スペインにいったら買っておきたい参考書

ゴールデンウィークも含め5月は日本からスペインへの観光客が一番多い月だそうです。(ちなみにその次は10月です。)
今年こそスペインへ行かれる方、または知り合いがスペインに行かれる方…もきっといらっしゃるかと思います。

スペインは見どころが多く、おいしい食べ物もたくさんあるので、旅の時間はいくらあっても足りないですが…
もしお時間があればショッピングの合間に、ぜひスペイン語ブラッシュアップのためのテキストもゲットしてみてください!

スペイン語のテキスト、日本で手に入れることができるものはまだまだ限られておりまた価格ももちろんスペインで手に入れる方が
3-4割お求めやすいです^^大都市などでは中心街に必ず大型書店の”FNAC”があり、参考書も多く取りそろえています。

下記”スペインにきたら買っておきたいおすすめ参考書”、スペインの本屋さんでみつけたら即買いです♪

■ Verbos / Verbs: Modelos de conjugacion practicos regulares e irregulares / Practical Examples of Regular and Irregular Conjugation

スペイン語学習者なら必携の一冊です。”動詞の活用”ハンドブック。私自身もどれだけお世話になったことか…。
スペイン語を勉強する際にはいつも手元に置いて、動詞の活用で疑問が生じたらすぐに調べられるようにしておくこと、の繰り返しで
スペイン語の難関の一つである”動詞の活用”もマスターできます。

■ Gramática de uso del español: Teoría y práctica

スペインの語学学校で自習用に進められることが多い参考書です。
説明がスペイン語で書かれているので、スペイン語のレベルがある程度までに達した方向けではありますが、
日本語の文法書にはみられない、かなり細かい部分まで文法の説明がされておりまた練習問題も大充実なので
スペイン語学習を続けていくうえで長く寄り添ってくれる一冊となります。文法事項が細かく網羅されているのでDELE対策用としてもぴったりの一冊です。

■ El Cronómetro

ウノドストレスの多くの講師たちが推奨するDELE準備用の参考書です。EDELSA社のDELEの公式のハンドブックはもちろんDELE準備には必須ですが、実際のところ準備としては参考書一冊のみでは若干物足りない部分があります。合格のためには練習問題をより多くとくことが求められるので、2冊目の参考書としてお勧めです。(ちなみに当レッスンでは”El Cronometro”も使用しております)日本のアマゾンでは品薄のことが多いのでスペインにいらっしゃる際はぜひ購入されることをお勧めします。

そして参考書ではないですが…番外編
スペイン語がある程度読めるようになってきたので、スペイン語で本を読むことにチャレンジしたい!というかたにお勧めなのが日本の作家の本。一度読んだことがあるものであれば内容も理解しやすいので、辞書片手に楽しみながらスペイン語の勉強ができます。
まずは気軽に取り組めるマンガから、でもいいかも知れません。

ドラゴンボールやワンピース、スペインでも映画が上映された上映された”君の名は”などは大型書店に行けば必ず並んでいます。また村上春樹はスペインでも大人気なので何冊か見つけることができるはずです。

村上春樹とスペイン
村上春樹の作品にはスペイン語とスペイン文化が投影されているそうで、スペインで人気があるのも納得?!。ファンの方には興味深い一冊です。

そして、スペイン語を勉強中のお子様向けに…この一冊でスペイン語学習が楽しみになるかも?

■ La guía esencial definitiva (Colección Pokémon): Todo lo que necesitas saber sobre más de 700 Pokémon

スペイン人による”ポケモン完全ガイド”。日本ですでに出版されたものがスペイン語に翻訳されたものではなく、スペイン人によるスペイッ人のための?”ポケモン辞典”です。スペインのポケモン人気のすごさがうかがわれるようです。
ちなみに、日本でも品薄ではありますがスペインとほぼ同じ価格で手に入れることができるようでした

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勘違いに注意!国によって意味が変わるスペイン語単語

世界で6億人もの人が母国語として話しているスペイン語、もちろん同じ言語なので基本的な文法やほとんどの単語は同じ意味で用いられているのですが、年月を経て、それぞれの話されている場所で特有の使われ方や違う意味で用いられるようになった単語
特にスペインと南米の間ではそのような単語が多く存在します。

”意味を取り違えると会話の意味がわからなくなってしまう単語”をいくつか紹介させていただきますね。

■ Coche(スペインでは”車”を意味します)
スペイン語のレッスンでも一番よく指摘されるのがこの”車”の単語の国による違いです。スペインでは車は”Coche”ですが、南米の多くの国では”Carro”と呼ばれています。ただスペインで”Carro”というと”買い物カート”や”馬車”を意味していると取られてしまいます。
またグアテマラでは車は”Cerdo”といわれることも・・、スペインでは”Cerdo”は”豚”を意味するので、”Voy a aparcar cerdo”なんて言ってしまった日には思い切り変な顔をされそうです…。

■ Autobus(スペインでは”バス”を意味します。)
“バス”はメキシコでは”Camion”という単語が使われますが、スペインでは”Camion”は”トラック(運送用の)”を意味するため、”Estoy esperando un camnion”というとスペインでは”ヒッチハイクをするのか”とでも思われてしまいます…。アルゼンチンでは”Colectivo”となるそうです。
スペインでは”Autobus”または”Bus”という単語を使います。

■ Plata (スペインでは”銀”という意味)
スペインではPlataは”銀”という意味で使われ、それ以上の意味はありません。ペルーでは”銀”という意味意外に”Plata”は”お金”全般を意味します。

■ Tomar(スペイン語では後に続く単語によって”乗る””飲む”など意味が変わります。)
”Tomar taxi(タクシーに乗る)””Tomar foto(写真を撮る)””Tomar un cafe(コーヒーを飲む)”などとしてスペインでは日常会話によく登場する動詞”Tomar”。南米では”Tomar”は一つの単語だけで”アルコールを飲む”と解釈され”Van tomado(スペインのスペイン語では同意義はVan borrado”酔っ払っている”)や”Esta tomado(Esta borrado”酔っ払い”)のように使われます。

■ Piña (スペインのスペイン語では”パイナップル”)
Piña はスペインではフルーツの”パイナップル”ですが、アルゼンチンでは”Golpe(ゲンコツ)”を意味します。またドミニカ共和国では
Piña は”Pelea”、喧嘩を意味し、Peruでは”Mala suerte”(不幸)を意味するそうです。スペイン以外の国では”Me gusta la piña
!”というのは控えたほうがよさそうです…

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スペイン語でできるお手軽レッスン

”習うより慣れろ”はスペイン語の習得に関しても言えることです。日本にいると一番むずかしいのが“実践”の機会を見つけること
前回の記事で”実践に役立つ参考書”を紹介させていただきました。

そのほかに”スペイン語実践のネタ”の宝庫であるのがYoutube
”スペイン語レッスン”のビデオはあふれているのはいうまでもありませんが、
より楽しみながら”スペイン語を実践”できるのは、その他の”レッスン”ビデオ。

ビデオ形式なので少々言葉の意味がわからずとも、自分の興味のあるトピックであれば
見よう見まねで楽しむことができます。
また、説明の速さは早いものがおおいものの情報の一部が視覚でダイレクトにはいってくる、
実際の動きに沿って説明が行われるので、”日本語を介さず”スペイン語を身につけることができます。

Youtubeで見つけたいくつかのスペイン語の”レッスンビデオ”を紹介させていただきますね。

■ ヨガ
スペインでもヨガは大流行しているのでビデオはたくさんあります。こちらは”初心者向け”のヨガのビデオです。

■ 手作り (manualidades)
手先があまり器用ではない^^;スペイン人ですが、日本でみられる”手作り”とは違った種類のものがたくさんあります。材料なども実際にビデオで見ながら名前を覚えていくことができます。
一緒につくってみるとさらに楽しいです^^

こちらはスペインでもひそかに人気の”折り紙”。スペインには綺麗ないろの折り紙がないので白い紙にマスキングテープを張って折り紙の代用。ちなみにマスキングテープは”Washi tape”と呼ばれています。おそらく日本の”和紙”からきた名前かと思われます。

■ DIY
個人的によく利用しているのがDIYのビデオです(笑)”・・・の修理法”と検索するとたいがいの物がYOUTUBEにアップロードされています。DIYも道具の名前や部品の名前などを日本語を介さずに学ぶことができます。

■ 料理
スペイン料理に興味を持たれている方であれば既にチェック済みかとは思いますが、”Paella”一つにしてもさまざまな調理法のビデオが挙げられているのでいろいろ試して”我が家のパエリア”を追求するのもよし。そのほか日本ではお目にかかれないレシピを見つける楽しみも。

■ ギター(Gitarra)
こちらはどちらかといえば上級編です。ギターレッスンのビデオはみよう見まねでももちろんできるのですが、若干専門用語によりがちであまり日常生活で使える単語は登場しない傾向があります。しかしながら、ギターに興味がある人は無料でレッスンをうけることができスペイン語の耳ならしもすることができるので一石二鳥です。

そのほか自分の興味のある分野でのレッスンを探すなら
”Clase de (自分の興味のあることの名前)”や”Como hacer (自分の興味のあることの名前)”と検索すれば該当ビデオが見つかるかと思います。

興味のある分野の単語は習得も早いかと思いますので、ぜひどんどんチャレンジしてみてください!

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スペイン人の想像力に脱帽^^;なスペイン語表現

スペイン人の想像力の豊かさ、表現力の豊かさ…^^;が表れている”なんでそうなるの?”と元の意味とは全く結びつかない
スペイン語の口語表現を紹介させていただきますね。ちなみにこれらの表現も会話によく登場しますので意味を覚えておくと、???とならずにすみます。

Le da palo/Se queda corto
スペイン人が恥ずかしい、面目丸つぶれのときは ”Le da palo ”(細い棒をもらった)あるいはSe queda corto(短くなった)と感じるそうです。うーん、日本人には理解しがたい感覚です。

como una cabra and como una regadera
スペイン人が”ヤギ(como una cabra)か“じょうろ(como una regadera)になった時は近づかない方がいいかも知れません…”常軌を逸脱する振る舞いをする”状態のことを”Esta como una cabra”あるいは”Esta como una regadera”といいます。ヤギとじょうろはスペイン人にとっては”Loco”の代名詞のようです。


le caes gordo

”太っていること”は”食べることが大好きな”スペイン人にとってもあまり喜ばしく受け入れられるわけではないようで・・・
”Le caes gordo”(彼/彼女はあなたのことをよく思っていない)という意味です。まずはダイエットが必要!?


te da la lata

”缶を渡される・・”のは”邪魔される”という意味で使います。ビールの缶?コーラの缶?、飲み物の缶を渡されるなら”邪魔”もそんなに気にならないかも!?

la caga
スペイン語の”Cagar”は日本語に訳すると”くそっ!”というニュアンスのスラングです。(英語でいうところの”Shit”です。)
この意味をうけて、Cagarは本来の意味よりも”失敗する””へま”などという意味で使われることの方が日常会話においては多いです。
”La caga”は”失敗する”の意味で使われます。

se ralla/se come la olla
物事を”ややこしくする/難しく考えすぎる”ことを”Se ralla(みずからをこする)”Se come la olla(鍋を食べる)”といいます。
お鍋を食べるほど考え込む…ことがスペイン人にもあるんだ、と別の意味で驚きの表現です(笑)

te canta las cuarenta
”las cuarentas”は”40の数”という意味です。”40の数を(あなたに数える)”は、実際に数を数えるのではなく”お小言をいう”という意味にあたります。

cae del burro
直訳すると”ロバから落ちる”ですが、”(いままできがついていなかった)あることに気がつく”という意味です。ロバから落ちても大した怪我にはならなさそう、ショック療法的に”目が覚めた”というような感じなのかも知れません。

se queda frito
”フライになる”、一見食べ物に関する表現のようですが、”眠りに落ちる”という意味です。フライになると動かなくなるから!?なのか、食べ物を使った表現はスペイン語にはよく見られます。

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スペイン語の実践に役立つお勧め参考書5選

新学期、新年度と”気分一新”に加え、気候も良くなってくるので活動的な気分になる春!
これまでコツコツとレッスンや独学を重ねられてきた方たちはペースを崩さず、基礎を身につけたらどんどん”実践の場”を作ってさらにレベルアップ。そしてなかなかレッスンが滞りがち、あるいは小休止なさっている方も、小難しい参考書や文法事項から始めてしまうとまた止まってしまうので(笑)
すこしでもやる気になったのであれば、“鉄は熱いうちに打て!”
まずはとにかく”手(あるいは口)”を動かすことから再開してみることをお勧めします。

”とにかく何でもいいからスペイン語を実践してみる”のに役立参考書、比較的新し目のものを紹介させていただきます。
”ごちゃごちゃ言わずにまずやってみる!”どうぞお試しください!

■ もやもやを解消!スペイン語文法ドリル

スペイン語の文法は、はっきりいって複雑です(苦笑)なので、文法に躓いてスペイン語学習をやめてしまわれる方は残念ながら多いです。
また”スペイン語学習をやめてしまう”までいかなくても日々の学習でわかりにくいと感じがちなポイントの説明とその文法事項をマスターするためのドリルが一緒になった親切な参考書です。普段のテキストとの併用して疑問を感じたときに参考にすると効率よく学習をすすめることができること間違いなし!です。

■ どんどん話せるスペイン語 作文トレーニング
例文をマル暗記するのではなく、自分のマスターしたスペイン語で”文を作る”スキルを磨くための実践トレーニングのための参考書です。
”スペイン語で表現する”ための簡単な文法の説明も含まれているので、”スペイン語に再チャレンジ”の場合は文法の解説部分を読んでから始めるとおさらいにもなります。

■ CD2枚付 口が覚えるスペイン語 スピーキング体得トレーニング

日本でスペイン語を勉強しているとなかなか普段スペイン語を口にする機会がないものです。ただ”スペイン語を口にする”訓練を積まないとどれだけ文法の知識を重ねてもスペイン語で流暢に話せるようにはなりません。このテキストは”スペイン語を口にする”トレーニング用に作られており、独学で”スペイン語を話す”トレーニングができます。若干単調なきらいはありますが、”会話の練習不足”を解消してくれるテキストです。

■ 名作短編で学ぶスペイン語
ひととおり初心者レベルの文法を終えた方向けにはなりますが、小説をよみながらスペイン語の文法の実践を学ぶことができるテキストです。スペインの作家、ラテンアメリカの作家の短編集がまとめられて、日本語の対訳がついているので、読書が好きな方であればレベルに関係なく楽しむことができる一冊となっています。

■ 日本人が知りたいスペイン人の当たり前 スペイン語リーディング
もちろんスペイン語のテキストではあるのですが、多様なジャンルで単に興味深いトピックが盛りだくさんに収めれられている一冊です。
いきなりスペイン語で読むことに抵抗がある場合はまず日本語訳を読んでからスペイン語バージョンを読んでも”読む”練習には十分なります。スペインに興味があるかたであれば、楽しみながら読み進められかつスペイン文化に関するボキャブラリーも身につけられる一冊です。

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スペイン語”春”のボキャブラリー:スペインの春を飾るのは…

今年は寒さが長引き、不安定な気候が続きましたがやっと少しづつ暖かさが本格的になりやっとスペインにも春が訪れてくれるようです。

スペインの気候はほとんどの地域が”地中海性気候”日本の気候ととてもよく似ているため、植物も日本で見かけるものと同じものをスペインでもかなりの頻度でみかけます。
春の訪れを告げる花たちも例外ではなく、実はスペインと日本の春にもいくつかの春の”共通花”があるようです。

カラフルなスペイン、春をさらにカラフルに盛り上げてくれるのはこんな花たちです。

Cerezo(桜)
日本の春の風物詩の桜。限られた地区のみになりますが、スペインでも桜を楽しむことができます。スペインで桜が咲き始めるのは例年3月の中旬から。有名なのはアンダルシア、ハエンのSierra Magina。日本のように街が満開の桜で埋め尽くされてピンク色になります。その他桜はタラゴナ、ブルゴスの一部の地区でも見ることができ、レオンでは八重桜が毎年春を飾ります。

Melocoton(桃)

鮮やかなピンク色の花を咲かせる”桃”の木。特にカタルーニャ地方で多く見られるようでカタルーニャ北部のレリダやBajo Segreは春になると桃の花を楽しむための”観賞ルート”が特別に設置されます。

Ciruelas(梅)
リオハ地方の”Valle de Nalda”には4月の第一週は”Dia de ciruelo(梅の日)”。満開の梅の花とともに春の訪れを祝います。
またアコルーニャ地方の”Pazo de Faramello”には40本の”ciruelo japonés”が植えられておりガリシアの中でも景勝の地として人気があります。

Almendro(アーモンド)
桜より少し早い時期(通常は2月の末から3月の上旬)に花が咲くアーモンド。薄いピンクの小さな花、見た目は桜にとてもよく似ています。
スペインとくに気候の暖かい地中海側では多く見られる木で、場所によっては”Fiesta de Almendoros”(アーモンドまつり)が大々的に行われます。日本でいうところの”お花見”のようなものなのでしょうか・・・。

Amapola (アマポーラ)
4月と5月の間太陽の光を浴びて育つアマポーラの花はスペイン全土で楽しむことができる花ですが、特に有名なのはトレドのモンタルバン城(Castillo de Montalban)を囲む一面のアマポーラの風景。まさに”スペインの春”を象徴するような風景、一度お目にかかってみたいものです。

flor del manzano (リンゴの花)
3月から5月の間に白いかわいらしい花を咲かせる”Los manzanos(リンゴの木)”。リンゴのお酒”シードル”の名産地であるアストゥリアス地方の春の風物詩です。リンゴの花の寿命は気候などにもよりますが、約15日間。この期間中アストゥリアスではシードルの製造過程の開始(シードルの素となるリンゴの花が咲いたので)を記念してさまざまなイベントが行われます。

花の開花に合わせてお祭りも各地で盛んにおこなわれるようで
場所や花が変われど、花とともにやってくる春の訪れを祝う気持ちは万国共通なのですね^^

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カタラン語に起源をもつ”頻出”スペイン語単語

しばらくおちついていたかと思いきや、またややこしくなりつつある”カタルーニャ独立問題”。
スペインで暮らす当事者としては、一日も早い両者の”歩み寄り”を望みます。なんといってもバルセロナでは、なにかあるたび道路が閉鎖になったりストで公共の交通機関が乱れたり…で正直長引くと住んでいるものとしてはとても大変です^^;

カタルーニャの独立志向は今に始まったことではなく、中央政府との“対立の歴史”は長いのですが、言語的には”カステリャーノ”にすっかり“統一”されてしまったカタラン語が普段使われている言葉の中にもたくさんあったりします。

1. AVERÍA 
“工事中、修理中”の意味を持つ単語で”Esta en averia”(工事中です)はスペインではしょっちゅう遭遇します^^;もともとはカタランの”Averia”から派生した単語で、1494年にカステリャーノとして現在の”Averia”が初めて使われました。

4. BORDE
“不愛想で不親切”という意味の単語”Borde”もともとはラテン語の”Bastardo”から来た言葉ですがまずはカタルーニャ語”Bord”が派生語として生まれそのあとにカステリャーノの”Borde”となりました。

6. CHULETA
スペイン人の好む肉の一つ”あばら骨付きの肉”でレストランなどでもよく見かけます。これはもともとはバレンシアのカタラン語”Xulla”から来た言葉です。

7. FAENA
”仕事、終わらせるべき作業”の意味で現在のカタラン語では”Feina”ですが、もともとのカタラン語では”Faena”でした。古いカタラン語がそのままカステリャーノになった単語です。

9. GUANTE
”手袋”、もともとの言葉の起源はゲルマン語の”Want”だといわれています。この言葉がまずカタラン語の”Guant”となりカステリャーノの”Guante”の単語ができました。

15. PAPEL
”紙”、ラテン語の”Papiro(パピルス)”がまずカステリャーノ”Papiro”となり、この単語から派生してカタルーニャ語の”Paper”(ちなみに英語と綴りは同じです)となりました。そのあと再びカステリャーノにおいてこの”Paper”から派生した”Papel”が使われるようになりました。

16. PANTALLA
”画面”、スマホ、テレビ、PC…など日常生活とは切って話せない単語です。
カタルーニャ語の”Pantalla”(ギリシアやアラブ系の料理でよく使用されるグレ-プリ-ブ)と”Ventalla”、溶接工の使用するガラスのついたマスクの二つの単語を組み合わせて生まれた事が起源だとされています。

20. RELOJ
”時計”、ラテン語の”Hora”-もともとの意味は”砂時計”から派生して”Horologuim”(時計)という言葉が生まれ、その言葉がイタリア語の”Orlogio”となり、カステリャーノの”Reloj”にさらに近いカタラン語の”Relotge”(現在のつづりは”Rellotge”が生まれました。カタルーニャ語の”Relotge”がカステリャーノ語に適応されたものが”Reloj”となったとされています。
analógico

カステリャーノにすっかりなじんでしまった”カタラン語”たちのように、カタルーニャもスペインの他の地域とわかだまりなく仲良くやってくれる日が一日も早く訪れますよう・・・。

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