数字を使ったスペイン語の表現

スペイン語の会話にかなりの頻度で登場する”本来の意味とはことなる表現”。なじみがないと相手の言っていることが理解できず
会話が成り立たなくなってしまうこともあるので、ひたすら覚えるのみ!です。

今回は”数字を使った”スペイン語の表現です。

■ ser un cero a la izquierda;
”左側にあるゼロになる”は数学から来た表現です。数学においては0を左側においても、たとえば20の左側にゼロをおいて020としても数字の価値は変わりません。右側に0をおくと価値が増えるのとは対照的です。このことから”ser un cero a la izquierda”は”役に立たないもの””存在感影響力がないこと”を意味します。

■ cada dos por tres;
”Cada dos por tres””3回のうち2回”は文字通り”高い頻度で繰り返し行われること”を意味します。またその”頻度の高さ”を強調するために使う表現でもあります。たとえば最近では”las independisitas hacian manifestaciones cada dos por tres”(独立派はしょっちゅうのようにデモをしていた)という感じの使い方をします。

■ ser/haber cuatro gatos.
”4匹の猫(がいる)”は”予想していたよりも賑わっていない様子”あるいは”ほとんど人が集まっていない様子”を表す表現です。イベントやなにかの集まりの様子を表す時に使う表現で”Ayer fui a un evento y solo habia cuatro gatos” あるいは”Ayer fui a un evento y eramos cuatro gatos”のように使います。どちらも”昨日でかけたイベントには、ほとんど人がいなかった”の意味を表します。

■ ser más chulo que un ocho;
”Chulo”は見た目が良い”という意味の口語表現ですが、”(主語)es un chulo”となる場合意味合いが変わり”(主語)が傲慢、高飛車”という意味になります。”
ser más chulo que un ocho”は後者の意味合いで使われる場合が多いです。
ただ、”だれかが綺麗に着飾っている”という場合に使われることもあり、これは昔マドリッドの8番のトラムが、マドリッドで一番大規模なお祭りサンイシドロ祭に綺麗に着飾った人たちを運んでいたことから来ているそうです。

■ mantenerse en sus trece;
欧米では不吉な数字とされている13ですが、mantenerse en sus trece(13の位置を維持する)は”(ある間違った意見に)こだわって他の人に意見に耳を傾けない”という意味です。同義語は“ser un cabezón” / “ser un cabezota”.(直訳すると”大きな頭”で日本語の”意思頭”に相当する表現です。)

■ cantar las cuarenta.
直訳すると”40を読み上げる”ですが意味するのは”叱る、注意する”という意味です。(間違いを正すという意味での”叱る”です)
たとえば小さな子供がなにか危険なことをしそうになったときに、親が”Canta las cuarenta”で子供の間違いを叱って教育をします。

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フラメンコに魅了されること間違いなし!なスペイン映画5選

世界中にフラメンコブームを巻き起こしたスペインを代表するカルロス・サウラ 監督。
彼の作品”フラメンコ・フラメンコ”は以前もこのブログで紹介させていただきましたが、今年秋より最新作の
”J(ホタ)-ビヨンド・フラメンコ”も日本各地の劇場で年末から年始にかけて上映されるようです。

実は日本は”スペインについでフラメンコを習っている人口が多い”ほど根強いフラメンコ人気の国。
きっとフラメンコは私たち日本人を引き付ける”何か”を持っているに違いありません。

スペインの”無形世界遺産”でもあるフラメンコその魅力をあますところなく描き出す映画5本、
ピックアップしてみました。
見終わったころにはきっとフラメンコを習いたくなっているはず!?

■ Vengo(ベンゴ)

スペインのトップフラメンコダンサー、アントニオ・カナーレス主演のフラメンコミュージカル映画。アンダルシア地方を舞台として繰り広げられる復讐劇(Vengo)をフラメンコ音楽とともに描いた作品。通常の”綺麗な衣装を着飾って踊る華やかなフラメンコ”のイメージをアントニオ・カナーレスの力づよく生命感に満ちたフラメンコが覆してくれます。トップフラメンコギタリストのトマティートも出演。
フラメンコの”真髄”を垣間見ることのできる作品です。

■ カルメン

フラメンコの歴史を塗り替えたといわれる伝説のダンサーアントニオ・ガデスとカルロス・サウラ監督によるコラボレーション。
『舞台「カルメン」を上演する劇団』を演じる劇団をモチーフにした”劇中劇”のスタイルをとっている凝った作りの作品。アントニオ・ガデスが日本でブレークするきっかけを作った作品で、アントニオ・ガデスの意志を告ぐアントニオ・ガデス舞踏団は現在でも来日公演をおこなっています。

■ サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ

今年の初旬、日本の各地で上映された、フラメンコのルーツを探るドキュメンタリー映画。かつて迫害されたロマ族がつどいイスラム文化と融合して独自の文化が生まれていったアンダルシア、グラナダのサクロモンテ。この地の歴史を刻んできたダンサー、歌い手やギタリストたちを交えたドキュメンタリー。フラメンコは単なる踊りや歌ではなく文化であるということを認識させてくれる作品です。

■ Bodas de Sangre (血の婚礼)

カルロス・サウラ監督とアントニオ・ガデス氏によるコラボレーションでカルロス・サウラ監督のフラメンコ三部作の第一作。
前出の”カルメン”と同様に劇中劇のスタイルをとっており舞台のダイナミックさが余すところなく伝わってくる映画です。フラメンコを満喫できる作品です。

■ イベリア 魂のフラメンコ

ストーリーがなくショーをみているような構成の作品。フラメンコとバレエやジャズなど他のジャンルのダンスとのコラボレーションのドキュメンタリーで、ストーリーがないからこそ本来のフラメンコのもつ動きの生命力や美しさが際立っています。スペインのトップといわれるフラメンコダンサー、サラ・バラスが出演しています。

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スペイン留学でスペイン語を身につけるための5つの鉄則

スペイン語を上達させるために一番手っ取り早いのは”スペイン語しか話せない環境に身を置くこと”。
具体的な方法としては”スペイン留学”ですが、スペインに留学したからといって必ずしもスペイン語が話せるようになるわけではありません。(実際スペインに10年以上暮らしていてもスペイン語の日常会話がままならない方は結構な割合でいます)

私自身もスペインに留学した当初3カ月はインターナショナルスクールでスペイン語を話す環境にいなかったのでまったく上達しませんでした。当初は一年と少しの留学の予定だったので、”そんな短期間で全く知らない言葉を話せるようになるはずかない”とタカをくくっていてスペン語の勉強にはあまり時間を割いていなかったのです。ただ先に留学していた友人に”スペインへの敬意が足りない!”と喝を入れられ奮起して猛勉強を始めた次第です。その甲斐あって半年後には日常会話ができるレベルになることができました。

スペインにいるだけではスペイン語は上達しません。
しかもほとんどの場合”留学”や”ワーキングホリデー”といえば期間は1年弱。思ったよりも短いですし、外国語をマスターするためには決して十分な時間とは言えません。なので本気でスペイン語を習得したいと思うのであれば”一分たりとも無駄にしない”という心意気そして最低限以下を心がける必要があると思います。(これは私自身がスペイン語を身につける際に心がけて効果のあった方法です。)

■ 日本語を絶つ
はっきりいってこれはしんどいです。知り合いがおらず言葉も分からない土地にきて、(時によっては一人で。私の場合は全く一人でした)まずやっぱり日本人コミュニティを探してしまいがちになります。最初はそれでもいいかと思いますがある程度生活に慣れ、本気でスペイン語を身につけたいと思うのであれば日本語とは距離を置く必要があります。個人的な経験では、”日本語を話さない”ときめたことによって(スペイン語ももちろん話せないので)まったく誰ともまともな会話がない日はざらだったりとかなり孤独感を感じることもありました。ただそんなときでも見知らぬご近所さんが片言のスペイン語を我慢強く聞いてくれたり、でスペイン人の寛容さには救われたのを覚えています。
スペインで過ごす時間は思っているよりもずっと早く過ぎていきますし、日本語は日本に帰ってからでも存分話せます。せっかくスペインにいるのだから”日本語を話す時間がもったいない”くらいの気持ちで過ごして下さい。

■ 語学留学の場合は最初は語学学校に通う

スペイン留学の目的も人によって異なるかと思いますが、目的が語学留学の場合は”語学学校に通う”はスペイン語の習得に必須です。独学よりもずっと効率よくスペイン語を身につけることができるのは確実です。また、スペイン語を学習するペースをつくるきっかけにもなりますし、同じ目標を持った友達もできます。語学学校でできた友達はネイティブではありませんが、お互いスペイン語のレベルが似ているので、間違っても気にすることなくスペイン語を話すことのできる貴重な存在です。

■ かたくなにスペイン語を使う
語学学校のクラスメートとは当初は英語で話をすることもあったのですが、仲良くなった人たちとはある時点から”どんなにへたくそでもスペイン語で会話する”と決め(どうしても会話が理解できなかったときのみ英語で会話)お互いかなりめちゃくちゃなスペイン語ではありましたがかたくなにスペイン語のみで話していました。お互いめちゃくちゃなので気にすることなく思い切りスペイン語を話せたのはよい練習になったと思っています。間違いを直してくれる存在は上達の上で必須ですが、とりあえず”間違ってもスペイン語で話す”ことでスペイン語で考えたり、話すことに慣れる訓練になります。

■ 臆せず色々な人に話しかけてみる
スペインの人は基本的にとても寛容です。ノンネイティブのつたないスペイン語でも一生けん命こちらを理解しようとして耳を傾けてくれます。また外国人が自分たちの言語を一生懸命勉強してくれることをとても好意的に受け止めてくれています。なので間違えることは心配せずバルや家の周辺の個人の小さなお店で積極的にお店の人と話をしてみましょう。話好きなので聞かなくてもいろいろな話をしてくれたりすることも多くリスニングの練習にもなります。私自身この”スペイン人の寛容さ”のおかげでスペイン語学習に対して自信を失いすぎることなく続けられたと実感しています。

■ 最初が肝心。最初はスペイン語の習得に最大限の時間を割く
とくにゼロから始める場合は、まず文法を一通りマスターすることが必要です。留学の期間が長いといっても油断せず、特に最初の3カ月できる限りスペイン語の習得に集中し文法事項をマスターすることをお勧めします。文法を一旦マスターすれば文章を組み立てることができるのでなんとなく会話が成り立つようになります。(単語は後からでもいくらでも覚えられますし、毎日の生活の中で嫌でも目に入ってくるので徐々に身についてきます。)集中的に文法をマスターしたあとはひたすら外に出てスペイン語を実践するのみ!です。
ちなみに私自信はスペイン語に本腰を入れ始めた最初の3カ月は一日8時間以上スペイン語の学習についやしていました^^;

”留学”という経験自体は新しいことの連続で刺激的ですが、もし何か目的を達成しようとすべく留学するのであれば実際は楽しいことよりもしんどいことの方が多いです。ただ人生で一回あるかないかの”自分を大きく成長させてくれる機会”ですので決死で無駄に時間を過ごすことのないよう”スペインでしかできないこと”にチャレンジしてください!

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寒い季節にお勧めのタパスはこちら!

世界で一番”バル密度”の高いスペイン。バルはスペイン人にとって”家の一部”といっても言い過ぎではないほど、スペイン人の生活にバルは欠かせない存在です。
なのでもちろん、バルの料理”タパス”も家庭料理と同じく季節によって変わります。
これからやってくる本格的な寒さにそなえるためにスペイン人の胃袋をみたすタパスはこちらです。

1.Champiñones rellenos
タパスにかかせないマッシュルーム。マッシュルームを使った料理だけで、バルが成り立ちそうですが…中でも寒い季節にピッタリのスペイン人お気に入りのタパスが”詰め物の入ったマッシュルーム”。一番オーソドックスなものは
マッシュルームの茎の部分を取り除きオリーブオイル、ガーリックとイべりコハムで満たしたものをオーブンに。赤ワインによくあいます。

2.Albóndigas
こちらも定番タパスの一種でいろいろなバリエーションがあるAlbóndigas (肉団子)冬暖かいアーモンドソース添えが冬にはお勧めです

3.Callos a la Madrileña
牛の胃の部分をピリ辛ソースでひよこ豆と一緒に煮込んだシチュー風のタパスでマドリッドの”ご当地タパス”です。スープの残りはパンに浸して最後まで残さずに。

4.Morcilla de Burgos
人によって好みが分かれるタパスではあるのですが・・真黒い血のソーセージ(鉄分たっぷり!)Morcilla。独特の味わい深いタパスです。
通常パンと一緒に出され、ソーセージの味の濃さをパンで和らげつつ食します。

5.Chorizo a la sidra
アストゥリアス地方の代表的なタパス。チョリソそのものも人気のタパスですが、チョリソをシードル(リンゴの発泡酒)でじっくり煮込んだタパスです。

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6.Croquetas
こちらも人気のタパス。クリーミーなべチャメルソース(スペインのホワイトソース)にチキン、ホウレンソウ、ハム、マッシュルーム…など色々なフレーバーがあります。熱々のクロケッタは寒い季節に食べるとさらにおいしい^^

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7.Buñuelos de bacalao
スペイン料理の定番材料である”塩タラ”を使ったフリッター。通常たっぷりのアリオリ(ガーリックマヨネーズ)と一緒に出され、タラの塩辛さにとてもよくあいます。

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8.Patatas revolconas
アビラ、サラマンカ、エクストラマドゥ‐ラ地方のタパスでとてもシンプルで素朴な一品です。マッシュポテトにパプリカを混ぜてたオレンジ色のマッシュポテト。通常ベーコンやハムこのオレンジ色のマッシュポテトにの上に乗せて食する、寒い季節に”体をすぐ暖かくしてくれそうな”パワフルな一品です。

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スペインを訪れるべきは”秋”な6つの理由

スペインの観光シーズンのピークは3月の下旬、おおよそ毎年セマナサンタ(イースター)の時期から始まり、ヨーロッパのバケーションシーズンが終わって気候が涼しくなり始める9月の下旬から10月に終了します。
しかしながら、リピーターやスペイン通が断然お勧めするのは10月から11月の”秋”、その理由とは…

1.紅葉が美しい。

日本の気候と似た地中海性気候のスペイン。そのため地域によっては紅葉の美しい景色を楽しむことができます。
マドリッドのレティロ公園の紅葉の様子

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2.過ごしやすい気候

12月の半ばあたりからは本格的に寒くなりますが、10月から11月にかけては寒すぎずとても過ごしやすい気候です。外歩きなどもかなり気温が上がる夏に比べるとずっとしやすくなります。(とくにマドリッドなどの盆地やアンダルシアでは夏の日中は観光にも差し支えるほど暑さが厳しくなりがちです。)


3.観光客が少ない

夏の間は観光客であふれている美術館や世界遺産もピークを過ぎた秋になると人が減るため待たずに入れたり、ゆっくり見たりすることができます。特に夏のピークシーズンは、予約すら取ることのできない世界遺産などもこの時期だと直前や当日でも予約が取れたりするので便利です。またもし列に並ぶことになっても夏の炎天下よりはずっと楽です。


4.ワインが一番楽しめる季節

”ボジョレヌーボー”の解禁も秋であるように、実りの秋。気温もすこし下がるので赤ワインを楽しむのにぴったりな季節の始まりです。スペインワインの名産地であるリオハやリベラ地方のワイナリー(Bodega)を訪れるには一年で一番適した時期です。

5. 暖かい料理が楽しめる
Cocido Madrireno(コシード マドリレーニョ、マドリッド風シチュー), Sopa de Ajo(ソパデアホ、にんにくのスープ), Fabada Astrianas(ファバダアストリアーナス、アストリア流豆の煮込み), Caldo Gallego(カルドガイエゴ ガリシア風煮込みスープ) などスペイン料理は煮込み料理も多いです。夏の間は暑くて遠慮してしまう煮込み料理も秋なら存分に楽しめます。また定番のChurro con Chocolateも気温の下がった秋のほうが断然楽しめます。
またバルセロナのあるカタルーニャ地方でも11月からぼちぼちと冬限定の”カルソッツ(ネギやき)”を出すお店が現れ始めます。


6.焼き栗、焼き芋スタンド

初めてみかけたときとてもうれしく感じたのですが、スペインにも焼き芋のスタンドや焼き栗のスタンドがあります。日本と同じ方式の”石焼き芋”なのですが、スペインのお芋は日本のものより甘く柔らかくてお菓子のようです。焼き栗はできたてほかほかのものを新聞紙にくるんで渡してくれます。少し寒くなり始めた季節にピッタリのスナックです。

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スペインのバルで現地の人に溶け込む方法

“正真正銘”のスペインバル”を見分ける方法

の記事で紹介させていただきましたがスペインにきたら外せないのが
”バル”

そしてそんなバルの風景に、少しでも”さりげなく溶け込む”コツは・・・こちらです^^

1.まずは新聞を手にとって読んでみる(読んだふりをしてみる)
自分で新聞を買って持っていくのではなく、スペインのバルには通常、お客さんがコーヒーを飲みながら読めるように全国紙、地方紙、スポーツ紙…といろいろな種類の新聞が取りそろえられています。とりあえず、”通”なふりをして新聞を手に取りつつコーヒーをすすってみましょう(笑)

2.”なぜテレビの音が消えているのか”をいちいち尋ねない
ほとんどの場合、なぜかスペインのバルのテレビはついていても音が消えています。そのかわりにラジオが流れていたり全く別の音楽が流れていたりします。(だったらテレビは消してもいいと思うのですが、不思議です)、ただ”これはこういうもの”らしいので、バルの常連は”なぜ?”と尋ねるべきではありません。

3.スペインバル流、コーヒーの頼み方
日本でおなじみの”カフェラテ”はスペインでは通用しません…。スペインのコーヒーは基本的にエッソプレッソで入れるミルクの量によって呼び名が変わります。ミルクなしは”Solo”、ミルクのはいったものは”Cafe con leche”,ミルクにコーヒーをいれたようなミルクたっぷりのコーヒーはcorto de café、その逆でコーヒーにほんのすこしだけミルクをいれたものはCortadoです。カフェインのはいっていないコーヒーはdescafeinado、これは”Sobre(インスタント)”か”Maquina”かのいずれかを指定します。

4.とりあえずお腹がすいたらバルに行く
”バル”というとお酒とおつまみを食べるところのイメージが一般的にはありますが、スペインでは、朝ごはん、朝と昼の間の軽食、昼ごはん、おやつ、そして時には夕食と夕食のあとの一杯…。一日中開いていて、お腹を満たしてくれる、スペイン人の生活と切っても切れない存在です。

5.チップは気にする必要なし
”チップをおいてはいけない”という意味ではなく、スペインでは基本的に、特にバルなどのカジュアルな場所ではチップは義務ではありません。(もちろんウエイターさんは喜びますが)受けたサービスに対して感謝の気持ちを感じたときは、お釣りなどの小銭をのこしておくと喜ばれますが、最低限いくらなどのルールも全くありません。

6.カウンター席に座ったらオ‐ナーに話しかけてみる
もしバルが混んでいなかったら、オーナーに話しかけてみましょう。いつの間にか他の人も会話に混じって延々と話が終わらない…というのはスペインではよく見かける風景です。

7.床にナプキンを捨ててみる(バルの場合)
これは、カフェテリアでやると嫌がられるのですが…タベルナなどのバルで床にたくさんのナプキンなどが落ちている場合は床に捨ててしまって問題ありません。床がゴミであふれているのは”スペインバルの悪しき習慣”なのだそうです。(ただそれだけお客さんが入っているという印でもあります。)

スペイン人にとって”もうひとつの家”のような存在のバル。アットホームでカジュアルな雰囲気のところがほとんどです。
上のポイントをおさえつつ躊躇せず、積極的に地元の人たちの会話にまじってみてください^^

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意味を取り違えやすいスペイン語形容詞

スペイン語の単語特に形容詞には英語の単語ととてもよく似ているものがあります。

たとえばInteresante (興味深い)は英語ではInteresing
Dificil (難しい)は英語ではDifficult, Complicado(ややこしい)はComplecated.
英語を先に学んでいることも手伝って、同じ意味で用いられている場合はこれらの単語は他の単語に比べて覚えやすく助かるのですが、
形容詞の中には綴りなどはほとんど同じなのに、英語のそれとは全く違う意味で用いられているものもあります。
取り違え注意の形容詞、いくつか紹介させていただきます。

Bizzaro
英語でBizzarは”奇妙な、おかしな”という意味ですが、スペイン語では”勇敢な、勇気のある”という意味で同義語がValienteとなります。

Patetico
英語のPatheticは”痛々しい、悲しみを伴うような状況”を表す形容詞ですが、スペイン語では”ばかばかしい、価値のない”を意味します。

Brutal
英語では”暴力的な、残忍な”という意味を表しもともとスペイン語でも同様の意味を持つ単語だったのですが、近年口語で”すごい、すばらしい”という意味でも多用されるようになっています。«esa camiseta es brutal(このTシャツはとっても素敵た)», «me he comido una hamburguesa brutal(ものすごくおいしいハンバーガーを食べた)»のように使います。

Random
“at random”のように英語では”適当に、(選択をする、選ぶ)”の意味でもちいられていますが、スペイン語では”普通の、表十ン的な”という意味で用いられている形容詞です。

Surrealista
スペイン人画家ダリの作風でもある”シュールリアリズム”、形容詞としてはスペイン語では”信じられないような、あり得ない”状況を表す形容詞としてよくつかわれます。

Literal
“Literally”は英語では”文字通りに”という意味ですが、スペイン語では逆に”ある出来事を強調する”ような用いられ方をする形容詞です。
たとえば”hemos hablado literalmente con todo el mundo”は”私たちは全員とはなしたことを確実にした”です。”全員と話した”事実を強調する用いられ方をしています。

Bipolar
”両極端”という意味の英単語ですが、スペイン語では”気分がころころ変わる人”に対する形容詞として用いられることが多いです。

Bárbaro
類似する英語の形容詞”Barbarous”は”野蛮な”というどちらかといえばネガティブなものでスペイン語でも本来の意味は類似したものなのですが、昨今口語では”Barbaro”は“素晴らしい、注目に値する”という肯定的な意味で使われることが多いです。ただどちらの意味でも使用されているので状況に応じて意味を汲み取る必要があります。

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スペイン語会話で話題に困ったときに使える5つのトピック

スペイン語の学習をこつこつ続けてきて、ある程度文法の知識もついた、単語も覚えた。
レッスン時は講師が都度、会話がスムーズに進むようにトピックを用意してくれていますが、
いざレッスン以外の場所(ランゲージエクスチェンジや旅行など)でスペイン語を話すとなると、自信不足で躊躇してしまったり…は誰にでもあることなので当たり前のことです。
ただ、スペイン語を使うことができるせっかくのチャンスを最大限に活用できるよう、下記に”話がつなげやすいトピック”を5つあげてみました。

1.自分の事について話す
特に初対面の場合であれば、自己紹介の意味も込めて自分のことについて話すことから始めてみます。自分の学校・仕事のことや出身地など、”自己紹介”はスペイン語のレッスンでも一番最初に学習することなので、準備は万端、ですね。レッスンの成果を発揮しましょう!

2.自分の出身地について話す
日本のことや自分の住んでいた場所など、一般的にスペイン人は旅行好きな人が多いので興味をもって聞いてくれること間違いなしです。
きちんと説明できるように、日本や自分の住んでいる場所をスペイン語でどういう風に説明すればいいのか、単語、動詞、説明の仕方を
おさらいしておくと役に立ちます。

3.自分の趣味について話す
自分の好きなことや趣味について話すのは、それだけでも楽しいものです^^。トピックに関する知識もありますし、もし相手も似た趣味を持っている場合はたとえ言語自体がつたなくとも話がとまらなくなることはよくあります。

4.スペインについて話す
どうしてスペイン語を学ぼうとおもったのか、スペインで行ってみたい場所や食べてみたい食べ物など、相手に話題をふることもかねて
”スペインについて話す”のも会話が弾みやすいとピックの一つです。スペイン人は自分の国に興味を持ってくれる人に対してはとても好意的ですので、いろいろと聞いてみましょう。またその際に新しい単語に出会ったらきちんとメモすることも忘れずに!

5.自分の家族について話す
スペイン人は家族をとても大切にするので、このトピックも会話がスムーズに進みやすいとピックです。兄弟は何人いるのか、どんな仕事、勉強をしているのか、家族とあうのはどれくらいの頻度なのか・・・。話しているうちに”スペインと日本との違い”も見えてくるので興味深いトピックです。

この5つのトピックに共通するポイントは”自分のよく知っていることについて話す”です。
言語を話すことそのものに自信を持ち切れない場合はまずは”これならなにを聞かれても答えられる”と思えるトピックを選ぶことがコツです。自分のよく知っていることであれば話を深めやすいですし、また相手から帰ってくる回答も理解しやすい傾向にあります。
スペイン語をスームーズに話せるようになるコツは”習うより慣れろ!”です。ただ最初はだれでも自信が持てず躊躇してしまうのは当たり前です。
まずは身近なトピックでたくさん練習することから始めましょう^_-☆

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スペイン語検定DELE合格のための直前アドバイス

スペイン語の資格としては最も実用的な国際資格であるDELE.
いよいよ試験日まで2週間をきりました。受験を計画なさっているかたはラストスパートのおさらいにかかられている時期かと思います。

おそらく準備はしっかりなさっておられれるとは思いますが、より自信を持って試験に取り組むための”DELE合格のためのアドバイス”をいくつかあげてみました。
少しでもお役にたちますと幸いです。

■ スペイン語資格 DELEの試験の内容
受験なさる方はすでにご存じかとは思いますが念のため、DELEの試験は基本的に4つのパートから構成されています。(C1 C2に関しては少し構成が異なってきますが基本はこの4つです。)
-La comprensión lectora :読解パート。ある程度の長さ(難度や文章の量は受験レベルに相応のものが使用されます)の文章の読解問題から構成されています。
-La comprensión auditiva ;リスニングパート
-Expresión e interacción orales: 会話のパート。DELEの担当試験官と会話を行い採点が行われます。
-Expresión e interacción escritas:作文パート。与えられたテーマで作文(レベルによっては相応の文章を読解してそれに回答する形式もあり)

■ DELE読解パート攻略のコツ
いきなり読み始めるのではなくまず設問に目を通しましょう。そうすることによって、問題文のどこにポイントを置いて読むべきかの目安をつけることができるので効率の良い時間配分ができます。
また、設問の回答を探す際に設問で使われているのと同じ単語に惑わされないことも重要なポイントです。(わざとそうなっている場合もあるので)。また知らない単語に遭遇したからといって必要以上にナーバスにならないこと。

■DELEリスニングパート攻略のコツ
リスニングのパートは必ず2回繰り返されまた設問を読むために一分間が与えられます。
コツは聞いてから最後に回答しようとせず問題を聞きつつ回答していくことです。覚えているつもりでも、特に母国語でない言葉の記憶は残らない傾向にあります。もうひとつのコツとしては問題分を聞きながらメモととることです。

■ DELE会話パート攻略のコツ
会話において文法や単語を正しく使えること以外に”流暢さ”も採点のポイントとなるため、たとえ間違えたとしても間違いにこだわりすぎず
すぐに間違いを正して会話を続けることによって採点が高くなります。”流暢さ”に関しては”習うより慣れろ”の部分もあり,練習の量”に直結していますので、とくにDELEの直前においてはレッスンなどで”話し慣れておく”状態になることが理想といえます。

■ DELE作文パート攻略のコツ
”起承転結が明快な文章を書く”ことがまず何よりも大切です。また”文章を正しく書ける”ことはもちろんのことながら、制限時間内に文章を書き上げることが求められるので”自分にとってベストな時間配分”の感覚を練習を通じて得ておくこと。必ずアラームなどを使用して時間を意識した練習を行うようにしましょう。

本番まであと少し、”しっかり準備をした”という自信があれば無駄に緊張することもなくしっかりと実力を発揮できるはずです^_-☆
受験なさるかたは日ごろの成果を発揮してください。ウノドストレスの講師ともども幸運をお祈りしております!

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スペインでしか通じないスペイン語会話フレーズ(1)

スペイン語は話される場所によって表現や単語はかなり違ってきます。
とくに表現に関しては文化的な要素も含まれてくるので、スペイン語ネイティブでも国籍が理解できないものもあります。

下記いくつか”スペインでしか通じないスペイン語表現”を紹介させていただきますね。
(逆に、これらの表現を使っている人はスペイン人か、スペインでスペイン語を学んだ人だなということに気がつきます・・。)

■ Ponerse las botas
”ブーツをはく”。これは”食べ物を食べすぎる”あるいは”なにかをやりすぎる”という意味です。この表現の由来はもともとはブーツ(通常は革でできている)をはくことができるのはかつては裕福な人たちの特権だったことから、”ブーツ”が”裕福”を結びつけられて”ものをたくさん持っている””たくさん食事を食べる”という表現に発展したそうです。

■ Hay ropa tendida
”洋服が干しっぱなしになっている”。スペインではよく見かける風景(とくに学生のシェアアパートなどでは日常の風景です)ですが、”そこにそのままにしておくべきではない状況”にちなんで”内緒にしておくべきことを聞くべきでない人が聞いている”状況を表す表現だそうです。

■ No hay tu tía
スペイン語ではよくあることなのですが、もともとは違う単語で作られていたフレーズがもっと簡単な同じ音の単語に置き換えられ、そちらのほうが書くのも簡単なので、最終的に残ってしまう、(日本語ではあまりみかけないので説明がいまひとつしにくいのですが)
この”No hay tu tia(あなたのおばさんはいない)”はそのような表現の一つで、もともとは”No hay atutia” (“atutia”は何にでも効果のある特効薬の意味)だったものが”No hay tu tia”になりこのフレーズが”何にでも効果のある特効薬なんて存在しない”という意味のフレーズになりました。

■ Hacer la pelota
”ボールを作る”のはスペイン(とくに会社などの組織で)よく見かける風景です。実際にボールを作るのではなく”自分に利益をもたらしてくれる人にお便じゃらをつかう”という意味です。ただそれほど嫌みのある表現ではなく、冗談混じりで親しい人に使ってもネガティブなニュアンスでとらえられることもない、日常会話に頻出する表現です。

■ Salvarse por los pelos
日本語に”危機一髪”という言い回しがありますが、それとよく似た表現です。”間一髪で助かる”という意味です。

■ Otro gallo cantaría
スペインの母親やおばあちゃんのお気に入りの表現だそうです。”もし違ったやり方でやっていたら、別の結果がでただろう”という意味です。とくに”・・・すべきだった”と子供をお説教するときにぴったりの表現かも知れません。

■ La ocasión la pintan calva
”チャンスを逃すな”という意味の表現です。日本語の表現にも”チャンスの女神には後ろ髪がない”というものがありますがそのスペイン語バージョンです。ギリシア神話のチャンスの女神は”Ocasion”という名をもち、後ろの部分には髪がないそうです。”チャンスは目の前にあるときにつかめ過ぎ去ったらもう手に入れることは不可能だ”という意味です。

日本語でも同じ表現があり、少し意外でした。
もちろんこのほかにもまだまだたくさんありますので、別の機会に紹介させていただきます。

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