワーを浴びる?お風呂に入る?と意味を取り違えてしまいそうな表現ですが、意味は”Ganar mostrando una clara superidad(圧倒的優位に相手を負かすこと”です。”、敵に水をぶっかける・・的な意味があるのかも知れません。
またどのチームのサポータも試合の際は、”Que de un bano a los rivales(敵を大差で負かしますように)”と思っているに違いありません。

■ Salir a por uvas
これは特にPortero(ゴールキーパー)に対する表現です。”El portero ha salido a por uvas”は”ゴールキーパーが危険を承知でゴールを開けてしまうこと”です。”Salir a por uvas”はかつてのワイン畑のぶどうの盗難に由来する言い回しで泥棒たちは危険を覚悟で”Salir a por uvas”(ブドウを盗みにでかけた)”ことから”大きな危険を冒して行動を起こす”の意味です。

■ Lo importante es participar
日本にも同じ言い回しがありますね(笑)”参加することに意義がある”。競技型のスポーツではなく参加型のスポーツでよく言われます。実際2008年のユーロカップ、2010年のワールドカップ以前のスペインチームは今のように強くはなかったので”Lo importante es participar”はサポーターたちのお決まりの文句だったそうです(笑)

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スペイン人の想像力に脱帽^^;なスペイン語表現

スペイン人の想像力の豊かさ、表現力の豊かさ…^^;が表れている”なんでそうなるの?”と元の意味とは全く結びつかない
スペイン語の口語表現を紹介させていただきますね。ちなみにこれらの表現も会話によく登場しますので意味を覚えておくと、???とならずにすみます。

Le da palo/Se queda corto
スペイン人が恥ずかしい、面目丸つぶれのときは ”Le da palo ”(細い棒をもらった)あるいはSe queda corto(短くなった)と感じるそうです。うーん、日本人には理解しがたい感覚です。

como una cabra and como una regadera
スペイン人が”ヤギ(como una cabra)か“じょうろ(como una regadera)になった時は近づかない方がいいかも知れません…”常軌を逸脱する振る舞いをする”状態のことを”Esta como una cabra”あるいは”Esta como una regadera”といいます。ヤギとじょうろはスペイン人にとっては”Loco”の代名詞のようです。


le caes gordo

”太っていること”は”食べることが大好きな”スペイン人にとってもあまり喜ばしく受け入れられるわけではないようで・・・
”Le caes gordo”(彼/彼女はあなたのことをよく思っていない)という意味です。まずはダイエットが必要!?


te da la lata

”缶を渡される・・”のは”邪魔される”という意味で使います。ビールの缶?コーラの缶?、飲み物の缶を渡されるなら”邪魔”もそんなに気にならないかも!?

la caga
スペイン語の”Cagar”は日本語に訳すると”くそっ!”というニュアンスのスラングです。(英語でいうところの”Shit”です。)
この意味をうけて、Cagarは本来の意味よりも”失敗する””へま”などという意味で使われることの方が日常会話においては多いです。
”La caga”は”失敗する”の意味で使われます。

se ralla/se come la olla
物事を”ややこしくする/難しく考えすぎる”ことを”Se ralla(みずからをこする)”Se come la olla(鍋を食べる)”といいます。
お鍋を食べるほど考え込む…ことがスペイン人にもあるんだ、と別の意味で驚きの表現です(笑)

te canta las cuarenta
”las cuarentas”は”40の数”という意味です。”40の数を(あなたに数える)”は、実際に数を数えるのではなく”お小言をいう”という意味にあたります。

cae del burro
直訳すると”ロバから落ちる”ですが、”(いままできがついていなかった)あることに気がつく”という意味です。ロバから落ちても大した怪我にはならなさそう、ショック療法的に”目が覚めた”というような感じなのかも知れません。

se queda frito
”フライになる”、一見食べ物に関する表現のようですが、”眠りに落ちる”という意味です。フライになると動かなくなるから!?なのか、食べ物を使った表現はスペイン語にはよく見られます。

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スペイン流”新年の7つの習慣”

スペインには新しい年を迎えるための”お正月”はなく、とくに日本のように新しい年を迎えるために家を飾り付けたり…という習慣も”初詣”的なイベントもないのですが(あえていえば12月31日、大みそかに新年を迎えるための盛大なパーティーを行うのが一般的です。)新しい年をさらに良いものにするために”幸運を呼ぶ”といわれる習慣はいくつかあるようで…その効果は如何に?!

せっかくなので、2018年にむけてぜひ”スペイン流の新年のゲン担ぎ”お試しください^_-☆

まずはスペイン国民のほとんどが大みそかに同じことをするこちらから・・・

1.12月31日の大みそかの12回の鐘の音にあわせて12このぶどうを食べる。

年が明ける直前に、12回鐘がなりひびき(あるいはテレビで実況中継をされるのをみつつ)その鐘の音とともに12個のぶどうを食べると
来るべき年には幸運がやってくるとされています。が、この習慣ははっきりいってなんの根拠もなく、(苦笑)1909年に、取れ過ぎてしまったぶどうを売るためにレバンテ地方の農家が思いついて広めた習慣だそうです。

2,新しい赤い下着を身につけて新年を迎えると幸運がやってくる。
赤は幸運や豊かさをもたらしてくれる色であるといういわれがありますが、同時に中世では”血”や”悪魔””魔女”を連想させる
色として表だって身につけることはタブーだったそうです。そのために下着として身につける習慣ができたようです。

3.元旦にレンズ豆の料理を食べる
”Lenteja(レンズ豆)は”豊かさ”のシンボルとされ、元旦にレンズ豆を食べると成功と幸福を手に入れることができるといういわれがあります。

4.一年間にあった悪い出来事をすべて紙に書き出して燃やす
火でもやすことは”浄化”の意味をもつとされています。(古い家具を燃やす夏至のお祭りサン・ファンや、バレンシアの火祭りなどスペインのお祭りには”火”を用いるものが多いです。)こうすることによって、ネガティブなエネルギーが浄化され新しい年にひきずらないように悪い出来事を本当の意味で終えることができるとされています。

5.新年の金運をよくするためには
大きめの額のお札(100ユーロ、200ユーロあるいは500ユーロ札)を右靴にいれ、元旦が始まるときに手にもつと一年中お金に困らないといわれています。また別のバージョンとして乾杯をするカヴァやシャンパン、シードルに金色の指輪を入れるというものもあります。
一年のはじめをお金とともに迎えると一年中お金に困らないといういわれから来ているそうです。

6. 元旦にトランクを持って家の周辺を回る
この儀式をすると新しくやってくる年に旅行をたくさんする機会に恵まれるそうです。新年の鐘が鳴っているときに
トランクを家の外に出すという別のバージョンもあります。スペインだけでなく南米でもよく行われる新年の”ゲン担ぎ”だそうです。

7.新年第一日目は”機嫌良く”過ごす
元旦の日だけは言い争ったり誰かに腹を立てたりせずにいい気分で過ごすことによってネガティブなエネルギーの流れをたち、新年にやってくるよい出来事を迎えることができるといわれています。

日本に居ながらにしてできる”ゲン担ぎ”もあるのでぜひお試しを!

2018年が皆様にとってさらに飛躍の年となりますよう、来る年もどうぞよろしくお願いいたします。

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フラメンコに魅了されること間違いなし!なスペイン映画5選

世界中にフラメンコブームを巻き起こしたスペインを代表するカルロス・サウラ 監督。
彼の作品”フラメンコ・フラメンコ”は以前もこのブログで紹介させていただきましたが、今年秋より最新作の
”J(ホタ)-ビヨンド・フラメンコ”も日本各地の劇場で年末から年始にかけて上映されるようです。

実は日本は”スペインについでフラメンコを習っている人口が多い”ほど根強いフラメンコ人気の国。
きっとフラメンコは私たち日本人を引き付ける”何か”を持っているに違いありません。

スペインの”無形世界遺産”でもあるフラメンコその魅力をあますところなく描き出す映画5本、
ピックアップしてみました。
見終わったころにはきっとフラメンコを習いたくなっているはず!?

■ Vengo(ベンゴ)

スペインのトップフラメンコダンサー、アントニオ・カナーレス主演のフラメンコミュージカル映画。アンダルシア地方を舞台として繰り広げられる復讐劇(Vengo)をフラメンコ音楽とともに描いた作品。通常の”綺麗な衣装を着飾って踊る華やかなフラメンコ”のイメージをアントニオ・カナーレスの力づよく生命感に満ちたフラメンコが覆してくれます。トップフラメンコギタリストのトマティートも出演。
フラメンコの”真髄”を垣間見ることのできる作品です。

■ カルメン

フラメンコの歴史を塗り替えたといわれる伝説のダンサーアントニオ・ガデスとカルロス・サウラ監督によるコラボレーション。
『舞台「カルメン」を上演する劇団』を演じる劇団をモチーフにした”劇中劇”のスタイルをとっている凝った作りの作品。アントニオ・ガデスが日本でブレークするきっかけを作った作品で、アントニオ・ガデスの意志を告ぐアントニオ・ガデス舞踏団は現在でも来日公演をおこなっています。

■ サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ

今年の初旬、日本の各地で上映された、フラメンコのルーツを探るドキュメンタリー映画。かつて迫害されたロマ族がつどいイスラム文化と融合して独自の文化が生まれていったアンダルシア、グラナダのサクロモンテ。この地の歴史を刻んできたダンサー、歌い手やギタリストたちを交えたドキュメンタリー。フラメンコは単なる踊りや歌ではなく文化であるということを認識させてくれる作品です。

■ Bodas de Sangre (血の婚礼)

カルロス・サウラ監督とアントニオ・ガデス氏によるコラボレーションでカルロス・サウラ監督のフラメンコ三部作の第一作。
前出の”カルメン”と同様に劇中劇のスタイルをとっており舞台のダイナミックさが余すところなく伝わってくる映画です。フラメンコを満喫できる作品です。

■ イベリア 魂のフラメンコ

ストーリーがなくショーをみているような構成の作品。フラメンコとバレエやジャズなど他のジャンルのダンスとのコラボレーションのドキュメンタリーで、ストーリーがないからこそ本来のフラメンコのもつ動きの生命力や美しさが際立っています。スペインのトップといわれるフラメンコダンサー、サラ・バラスが出演しています。

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