病気にかかったときのスペイン語

日本もインフルエンザが猛威を振るっているようですが、
スペインも急激に気温が下がったせいで、同様にインフルエンザ( El gripe)が大流行中です。
みなさんもくれぐれもお気を付けください・・。

せっかく練習する機会が多くなりそうなので、”病気にかかった時のスペイン語”まとめてみました!

■ 風邪のいろいろな症状

風邪そのものはスペイン語では”El resfriado”です。
”風邪を引いた”はスペイン語では一般的に

1. Estoy con el resfriado
2. Estoy resfriado/resfriada

の2種類の表現が使われます。2は”風邪をひいている状態”という意味で形容詞的な使い方になっています。

なお、風邪の症状に関しては動詞”Tener”を使って
Tengo fiebre (熱があります;Fiebre は熱)
Tengo tos(咳が出ます;Tos は咳)
Tengo dolor de cabeza (頭痛がします;Dolor は痛みでCabezaは頭)

のように”Tener+(病気の症状)”で表現します。

病気の症状の表現にかんしては上記のほかに “Estar+con “を用いて表現することもできます。

Estoy con el dolor de garganta (喉が痛い)
Esta con el fiebre alto ( 高い熱を出している)

のようになります。

■ 痛みを説明したいとき

”….が痛い”と言いたいときは再帰動詞の”Dolerse”あるいは ”tengo dolor de (痛む体の箇所)で表現します。

Me duele el cuello
Tengo dolor de cuelllo
(いずれも”首が痛い”)

■ そのほかのよく使用される病状の表現

Estoy constipado/a (風邪で鼻がくずぐずしています、詰まっています。:Constipado/aはそれほど深刻でない軽い風邪の状態を表す表現で、”鼻づまり”を意味することが多いです。)
Estoy enfermo/a (私は調子が悪いです。:Enfermo/a そのものは”病気の状態”という意味の形容詞です)
Estoy mareado/a (めまいがします;再帰動詞のMarearseは”目が回る”という意味です)
Tengo ganas de vomitar ( 吐き気がします)
No me encuetro bien (気分が悪いです ; 再帰動詞の”Encontrarse”を用いた表現です)
Me encuentro mal (気分が悪いです ; 再帰動詞の”Encontrarse”を用いた表現です)

■ 使えそうで使えない表現
”風邪を引いている”は、症状であるFiebre(熱)やTos(咳)と同様に動詞 Tenerを用いて”Tengo resfriado”と表現できそうな気もしますが文法的には正しくありません。
また”気分が悪い”というとき、Estar を使って”No estoy bien”も直訳的には間違ってはいないのですが,ニュアンス的にどちらかといえば”機嫌がわるい、気分的に乗り気がしない”の意味に近くなってしまいます。”体の具合が悪い”と言いたいときは”No me encuentro bien” ” Me encuentro mal”を使うほうが通じやすいです。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

大寒波到来中!”寒さ”に関するスペイン語表現

日本では1月2月は一年で一番寒い時期、厳しい寒さが続いているようですが…。

スペインでは今年は比較的12月は温かかったので、今年の冬は暖冬で終わるのかな・・と淡い期待を抱いておりました。
が、年を明けてからスペインにも”大寒波”が到来中。

寒さに関する表現は下記の記事でも少し紹介させていただきましたが、

冬に関するスペイン語の表現

これからやってくる”大寒波”に備えて、”寒さ”に関する表現のポイントをまとめてみました。

■ 氷点下の場合の気温の表現

スペインでは一部の地域を除いてはあまりないことですが、気温が0度以下になった”氷点下”になった場合。
たとえば”氷点下マイナス10度”は”Menos 10 grados “あるいは”10grados bajo cero”となります。
日本語をそのまま直訳した”menos x grados bajo cero”は文法的にも間違いになります。

■ ネイティブも混乱、気温が下がる場合の表現。

実際、天気予報の番組でも時々耳にする表現でネイティブでも間違って使用している場合がある”気温が…以下になる”の表現。

-気温が0度以下に下がる予定です、は
誤;las temperaturas bajarán por debajo de los cero grados 
正;las temperaturas bajarán de los cero grados

動詞”bajar”はもともと”下の方向に行く”という意味なのでわざわざ”por debajo de “(–以下)の表現を繰り返す必要はないです。

■ 降ってきたのは雪?それとも氷?
雪が降るの動詞は”Nevar”,雹が降るは”Glanizar”そのほか、天気予報でよく使われる表現に動詞”Precipitar”があります。
この動詞は”降る”という意味で雨、雪、雹のどの場合にも用いられます。

La lluvia precipitará desde primera hora (早朝から雨が降るでしょう)

のように用いられます。

■ ”Nieve”が複数形でつかわれるのは
“Nieve(雪)”は、数を数えることができるものではないので通常は単数形でもちいられます。しかし雪かきの場合は、その雪の量?から例外なのか
雪かき車は”Quitanieve”ではなく”Quitanieves”となります。

■ 寒さはいつも北極からやってくる?
寒さを表現するのによく使われる”Frio polar(北極から来た寒さ)”。本来なら”北極からきた寒波によって引き起こされた寒さ”飲みに用いられる表現ですが、”極端な寒さ”を表す表現としてよく用いられるようになっています。(厳密にいえば文法、意味的には間違いです)

■ スペイン語での温度の正しい書き方
スペイン語で温度を表現するときに用いられるのは正式には”°C”、ただ多くの場合省略して、数字の右上端に小さな丸を付けた”°”が用いられます。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

今すぐ使えるスペイン語:2019年新年のあいさつ

2018年も残すところあと数日。
2018年みなさまにとって、また皆様の”スペイン語上達”にとって実り多き一年になったことをお祈りしつつ。
そして少しでも、皆様のお役に立つことができたのであればとてもうれしく思います。

あと数日でやってくる2019年、スペインやスペイン語圏のお友達・お知り合いへ新年のメッセージを送る際に
”すぐに使えるスペイン語フレーズ”を紹介させていただきますね。

すぐに使ってみてください♪

■ 新年のお祝い、基本フレーズ

最も一般的でシンプルな、日本語で”あけましておめでとう”的なフレーズは
¡Feliz año nuevo! (直訳は”幸せな新しい年を!)
となります。
そのほか

¡Feliz 2019! (幸せな2019年を!)

¡Felices Fiestas!(幸せな祝日を!→クリスマスから新年にかけて使うことが多いフレーズです)

Os deseo un feliz y prospero ano Nuevo 2019

(幸せで豊かな2019年の新年を!)

■ そのほかの”新年のメッセージ”

上記のメッセージよりは長くなりますが、いくつか新年のあいさつのメッセージを紹介させていただきます。
日本語訳は多少意訳があるもののありますが、もしよろしければそのままコピーしてお使いください(笑)

¡Feliz 2019! Que el nuevo año les traiga paz y prosperidad
(幸せな2019年を!新しい年が平和と豊かさをもたらしますように!)

Que la alegría te encuentre y nunca te suelte. Un próspero Año Nuevo 2019.
(喜びがあなたを見つけて二度と放しませんように! 豊かな新しい2019年を)

Con nuestros mejores deseos para un feliz año nuevo lleno de alegría y prosperidad
(喜びと幸せで満たされた幸せな新年を心よりお祈りしています。)

Que la lluvia de la paz, la esperanza, la felicidad y el amor te pille con el paraguas roto y salpique a todos los que estan en tu alrededor. FELIZ AÑO.
(希望と平和と愛の雨が穴の開いた傘をもったあなたのもとに降り注ぎ、あなたの周りにいる人たちにも届きますように!幸せな一年を!)

Que este año encuentres felicidad, salud, amor, dinero, paz y todo lo que necesites. ¡
(今年、あなたが必要としているもの、幸せ、健康、お金、幸せを見つけられますように)

Que nunca te falte un sueño por el que luchar, un proyecto que realizar, algo que aprender, un lugar a donde ir, y alguien a quien querer… Mi felicitación de año nuevo para ti.
(かなえるための夢、実現するためのプロジェクト、学ぶべきこと、行くべき場所、愛するべき人が必ずそばにいますように・・・あなたに新年のお祝いを送ります)

El 2018 llega a su final y con el espero que se lleve todo lo malo para que el 2019 llegue con lo mejor para ti!
(2018年の終わりがやってきました、すべての悪いものを持ちさり、2019年があなたにとって素晴らしいものと一緒にやってきますように)

Que el 2019 te traiga todo aquello que andas buscando y te sea 2019 veces mejor que el pasado. Feliz año nuevo!
(2019年があなたがずっと探していたものをすべてもたらし、過去よりも2019倍素晴らしいものになりますように。幸せな新年を!)

Espero que este año obtengas todo lo que deseas porque te lo mereces. Que pases un feliz año nuevo
(この年があなたが望むすべてのものをもたらしますように、あなたにはその資格があります。幸せな新年をお過ごしください!)

El 2019 que llegue con los mejores momentos de felicidades y que todo sea felicidad para ti
(2019年が幸せで素晴らしいひと時とあなたにとって幸せをもたらすすべてのものと一緒にやってきますように!)

■ ”新年を祝う”キーワード

新年のメッセージによく登場する”おめでたい”単語たち、ついでにマスター!

Alegria:喜び、うれしさ
Deseos : 願い、願い事
Esperanza:希望 
Felicidad :幸福
Prosperidad;豊かさ
Mejor:良い、素晴らしい
Paz:平和

皆様、よい年末年始をお過ごしください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン流”意外とめんどくさい”別れのあいさつの仕方

良い印象を残すためには、出会った時の挨拶と同様別れの挨拶はとても大切です。とくに話好きのスペイン人、
永遠に終わりそうにない会話(苦笑)を相手の気分をなるべく害しないように終える”別れの挨拶”のマナーとは?

■ 会話を終えてわかれの挨拶を告げるまでの段階フレーズ

スペイン語で一番一般的に用いられる別れの挨拶は”Adios(さようなら)”です。
ただ、何の前触れもなく、こちらが会話を終わらせたいからといっていきなり”Adios!”と告げてしまうと
相手に悪い印象を持たれてしまいかねません。家族やとても親しい友人なら特に問題はありませんが、
仕事の場面や知りあって間もない人の場合、相手にそれとなく会話を終える意志を示しつつ、
失礼のないように別れの挨拶をすることをお勧めします。

たとえば、そろそろ会話を終えたいと思ったときには

Creo que ya es hora de ir acabando
(そろそろ終わりにしないといけない時間のようです)

Nos hemos pasado muy bien pero ya nos tenemos que ir
(とても楽しかったけどもうそろそろ行かないといけません)

Por ahora lo dejamos aqui
(今はここまでにしておきましょう)

と、相手にこちらの意思を伝えます。

また知り合ったばかりの人であれば、

ha sido bueno hablar contigo
(あなたと話せてとてもよかったです)

ha sido un placer conocerte
(あなたと知り合えてとてもうれしかったです)

と添えておくと相手の印象が良くなるはずです。

そのあと、相手のことを気遣うフレーズ
”Cuidate” “Cuidate mucho”
(気を付けて!)
“Que tengas buen dia”
(よい一日をお過ごしください)
”Que tengas buena semana”
(よい一週間をお過ごしください)

を続けます。

ここまできてやっと、最後の別れのフレーズ
”Adios”(さようなら)
”Hasta la proxima”(また次の機会に)
“Hasta luego” (またあとで)

で”相手によい印象を残す別れの挨拶”が完了します。このように説明を添えると長いですが、実際は数分、1-2分で終了します(笑)

ただ親しい友人の間は、これらのフレーズは全部飛ばして(苦笑)

venga, adios や vengaの一言だけ

¡Venga! はvenir(来る)の一人称と三人称の仮定形(Sujuntivo)ですが、手っ取り早く会話を終えたいときにも使えるフレーズです(笑、でも親しい人のみです)

■ 別れの挨拶をする場合に、別れのフレーズ以外にもするべきこと

一般的には、別れの挨拶をするときは、出会った時の挨拶と同様、女性同士であれば、両方のほほに軽くキス、男性同士であれば握手をします。(ビジネスの場合は握手をします)
また、会社などの集まりでたくさんの人がいる場合は全員の人に別れのあいさつをするのは大変なので、自分の近くにいる人と上司に別れの挨拶のジェスチャー(ほほにキスや握手)をして残りの人には、”Adios!”などの別れのフレーズを残すのが一般的です。

同じ意味でもこんなに変わる!シチュエーション別スペイン語挨拶の仕方

スペイン語を学ぶ際に一番最初に習うことのひとつであり、最も頻出度の高い”挨拶のフレーズ”
”こんにちわ、お元気ですか?”のワンフレーズでも、状況や相手によって、異なるフレーズが使われます。

基本中の基本の挨拶

基本の基本は

■ Hola
一日中使えるカジュアルな挨拶。日本語だと”やぁ”といった感じです。主に友達、同僚や家族などの親しい間柄で使います。

そして仕事やそのほかのフォーマルな状況で使用するのが

■ Buenos dias
午前中に使うフレーズ、日本語の”おはようございます”に近い挨拶のことば

■ Buenas tardes
午後に使うフレーズ、日本語の”こんにちわ”に当たる言葉ですが、スペインの場合は午後2時か3時くらいから使い始めます。

■ Buenas noches
夜につかう”こんばんわ”と”おやすみなさい”を兼ねたフレーズです。夜の9時頃から使いはじめます。

そして一日中使える上記のフレーズよりも少しカジュアルな”Buenas”。ちなみにこの挨拶はHolaよりは少しフォーマルなのでビジネスのシチュエーションでも使えます。(状況にもよりますが)また、Hola+ Buenos dias/ Buenas tardes/ Buenas noches もカジュアル過ぎずかつ堅苦しくなりすぎない挨拶として使われます。

そのほか”Hola”と全く同じ意味とニュアンスでつかわれる挨拶に
■ Que tal?
があります。質問になっていますが、Holaと同意義なので回答する必要はないです。(すこしまぎらわしいですね、笑)
また Que tal よりもう少しカジュアルなものに(ちなみに若干崩れたニュアンスなので、仕事の場所などで上司にむかっては使わないほうが無難です)

■ Que hay?
があります。こちらも質問形ではありますが、回答はありません、”Hola!*と挨拶を返しておけば十分です。

ちなみに、日本と違って、スペインではほんの少しだけしか面識がない人でも最低限”Hola”の挨拶はかわします。
同じ建物に住んでいる人、同じ地区に住んでいる人、同じ会社で働いている人、ただ単に道で目が合った人…、知らない人に間違って挨拶をしても不審に思われることはまずないです。
逆に挨拶をしないと”不愛想な人、人付き合いが悪い人”と思われてしまうので、基本”挨拶はやりすぎくらいがちょうどいい”です。

挨拶の次に来るフレーズ

最も一般的なのは、”元気?””お元気ですか?”を意味する

”Que tal?
como estas?
あるいは二つ並べて
”Que tal? como estas?

で”お元気ですか?”となります。少し目上の人だと ”Como esta?”となります。カジュアル過ぎないのでどのような状況でも基本使うことができます。

これらのフレーズよりほんの少しだけカジュアルな言い方が
Como va
Como te va

”かしこまりすぎずかつカジュアル過ぎない”言い回しなので、会社の同僚や知り合いなどに対して使えます。

そして仲のよい友達になってくると、かなり崩れた感じの言い回し

Que pasa, tio/tia?
como andas
que te cuentas?

が使われます。またしばらく会っていない親しい友人同士だと、少し冗談ぽく

Que es de tu vida
Como te trata la vida.

というフレーズをつかうこともあります。

番外編、日本語のあのフレーズ、なんていう?

日本の職場や学校などでよく使われる”よろしくお願いします” ”お疲れ様です” ”どうぞよろしくおつたえください”
をあえてスペイン語にしてみました。こんな感じかと

■ よろしくお願いいたします。
はじめまして、これからどうぞよろしくお願いします、だと”Encantada”。
仕事などで”(この案件を)よろしくお願いします”だと ”Le agradezco de antemano” が近いフレーズがと思います。
これらのフレーズは日本語の”よろしくお願いします”と同状況で使っても違和感はないです。

■ お疲れ様です
職場などで仕事を終えた同僚や同士にねぎらいの意味のあいさつの”お疲れ様です”。スペインで別れの際に使われる”Que te vaya muy bien”が近いかと思います。
”Que te vaya muy bien”は”(物事が)うまくいきますように!”という意味で、別れの挨拶以外にもいろいろなシチュエーションで用いられます。

■どうぞよろしくおつたえください。
これはぴったりのフレーズが”Dale recuerdos de mi parte”、その場にいない人に対しても、よろしく伝えておいてくださいね、という意味で、日本語で使用されるのと全く同じシチュエーションで用いられます。

ちなみに”お世話になっております。”は考えに考えたのですが匹敵するフレーズを見つけることができませんでした…。
(もしご存知の方がいらしたら、ご一報を!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン語動詞”Dar”をマスターする(1)

スペイン語には他の単語を合わせると全く違った意味になる”VERBOS MAGICOS”が存在します。
ほとんどが日常会話に頻出する動詞で、これまでも数回にわたって使い方を紹介させていただきました。

スペイン語動詞”Hacer”をもっとマスターする

スペイン語動詞”Tomar”をマスターする

スペイン語の動詞”Echar”をマスターする(1)

今回は”Dar(与える)”の使い方です。

■ Dar en el clavo

表現の起源は”Martillo”(とんかち)と”Clavo(くぎ)”から来ています。
トンカチで釘をさすが”Dar golpe al clavo con martillo”この言い回しから派生してDar el clavoは”(ちょうどとんかちで)釘のあるところを打つ”=(問題に対して)適切な解決策を提案する、や(問いかけに対して)正しい答えをだす。という意味の表現です。、

■ dar gato por liebre

直訳すると”野兎(Liebre)の代わりにネコを与える”、この表現は、”いいものと偽って質の悪いものを渡す””だますこと”を意味します。
もともとの表現はかつて(現在でもスペインではウサギを食べる習慣がありますが)肉屋でネコの肉を野兎の肉だと偽って出していたことから来ているそうです。

■ Dar largas

Largaは”長い”、長いものを渡す?は”(期限を)伸ばす””(相手を)待たせる”といった意味です。同じ意味を持つ動詞に”Posponer(期限を延ばす)がありますが、会話では”Dar largas”
のほうがよくつかわれます。

■ Dar carta blanca

”Carta blanca”はなんでも自由に書くことができる”白紙の手紙”。白紙の手紙を与えるということは”自由を与える”という意味です。似たような表現に”Dar cheque blanco”がありこの”cheque”は銀行のチェックのことを意味します。ゆえに”お金を自由に使う権限を与えられている”という意味です。

■ dar la espalda

この表現は文字通り”背を向ける/背を向けている”の意味でつかわれる場合と、”相手にしない(Ignorar)”裏切る”という意味でつかわれることもあります。会話の前後でどちらの意味でつかわれているか判断することが必要です。

■ dar la lata

“lata”はスペイン語では”アルミ缶”という意味ですが、この表現で用いられている”lata”は形容詞”Lataso”(しつこい、じゃまになる、イライラさせられる”)から来ています。
ゆえに意味は”邪魔をする、いらいらさせる、怒らせる”スペイン語で同義語は”Molestar(邪魔をする)””fastidiar(腹を立てられる)”Estresar(イライラさせられる)”です。
すこしげさな言い方として”lata”のかわりに”latazo”が使われることもあります。名詞の最後に”Zo”をつける言い方は誇張表現として会話でよく用いられます。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン語動詞”Hacer”をもっとマスターする

以前

動詞 hacerをマスターする

で動詞の”Hacer(~する)*の様々な使い方や表現を紹介させていただきました。
そしてもちろんまだまだ”hacer”を使った表現はたくさんあります。
次にマスターすべきは以下の5つです。

■ Hacer la pelota

*Pelota*はボールという意味なので、”ボールを作る”と直訳すると意味が???の表現ですが
”(誰かの)機嫌を取る””おべんちゃらを使う”という意味で、職場などでよく耳にする表現です(笑)
“Mi companero, paco es un listillo, trabaja lo minimo y solo hace la pelota al jefe”
(同僚のパコはずるがしこい奴だ。ほとんど働かないでじょうしにおべんちゃらすることしかしない)

■ Hacer gracia

このgraciaは”ありがとう”の意味ではなく、gracioso/graciosa(面白い)に似た意味の表現で”笑わせる、面白がらせる”という意味です。
また若干皮肉のような用いられ方をすることもあります。
Sus bromas siempre me hacen mucha gracia (彼のジョークにはいつも笑わせられる)
Me hace mucha gracia lo que nos acaba de decir (私たちに彼がたった今いったこと、(冗談のように)面白い⇒皮肉の意味を込めた使い方。相手のいったことがばからしくて半分呆れているような感じです);ちなみにこの使い方は上級編です。

■ Hacer frente
frenteは”前方”という意味で、単語のニュアンスから少し意味が取れるかもしれませんが”責任を取る”という意味です。
Deben hacer frenta a los perdidas que fue generado por el accidente.
(事故によって発生した損失の責任を取るべきだ)

■ Hacer de …
…の役割を果たすという意味です。
Como mi madre trabajaba fuera, mi padre cuidaba de casa y de nosotros haciend de madre.
(母が外で働いていたので、父が家事をしたり私たちの世話をしたりと母の役割を果たしていました)

■ hacer juego con
特に買い物に行くときに使える表現です。hacer juego con… は”…に合う/…と組み合わせられる”という意味なのでたとえば
”Puede recomendar una camiseta que pueda hacer juego con este pantalon?”
(このズボンに合うTシャツを勧めてもらえませんか?)
”Cual es el vino que hace fuego con pescado?”
(魚に合うワインはどれですか?)

”Hacer”を使った表現はまだまだ続きます・・・が、少しづつ。
またあらためて紹介させていただきます^^

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

この一言であなたもスペイン語ネイティブ!:”Guay”編

テキストには載っていないけれど、スペインで最もよく耳にする言葉の一つ”Guay”
いわゆる”スラング”なので、あまり多用すると会話のレベルが低く思われるきらいもありますが^^;
(あとどちらかといえば若者?の使う言葉なので、その点も注意です。)

適度に使うと会話がネイティブっぽくこなれて聞こる言葉で、しかも覚えやすい
たった一言なので会話で使わないてはないです^^(ちなみにスペイン限定です)

しかしながら、スラングの特徴とも言えるのですが文脈によって意味が変わります。
Guayは敢えて直訳すると”いいね!”、形容詞的な使われ方をすることもあれば感嘆詞のような使われ方をすることもあります。
フェイスブックの”いいね”のような使われ方をする言葉で、状況によってニュアンスがかわります。

具体的にはこんな風に使われます

■ 感嘆詞としての”Guay”

¡Gané un viaje a Francia!(フランス旅行が当たったよ!)
¡Qué Guay!(いいな!すごい!)

”すごい!!”と相手を褒めるときに使うフレーズです。
”Que Guay!”でこの意味で用いられるときは必ず感嘆詞の”Que”とセットになります。

■ 相槌としての”Guay”

¿Quieres venir al cine conmigo?(映画に一緒にくる?)
¡Vale, guay!(オッケー!よろこんで!)

相手の提案が気に入った時オッケー、いいアイデア!という感じの相槌として使います。
この意味で用いられる場合は”Vale, guay” あるいは”Guay”の一言だけでつかわれます。

■ 形容詞としての”Guay”
形容詞として使われるので必ず名詞の後ろにきます。”かっこいい、素敵な”という意味です。

Llevas una camiseta muy guay.
(かっこいいTシャツをきているね)

Tus amigos son muy guay.
(君の友達はみんな素敵な人だね)

■ 副詞としての”guay”
動詞の後について使われる場合もあり、その場合は”楽しかった、素敵な時間をすごした”という意味に使われます。

Nos lo pasamos guay en la fiesta de Juan.
(ファンのパーティはとても楽しかった)

”Guay”は基本的にはポジティブな文脈でつかわれる表現ではありますが、

■ 皮肉の表現にも使われる”Guay”

“ir de guay”、動詞の”Ir(行く、Vas, Va, Van..活用形は皆様にお任せします・・・^^;)と一緒に用いられるときのみ、
”カッコつけている、おごっている”というように少しネガティブな意味に用いられます。
いずれにしてもかなりカジュアルな表現なので否定的というよりは”皮肉”の表現として用いられています。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

とりあえずこれだけ!7つの”サバイバル”スペイン語単語

旅行などでスペイン語圏に行くときに”とりあえず覚えておくと役に立つ”のが”質問の仕方”です。
道に迷った、買い物の時に値段をききたい、お店が何時に開くのか/閉まるのか尋ねたい…。旅行に必要な”最低限の会話”はほぼ”質問”で成り立っています。
なので、”とりあえず最低限使えるスペイン語を覚えておきたい”という場合、自己紹介よりはまず、”質問の仕方”を覚えておくことをお勧めします。
(個人的には、旅行が目的であれば自己紹介するようなシチュエーションはほとんどないと思うので(笑)覚えなくてもいいと思います)

”スペイン語で質問する方法”を覚えておくのは意外と簡単。とりあえず下の6つを覚えておくと基本的な質問ができるようになります。

1.Que:
何?”Que es?*(ケ エス?)で”これはなんですか?”です。基本中の基本です。”Que +(動詞)”動詞を組み合わせると質問が出来上がります。
”Que bebes?(何を飲んでいるの?)
Que tienes?(何をもっているの?)などです。

2. Donde :
”どこ”場所を尋ねるための疑問詞です。通常は”Estar*と組みあせて使います。”Donde esta(ドンデエスタ)+(場所)?”で”(場所)はどこですか?”となります。
*Donde esta el metro? (地下鉄はどこですか?)”Donde esta el hotel?(ホテルはどこですか?)基本的に”Donde esta”と目的地の名前さえ覚えていればすぐに使えます。


3. Cuando:

”いつ?” 時間を尋ねるための疑問詞です。”Cuando abre el restaurante?*(レストランはいつ開きますか?)”Cuando hay partido?(試合はいつ行われますか?)など1.2に比べると若干込み入った質問にはなりますが、旅行の際には意外と登場頻度の多い質問です。

4,Como;
“どのように” Comoを使った質問は”Como se llama?”(なんという名前ですか?)を除いでは、旅行の”やっつけスペイン語”という意味では重要度は低いかもしれません。
一方”Como se llama?(なんという名前ですか?)は旅行の際などに、自分の滞在先の最寄りの駅名、お店の名前、買い物しているときの商品名を尋ねるときなどいろいろと使えるフレーズずなので覚えていて損はないです。

6.Cuanto:
“いくつ、いくら?”値段や量を尋ねるための疑問詞です。最も使えるフレーズは値段を尋ねる”Cuanto es?”(いくらですか?)です。*Cuanto”に関してはとりあえずこのフレーズだけ覚えておけば十分です。

7. Cual:
”どちら?”と選択しがある場合質問をする場合です。この疑問詞については自分で質問する場合よりもレストランやお店などで、何かを選んでいるときなどに”Cual prefiere?(どちらがお好みですか?)と尋ねられる場合が多いので”Cual”がでてくると”どちらかをえらばないといけないんだな”と覚えておくと便利です。

(ちなみに代表的な”疑問詞”にはそのほかに”Porque/なぜ””Quien/だれ?” もありますが、旅行の際にはあまり使うようなシチュエーションはないかと思うので省きました)

スペインに行くので、旅行の際にサバイバルできる最低限のスペイン語を覚えたい!そんなときは上の7つの”質問”をとりあえず暗記しておいてください。サバイバルには絶対に役に立つことはおすみつきです^^

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン語動詞”Tomar”をマスターする

スペイン語には他の単語を合わせると全く違った意味になる”VERBOS MAGICOS”が存在します。以前このような動詞の一つである
”Echar”を2回に分けて紹介させていただきました。

スペイン語の動詞”Echar”をマスターする(1)

今回は動詞”Tomar”の使い方の紹介です。スペイン語を学び始めてもっとも初期に覚える動詞の一つかと思います。
動詞Tomarはあえて日本語に訳するとすれば”持つ、持っていく”という意味ですが、やはり本来の意味で使われることはとても少ないです。
最もよくつかわれるのは、乗り物の名詞があとにつづいて”乗る”の意味をあらわす場合
Tomar Taxi(タクシーに乗る)/Tomar tren(電車に乗る)、や、食べ物や飲み物を表す動詞があとに続く場合。Tomer un cafe(コーヒーを飲む)Quiere tomar algo?(なにか飲みますか?)など。
あとは写真を撮るも”Tomar foto”(“Hacer foto”という言い回しもあります)

また”Tomar”が全く違った意味で用いられる使い方としては他に

■ Tomar nota
直訳をすると”ノートに書く””メモをとる”という意味ですが、同義語は”Recordar(覚えておく)””Tener en cuenta(心に留めておく)”です。
たとえば”Voy a tomar nota de lo que me comentaste”は文字通りの”あなたがいったことをノートに書き留めておく”ではなく”あなたがいったことをしっかりと覚えておく”という意味になります。

■ Tomar el pelo
実際に”髪の毛を取る”のではもちろんなく”だます、陥れる”という意味です。”からかう、冗談をいう”のような意味でも使われることがあり使われる文脈によって意味が少し異なってきます。

■ Tomarse algo(名詞) con calma
”(名詞)”を落ち着いて受け入れる”という意味で、近い意味の言葉としては”No estresarse(ストレスを感じない)です。
例:”He hecho todo lo que podia, voy a tomarme el resultado con calma(できることは全てやったから、結果を落ち着いて受け入れる)”

■ Tomar la palabra
同意語は”Creer””Fiar”(信用する)です。’Te voy a tomar la palara”で”私はあなたを信用します”という意味になります。

■ tomar partido (apoyar)
”Partido(試合)”という単語が出てくるので、サッカーに関連?と思わずにいられませんが^^、Tomar partidoは”二つある選択肢のうちのひとつの味方になる、支援する”言う意味です。似た意味のスペイン語は”Apoyar(支える)”となります。
たとえば、”Me alegro mucho que gano francia en partido final de mundial, ya que estaba tomando partido del equipo frances”
(ワールドカップの決勝戦でフランスが勝ってうれしい、フランスのチームを応援してたからね)というような使われ方をします。

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話