DELEまで残り3カ月!試験準備対策のポイント

DELEはスペイン語のレベルをスペイン政府教育文化(日本の文部省に相当)スポーツ省が公的に証明しますという資格であって
あくまでも普段の学習の延長上です。

DELE対策をしたからといって合格するものではありません。

なので、DELEの受験準備、普段からスペイン語学習を行っている方には3カ月は十分な準備期間であるといえます。

DELEを受験することを決めたら、まずやってほしいのは
現状の自分のレベルを把握し、適切な受験レベルを選択すること。

DELEは英検や日本語のスペイン語検定に比べると比較的難易度が高く
またレベル間の差が激しい傾向があります。

特に初めてのDELEを受験される方はは過去問に眼を通してで自分に適した受験レベルを把握することをお勧めします。

セルバンテスセンターのサイトで、DELEの各レベルの説明および過去問を見ることができます・

http://dele.cervantes.es/informacion/niveles/tipos.html

(レッスンを受講なさっている方はまずは講師にレベルの相談をしてみてください。)

受験するレベルを決めた後、まずやってほしいのは

■ 過去問を解いて弱点の把握
過去問を既定の制限時間に合わせて説いてみる。

DELEのすべてのレベルにおいて、試験は
読解
リスニング
作文
会話
の分野に分かれ、
(C1/C2においては、スキルを総括した設問になります)
採点は

グループ1(読解と作文) 50点
グループ2(リスニングと会話) 50点

に分けて採点されます。
合格レベルはそれぞれのグループにおいて30点を確保していることです。

過去問を解いてみたうえで、
-まず時間内に問題を終えることができたか
-どの分野が難しく感じられたか
-ぞれぞれの分野の点数

を考慮にいれつつ、自分の苦手な分野を客観的に把握しましょう。

■ 弱点に重点をおいた試験準備

3カ月準備期間があれば苦手分野を合格レベルに上げることは可能です
(もともと目指すレベルで求められる基礎的な語学力はあることを前提の上で)

読解力を上げたいなら
ひたすら問題集を解きまくる。ボキャブラリーを増やす。文法のおさらい

作文なら
できるだけ多くの作文をこなし添削をしてもらう。DELEの試験は現時点では手書き行われているので
普段から手書きに慣れていない場合は、その練習も忘れずに(早くパソコンでの受験形式になってくれますよう…)

リスニング
いままで使用したテキスト(DELE用のものでなくても大丈夫です。ほとんどのテキストには付属CDがあり”リスニングの練習”が独学でできるようになっているはずです。)の付属cdも活用して、”聞き取り”の練習を。ただ聞き流すだけではなく”聞いて理解できる”ようになることが大切ですのでできる限り問題などとセットになっているリスニング教材を使用して練習してください・

会話(口頭試験)
独学ではほぼ不可能なので、試験までひたすらレッスンで講師に試験官となってもらい面接をこなしてください^^

どうしても苦手意識が強く、3カ月では克服できそうにないというジャンルがある場合はセットになっているスキル
に重点を置き、できる限りそちらで高得点を挙げられるように学習を進めていきましょう

たとえばグループ1内で読解がどうしても苦手でという場合は
作文でなるべく点数を上げられるように頑張ってみる。

■ 問題の形式、時間配分の把握
問題の形式は原則変わりません。実際の試験当日の時間の節約にもなるので(その分問題を解く時間にあてることができます)
必ず過去問に何度も目を通して問題形式を頭に入れておきましょう。
また過去問を解く際はできる限り、実際の制限時間と同じ制限時間を用いて時間配分の感覚を身につけておくようにしましょう。

コツコツと学習を続けられている方にとっては特に”deleだから!’と気負う必要はありません。
ただ、普段の実力を余すところなく発揮できるよう^^3カ月間は試験の形式や特徴を把握することに重点を置いて学習するのがお勧めです。

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目指すは”スペイン四大祭り”!?トマティーナの由来とは

スペインの三大祭りといえばセビリアの”Feria de Abril”,
パンプローナの”San Fermin(牛追い祭り)そしてバレンシアのLas Fallas(火祭)ですが、
近年国際的な人気と知名度が高まっているバレンシア地方Bunolの”Tomatina(トマト投げ祭り)”。

街のの守護聖人を祝うお祭りの一環として毎年8月の一番最後の水曜に行われるこのお祭り。
人口約一万人のBunolの街にこの時期は世界中から四万人の人がお祭りのために集まります。

スペインのお祭りは宗教的な行事から派生したものがほとんどですが、
このお祭りのは1945年にさかのぼり、”お祭りの期間中に始まった”とあるハプニングか起源です。

街の中心広場でお祭りを見ていた一部の若者たちが、
自分たちもパレードに参加しようとパレードを行っている人たちと競り合いを始め、
たまたま近くで売られていた野菜スタンドのトマトを敵に向かって投げ始めたのがそもそものきっかけ。

その次の年も同じ日に今度は各自トマトを持参し投げ始め警察沙汰の大騒動に。
その次の年は禁止されたものの、やり方を変え地域の人たちによって”トマト投げ”は受け継がれていきました。
1957年地元の警察によってトマト投げが全面禁止になった時には”トマトのお葬式”が催され、デモも起こったほど。
ことを大きく見た地元の権威たちが1959年、開示時間やトマトを投げる時間に制限を設けるなど
”一定の規則を守ること”を条件に”トマト投げ”の再開を許可しました。

1980年からは市庁によって主催される正式な行事となり、
1983年スペイン国営テレビのドキュメンタリーで知名度を上げ、
その後は国際的な知名度人気も高まりあまりにも多くの人が訪れるようになったため
(最高の年で45000人)2013年より安全面などを考慮の上、トマト投げは22000名限定のの有料チケット制となりました。

お祭りが大好きなスペイン人。
さすが大騒ぎのチャンスは逃さないようです(笑)

スペイン語ができると得する仕事その3:在日大使館勤務

これまでスペイン語ができると得する仕事をいくつか紹介させていただきましたが、
日本にいながらにして、”ほぼ海外勤務”である”在日大使館勤務”、はスペイン語の語学能力が最も問われる仕事の一つといえます。

実際、大使館内は治外法権であり、職員も本国から派遣されてきた方がほとんど。仕事の進め方なども極めて本国のやり方に近く仕事で使われるのはその国の言葉のみという場合が多いようです。なので採用条件としては、当該する国の母国語となる言葉の高い語学力が求められます。

在日大使館、というと普段生活している上ではあまりお世話になることがないので
(入国や留学などの長期滞在の際にビザが必要な場合、手続きでお世話になるくらいかと…)
実際どんな業務を行っているのか若干イメージはわきにくいかも知れませんが、
在日大使や公使付きの秘書や通訳などのスタッフのほか、管理部や政治部、大使館の規模によっては広報部、文化部、商務部など、さまざまな部署があり、派遣されてくる外交官に日本の情報を伝えたり、その国の文化を日本に紹介することが主な業務となります。
概して、その国と日本と友好・信頼関係の構築に貢献する仕事といえるかと思います。

なぜスペイン語が在日大使館勤務に有利かというと、ほかの言語に比べるとスペイン語を公用語(母国語)としている国が圧倒的に多いため。

スペイン語を母国語としている国、つまり在日大使館でスペイン語が公用語になっている国は約20カ国。
日本と比較的関係が強いメキシコなどは大使館以外にも商工会議所なども存在するようです。またスペインなどはスペイン政府観光局のオフィスが日本にも存在しています。

まず高いスペイン語の語学力は業務を遂行する上では必須。そのうえで各業務に応じた職務経験や専門性が求められる場合がほとんどで
採用は中途採用という形式が多いようです。ここでも”英語に比べて圧倒的に学習者が少なく、堪能な人も少ないスペイン語”が話せると
かなり採用の上で有利になるはずです。

即戦力が求められるため、不定期に求人募集を出し、職務経験のある中途採用で一定期間契約という採用方法が一般的。さらに、自身の強みとなるスキル・経験を持っていると有利です。(あえて言えば会話程度の英語ができることもプラスのようです。)

求人は、ポストに空きが出た場合大使館のホームページで募集される場合がほとんどなので、勤務希望の大使館などがあれば定期的に求人情報をチェックするとよいかも知れません。

他の言語に比べると、対象となる大使館の数も多く求人数も多いことが予想されるので、(かつ、スペイン語をマスターしている人数は英語などに比べるとずっと少ないです)チャンスの確率は比較的高め。

スペイン語、ラテン文化にどっぷりつかった仕事をやってみたい!でも海外就職は少しハードルが高そう・・・という方にはぴったりのお仕事です。

がんばれニッポン!オリンピックのスペイン語(上級編)

8月5日からブラジル、リオデジャネイロで絶賛開催中の2016年度オリンピック。
日本は順調に獲得メダル数を伸ばし大健闘中のようで、嬉しい限りです。

オリンピックで登場する国名の中には、”オリンピックのときにしかおめにかからない”ようなものもあり…
これは言語かわれど、スペイン語でも同じです。

日本語では基本的に”国名+人”をつければ国籍を表現することができるので、比較的簡単ですが
スペイン語でgentilicios (主に、属性国籍などを表すための形容詞)やtopónimos (トポニーム、地名、地名に由来する名前)
とよばれるこれらの表現はネイティブでも”正確な表現がはっきりわからない”ということがよくあるようです。

今回は中でも”ネイティブもよく間違える”国籍表現をまとめてみました。

■ Brazil (ブラジル): ”ブラジル人”を意味する単語としてbrasileño と brasilero の両方が文法的に正しいと認められています。どちらかといえば南米では brasilero がよくつかわれるようです。

■ Estados Unidos(アメリカ合衆国);文法的にもっとも適切な表現はestadounidenseです。ただスペイン語汎用辞典ではestadunidense,という綴りも正しいと認められています。また別の言い方としてnorteamericanoが使われることもありますがこの場合は、カナダ人、メキシコ人も含みます。時々使用されるamericano/americaは文法的には正しい単語ではないそうです。

■ Gran Bretaña(英国):Gran Bretañaは正確には北アイルランドを除いた地域の名称となりますが、国籍の名称は北アイルランドも含めbritánicoとなります。

■ India(インド): hindúが用いられることもあるようですが、推薦されるのはindioという形容詞です。ただhindúも必ずしも間違いではなくインドのみならず、インドを含むパキスタン、バングラディシュ、スリランカなどの”Indostán”と呼ばれる地区の形容詞として一般的に使用されます。

■ México/Méjico(メキシコ)
MéxicoとMéjicoどちらの綴りも文法的には正しいそうです。ただスペイン語汎用辞典によれば”México”のほうがもともとの言語の由来に基づいたもので、本来の発音に近いものだそうです。

■ Finlandia (フィンランド)
Finés / finlandésが”フィンランド人”という意味で用いられることがあるようですが、正しくはfinlandésは”フィンランド人”、”Finés” はフィンランド語を意味します。

これはひとつひとつ覚えるしかなくなかなかややこしいのですが・・・・初心者の方はまずは国籍を説明するときは
” de (国名)”
たとえば

“el chico de brazil”(ブラジル人の男の子)
”La gente de Estados unidos”(アメリカの人々)

の表現で乗り切り(笑)、
ネイティブでも間違えることが多い表現なので上級者の人は徐々にマスターしていきましょう^^

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スペイン語ができると得する仕事その2:外務省専門職員

国際的な仕事の中でも国家資格でありもっとも難易度の高い”外交官”
この”外交官”とよばれる仕事には3つの種類があります。

-国家公務員採用総合職(キャリア外交官)
将来的には、海外の大国に赴任し大使館のトップである「大使」を務めるなど、日本の外交を引っ張っていくリーダー役として活躍することが期待されるポジション。

-外務省専門職員(ノンキャリア外交官)
高い語学能力を武器に、特定の地域の社会や文化、歴史等に通じた専門家として活躍することが期待され各国大使館の中で「書記官」と呼ばれるポジション。

-国家公務員採用一般職
外務省本省や在外公館で会計、通信・文書管理担当、秘書などとして活躍することが期待される一般職

この中の”外務省専門職員”に関しては、外国語は英語に限らず、18カ国語の中から受験言語を選ぶことができ、もちろんスペイン語も含まれています。
(必ずしも英語に長けている必要はありません)

受験資格
-年齢が21歳から30歳(学歴問わず)
-21歳未満の場合は大学・短大・高等専門学校を卒業する見込みの者

社会人になってからの受験も可能です。

具体的に一次試験は筆記(憲法、国際法、経済学に関する試験や、基礎能力試験、時事論文試験、外国語試験)
2次試験は個別面接、集団討論、外国語会話試験、

外務省専門職員の難易度は国家公務員試験2種に相当するそうで、倍率は毎年10倍前後だそうです。
(18カ国語全ての受験者平均なので、スペイン語の場合はもう少し下がるかと。)

世界の第二の公用語(使用している人口の数は中国語よりは少ないですが、公用語としては英語の次となるそうです)としてスペイン・中南米で広く使用されているスペイン語。

★スペイン語を主要言語とする国: エルサルバドル共和国、キューバ共和国、グアテマラ共和国、コスタリカ共和国、ドミニカ共和国、ニカラグア共和国、パナマ共和国、ベリーズ、ホンジュラス共和国、メキシコ合衆国、アルゼンチン共和国、ウルグアイ東方共和国、エクアドル共和国、コロンビア共和国、チリ共和国、パラグアイ共和国、ベネズエラ・ボリバル共和国、ペルー共和国、ボリビア共和国、スペイン、アンドラ公国、赤道ギニア共和国
(外務省ホームページより)

のように、赴任国数も多く、それに比例して求められる専門職員の数も比較的多いかと思います。
(ちなみにスペインだけで日本の公館は3つあります)

”外交官”の中でも地域に密着し、日本の代表として担当地区の発展に貢献していくことが求められる専門職員は
スペイン語圏、ラテン文化に興味を持たれている方にとってはぴったりの仕事といえます。

残念ながら”スペイン語の合格倍率”の資料を見つけることができませんでしたが、
日本におけるスペイン語学習者の少なさに対してスペイン語を主要言語としている国の数(派遣国)の割合を比較してみると、
日本における”スペイン語のマイナー扱い(笑)”はスペイン語学習者にとっては有利に働いているはずです(笑)

思っているよりハードルは低い!?

ということで、資格に当てはまる方はチャレンジしてみる価値は十分ありそうです^^
Animo!!!!

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”スペイン語を使って働く”はそんなに難しくない、実際求められるレベルとは?

前回の記事で”スペイン語ができると得する仕事”のひとつを紹介させていただきましたが、
実際のところ、”どれくらいのレベルのスペイン語が求められるのか”は職種などによっても異なってきます。

具体的に、スペイン語ができる求人が掲載されているセルバンテス文化センターの求人・採用情報
で情報収集をしてみました。

http://tokio.cervantes.es/jp/job_board.htm

求人情報で”求められるスペイン語のレベル”に関して要約すると

-通訳業務を兼務する場合は求められるレベルはB1/B2。
-通訳業務のない場合はスペイン語圏の現地採用でもA2から可能。
-日本勤務の日系商社だとA1から応募できる仕事もある。

”A1レベル(入門-初心者レベル)”は”日常生活の簡単なコミュニケーションができる”レベル。
レッスンを続けていれば、一年間がんばれば到達できるレベルかと思います。

一年間?短すぎないか?と思われるかも知れませんが…
スペイン語は文法は若干英語に比べると活用が多かったりするものの、
単語の発音はそのままローマ字読みなので
いちいち英語や他の言語のようにひとつひとつ単語の発音を覚える必要がない!(これ大きいです)
また発音も基本的には日本語と同じなので(Rなどの数個の特殊な文字を除いて)
他の言語に比べると日本人にとっては修得しやすい言語なのです。

ちなみに実際、受講生でまったくゼロから始め通常コースで学び一年半でDELEA1に合格なさった方がいらっしゃいます。(DELEA1 はDELEの中では一番やさしいレベルですが、スペイン語検定だと5-4級に
相当し、必ずしも難易度が低い試験ではないです。)

スペイン語圏における採用でもA2(初中級)レベルで大丈夫というのは
おそらくスペイン語を習得している人が少ないことを前提の上で、業務をこなしながら学べば大丈夫ということかと思います。

概して ”スペイン語を使う求人”は英語に比べると話せる人が少ないため、求められるレベルはそれほど高くないようです。

なので、”語学力にはあまり自身がないけれども国際的な仕事がしたい”
という方にとっては、チャンスかも!?(や、チャンスですね!)

今は全くできなくても、
スペイン語を一年間頑張って、スペイン語を使って仕事をするのも夢じゃない^^。

ということで暑さに負けず、頑張りましょう^_-☆

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