私ごとではありますが、今年はバルセロナで暮らし始めた10周年、
スペイン語とのお付き合いはもうちょっと長く11年と半年、になります。
そもそも、スペイン語を学んで一年ちょっとのとき、
スペイン語でチャレンジしたい、と
勇ましく、大学院のスペイン語クラスに無理矢理入学したものの。
まったく勉強したことのない分野。
クラスメートは半分以上南米出身で
いろいろな国のスペイン語が飛び交っていて
グループワークなんかはみんなのいっていることがほとんど理解できずパニック。
最初の2週間ですっかり自信をなくしてしまいました。
自信のない態度が周りにも伝わったのか、
私が発言をしようとするとみんな気を使ってくれて
シーンとなってみんな耳をダンボ
すると‘ちゃんとまともな意見を間違いなく話さないと‘と焦り
余計に話せなくなる・・・。
胃が痛くなる思いで頭の中で練りに練ったフレーズをやっとの思いで口に出す。
そんなことを繰り返しているうち
だんだんクラスに出ることがしんどくなってきて
2年目はほとんど英語での授業に切り替えました。
ただただ‘スペイン語を発すること‘が苦痛でしかなかったです。
どつぼにはまってしまったものの、
学校を卒業してから、スペインの実社会で
サバイバルをせんともがいているうちに気がついたのは
まず‘スペイン人はほとんど人の話をきいていない(苦笑)
↓
だったら、ちょっとくらい間違っていても問題ない。
そして、相手に聞いてもらいたいなら、
ごちゃごちゃ細かいことにこだわらず
伝えたいことはしつこいくらい堂々と(大声で?)繰り返すこと。
ただ、それでも忘れられることもあり、
もう文法がどうとか単語がどうとかいってられなくなってきます。
男性名詞と女性名詞とか動詞の活用とかもちろん
スペイン語を話すために覚えることはたくさんありますが、
正しく話していただけでは、まず相手には伝わらない。
むしろ、彼らと同じように
相手のいうこともなんのその
自分の言いたいことは言い放題
言葉に出さなくてもわかるくらい表情豊かに
そしてなによりも‘話すことを楽しむ‘(←これとっても大切です。
スペイン人って、お話をするのが大好きな人たちなので)
すべてをひっくるめたことが
‘スペイン語を話す、スペイン語で伝える‘なのかなと
経験を持って思う今日のころです。
なので、
ちょっと大きめの声で堂々と
なんとか知っている単語をつなげながら
いいたいことをいって(つもりになって?)みる
そしてなんだか、
そんな風に言葉を発することが楽しく感じられる
のであれば、間違っていてもうろ覚えでも、
相手の言ってることなんてあんまりわからなくても(笑)
スペイン語は半分マスターできたも同然なのかなと思います。
残りはウノドストレスで講師とともに、楽しみながらマスターしてください(笑)
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