カタルーニャは独立できる?!スペインの議会制度のしくみ

independencia

日本では今週末は衆議院選挙が行われ、通常よりメディアも選挙や政治の話題に焦点が当てられているかと思います。
そしてここスペインでも10月1日に非公式で行われたカタルーニャの独立選挙以来、テレビ・新聞はこの話題で持ちきり(州首相が独立保留宣言をして以来は少し落ち着いていますが)です。

いままでスペインの政治にはあまり興味がなかったのですが、今回の独立騒動で興味を持たざるを得なくなり(渦中のど真ん中の街におりますので・・・)少し自分なりに調べてみました。

現在、カタルーニャ州政府が非公式な選挙の結果を持って、独立宣言をしようとしており現実的には独立派不可能ですが、独立とはいかずともカタルーニャ州の多数の州民が不満を持っている自治権に関しては拡大は可能なのか。そのためにはどのようなプロセスをとらなければならないのか…おそらく以下のような感じになるかと思います。

■ カタルーニャ独立問題のおそらく直接の原因であるフランコ政権下のファシズム

1932年にスペインの憲法のもとカタルーニャは自治州としての権限を持っていました。しかしながら1936年反ファシズム連合政権が誕生した年の7月にフランシスコ・フランコ・バアモンデ将軍が連合政権に犯らいをおこしスペイン内戦が始まりました。1939年反乱軍が勝利しフランコ政権が実権を握ります。フランコはそれまでの地方分権をくつがえし、バスク語やカタルーニャ語を徹底的に廃止しました。
1975年にフランコが亡くなった後後継者として現国王の父親にあたるファン・カルロス一世が国家元首に就任します。
フランコから指名を受けたにも関わらずファン カルロス国王はそれまでのフランコ体制を切り崩し、漸進的に民主主義体制に移行しようとしました。

■ 現在のスペインの議会制度

現在のスペインの議会は上院(日本の参議院)と下院(日本の衆議院)の二つに分かれています。
下院はより国民の民意が反映されているとされ憲法において上院よりも優位性が認められており、首相も実質的には下院の投票(絶対多数決)によって信任が決定されます。
ちなみに現ラホイ政権は2度の下院の選挙で多数決が得られず、3度目の選挙で対抗する政党が選挙権を棄権したためかろうじて多数決に
結びつき内閣を成立させることができたどちらかといえば基盤の弱い内閣ともいえます。

■ カタルーニャが独立に近づくためには?

10月1日行われた選挙は非公式であったため、法的な効力は全く持っていません。なのでおそらく今回の選挙の結果を持って実際に独立をするというのはほぼ不可能に近いかと思います。
ただ完全な独立とまではいかなくとも、州民の不満の原因となっているいる税制など(バスク州とナバラ州は独自の徴税権を認められていますがカタルーニャには認められていません)カタルーニャが自治権を拡大できるためには、まず中央政府との話し合いがもたれる必要があるかと思います。しかしながら現中央政権は全く歩み寄りの姿勢を見せず、強硬手段で独立を取り下げさせようとするのみです。両者の関係はかなり悪化してしまったため歩み寄りが見られる可能性はかなり少ないように思えます。

ただもし下院から内閣不信任案が提出され、内閣解散となった場合、首相の交代がありうるのでその場合は自治権の拡大の交渉ができる可能性はあるかも知れません。

いずれにしろこのままの状態が続くことはカタルーニャ州にとってもスペイン中央政府にとっても望ましいことではないので、一日も早く両者な納得することができる合意に至ることを、スペインで暮らすものとしては見守るのみです。

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スペインとカタルーニャの成り立ちをおさらい”読書リスト”

historiaespana

連日スペインのニュースはこの話題ばかり、でバルセロナも毎日のようにどこかしらでデモがありそのたびに公共の交通がパンク状態でいつまで続くのやら・・・とバルセロナで暮らしながら事態の本質をよくわかっていないのでそんな風に思わずにいられませんでした。

が、実際はスペイン内戦を経てフランコ政権が終了してから、まだたったの40年しかたっていないのです。多くの街の人々は弾圧政治を経験し、彼らによって当時の記憶が引き継がれています。バルセロナで暮らしながら今回の独立騒動がきっかけでこの問題に関してあまりに知識がないことに気づきあわてて書籍を探してみました。これからじっくり読んでみる予定です。
スペインの歴史、市民戦争に関する書籍の数は限られておりなかなか探すのに苦労しましたが
もし興味をもたれた方は、”スペインとカタルーニャの独立問題をより理解するための読書リスト”どうぞご参考下さい!


■ カタルーニャの歴史的背景を紐解く


物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)

カタルーニャの歴史がまとめられた本で、中心はスペイン統一までの中世カタルーニャ史です。
歴史学者ではなく”カタルーニャ文学・言語”の専門家によって書かれたものなので、わかりやすくカタルーニャの文化的アイデンティティの源を理解するてがかりとなってくれる一冊です。

バルセロナ 地中海都市の歴史と文化 (中公新書)

こちらは”バルセロナ”に焦点を当てた一冊です。さまざまな歴史の出来事を経てこの街ができ上った過程が描かれています。
訪れたことがある方やこれから訪れる予定のある方にとって特に興味深い一冊です。

■ スペインの歴史を俯瞰的に理解する

物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代

スペイン内戦以前のスペイン史に関する書ですが、この国の成り立ちと、各州の独立志向の強さ(いがみあいの原因?!)を理解するのに役立ちそうな一冊です。
スペイン文学者による著書なのでスペインに興味がある方は楽しめる一冊となっています。

概説 近代スペイン文化史:18世紀から現代まで

18世紀から現代スペインの文化の歴史そしてその背景要素として政治や社会的事象が説明されているので、政治・経済の話は難しそう…と思われる方でも比較的理解しやすい一冊のようです。


■ 名作を通じてスペイン市民戦争を理解する

誰がために鐘は鳴る〈上〉(下)

世界的に名だたる俳優をキャストに映画化もされた文豪ヘミングウェイの代表作。物語自体はフィクションですが、舞台はスペイン内戦。
物語を読み進めていくうちに時代背景への理解も深まります。

■ 上級者向け:スペイン語でスペインの歴史をたどってみる

Historia mínima de España

スペインの著名な歴史学者の一人であるJuan Pablo Fusiによって”たった300ページ”にまとめられたスペインの歴史。
”歴史とは決められたものではなく、(その解釈)は他のものにもなりうる”という筆者考えに基づき、スペインの歴史を”知り””考え””学ぶ”為の一冊。
辞書を片手にボキャブラリー増強もかねてゆっくりと”スペインの歴史”を読みこんでみてください。

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カタルーニャの独立騒動、スペイン現地の実際の反応は?

catalunya

日本でも連日ニュースになっているスペインの”カタルーニャ独立問題”。
一見大混乱をきたしているように受け取られがちですが、実際はそうでもないというのが個人的な印象です。
(ちなみに私自身は賛成派でも反対派でもなく”ちゃんと説明してほしい派”です。十分な説明もなく感情論で政治的な決断が行われていることに対しては疑問を感じます。選挙に関しても、-なぜか普段は選挙権がないのに独立選挙のときは選挙権が与えられますー判断材料が乏しすぎて参加していません)

ちなみに、独立選挙が行われるのは今回が初めてではありません。(こんなに大騒ぎになるのは初めてですが・・・^^;)
これまでに非公式2回、独立選挙と同意義を持つ州議会選挙が一回行われています。

1回目 2014年(非公式);独立を支持が80パーセントといわれましたが、投票率がほぼ30%にも満たず、投票率の低さからもそれほど重要視されることはありませんでした。

2回目 2015年:公式の州議会選挙。法律上、独立を問う合法的な選挙ができないことから当時のマス州首相がカタルーニャ独立の賛否を問う代替投票となる選挙であると位置付け、州民にとっても注目度の高い選挙となりました。投票率は75%。独立派の政党は議会では過半数を獲得したものの、総合的な数字では独立反対派の政党は賛成派を上回りました。(独立賛成派47.7% 独立反対派50.6%)

3回目 2017年;再び非公式の独立選挙が行われました。今回の投票率は42% 賛成票は90%とされています。しかしながら選挙時のIDチェックはなく同一人物が何度も投票することが可能であったため、数字の正確さに関しては疑問がもたれています。
今回は2014年のときとことなり中央政府からの強制介入が行われ、その様子が国内のみならず国外にも伝わり国際的な問題に発展しつつあります。

■ 実際の選挙の様子

今回中央政府が送り込んだ警察が力ずくで選挙妨害を行い、そのニュースが世界中に流れたため、独立選挙が州を挙げての暴動のように認識された感がありますが(実際、日本にいる家族や知人から安否の連絡がありました)。
実際のところ、警察による過激な介入がおこなわれた投票場所は一部かと思います。ちなみに、私自身の居住地区にある投票所では普通にたんたんと行列に並んだ人たちが投票をおこなっていましたし、投票を行った知り合いたちからも介入を直接目にしたという報告は一人も受けていません。

■ ”独立”に関する3つの見解と各メディアの位置づけ

独立に関しては”反対派””賛成派”のほかに”静観派”の3つの立場があるように思います。投票率は2014年よりよかったものの過半数のカタルーニャ州民は投票に参加していません。(正直なところ、あの投票所のながーい行列をみるとよっぽど”独立支持”でないとわざわざ投票にいかないかも・・・とも思います。)

各メディアの意見

マスメディアも”独立賛成派””独立反対派”に分かれており、同じ独立選挙を扱う記事でも見方が180度変わります。

やや反対派
El periodico
5.000 personas marchan contra el referéndum del 1-O de Barcelona
”5000人の人たちがバルセロナで1-0の独立反対のためにデモを行った”

新聞の取り上げるほどでもないかなり小規模なデモだったのですがやはり”やや独立反対”のスタンスであることがうかがわれます。

El Pais
10 AFIRMACIONES QUE SUSTENTAN EL SOBERANISMO CATALÁN Y NO SON VERDAD

カタルーニャの独立を支持する10の言い分そしてそれらは真実ではない

独立賛成派が掲げている”独立すべき理由”は事実ではないとし、説明している記事。こちらもはっきり”反対”とは言わず遠まわしに”やめておいたほうがいい”と言っている感じです。

対してこちらは明らかな反対派
ABC
La mayoría de los catalanes no quiere la independencia
”カタラン人の多数は独立を望んていない”

こちらは明らかな賛成派

La Vanguardia
Más de 2,2 millones votan en el referéndum con una victoria del sí por el 90%

220万人の人たちが独立運動に投票し、賛成派が90%で勝利を収めた

そして”いい加減にしてほしい派”

La Cataluña que no votó: “Soy catalán y no voté porque no creía en el referéndum”
投票しなかったカタルーニャ”私はカタルーニャ人だけれども投票しなかったなぜなら独立選挙を信用しなかったから”

Sociedad Civil Catalana pide que “la mayoría silenciosa” diga “basta ya”
市民団体である”Sociedad Civil Catalana”は”サイレントマジョリティ”に”いい加減にしてくれ”と声を上げるように請う。

実際のところ約半数の有権者が選挙に参加しなかったので確かに一理あるかと。

それぞれのスタンスによって今回の騒動の違った面がクローズアップされていますが、
州で暮らす一住民としては、できるだけ早く中央政府と何らかの形で合意に至ることを祈るばかりです…

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シャイ、用心深い、ケチで楽天家…スペイン人のステレオタイプとは?

mapapoliticoespana

昨今、カタルーニャの独立が話題になっていますが… スペインの自治州はそれぞれがかなり個性が強く特徴的です。
(確かにカタルーニャ地方とアンダルシア地方の人の性質はかなり異なるように思えます。)
一言で”スペイン人”といっても、スペイン人の中ではお互いに対していわゆる”ステレオタイプ”のようなものをもっているそうです。

さすが、”厳しいツッコミ”形のステレオタイプが多いような気も^^;
真偽は如何に!?

■ Los madrileños
Madrileños(マドリレーニョ)と呼ばれるマドリードの人たち。スペインではマドリッドの人たちは”Chulo”だという偏見を抱いているそうです。ここでChuloが意味するのは”素敵”とか”きれい”を意味するほめ言葉ではなく、”かっこつけ””えらそうにしている”という意味です。

■ Los Vascos
バスク地方の人は”Bruto”だという偏見が一般的にはあるようです。”力ずよく雑でデリカシーにかける”という意味です。これは昔からバスク地方出身のスポーツ選手ががたいがいい人が多かったからではないかとされています。

■ Los riojanos
スペインのワインの名産地であるリオハ地方、リオハ出身の人たちはそのせいか”お酒をよく飲む”と思われることが多いようです。(実際はそうでない人もいるとは思うのですが)スペインの最高級のワインの産地なので、仕方がないのかも知れません…。

■ Los gallegos
カミノデサンティアゴの最終地点であるサンティアゴコンポステーラのあるガリシア地方。ガリシア出身の人たちは”用心深くて決断理力がない”と他のスペインの地区の人たちに思われているようです。

■ Los baleares
マヨルカ島やメノルカ島のあるバレアレス地方の人たちは”用心深くてシャイ””控えめ”だそうです。島であることが影響しているのかも知れません。

■ Los catalanes
バルセロナのあるカタルーニャ地方のひとたちは”ケチである”という偏見を他のスペイン人からもたれているそうです。(実際のところは特別そうではないとも思うのですが…)この偏見ができた理由が、スペインの他の地方、とくにアンダルシアではビールやワインなどを頼むと、おつまみとしてちょっとしたタパスがついてくるのですが、カタルーニャ地方のバルでは、飲み物を頼んだ時にタパスがついてこないことからきているそう。”A la catalana”は”ワリカンをする”の意味としても用いられる表現です。

■ Los andaluces
スペインの人口の中で一番大きな割合を占めるアンダルース(アンダルシア地方の人々)に対して他のスペイン人の人たちはまず”Vago”(なまけもの”だと思っている人たちが多いようです。実際のところ、アンダルシアの人たちは、のんびりとしていて楽観的な所はあります。ただそれが必ずしも”なまけもの”であるかどうかは人それぞれの様にも思えます。

典型的な”のんびりしていて明るいスペイン人”はアンダルシア地方の人たちのステレオタイプに由来しているものののようです。
その他の地区のスペイン人は、実は他の国の人たちが思っているよりも”几帳面でシャイで真面目”??

ぜひスペインにいらして確認されることをお勧めいたします^_-☆

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柴崎のバルサゴール、スペインメディアの反応は…

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9月16日、ヘタフェ-バルサ戦でバルサの今シーズン”初失点”となるゴールを決めた柴崎選手。
最終的にはけがのため途中交代となり、ヘタフェもバルサに2-1で負けてしまいましたが、”リアルマドリッドとバルサにゴールを決めた日本人選手”としてスペインのマスメディア主に主要サッカー誌から注目を受け、ウェブ版で多くのメディアが取り上げました。

各メディアの称賛はこんな感じです^^記事へのリンクも添付しておきますので
ぜひチャレンジしてみてください!
(”センセーショナル”を狙ったスポーツ誌のタイトルの訳はいつもながら難易度高し・・・(汗)

■ ”Marca(マルカ)”誌より
El nipón, que ya sabe lo que es marcarle al Real Madrid, pone la mira en los de Valverde
リアルマドリッドにゴールを決めることはどういうことかを知っている日本人が、バルべルデ(監督)の選手に目を向ける。

Gaku Shibasaki, ahora el Barça
柴崎岳、今度はバルサ

↓ 元記事はこちらから

http://www.marca.com/futbol/getafe/2017/09/16/59bcfb75468aeb9e6f8b45d9.html

■As(アス)誌より
Gaku Shibasaki es el sexto japonés que marca en Primera
柴崎岳、一部リーグでゴールを決めた6番目の日本人。

Su golazo en el Getafe-Barcelona le convirtió en el sexto jugador nacido en Japón que celebra un tanto en Primera División. Se retiró lesionado en el 52′.
彼のヘタフェ-バルサ戦でのゴールで第一部でゴールを決めた6番目の日本国籍の選手となった。52分で負傷のため(試合から)抜けた。

↓ 元記事はこちらから

https://as.com/futbol/2017/09/16/primera/1505574847_908393.html

■ Mundo deportivo(ムンドデポルティーボ)誌より

Shibasaki rompe la imbatibilidad de Ter Stegen
柴崎がテ-ル・ステーゲンの打倒不可能性を破る

El portero alemán encaja en Getafe el primer gol de la temporada en Liga y Champions
ドイツ人ゴールキーパーはヘタフェでリーガ・チャンピオンズリーグのシーズン初のゴールを受け入れる。

↓ 元記事はこちらから

http://www.mundodeportivo.com/futbol/fc-barcelona/20170916/431329294516/shibasaki-rompe-la-imbatibilidad-de-ter-stegen.html

■ ”Goal”(ゴール)誌から

GAKU SHIBASAKI, EL JAPONÉS QUE ANOTÓ A REAL MADRID Y BARCELONA
柴崎岳、レアルマドリッドとバルサに点を入れた日本人

El actual jugador del Getafe puede presumir de haber marcado a los dos grandes de la Liga española.
現ヘタフェの選手はスペインリーグの2大競合にゴールに点数をいれたことを誇りできる。

http://www.goal.com/es-ar/noticias/gaku-shibasaki-el-japones-que-anoto-a-real-madrid-y/6rr14j0w450x14owa7zun425c

■ ”Sport.es”(スポーツ・エス)誌
El golazo de volea de ‘San Gaku’ Shibasaki al Barça
柴崎”ソンガク(おそらく孫悟空とかけて)のバルサに向けたボレーのゴール

El japonés Gaku Shibasaki adelantó al Getafe con una volea impresionante desde la frontal
Rompió la racha de imbatibilidad de Ter Stegen
日本人選手柴崎学はフロントからの素晴らしいボレーでヘタフェを全身させた。ステーゲンの打倒不可能な介入を破った。

↓元記事のリンクはこちらです。
http://www.sport.es/es/noticias/barca/video-gol-gaku-shibasaki-barca-6290408

そしてスポーツ誌のみならず、カタルーニャの有力一般誌である”La Vanguardia”(ラバングアルディア)も

GETAFE – BARÇA:Tras el Madrid, Shibasaki también golea al Barça
(ヘタフェ-バルサ:マドリッドの次、柴崎はバルサにもゴールを決めた)

El japonés le marcó un doblete a los blancos y abre el marcador con un golazo ante los azulgranas
(この)日本人は白い選手たち(マドリードの選手を隠喩)に2点入れ、青真紅(”バルサ”を意味する”Azulgrana”を日本語訳するとダサいですね^^;)の選手を前に一つのゴールで点数マークを開いた(”初失点”を意味するかと思います。)

http://www.lavanguardia.com/deportes/futbol/20170916/431333509650/shibasaki-getafe-barcelona-liga-santander.html

一日も早い怪我の回復と今シーズンますますの活躍、期待したいですね!

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バルセロナのテロから一週間、日本では報道されなかったスペインのニュースを読み漁って思ったこと

tots-som-barcelona

8月17日バルセロナ起こったテロから一週間。
事件に関係していた犯人は全員拘束され、バルセロナの街もすっかり事件前と同じ光景に戻りつつあります。

事件の詳細や犯人像が徐々に明らかになるにつれて
当初はかなり大規模なテロが計画されていたことや、犯人たちのイスラム国とのつながりが日本でも連日報道されているようです。

日本のマスメディアで報道されるように、この大惨事を引き起こした犯人たちの罪は深く”凶悪犯”であることは間違いのない事実です。

ただ同時に、スペインのマスメディアを通じて伝えられた”犯人像”ー犯人の家族や同僚のインタビューを読むと
(賛否両論はもちろんあるかと思います。)
”ホームグロウンのISのテロリスト”というよりは”たまたま運悪く短期間に過激思想に洗脳されてしまった少年達”のように見え、ある意味彼らもイスラム国のテロの被害者だったのではないかと思わずにいられません。

■ カタルーニャとバルセロナにおける移民、イスラム教徒の現状

日本とは”移民”の立場や状況が全く異なるので、少し説明を加えておきます。
バルセロナのあるカタルーニャ州においては、全体人口に対して移民が14%、バルセロナ市では13%を占めています。(バルセロナの郊外のジローナ市では20%にのぼり人口の5人に一人が移民ということになります。)スペイン全体の平均が10.9%となるので、やや移民が多い地区です。
また移民の中でもモロッコからの移民の割合が突出しており全体の20%を占めています。(次に多いのがルーマニアからの移民で9%です。)

カタルーニャはヨーロッパの中でも最も低いとされる近年低い出生率(1.1)を記録しており、一方でカタルーニャ地方のイスラム教徒の出生率は8.1近いそうです。バルセロナ近郊に住む30歳以下の人口の20%がイスラム教徒だといわれています。(バルセロナの周辺の都市、フィゲラス、ビック、ルビなどではこれが30%までに昇るそうです。)2020年にはカタルーニャ人口の5人に一人がイスラム教徒となり宗教的マジョリティになることが予想されています。

実際、街ではイスラム教徒の服装(チュニック、ブブカ)などを身につけている人たちをかなりみかけますし、モスクも街の中に教会と同様に普通に建っています。(バルセロナの中心、カタルーニャ広場のすぐ近くにもモスクがあります)
日常生活においては特に宗教的、文化的な対立が目に見えて起こっているわけではなく移民2世の子供たちは他の子供たちと同様公立学校で授業を受け、スペイン語・カタラン語を話しますし、移民の人たちの多くは、スペインの労働階級の人たちと同様、工場や建設現場で働いたりサービス業に従事しており、移民だから経済的に経済的に困窮しているという状況は比較的少ないように思えます。

今回の事件で”移民”である立場の彼らが、社会的な不満を募らせ過激な思想に傾倒していったと思われる節もあるようですが、スペインのニュースの記事を読む限り彼らもほんの数カ月前までは普通に働き、地域社会にも適応して普通に暮らしていたようです。
スペインを代表する新聞”El pais”の関連記事、そして引用を紹介させていただきます。

■ Younes, el joven que cambió el fútbol por el terrorismo
(ユネス、サッカーをテロリズムと交換した若者)

ランブラス通りで多くの犠牲者を出したバンを運転していたテロの中心人物ユネスの様子が短期間で変わっていったことを証言するリポイの街の人たちの声が記事になったものです。

ユネスについては

“Si querías encontrar a Younes [Abouyaaqoub], o a su hermano [El Houssaine, muerto a tiros en Cambrils], solo tenías que pasarte por la pista de fútbol sala. Solo se quitaban la ropa de deporte para ir a currar o para ponerse la túnica, en el Ramadán y en sus celebraciones”,

もしユネスか彼の弟のホウサ(カンブリスで警官により射殺)をみつけたいなら、サッカー場に行きさえすればよかった。仕事にいくときとラマダンやその御祝いででチュニックを着ているとき以外は(サッカー用の)運動着を着ていたからね”

era muy habitual ver a Younes ayudando a personas mayores de la escalera a cargar bolsas de la compra, “con una educación exquisita”.

ユネスが階段年老いた人たちの買い物袋を持ってあげて助けているのを見るのは日常的なことだった、”突出して礼儀正しい”人物だった。

と述べています。

. “Ha sido rápido, inesperado. Desde la primavera que no actuaban como siempre, no venían a darle a la bola”

(彼が変わっていったのは)想像にもつかないことだったし、とても速かった。春ごろからいつもと様子が変わって、ボールを蹴りにも来なくなった

もう一つの記事、
■ ”¿Cómo puede ser, Younes…?”

同人物のAsistente social(移民がスペイン社会にうまく適応するためのサポートを行うソーシャルワーカー)であったラケルさんが犯人に向けて書いた手紙です。

Permitidme enseñaros cómo eran ellos, o al menos los niños que conocí yo. Mis pre-jóvenes del Lokal.
(中略)
El más pequeño tenía unos 8 años y venía siempre de la mano de su hermano. Un hermano educado, tímido, amable, buen estudiante, tranquilo, en la escuela nunca se metía en líos. Un niño que siempre me ofrecía bolsas de quicos o alguna golosina que se compraba con el poco dinero que tenía.

Había dos hermanos que siempre se peleaban. El mayor se ponía rojo cuando entraba aquella niña que le gustaba, aunque nunca le llegó a decir nada. Nunca fallaba al lokal cuando estaba ella.

(彼ら少なくとも私が知り合った少年たちがどのようであったか説明させてください。私の”教室”の”若者になる前の少年たち。

一番小さな子は8歳でした。いつも兄と手をつないでやってきました。兄はとても礼儀正しく、シャイで親切で勤勉な学生でした。物静かで学校でも決してトラブルを起こすことはありませんでした。いつも、持っているわずかなお金で買ったおかしやトウモロコシのスナックを私にくれようとする男の子でした。

いつもケンカをする兄弟がいて、兄のほうは好きな女の子がやってくると顔を赤らめました。彼女に話しかけることはありませんでしたが、彼女がいるときは必ず教室にやってきました。)

犯人グループの少年たち(ほとんどが10代後半から20代前半の少年たちでした)わずか2カ月で今回の事件のリーダーとなる人物に洗脳されたとも報じられています。

宗教もたまたま”イスラム教”であっただけで、スペイン、ヨーロッパに限らずどの場所のどの宗教でもきっかけになり得たのではないだろうか、と思わずにいられませんでした。

現在バルセロナは、95%事件前の状態に戻りつつあり、2度と同じ悲劇が繰り返されぬよう大通りなどには車両が入れないように障害物が設置され、警備にあたる警官の数も増やされることが計画されています。(既に以前より警備は厳重に行われています。)
ですので、これからスペイン、バルセロナに御旅行を予定される方は特に心配せず、以前よりも安全に滞在を楽しんでいただけることかと思います。

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Así somos Barcelona : バルセロナのテロの後に起こったこと

8月17日、バルセロナの中心街で最も人通りの多い大通りであるランブラス通りでバンが暴走し
15名の死者、100名以上の負傷者を出しました。

事件後、バルセロナの街は深い悲しみに包まれましたが同時にたくさんの”思いやり(Bondad)”が街を埋め尽くしました。

■ バルセロナのタクシーは、多くのタクシーが付近の交通機関が止まってしまったことによって動けなくなった人たちに無料でサービスを提供しました。

■ バルセロナ観光局は、立ち入り禁止地区のホテルに宿泊している人たちに無料で他の宿泊場所を提供しました。

■ 地下鉄、バス、トラムなどの交通機関ではテロが起こった後、稼働できる交通機関の効率を上げるため、改札は開放され運賃は無料となりました。

■ フェイスブック上の”Safety check”のページは、テロの影響を受けた人たちに対して無料の宿泊場所、食事や衣類などさまざまなボランティアのオファーであふれました。

facebook

■ テロ現場すぐ横に位置するFNAC(書籍や電気製品を扱っている大型のチェーン)は一時的に避難した人たちが、安心して過ごせるように
店員がミネラルウォーターを配布したり、スマートフォンのバッテリーチャージのサービスを行いました

■ 通行止めで何時間も車から動けなくなった人たちのために、たくさんの周囲に住む人たちが食事や飲み物を提供したそうです。

■ BUS Turistic(バルセロナの二階建て観光バス)はバルセロナを音連れている人たちのために翌日無料開放されました。

警察、救急病院、街の全てのサービスがチームワークを持って迅速な対応してくれたおかげで翌日には街はほぼ変わらない日常に戻ることができました。

亡くなられた方のご冥福と、負傷された方の一日も早い回復を心よりお祈りいたします。

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8月を使ったスペイン語の表現

8月は日本でも夏休みを取られる方が多いと思います。
学生さんは長ーい夏休みの真っ最中ですね。

最近はスペインでも(もしかするとバルセロナだけかも知れませんが)8月営業しているお店や飲食店などもかなり増えてきましたが、
かつて(というかほんの10年前までは)8月はバケーションシーズン、一年で唯一街が静かになる月でした。

そしてスペイン人にとっては月のために一年の残りの11カ月を働いているといってもいいほど一年で一番楽しみな月です。
多くのスペイン人にとっては8月”Agosto”は”リラックス、太陽、ビーチ”を連想するそうで…

象徴的な”8月”を使った表現(スペイン流アドバイス?)をいくつか紹介させていただきますね。

■ Hacer el agosto
8月でなくてもよくつかわれる表現です。”hacer el agosto”は ”時流に乗って短期間で大金を得る”という意味です。

たとえば今年スペインの子供たちの間で大流行のハンドスピナー(スペインでは”Spinners”と呼ばれています。)スペインの子供たちは一人に一つ、あるいはいくつも持っている子もいるそうで、”授業の邪魔になる”と持ち込みを禁止した学校もあるそうです。
この作者(もともとのこのおもちゃを作った人は2005年に特許が切れた際に、特許の更新費用が払えず仕方なく権利を手放したそうです…)
は今年は”Ha hecho el agosto”だったはすです。

■ En agosto, a sol puesto no te conozco
6月の末の夏至を過ぎたころから、日が少しづつ短くなり始め、8月になるとじょじょに夏が過ぎていくのを実感し始めます。
太陽が沈んでしまうと、日が暮れて夜の訪れも早くなるので、人の顔が見えにくくなりますね。このことから来た表現が
”en agosto, a sol puesto no te conozco” (8月には、日が沈み、あなたが誰かわからなくなる)

■ En agosto, sandía y melón un buen refresco son
日本の夏の暑さも厳しいですが、スペインでも7,8月は気温がかなり高くなり特に南部では気温が45度近くになる日もあったりでかなり厳しいです
そんな”耐えがたい暑さ”を乗り切るための”頼みの綱”といわれるのがスイカとメロンのふたつの”水分をたっぷり含んだ果物です。
En agosto, sandía y melón un buen refresco son ”8月は、すいかとメロンがぴったりの飲み物”、と決まったフレーズができてしまうほど、夏の期間中はスペインのどの家庭にも”スイカとメロン”は常備されています。

■ En agosto y en enero no tomes el sol sin sombrero
“8月と1月は帽子なしに太陽に当たらないように”。8月の日差しはとても強く、また一月はとても寒いので帽子をかぶってでかけるようにとのスペインの”言い伝え?!。とはいえビーチは帽子をかぶらず日光浴をしている人たちであふれているので、こんな言い伝えがあったとは意外な気もします。

スペイン特有の”8月”を使ったフレーズ。ぜひスペインいらした際は、夏を乗り切る参考にしてみてください!

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リーガ ・エスパニョーラに挑戦してきた日本人選手

futbol

先日、柴崎選手の2部のテネリフェから来期一部のヘタフェに移籍が決まり、チームのエースに与えられる背番号である”10番”が与えられたことがちょっとしたニュースになりました。

ちなみにスペインのサッカー専門誌のウェブ版でも取り上げられました

Gaku Shibasaki: “Cumpliré el sueño de jugar en Primera”

“Llevaba mucho tiempo con el sueño de jugar en la liga española. Desde la temporada pasada tengo la oportunidad de jugar en España y ahora debía aprovechar esta de jugar en Primera División y cumpliré ese sueño”

(リーガ・エスパニョーラでプレーするという夢を長年持ち続けてきた。全シーズンよりスペインでプレーする機会を与えられ、今回一部でプレーするこの機会を生かし、夢をかなえたい”)

長年の夢をいよいよかなえる柴崎選手これからが本番!今季の活躍に期待したいですね。

リーガ・エスパニョ-ラには柴崎選手の他、乾選手も活躍中ですが、
これまで”リーガ・エスパニョ-ラ”に挑戦してきた日本人選手について少し調べてみました。

■ 財前 宣之選手
1996年、ログローニョが1部に戻った際に移籍。移籍をしたもののけがのため試合に出場することなく帰国。もし怪我がなければスペイン一部リーグ初の日本人選手となっていたそうです。

■ 安永 聡太郎選手
1997年 2部のジェイダに期限付きで移籍その後Jリーグに戻り、2002年に再びスペインガリシア地方のラシン・クルブ・デ・フェロルに移籍し12試合出場一得点を挙げました。

■ 城彰二選手
2000年に1部のバリャドリードに移籍、15試合に出場し2ゴール得点。チームからも評価を受けていましたが怪我のため帰国を余儀なくされました。

■ 西澤 明訓選手
2000年1月 1部のRCDエスパニョールにレンタル移籍、フォーワードとして期待されたもの4試合に出場後退団しました。

■ 大久保嘉人選手
2004年RCDマヨルカに移籍、マヨルカが一部に昇格することに大きく貢献し、引き続き2005-2006年もRCDマヨルカにてプレーしました。
マヨルカでは高い評価を受けた選手です。

■ 福田健二選手
パラグアイやメキシコで選手経験を積んだ後、(本田選手が移籍したパチューカにも一時在籍)2006年に2部のCDカステリョンに移籍、その後2部のCDヌマンシアに移り年間最優秀選手に選出されました。CDヌマンシアのあとはUDラスパルマスに移りましたが負傷続きで思うように結果が出せずギリシアのチームに移籍しました。ちなみに南米とスペインで主にキャリアを積んできたこともありかなりスペイン語が堪能な選手です。

■ 中村俊輔選手
2009年一部のRCDエスパニョールに移籍、ヨーロッパのチームで経験のある中村選手には当初大きな期待が寄せられましたが、”うまく適応できなかった”ことが原因(マウリシオ・ポチェッティーノ監督による)で思ったように成績を上げられず翌年退団。12試合に出場しました。

■ 家長 昭博選手
2010年 RCDマヨルカに完全移籍.”Aki”という呼び名で2013年までマヨルカにてプレーしました。

■ マイク ハーフナー選手
コルドバが長い年月を経て一部に昇格を果たした2014年に移籍。思ったように成績が振るわず同年退団。

■ 指宿 洋史選手
Jリーグを経ずに2部のジローナFCに入団。その後サラゴザB,サバデル、セビージャアトレティコ、バレンシアCF・メスタージャなどでプレーしました。

■ 乾 貴士選手
2015年にSDエイバルに入団、現在も活躍中。選手としての評価は非常に高く日本人として初めてFCバルセロナから得点を奪った選手でもあります。

■ 清武 弘嗣選手
2016年にドイツのハノーファーから移籍。EU圏外選手枠から押し出されたことにより2017年帰国。

経緯をさっと振り返っただけでも、世界でもトップレベルの”リーガ エスパニョーラ”への挑戦は困難に満ち溢れたものであることがうかがえます。
第一人目の選手は1996年、SAMURAI達の挑戦はまだまだ始まったばかり。これからももっともっと日本人選手の活躍を期待しています!

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スペインがもっとわかってもっと好きになる一冊

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テレビ番組で映し出される世界遺産や美しい街並み、タパス・パエリア…昨今は日本でも手軽に楽しめるようになったおいしい食事
ピカソ、ダリ、ミロなど世界レベルの芸術家を輩出したスペイン。
一度訪れた方はもちろんのこと、訪れたことがなくても”スペイン”に魅力を感じていらっしゃる方は多いかと思います。

そして実際マスメディアで伝えられるよりもスペインという国はもっといろいろな顔を持ち、長くいればいるほど
知れば知るほど愛着の湧く場所です。

スペインを愛する各ジャンルの専門家たちがみた”それぞれのスペイン”、また違った魅力が発見できる一冊を紹介させていただきますね。

■ 人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡 高城 剛著

一時期バルセロナやイビザを拠点として活動していらっしゃったこともありスペインに詳しい著名人の一人高城剛さん。女優沢尻エリカさんの元夫として一時期話題になりました。本業は”ハイパーメディアクリエイター”という肩書で世界中でいろいろな創作活動をおこなっていらっしゃいます。夏はときどきイビザでDJをしていらっしゃるようです。

NHKのスペイン語番組の舞台になったり、雑誌で特集がくまれたりと最近話題の”バスク地方”。日本からの交通の便はあまりよくないものの(日本からは直行便がないのでバルセロナかマドリッドから別便に乗らなくてはいけません)近年日本から訪れる人の数は増えているようです。
短期間でなぜサンセバスチャンが”美食の地”として注目を浴びるようになったのかやバスク文化についての日本文化との比較などわかりやすい考察があり、サンセバスチャンを訪れる前に呼んでおくと旅がさらに興味深いものになる一冊です。著者による”ピンチョスバルガイド”や”お勧め料理”とその説明も掲載されているので参考になります。

■ 星の巡礼 パウロ・コエ-リョ著

世界で最も読まれている10冊の本のうちの一冊である”アルケミスト”の著者、ブラジル人作家のパウロ・コエ-リョ。
彼のデビュー作がサンティアゴ巡礼をテーマにした”星の巡礼”です。
通常のサンティアゴ巡礼の体験記とは異なり、彼自身が経験なキリスト教徒であることも影響しているのか巡礼のもつスピリチュアルな要素に焦点があてられています。サンティアゴ巡礼に興味がなくとも、スペインを舞台にした小説として純粋に楽しむことができかつ読み終えたころにはサンティアゴ巡礼に参加したい気分にさせられる一冊でもあります。

パウロ コエ-リョは自身はブラジル人ですが、スペインと深くかかわりをもつ作家で、星の巡礼以外にも”アルケミスト”(主人公の名前は”サンティアゴ”でアンダルシア地方の羊飼いです)や、”ピエドラ川のほとりで私は泣いた”(舞台はアラゴン地方)などスペインを舞台にした作品を多く執筆しています。ちなみに彼の事務所はバルセロナに所在しています。

■ ガウディ伝 「時代の意志」を読む (中公新書)

著者は”カタルーニャ研究”の第一者。バルセロナに長く暮らすものとしても興味深く読み進められる一冊でした。
ガウディの人となりや人生については、その作品とともにテレビをはじめとしてマスメディアに取り上げられたものは何度もこれまで目にしましたが、ガウディの建物ができた時代背景、その頃のバルセロナを取り巻く状況について詳しく説明されています。
バルセロナを訪れた方にとっても、バルセロナをこれから訪れられる方にとってもお勧めの一冊です。

■ ルポ 雇用なしで生きる――スペイン発「もうひとつの生き方」への挑戦

今でこそ経済がもちなおしているものの、2008年のリーマンショック以降のスペインの未曾有の経済危機を現地で経験したものとして
興味をもった一冊です。一時期メディアで”ロビン・フット市長”、などどして話題になった(経済危機がさらに厳しかったアンダルシア地方でカルフールやメルカドナなどの大型スーパーで略奪行為を行い、ホームレスなどに食品を配ったこと事件はスペインだけでなく世界中にニュースとして流れたようです。)コルディ-ジョ市が市長を務める”マリナレ-ダ”村のことも取り上げられています。ちなみにマリナレ-ダ村はスペイン全体が30%に近い失業率を記録していた時期でもほぼ完全雇用を維持していた村です。
”経済活動のあり方”についてスペイン発の違った視点に気づかせてくれる一冊です。

■ Casa BRUTUS(カーサ・ブルータス)2014年8月号”井上雄彦とガウディ巡礼

少し毛色の違う一冊ではありますが・・・
ファッション系の出版社による建築雑誌だけあり、写真が圧倒的に美しいです。また建築物に関する説明も詳しく
”ガウディ建築”に関する永久保存版といえる一冊です。
ちなみに掲載されているお店などは、紹介されたとたんに人気がでて、値段が高くなったり質が落ちたりということがよくあるので
2017年版の情報を別で探されることをお勧めします。

ただそれを抜きにしても、バルセロナ好きであれば持っていて損はない一冊です。(ちなみに日本から取り寄せました^^)

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