綴りは似ており、同じ使い方ができる場合もあれば、どちらを使うかによって全く意味が異なってしまうこともある
かなーりややこしい前置詞’Por’と”Para”。スペイン語学習の過程でつまづきやすいポイントのひとつといえます。
それぞれの主な使い方は
-Por: 原因や理由、など”過去に起こったこと”に関わること
-Para: 目的や結果など”未来に起こること”に関わること
を表すために使われます。
たとえば
1.Estoy estudiando espanol por haber suspendido dele ultima vez
(私は前回DELEで不合格になったのでスペイン語を勉強しています)
2.Estoy estudiando espanol para aprobar DELE
(私はDELEに受かるために勉強しています)
という風に同じ”Estoy estudiando espanol(私はスペイン語を勉強しています)でも、学習している理由が過去の経験に基づいているときは”Por”、未来の目標に基づいているときは”Para”となります。
para/por どちらも使える時
Paraとporの使い分けを少し複雑にしているのは、両方を使うことができる場合です。
”(なにかを行うための)動機”を表す時は、ParaとPorのいずれも用いることができます。
-Por que estas aprendiendo espanol?
-Para que estas aprendiendo espanol?
はどちらも”何のためにスペイン語を学んでいるの?”という意味になります。
また、”Por”と”Para”がそれぞれ使われる場合は以下のようになります。
■ ”Por”のみを使うことができる場合
-理由や原因を示す;he perdido autobus por levantarme tarde (寝坊をしたのでバスに乗り遅れた)
-場所を示す:Este autobus pasa por valencia (このバスはバレンシアを通過します)
-期間を示す:Voy a viajar por 3 dias (3日間旅行する予定です)
-作者を示す;Esta obra esta realizado por gaudi ( この作品がガウディによるものです)
-”手段”を表す:hay que contactar por telefono(電話で連絡をする必要があります)
-値段や交換するものを表す:Te cambio mi bocadillo por tu postre (私のサンドイッチとあなたのデザートを交換します)
■ ”Para”のみを使うことができる場合
-目的や提案を表す:Estudio espanol para poder hablar con amigos espanoles (スペイン人の友達と話せるようになるためにスペイン語を学んでいます)
-行き先を表す:Este tren es para Madrid( この電車はマドリッド行きです)
-自分の意見を表す:Para mi estudiar espanol es divertido (私にとってスペイン語を話すことは楽しいです)
-期限を示す:Debe entregar el documento para el lunes que viene (その書類は月曜までに提出しなければいけない)
-行き先を表す:Voy para centro (中心街に行きます)
おおまかに”Por”は過去に関すること、”Para”は未来に関することと覚えておくとよいかも知れません。
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