最もシンプルで効果的なスペイン語学習方法とは

語学留学あるいは、試験のための勉強といった特別な状況を除いて、ほとんどの学習者にとって、スペイン語学習にあてることのできる時間は
一日最長1-2時間といったところではないかと思います。なので”限られた時間最も効率よくスペイン語を学習する”ことは上達には欠かせないポイントです。

巷には”XX日間で話せるようになる””XXXするだけでマスターできる”などの宣伝文句で、また、”●●メソッド”のような参考書一見”効率よく”スペイン語(やそのほかの外国語)を身につけられそうな方法が巷にはあふれています。
しかしながら”効果的”といわれる方法でスペイン語学習をするにしても、”効果が上がらない”場合はあるようです。

■ 学習方法の効率に大きな影響を与えるのは・・・

東北大学の医学部の瀧教授によれば

「嫌だという気持ちがあるとストレスホルモンが分泌され、記憶を司(つかさど)る海馬や前頭前野の脳細胞が萎縮。」つまり、ストレスを感じたりすこしでも”やりたくない”と感じると、
記憶力をつかさどる脳の部分の機能が低下するので、効率が下がるのです。

つまり巷でいくら”効果抜群”といわれていどのような学習方法でも、やっている側に少しでも”やらされている感”や”楽しくないな”と感じることがあれば、その人にとっては”効果的な学習方法”ではなくなってしまうのです。

反対に、「好きだと思うとストレスが減り、脳は本来の機能を伸び伸びと発揮する。また、海馬の近くに位置して感情を司る扁桃体(へんとうたい)が、海馬の脳細胞に影響を与え、記憶の定着を強める」。

一見退屈そうに見える(私はできませんんが^^;)単語帳をひたすらめくって暗記したり、文法書を読んだりという学習方法も、やっている本人が楽しんでさえいれば、記憶に定着しやすい状態で学習を行っていることになるので効果がでやすいといえます。
”リスニング力を延ばす方法”にしても巷では”同じ音源を繰り返し聞いて理解できるようにするのが効果的な練習法”といわれていますが、”同じ方法を繰り返し聞くのは退屈”と少しでも感じるのであれば、毎回違う音源を聞くようにしてみます。毎回違う音源を聞いていても、たくさん量をこなせば、繰り返されるフレーズや単語は意識しないうちに身についていきますし、楽しく続けられるのであればその方法がその人にとって一番効果的なやり方です。

つまり、一人一人が”義務感、やらされている感を感じることなく楽しみながらできるやり方”がその人にとって”一番効果のある学習方法”である、ということが脳の働きからも言えるのです。

■ 自分の目的を達成するために一番近道

自分にとって”最適の学習法”を見つけた後は、その方法を用いて”自分が最も伸ばしたいスキルを最短で延ばす”。たとえば”リスニングを短期間で伸ばしたい、”いろいろな音源を聞くのが自分に合ったやり方”なのであれば、一定の期間ただひたすらそれをやります。
もちろん、コツコツと続けることは”スペイン語習得”には欠かせませんが、”一気に得意分野を伸ばしたい”のであれば、”短期間に自分の楽しめるやり方でひたすらやる”が一番手ごたえの感じられるやり方です。


■ まずは”自分が楽しめるスキル”を徹底してマスターすると・・・

脳にはある1つの能力を徹底的に磨くことで新たな得意分野もひらけるという”「汎化(はんか)」という性質があります。
なので”短期間に自分の楽しめるやりかたで得意分野を徹底的にマスターした”あと、そのほかのスキルも伸びている、あるいは伸ばしやすくなっている可能性は大です。

聞き取りの練習を徹底的に行って、スペイン語の映画がほぼ字幕なしでみれるようになった→ 
スペイン語を話してみたら、前より多くのボキャブラリーが会話の際に浮かんでくるようになった→
スペイン語で話すのが楽しくなった、

モチベーションの観点からも”できるようになるとさらに学習が楽しくなり、習得のペースが上がる”ということも当てはまります。

”自分が楽しめる方法”でスペイン語を学習することは”いいことづくめ”ですね^^。
まだ”自分に合った方法がはっきりわからないと感じる場合は、まずは”嫌なこと”をやめてみる、から始めるもの良いかもしれないです。

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もっとスペイン人らしく発音するコツ(2)

スペイン語の発音は基本的にはローマ字読みと同じ発音なので、日本人にとっては発音しやすいです。
英語に比べると、日本人の私たちでもより”ネイティブに近い発音”をすることは練習によって可能です。

またスペイン語独特の”音”についてや、その練習方法については下記でも
紹介させていただきました。

もっとスペイン人らしく発音するコツ

ネイティブのような発音を目指すためには、
スペイン語にはあるけれど日本語にはない音はあらかじめ把握したうえで、意識して発音を練習する必要があります。

この”特別な音”の練習を含め、総合的に発音の練習、訓練ができるのが
”音楽を聴く”歌う”ことだったりします。

よほど”スペイン語の音楽はどうも苦手”(だとしたらスペイン語の学習はしていらっしゃらないとは思いますが)でない限り、
”音楽を聴くこと”は楽しみながらリラックスしてできる学習方法の一つです。

■ 音楽を使ってスペイン語の発音の練習をすることのメリット

- 音楽なので繰り返し音を聞くことが苦にならない
なんどもなんども繰り返し聞いているうちに、無意識に音を耳が覚えます。

- 総合的に発音の練習ができる
イントネーションやアクセントなど真似をして歌ってみることによって、発音の総合的な練習ができます。

- 練習用素材に事欠かず、楽しみながらできる
スペイン語の音楽の音源を入手することは、インターネットさえあればかなり簡単です。
youtubeには歌詞の字幕のついた曲もあります。しかしながらおすすめはまず、歌詞を読もうとせずまず音だけを繰り返し聞き、音から覚えていくことです。ネイティブのイントネーション、アクセントをまずは耳に覚えさせます。単語の確認は音を覚えてからでも十分です。

■ 発音の練習に効果あり!の”カラオケ”

カラオケが好きな方はたくさんいらっしゃると思いますが、カラオケは実は発音の練習にはとても効果的です。
歌のうまい下手、は別として・・(笑)”音そのもの”を覚え、元の音源と同じように歌うことは、歌詞の意味がわかいなくてもできるからです。
歌手の方で、英語は話せなくても、英語の歌を歌うとネイティブが歌っているように聞こえる方がいらっしゃいますが、
それは職業柄音感が発達していて、耳が聞き取った音をそのまま歌うことができるからです。
プロの歌手ほどではないにしても、”音感”はたくさん音を聞くことによってある程度鍛えることができます。

”カラオケ”といっても難しく考えすぎず、Youtubeのスペイン語の曲に合わせて一緒にうたっているだけでも、自分の音が元の音源と外れているかどうかは聞き取ることができますし、
繰り返して歌っているうちに、だんだんと音源と同じように歌えるようになっていくはずです。
音源とほぼ変わらず歌えるようになっているころにはスペイン語のイントネーションやアクセントも耳が覚えてしまっています。

ちなみに、一般的に”スペイン語の発音はローマ字読み”といわれていますが、正確には”日本語のローマ字読み”と実際のスペイン語の発音は微妙に違います。
”微妙に違う”スペイン語の発音を身に着けるのには音楽を聴くことはよい練習になります。

歌うこと自体がストレス発散!?にもなりますし、私自身も行い効果があった方法ですので、ぜひお試しあれ!
(ちなみに、私は音源に使用していたのが主に南米のスペイン語の曲だったため、15年スペインで暮らした今でも、なぜか”メキシコのアクセントがある”(いったことすらないのです・・)
と言われたりします(笑))

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スペイン語の上達を加速する、”間違い”との上手な付き合い方

スペイン語を学んでいく過程で”間違い”はどのレベルでもつきものです。何度もいいますがネイティブだって、間違えます。
特に学び始めたばかりの時は、”間違わない=実践していない”です。
実際の会話をするときは、テキストで学習して、文法のルールもいったん理解したつもりだけれど、うまく話せない、は当たり前です。最初からうまくはなせるのであればレッスンいらないです。
一旦、レッスンを開始されたにも関わらず、短期間でやめてしまわれる方で”これまで独学でやっていたけれど、思ったよりも間違ってばかりで話せない。もう少し勉強してからレッスンを再開します”とおっしゃる方がいらっしゃり、正直”もったいないなー”と思うことがあります。ほとんどの場合、上達に必要なのは独学ではなくて”実践してもっとたくさん間違うこと”だからです。

■ ”間違う=勉強が足りない”ではない

スペイン語に限らず、どの言語にもいえることですが”インプット”すること”と”アウトプットすること”は別々です。もちろん”インプット”(学習)することは”アウトプット(実践)には欠かせませんが、学習した知識を実際に自分のものとして使えるようになるためには練習が必要です。”文法書を読んで理解すれば、スペイン語ペラペラ・・”だといいのですが^^;残念ながらそういうわけにはいきません。なので、いくら理解して暗記ばっちりでも、いざ使うとなると間違っても当たり前なのです。決して”勉強が足りない”のではなくたんに”練習が足りない”だけです。なので、”まだまだ勉強が必要”と気にする必要も、文法書をまた引っ張り出してくる必要もありません。ひたすら練習して、どんどん間違ってください。やればやるほど間違いは減ってきます。

■ 間違いはあえてほったらかしにしてみる。後で直せば問題なし!

とくに”間違いが気になって前に進めない”傾向のある人は、会話のレッスンをするときは”間違いを直してもらう”を忘れてみてください。講師には”もし間違いなどがある場合は、チャットボックスに記入してレッスン後に送ってほしい”とお願いしておきます。
まずは間違いだらけでもいいので、会話の練習をしてみます。そうすることによって”たとえまちがいだらけでもなんとなく会話が成立する”ことを感覚でつかむことができますし、
”間違いだらけの話し方でもコミュニケーションは成立する”感覚がつかめれば、”間違うこと”そのものにたいするイライラも少し軽減されるはずです。”間違っても全然大丈夫!”であることを実践を通じて身に着けることは上達するためには欠かせません。(いつまでも”間違える”ことが怖いと、練習もおっくうになりそれでは全く上達せず、テキストで学んだことは全部”机上の空論”で終わってしまいます・・)
上達するにしたがって、自分で間違いに気が付くようになりますし、講師から指摘された間違いも次第に短期間で身につくようになってきます。

■ ”間違えれば間違えただけ上達

”失敗は成功の母”といいますが、”間違いは上達の母”と言い換えられるように思います。スペイン語習得においては学校の試験と違って最初から100点満点は(よっぽど語学の天才でない限り)あり得ないと心得てください。
あえて採点するとすれば、最初は5点、10点・・・・で間違いながら低空飛行を繰り返していくうちに、一気に50-60点に”レベルアップ”を自分自身で感じられる時期がやってきます。

あせらず、慌てず、できるだけたくさん間違って、どんどん上達してしまいましょう♪
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スペイン語を忘れないための学習法

留学や短期手中学習などでスペイン語を習得したものの、日本に帰ってきたり日常生活にもどると
通訳の仕事でもしていない限り、なかなか日本ではスペイン語を使う機会はなかなかないものです。

ただ使わないと(実際に経験された方も少なくはないかと思いますが)特にいざ話すとなった時に
以前に比べて会話がスムーズに進められなくなっているように感じたり、単語がでてこなかったりで
”語学力が落ちてしまった…”と感じられるかたも少なくないかと思います。

そんなとき一番効果的なのは”とにかく生きているスペイン語にできるだけたくさん触れる”です。
またできれば音楽などではなく、”内容をちゃんと理解できる”ニュースや小説などのほうがよいです。

■ スペイン語のニュースチャンネルやテレビ番組

昨今ではスペインのテレビ局の公式チャンネルやまた新聞のインターネットバージョンで番組の一部(時には過去に放映された番組をそのまま)やニュースを見ることもできます。
日本のテレビ番組を見る代わりにスペインのテレビ番組をみるだけでもスペイン語の維持には大いに貢献しますし、テレビを見る時間すらとれないときは、”ながら”でラジオをながし、興味があるニュースだけときどき耳を傾ける、もおすすめです。

スペイン国営放送(スペインのNHKのような位置づけの放送局です)のサイト。
このサイトないだけでもニュースやドラマ、ドキュメンタリーなどさまざまなプログラムを楽しめます。

http://www.rtve.es/

■ スペイン語のオーディオブック

すきま時間を有効利用できるのが読む小説、”オーディオブック”。
ちなみにアマゾンの”オーディブル”にはスペイン語のオーディオブックも購入可能。スマホやタブレットにアプリをダウンロードして
登録すれば一冊は無料でお試しできるのでお勧めです。ちなみに私自身はスマホにオーディブルをダウンロードし、隙間時間でよく英語のオーディオブックを聞いています。
キンドルと同じくセールなどをうまく利用すればかなりお得なお値段でオーディオ本を手に入れることもできます^^


■ スペイン語の本や読み物

上記のふたつの方法に比べると若干”気合”が必要ではありますが、”最も題材を見つけやすい”方法でもあります。
短い記事ならいくらでもインターネットから拾ってくることが可能ですし、また3つの方法の中では一番”能動的”なやり方のため
ボキャブラリーやフレーズの強化としても効果があります。

また”少しくらい忘れていても気にしない”こと、いったんしっかりスペイン語をみにつけたのであれば
2-3日がっつりスペイン語に浸れば、元のレベルにちゃんと戻っていることに気が付くはずです。

いったん”スペイン語でコミュニケーションがスムーズにできる”レベルに達したら、上記の方法で”スペイン語を思い出す”
ことは比較的簡単にできますが、
もし時間や経済的に可能であれば、たとえスペイン語が話せるようになっても語学力維持のためにレッスンを継続したり、
またランゲージエクスチェンジなどでスペイン語のアウトプットをする機会を定期的に確保すればスペイン語力もばっちりいじできることは間違いなしです^^

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スペイン語習得を邪魔するのは実は”文法”だった?!

スペイン語の習得をめざすうえで、文法をマスターすることは避けて通れない道ではありますが、
最初から文法にこだわりすぎると逆につまずいてスペイン語を勉強するのが嫌になってしまいかねません。
(個人的にはスペイン語習得には”文法そのもの”を学習することは必要ないと思っているくらいです)

スペイン語を嫌いにならないために、文法を学ぶときに以下の点にはくれぐれも注意してください…。

■ 理解できないと前に進めない癖がついてしまう。
文法を中心に学習していくと、どうしても”ここの規則はなぜこうなっているんだろう”、とか”この場合はなぜこういう順番になるんだろう”とどうしても規則にとらわれがちになってしまいます。そして理解できないと前に進めなくなりドツボにはまってしまいます…。義務教育だった英語は、テストで文法を間違えると点数をあげられなかったりもしましたが、実際のコミュニケーションにおいては減点はないですし、”使ってなんぼ”逆に間違いは多くても使えば使うほど上達していくのです。実際のコミュニケーションには必ずしも”正しい文法”は求められていないです。またスペイン語は日本語とは全く違うルールなので、日本語をベースにするとどうしても説明ができないこともある、ということを前提に進めるほうが学習のスピードはアップします。

■ 覚えることにフォーカスしすぎてしまう。
たとえばスペイン語でもっとも複雑とされている動詞の活用。活用の基本形をいったん頭にいれておくことは、実際口に出す前に必要ですが(全く知らないと会話をまず組み立てられないので)でも動詞の活用を完璧に覚えたところで、実際に使えるかというとそうではないことは、スペイン語をある程度学習なさった方であれば経験済みかと思います。文法の試験で満点をとれても、必ずしも流ちょうにコミュニケーションができるとは限らないのです。文法の暗記はほどほどに、間違ってもいいからうろ覚えでどんどん実践していくほうが、上達のスピードは速いです。

■ 文法書が堅苦しすぎて言葉そのものに興味をうしなってしまいかねない。
スペイン語をゼロから始めるのでまずは文法の基本的なルールを勉強しないと、と思い文法書からスペイン語学習を始められる方もいらっしゃるとは思いますが(特に独学の場合)
残念ながら、巷で”文法書”と呼ばれるものは感じだらけの文法用語でちりばめられていて、気合を入れて読まないと理解できないようなものが多いのが現実だったりします。
”スペイン語をやる!”と決めた当初は気合?モチベーションで難解な文法書にも取り組めるかもしれませんが、そのとっつきにくさゆえにスペイン語への興味そのものを失ってしまうことにもなりかねないので、特にスペイン語を始めたばかりのころは文法書以外の学習教材を使って学習することをお勧めします。

■ 実際話すために役に立たない知識が結構ある
直接法点過去形、接続法現在形、等位接続詞…とその言葉だけでも???と混乱してしまいそうな文法用語、まずこの用語自体の名前を憶えてもスペイン語の上達にはなんの役にも立ちません。また英語に関してもそうですが、日本人が発音できるようにと辞書などに記載されている発音記号…も、発音記号そのものが難解で(苦笑)解読するよりも、スペイン語ネイティブの発音を何度も聞いて真似をするほうが、発音の練習としては数倍効果があります。これらの知識は全くなくてもスペイン語は話せるようになります。

聞く、読む、書く、話す、の実践を繰り返しながら、わからないことにあたったら文法書に頼る、で少し”文法とは距離を置いた付き合い方”をするのが”スペイン語の上達”においては最も効率のよいやり方かと思います。(ただ文法書を読むのが好きな方はそのままつづけていただければ^^)
スペイン語を身に着けたい!と思ったら、文法書を開く前に、まずは全く分からなくてもたくさんスペイン語にふれて、スペイン語に興味を持つことからはじめてみてください^^

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DELE合格のために直前の一週間にやっておきたいこと

DELE本番の日がだんだんと近づいてきました。
受験を予定なさっている方は、準備万端!かとは思いますが、合格を確実にするための”ラストスパート”をかけるのに効果的な方法、最後の一週間でぜひお試しください!


■ 設問パターンをマスターする

DELE受験を予定されている方であれば、試験準備としてEDELSA社のオフィシャルの問題集は少なくともやり終えていらっしゃるかと思います。(まだ終えていない方は最低限この一冊は終えておいてください)。
残りの時間、再度この問題集を見直して下さい。
一旦回答をした問題集ですし、同じ問題が出るはずがないので、問題集をやり直しても意味がない…事はないです。特に注意するべきは”設問のパターン”です。DELEのどのレベルも設問のパターンは数種類に限られていますので、試験当日できる限り時間を有効につかうことができるよう、設問のパターンを過去問やオフィシャルの問題集を再度見直し頭にいれておきます。そうすれば当日、設問を読む時間が短縮でき
その分、解答の時間にあてることができます。

■ 自分流の時間配分を確立する。

試験対策として”試験当日と全く同じ制限時間で問題を解く”練習は必須です。これは”時間の感覚”がつかめるようになるまでやってください。時計を横におきつつ、だいたい読解問題を読むのにどれくらい時間が必要なのか、ひとつの設問を解くのに平均してかかる時間はどれくらいか。また作文の場合は、”文章を構成するのに充てることができる時間””実際に書く時間””見直す時間”それぞれに、自分はどれくらいの時間配分が必要なのかを把握しておく必要があります。”文章を書くスピードが遅い”と感じられるかたは、少しでも早く書くことができるように単に”書く”練習をしてください。”書く”という単純作業のスピードを上げることができれば、”文章の構成を考える””見直す”時間をより多くとることができるので試験に有利です。

■ 合格ラインを把握する。
DELEの合格ラインはどのレベルも全体の60%ですが、レベルによって採点方法が違ってきます。

A1/A2/B1/B2までのレベルだと
グループ1 読解セクションと作文セクションで合わせて 50点中最低30点
グループ2 聞き取りセクションと会話セクションで 50点中最低30点

で合計60点が必要となります。なのでたとえばグループ2が満点の50点でもグループ1が29点しか得点できなければ不合格となります。

C1レベルの場合は
グループ1 読解セクション+ 聞き取りセクション 50点中最低30点
グループ2 聞き取り+作文の組み合わせ設問 と読解+会話設問 50点中最低30点
合計60点が合格ラインです。グループ1で合格点をクリアできないと、応用を利かせたグループ2での合格点獲得も難しいかとは思います。

合格のためには総合ではなく、グループごとで得点を挙げる必要があります。グループのうちのひとつで満点をとってももうひとつのグループの点数が足りなければ不合格となってしまいます。合格のためには満点を取る必要はないですが、練習問題を多くこなしで”ここまでできれば合格レベルに達することができる”という感覚をつかんでおくことが必要になってきます。


■ 自分の弱点を把握し、得意な分野を完璧にする努力を

試験直前の段階では”弱点克服”のために時間を割くのは効率が悪すぎます。現時点で自分の苦手な分野、(過去問を解いた場合に点数が他よりも低い分野)は把握できているはずですのでそれをカバーするために同じグループ内の”苦手でないほう”のセクションでさらに点を伸ばすためのエクササイズを中心に学習しましょう。また、できる限り総合点を伸ばすために”得意分野”を完璧にすることに注力するほうが、試験直前で変に自信をなくしてあせる”というような悪循環を避けることもできるのでお勧めです。

合格のためにはまず相当レベルのスペイン語の実力を身につけたうえで、試験の形式を把握し、慣れることが必要になってきます。試験まであと一週間少し、試験準備は十分になさっているとは思います。ラストスパートとしてこの一週間は”試験の形式をできる限り把握しておくこと”で少なくとも試験当日、解答を効率的に進められるはずです。

みなさんが当日実力を思う存分発揮し、幸運に恵まれることを講師ともどもお祈りしております^_-☆

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冬に関するスペイン語の表現

関東地方はまれにみる大雪に見舞われているようで、まだまだ寒さは厳しそうです。

スペインでは今年の冬は暖かめ?(また寒さが戻るかも知れませんが)かなり寒さが和らいできたようにも感じます。

以前” 効率よくスペイン語単語を覚える方法 ”の記事でも紹介させていただいたように”状況で単語や表現を覚える”を早速活用!(笑)
寒さや冬にちなんだよくつかわれる表現をまとめてみました。

1.Hace rasca
“Rasca”は”普段より肌寒い、ひんやりしている”という意味です。冬の期間中朝晩は日中に比べて冷えるので、”Hace rasca por las mananas(朝は冷え込む)”などというように使います。

2. Ser blanco como la nieve
直訳すると”雪のように白い”。意味は文字通りの意味ではなく、空から降ってきたばかりの雪のように混じりけのない状態やまたメタファー的にとても純粋なものを意味する表現です。

3. Llover a cántaros
スペインでは冬の間、大雨に見舞われることがよくあり、激しい雨、土砂降りを意味するのがこの”Llover a cántaros”という表現です。
”Cantaros”は”壺”という意味の単語です。
英語で同じ表現として “it’s raining cats and dogs”. があります。

3.Granizar
雹が降ることです。ちなみに”雹”は”Granizo”です。スペインでは雪は北部や中心部の一部の地域を除いてはあまりありませんが、寒い冬の日は雹が降ることは時々あります。

3. Romper el hielo
“氷を壊す”、英語にも”“break the ice”という表現がありますが同様の意味で、気まずい状況のあとに、雰囲気を変えるために思い切って会話を切りだすことを意味します。

■ スペイン語で“寒い”を意味する表現

一般的には”寒い”は”Hace frio”ですが特に寒さが厳しい時は下のような言い回しをよく使います。

-Hace un frío de perros
直訳すると”犬の寒さ”、なぜ犬なのかは???ですが、寒さがかなり厳しく、曇っていて雨が降りそうなくずくずした、気が滅入りそうな天気の状態を意味しています。

-Hace un frío que pela
寒さが厳しく天気も悪い時によく用いられる表現です。たとえば気温もかなり低く風も強く吹いているため余計に寒く感じられる日などは
まさに” hace un frío que pela”です。

-Hace un frío que cala

Calarは”湿らせる、湿った状態になる”という意味の動詞です。なので” Hace un frío que cala”は”寒さが厳しいうえに空気が湿っている状態”をさします。空気が湿っているので余計に寒さが感じられるような気候をさします。

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2018年も引き続き注目、2017年に最もよく聞かれたスペイン語の曲はコレ!

前回紹介させていただいた”スペイン語の曲を使ったスペイン語学習法”。

もうすでにお気に入りのミュージシャンや曲があるかたはぜひ毎日気が済むまで歌っていただきたいのですが(笑)
スペイン語の曲をまだ聞いたことがない方、これからチャンレンジなさるかたやあるいは、好きなミュージシャンはいるけれど
新しいジャンルも開拓したい!という方に。

スペインでは毎年”Cancion de verano”(夏の歌)というのがあり、その年に話題になった曲が夏の時期を中心にいたるところでかけられる傾向があります。どのような基準で選ばれるのかは謎、なのですが無名の新人アーティストの曲である場合はブレークのきっかけになることも。

ちなみに2017年”Cancion de verano”に選ばれたのはこちらの曲たちです。おなじみのアーティストもいますが、2018年のスペインの音楽シーンも引き続き賑わしてくれるはずです。曲が気にいれば、同じアーティストの他の曲もyoutubeなどで簡単に見つけることができるのでぜひ聞いてみてください!

■ La consulta
アーティスト:Rasel, Bebe y Xantos

セビリア出身のスパニッシュポップアーティストRasel ( Rasel Adad),バレンシア出身のシンガーBEBE,とドミニカ出身のヒップホップシンガーXantos. スペインで安定した人気を誇る3アーティストのコラボとして注目を集めた一曲です。

■ Tú me obligaste

アーティスト: Antonio José, Cali y el Dandee.
コルドバ出身のシンガーで2015年にスペインを代表する音楽コンクールのうちのひとつである”La Voz”で優勝したシンガーAntonio Joseと
コロンビア出身のポップスグループ ”Cali y El Dandee”とのコラボ曲。比較的歌詞が聞き取りやすくメロディーが綺麗な曲です。

■ Ahora lloras tú
アーティスト:Ana Mena y CNCO

マラガ出身のタレントAna Menaとマイアミで2013年に結成されたラテンアイドルグループCNCOのコラボ曲。
これからの大躍進が期待される若手のアーティストたちです。

■ Me enamoré

アーティスト:Shakira
コロンビア出身の歌姫シャキーラ。スペインでも絶大な人気を誇り彼女の曲は何度も”Cancion de verano”に選ばれています。

シャキーラの曲を除き、全ての曲はスペインと南米のアーティストのコラボ曲。言語が同じなので国境を越えたコラボも簡単にでき、スペイン国内だけでなくスペイン語圏で曲が大流行の可能性も。スペインで夏に大流行した曲がそのまま南米で夏の時期に大流行(南米は季節が逆なのでちょうどスペインが冬になった時期に夏がやってきます。)のパターンでまさに”音楽は国境を超える”です。スペイン語を母国語として使用する人口は世界的に増えていることもあり、スペイン人アーティストたちの”Cancion de Verano”が世界中で鳴り響く日も遠くないかも!?

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スペイン語の曲を使った効果的な学習方法

スペイン語の曲を聞くとスペイン語力はなぜアップする?
単にスペイン語で音楽を聞き流しているだけでも、ちゃんとスペイン語力アップに効果があるしくみを説明させていただきました。

もちろん、聞き流しているだけでも効果は感じられるようになるのですが、もし余力のある方や、お気に入りの曲にめぐりあった時はぜひ
下記の方法で”さらにスペイン語力アップ”に努めてください!

1.まずは曲を最後まで聞く
まずは最初一回流しで聞いてみて、そのあとできれば歌詞を意識しながらもう一度聞いてみます。歌詞はどれくらい聞き取れましたか?
理解できなかった単語は?もちろん聞き取れなくても全く問題ないですし、理解できない単語があるのも当たり前なので気にせずに。

2.歌詞カードで歌詞をおさらいする
歌詞カードで歌詞のおさらいです。よみつつ、もし知らない単語を見つけたら辞書で意味の確認をします。一旦ひととおりの歌詞の意味がわかるようになり、単語の意味も確認が終わったら歌詞カードで歌詞をおいつつ、再度曲を聞いてみます。

3.一緒に歌ってみる

曲に合わせて歌詞にめを通したら、今度はいよいよ歌う練習です。最初は歌詞カードを見ながら歌ってみましょう。
ちなみにYoutubeにはたくさん歌詞つきのビデオがアップされているので練習に便利です。

4.一日一曲歌ってみる

一日一曲歌うだけでも、スペイン語の発音の練習になりますし、繰り返し歌うだけでその歌詞に登場する単語は着実に定着します。
一つの曲をマスターしたら、次の曲も同じように歌詞を調べ練習をして・・・という形でだんだんレパートリーを増やしていくと
曲の数が増えるごとにマスターする単語数も増えていますし、発音も流暢になっていることを感じるはずです。

もし歌詞の意味がよくわからなくても、特に問題なし!です。ひとつひとつの単語の意味はわかったけれど、歌詞が意味をなさない・・というのはもともとそういう歌詞なのかもしれません(苦笑)。まずは”スペイン語で歌を歌うことを楽しめるようになること”が大切です。

ちなみに、私自身は、全くスペイン語を話せないころからラテン音楽にどっぷりはまり、仕事をしている時間以外はほぼずっとスペイン語デ音楽をきいていたので、勝手に歌詞が頭に残り(聞きすぎです^^:)、意味など全くわからぬままよくスペイン語で歌を歌っていました。

そのためスペイン語の学習を始めたとき、スペイン語の音は自然に入ってきましたし、発音に関してもスペイン独特の Rの発音も比較的簡単にできるようになったので、効果はやはりあるかと思います。

なによりも楽しみながらかつ確実に効果の期待できる学習方法、ノリノリのラテンビートの曲を大声で歌うのはストレス発散にも効果あります(笑)、ぜひお試しください!

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“旅行のためのスペイン語”の前にやるべきこと

学生の方は夏休み真っただ中、また8月はお盆などもあるので長めのお休みを取られる方も多いのではないでしょうか・・・

この時期とゴールデンウィーク前に時々受けるご相談が

”スペインに行くので旅行で使えるスペイン語を学びたい”

確かにスペインではまだまだ英語を話せる人が少ないので、(実際、観光のさかんなバルセロナやマドリッドの中心部だと少しは通じるのかも知れませんがやはり他のヨーロッパに比べると英語が通じないシチュエーションが多いです。)
不安に感じられるせいかも知れませんが、
もし今まで全くスペイン語をやったことがない方で旅行の日が近い場合は、
こちらをお勧めすることにしています

”旅行のための指さし会話帳 スペイン語”
Castellano sin esfuerzo (努力のいらないスペイン語)
とちゃんと書いてあるので(笑)、とりあえず一冊旅行の助っ人としてもっていくといざという時に役に立ってくれそうです。

なぜならば、短期間でつけやきば的に旅の時によく使わざるを得なくなるだろうフレーズ
(”いくらですか”とか”XXXはどこですか?”などでしょうか・・・)のみを覚えても、
役に立たない可能性が大きいですし、実際のところ、ウノドストレスの講師たちの意見としても
”これだけやれば”旅行のとき困らない”というレベルを定義するのは難しいそうです。

たとえば、”Donde se puede comprar el billete de metro?(どこで地下鉄の切符が買えますか?)
という比較的簡単な質問にたいして、たまたま地下鉄券売機が近くにあれば、
指をさして教えてくれるかも知れませんが、切符を買うところが少し離れたところにあった場合

”Tienes que ir a la taquilla en la planta baja”
“Hay taquilla en la planta baja”
“Se vende en la taquilla de planta baja”
“la taquilla esta en la planta baja”
“Creo que se puede comprar en la planta baja”

もっと他にもいろいろと言い方はありますが、そのうちのいくつか例をあげてみました。
これはすべて”一階に切符売り場があります”という意味の回答です。
フレーズだけ覚えて質問をすることができても、スペイン語の基礎ができていない人にとっては
たとえ相手が親切にゆっくり回答してくれたとしても全く違った回答に聞こえるはずです。
”旅行で使えるフレーズ”は確かに存在します。ただそれに対する現地の人の回答は無数にあるのです。
(実際数年前に、両親がスペイン旅行に来た際に、はりきっていくつかスペイン語で旅のフレーズを覚えてきたらしいのですが、そのせいで回答が全てスペイン語で返ってくるので、全く理解できずしょっちゅう私の携帯に電話がかかってきて回答を訳しなけれなならなかったことを思いだしました^^;)

なので、”もうすぐスペインにいくから”と旅行でよく使うだろうフレーズを暗記するよりその前に

スペイン語が全く初心者の方であれば

‐アルファベット(スペイン語の発音はローマ字読みなので、アルファベットはすぐにマスターできるかと思います。)
-数(番地、時間、お金など、旅行の際に重要です)
‐自己紹介(名前や国籍、いざというときにも役に立つかと思います。)
-基本的な動詞(estar, ser, irなど)

をまず学習し、(上記のものを抑えておけば、最低限、質問の回答のポイントとなる部分はなんとか理解ようになるはずです)
そのうえで”旅でよく使うだろう”フレーズを学習すると本当の意味で”旅で使えるスペイン語”になるのではないかと。
ちなみに集中的にやれば3カ月、のんびりやるなら半年から一年くらいの期間が必要です。

そんなに待てない!というのであれば今回のスペイン旅行では”スペイン語”はきっぱりあきらめ、
必要な情報は現地で英語の通じる観光案内書で尋ねる、
また旅行の準備としては”指さしスペイン語”を入手して、
念のためグーグル翻訳あるいはその他のスペイン語翻訳アプリの使い方をきっちりマスターしていった方が
”安心に旅をする”という目的のためにはよっぽど役にたちます。

で帰ってきてから”スペインにもう一度行きたい!”と思ったら(絶対そう思うはずですので^^)
ゆっくりと腰を据えてスペイン語を基礎から学習なさるのがよいと思います。

とはいいつつも・・・こちらの”旅するスペイン語”は基礎をおさつつ、
スペインの旅行気分も単楽しめて、スペイン語が学習できるのでお勧めです^^。
ちなみにこの番組も一年で完結するのでやはり旅を現地の言葉で楽しみたいのであれば一年位必要ということですね・・。

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