読書の秋、スペイン語の読解力アップに挑戦

実は一番練習が手軽にできるのに、どうしても後回しになりがちな”読む”練習。
インターネットのおかげてスペインにいても、必要な情報は日本語でてにいれることができますし(グーグル翻訳様のおかげで・・^^;)
正直なところ*できなくてもなんとかなる”スキルではあったりします。(個人的には後回しにし続けて早15年…いまだにスペイン語で読むのは苦手です)
また”聞く”スキルと違ってかなり意識的に訓練しないと力が付いてこないのも、若干曲者。

ただ、話す、書く、聞くなどほかのスキルとの差が大きくなればなるほど、ますます”読む”練習に取り組むのがおっくうになってしまうので。
苦手意識を感じるならばなおさら、自分にあった教材を早めに見つけて少しづつ取り組んでいくことをお勧めいたします。
(でないと15年たってもスペイン語の新聞記事がちゃんと理解できない…なんてことに←それは私です^^;)

せっかく”読書の秋”ですし、読書リストに無理のないペースでスペイン語の本も取り入れてみてください!

日本人が知りたいスペイン人の当たり前 スペイン語リーディング
表紙にも”スペイン語で読む力をつけたい人に!”と大きく書かれているように、初心者向けの読み物です。ひとつひとつの記事が比較的短く対訳もとなりのページについているので
”スペイン語の最初の一冊”としても適しています。余力がある方は、それぞれのエピソードの最後にまとめられているキーワードを暗記するとボキャブラリーの増加にもなります。
”スペイン人によるスペイン文化の小噺”なので読み物としても興味深く、飽きずに読み進めることができるのもポイント高し!です。

■ 名作短編で学ぶスペイン語

スペイン語の簡単な文章はよめるようになってきたので、文学作品に挑戦してみたい!という方にお勧めです。
短編集なので一つ一つのストーリーを消化しやすいですし、ページごとに丁寧に文法の解説も添えられているので、読解力の訓練と同時に文法のブラッシュアップもできる優れた一冊です。

■ やさしいスペイン語で読む星の王子さま
サンテクジュぺりの不朽の名作を比較的難易度の低いスペイン語に翻訳、初心者にとって取り組みやすい一冊になっています。まずは一冊スペイン語で読み終え、自信をつけたい、そんなときにぴったりの一冊。

ちなみに”星の王子様”はほかにも翻訳本があり、

スペイン語で読む星の王子さま (IBC対訳ライブラリー)
こちらは対訳と音読の音声がMP3でついています。なのでリスニング教材として使用することもできます。

El principito (Spanish) (Harvest Book)
こちらは解釈も翻訳も全くついていない純粋な”スペイン語翻訳”本です。ただ原作も比較的文章のボリュームも多くなく、読みやすいので原作のファンなのでスペイン語に挑戦してみたい!という方はぜひ。

■ スペイン語で巡る京都
昨今、スペイン語圏からも日本を訪れる人が増えており、”通訳観光ガイド”の資格に興味を持たれる方も増えています。”通訳観光ガイド”を目指される方にはヒントがたくさんつまった一冊です。また自ら京都を訪れる際にもおともにすると、”これはスペイン語でこんな風にいうんだ”と、違った視点から見ることができ京都めぐりの楽しみも増えます^^

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もっとネイティブに近づくスペイン語4つのテクニック

ボキャブラリーの数はネイティブとの会話に困らないくらい豊富、文法もしっかり学習したので自信はある、でもなんとなく会話がまだこなれていないような気がする…は、レッスンや教科書のみで学んだ”学習者”の多くの方がときどき感じられることかと思います。会話の流れを自然に、もっと”ネイティブ”っぽく聞こえるようにする、5つのテクニック。すぐに取り入れることができるものもあるので、ご参考いただけると幸いです!

■ 接続語を取り入れてみる。
会話において二つの文章をスムーズにつなげるための”接続語”、いろいろなものがありますがよく使われるものをいくつか紹介しますね。

‐Entonces(それなら、なら)
Si no te gusta, entonces no vayas
(気に入らないなら、いかなければいい)

-Asi que (だから、なので)
Estoy demasiado cansada, así que no puedo terminarlo.
(疲れすぎているので、終えることができない)

-Dado (…だと、…なら)
Dado que sabes cómo llegar, podrás ir tú.
(行き方を知っているなら、君はいくことができるね)

■ イディオムや表現をいろいろと使ってみる
これまでもなんどかイディオムや、表現(文字通りではなく別の意味がある特別な言い回し)を紹介させていただきましたが、スペイン人の会話には始終これらが登場しますので
こちらもどんどん会話において使いましょう。

■ つなぎ言葉を使う

会話の間を埋めるためや、会話の際に文章と文章をつなぐのに用いられる”つなぎ言葉”。接続語と似ていますが、接続語と異なり、これらのつなぎ言葉はあってもなくても、基本的には文章の意味は変わらないです。ただ、スペイン人が会話の際にかなり(使いすぎなくらい)これらの”つなぎ言葉”を用います。
具体的には

”Bueno”, ”pues”, “O sea”, “es decir”, “a ver”

などがあります。

‐Bueno, Pues(うーん、じゃあなどの軽い相槌のような感じです。)

Bueno, primero vamos a tomar cafe y luego hablamos de trabajo
(うーん、まずはコーヒーを飲んでから、そのあと仕事について話そう)

Vas a tomar una cerveza, pues yo tambien!
(ビールのむ?じゃあ私もそうするわ!)

‐ O sea/ Es decir (つまり,
言い換えると)
Tengo que entregar este trabajo el jueves que viene o sea en 5 dias.
(この仕事を来週の木曜に提出しなければならない、つまり5日以内に)

Puedo trabajar con Paco, es decir, si el quiere trabajar conmigo.
(パコと一緒に働いけるよ、つまり、彼はぼくとはたらきたいなら)

– a ver (ちょっと、え?のような少し否定のニュアンスのあるあいずち)
No has pedido esto? A ver… es lo que esta en la lista

(頼んだものはこれじゃないって?え、でもこれがリストにあるものだよ)

■ イディオムや表現を会話に取り入れる。

いくつかの単語を組み合わせたイディオムや、直訳とは異なる解釈をする表現はスペイン人の会話でよく使われます。
これまでも当ブログにて何度か紹介をさせていただきましたので、いくつか記事を下記に紹介させていただきますね。

スペイン語習得を邪魔するのは実は”文法”だった?!

スペイン語動詞”Dar”をマスターする(1)

数字を使ったスペイン語の表現

スペイン語会話でよく使われる食べ物を使った表現(1)

■ スペイン人の 言い訳定番フレーズ”Es que”を使う

”Por que”(なぜなら)と似た言葉なのですが、”言い訳”限定でつかわれるのが(笑)”Es que…”です。…だから、・・・だったから、というような意味で、
スペイン人は会話にかなり多用します。
たとえば

Perdon por llegar tarde, es que estaba lloviendo mucho.
(”遅くついてごめんなさい、雨がすごく降ってたから・・・”)

Perdon por no llamarte es que estaba muy ocupada toda la semana.
(電話しなくてごめんなさい、今週はずっとすごく忙しかったから…)

Es que hay mucha gente el la cola, no tengo ganas de esperar.
(列にたくさんひとがいるから・・、待ちたくないんだけど)

どれも比較的短い言葉ばかりなので、覚えやすいと思います。ある程度会話に自信がついてきたら、練習もかねてどんどん使ってみてください!
会話がよりネイティブっぽく聞こえることお墨付きです!

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スペイン流”意外とめんどくさい”別れのあいさつの仕方

良い印象を残すためには、出会った時の挨拶と同様別れの挨拶はとても大切です。とくに話好きのスペイン人、
永遠に終わりそうにない会話(苦笑)を相手の気分をなるべく害しないように終える”別れの挨拶”のマナーとは?

■ 会話を終えてわかれの挨拶を告げるまでの段階フレーズ

スペイン語で一番一般的に用いられる別れの挨拶は”Adios(さようなら)”です。
ただ、何の前触れもなく、こちらが会話を終わらせたいからといっていきなり”Adios!”と告げてしまうと
相手に悪い印象を持たれてしまいかねません。家族やとても親しい友人なら特に問題はありませんが、
仕事の場面や知りあって間もない人の場合、相手にそれとなく会話を終える意志を示しつつ、
失礼のないように別れの挨拶をすることをお勧めします。

たとえば、そろそろ会話を終えたいと思ったときには

Creo que ya es hora de ir acabando
(そろそろ終わりにしないといけない時間のようです)

Nos hemos pasado muy bien pero ya nos tenemos que ir
(とても楽しかったけどもうそろそろ行かないといけません)

Por ahora lo dejamos aqui
(今はここまでにしておきましょう)

と、相手にこちらの意思を伝えます。

また知り合ったばかりの人であれば、

ha sido bueno hablar contigo
(あなたと話せてとてもよかったです)

ha sido un placer conocerte
(あなたと知り合えてとてもうれしかったです)

と添えておくと相手の印象が良くなるはずです。

そのあと、相手のことを気遣うフレーズ
”Cuidate” “Cuidate mucho”
(気を付けて!)
“Que tengas buen dia”
(よい一日をお過ごしください)
”Que tengas buena semana”
(よい一週間をお過ごしください)

を続けます。

ここまできてやっと、最後の別れのフレーズ
”Adios”(さようなら)
”Hasta la proxima”(また次の機会に)
“Hasta luego” (またあとで)

で”相手によい印象を残す別れの挨拶”が完了します。このように説明を添えると長いですが、実際は数分、1-2分で終了します(笑)

ただ親しい友人の間は、これらのフレーズは全部飛ばして(苦笑)

venga, adios や vengaの一言だけ

¡Venga! はvenir(来る)の一人称と三人称の仮定形(Sujuntivo)ですが、手っ取り早く会話を終えたいときにも使えるフレーズです(笑、でも親しい人のみです)

■ 別れの挨拶をする場合に、別れのフレーズ以外にもするべきこと

一般的には、別れの挨拶をするときは、出会った時の挨拶と同様、女性同士であれば、両方のほほに軽くキス、男性同士であれば握手をします。(ビジネスの場合は握手をします)
また、会社などの集まりでたくさんの人がいる場合は全員の人に別れのあいさつをするのは大変なので、自分の近くにいる人と上司に別れの挨拶のジェスチャー(ほほにキスや握手)をして残りの人には、”Adios!”などの別れのフレーズを残すのが一般的です。

新講師、北垣郁子先生がレッスンをスタートいたします。

これまで、スペイン人講師のみでレッスンを行ってきましたが、
特に体験レッスンをお受けになった何名かの方から、”スペイン語が全く初めてなので、スペイン人講師では少し不安”というご感想をいただいたことや
レッスン受講生からも”文法に関する日本語の説明を詳しくしてほしい”との意見もあり、ウノドストレス初、日本人講師のレッスンを開始いたします。

正直なところ、日本人でインスティチュートセルバンテスの規定によるスペイン語講師資格であるELEをお持ちの方はスペインで見つけるのはほぼ不可能(おそらくいらっしゃらないかと・・)で選考の基準に試行錯誤したのですが、最終的にウノドストレスに講師として参加してくださる北垣郁子先生は、ELEよりも難しい(笑)日本の教員資格をお持ちです。日本の高校で英語の先生として教壇にたっていらっしゃいました。(なのでスペイン語のみでなく、英語も流暢です)スペイン語も日本滞在中にマンツーマンレッスンを約2年行っていらっしゃったそうです。
また20年の滞在経験にくわえ、アリカンテ大学でスペイン語の修士課程も修了。母国語はもちろん日本語ですが、普通のスペイン人よりスペイン語に関する知識はおそらく豊富かと^^

受講生の方と同様に、スペイン語を外国語として学んで身に着けたので、学習者としてスペイン語の難しさ、躓きやすいポイントはもちろん把握していらっしゃいますし、またスペイン語をマスターした先駆者として”スペイン語の壁”の乗り越え方も、学習者の視点でアドバイスをすることができるのは日本人講師ならではの強みです。

スペイン語を始められたばかりの方で、日本語の説明が必要な方や、まったくスペイン語がゼロの方の強い味方です。また細かい文法の説明が日本語でほしい場合も頼りになり心強いです。

ちなみに現在はスペイン南部のアリカンテにお住まいとのことで、(アリカンテには日本人は20人くらいしかいないそうです^^;)アリカンテについて尋ねてみるのもおすすめです。
もちろんスペイン語でお願いします^^

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【ごあいさつ】
こんにちは。スペイン在住の北垣と申します。私の住むアリカンテは気候が良く、海岸も近くにありとても住みやすい街です。

日本で大学卒業後、英語科の非常勤講師をしていましたが、縁あってこちらへ住むことになりました。
スペインでは、アリカンテ大学でスペイン語と言語学の修士課程を終えました。

はじめはほとんどスペイン語を知らずにここへ来ましたが、スペイン語は母音が5つと英語よりもわかりやすい発音で、すぐに親しみを感じられる言語です。
皆さんも私と一緒にスペイン語を話してみませんか。

どうぞよろしくお願いいたします!

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スペイン語習得を邪魔するのは実は”文法”だった?!

スペイン語の習得をめざすうえで、文法をマスターすることは避けて通れない道ではありますが、
最初から文法にこだわりすぎると逆につまずいてスペイン語を勉強するのが嫌になってしまいかねません。
(個人的にはスペイン語習得には”文法そのもの”を学習することは必要ないと思っているくらいです)

スペイン語を嫌いにならないために、文法を学ぶときに以下の点にはくれぐれも注意してください…。

■ 理解できないと前に進めない癖がついてしまう。
文法を中心に学習していくと、どうしても”ここの規則はなぜこうなっているんだろう”、とか”この場合はなぜこういう順番になるんだろう”とどうしても規則にとらわれがちになってしまいます。そして理解できないと前に進めなくなりドツボにはまってしまいます…。義務教育だった英語は、テストで文法を間違えると点数をあげられなかったりもしましたが、実際のコミュニケーションにおいては減点はないですし、”使ってなんぼ”逆に間違いは多くても使えば使うほど上達していくのです。実際のコミュニケーションには必ずしも”正しい文法”は求められていないです。またスペイン語は日本語とは全く違うルールなので、日本語をベースにするとどうしても説明ができないこともある、ということを前提に進めるほうが学習のスピードはアップします。

■ 覚えることにフォーカスしすぎてしまう。
たとえばスペイン語でもっとも複雑とされている動詞の活用。活用の基本形をいったん頭にいれておくことは、実際口に出す前に必要ですが(全く知らないと会話をまず組み立てられないので)でも動詞の活用を完璧に覚えたところで、実際に使えるかというとそうではないことは、スペイン語をある程度学習なさった方であれば経験済みかと思います。文法の試験で満点をとれても、必ずしも流ちょうにコミュニケーションができるとは限らないのです。文法の暗記はほどほどに、間違ってもいいからうろ覚えでどんどん実践していくほうが、上達のスピードは速いです。

■ 文法書が堅苦しすぎて言葉そのものに興味をうしなってしまいかねない。
スペイン語をゼロから始めるのでまずは文法の基本的なルールを勉強しないと、と思い文法書からスペイン語学習を始められる方もいらっしゃるとは思いますが(特に独学の場合)
残念ながら、巷で”文法書”と呼ばれるものは感じだらけの文法用語でちりばめられていて、気合を入れて読まないと理解できないようなものが多いのが現実だったりします。
”スペイン語をやる!”と決めた当初は気合?モチベーションで難解な文法書にも取り組めるかもしれませんが、そのとっつきにくさゆえにスペイン語への興味そのものを失ってしまうことにもなりかねないので、特にスペイン語を始めたばかりのころは文法書以外の学習教材を使って学習することをお勧めします。

■ 実際話すために役に立たない知識が結構ある
直接法点過去形、接続法現在形、等位接続詞…とその言葉だけでも???と混乱してしまいそうな文法用語、まずこの用語自体の名前を憶えてもスペイン語の上達にはなんの役にも立ちません。また英語に関してもそうですが、日本人が発音できるようにと辞書などに記載されている発音記号…も、発音記号そのものが難解で(苦笑)解読するよりも、スペイン語ネイティブの発音を何度も聞いて真似をするほうが、発音の練習としては数倍効果があります。これらの知識は全くなくてもスペイン語は話せるようになります。

聞く、読む、書く、話す、の実践を繰り返しながら、わからないことにあたったら文法書に頼る、で少し”文法とは距離を置いた付き合い方”をするのが”スペイン語の上達”においては最も効率のよいやり方かと思います。(ただ文法書を読むのが好きな方はそのままつづけていただければ^^)
スペイン語を身に着けたい!と思ったら、文法書を開く前に、まずは全く分からなくてもたくさんスペイン語にふれて、スペイン語に興味を持つことからはじめてみてください^^

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同じ意味でもこんなに変わる!シチュエーション別スペイン語挨拶の仕方

スペイン語を学ぶ際に一番最初に習うことのひとつであり、最も頻出度の高い”挨拶のフレーズ”
”こんにちわ、お元気ですか?”のワンフレーズでも、状況や相手によって、異なるフレーズが使われます。

基本中の基本の挨拶

基本の基本は

■ Hola
一日中使えるカジュアルな挨拶。日本語だと”やぁ”といった感じです。主に友達、同僚や家族などの親しい間柄で使います。

そして仕事やそのほかのフォーマルな状況で使用するのが

■ Buenos dias
午前中に使うフレーズ、日本語の”おはようございます”に近い挨拶のことば

■ Buenas tardes
午後に使うフレーズ、日本語の”こんにちわ”に当たる言葉ですが、スペインの場合は午後2時か3時くらいから使い始めます。

■ Buenas noches
夜につかう”こんばんわ”と”おやすみなさい”を兼ねたフレーズです。夜の9時頃から使いはじめます。

そして一日中使える上記のフレーズよりも少しカジュアルな”Buenas”。ちなみにこの挨拶はHolaよりは少しフォーマルなのでビジネスのシチュエーションでも使えます。(状況にもよりますが)また、Hola+ Buenos dias/ Buenas tardes/ Buenas noches もカジュアル過ぎずかつ堅苦しくなりすぎない挨拶として使われます。

そのほか”Hola”と全く同じ意味とニュアンスでつかわれる挨拶に
■ Que tal?
があります。質問になっていますが、Holaと同意義なので回答する必要はないです。(すこしまぎらわしいですね、笑)
また Que tal よりもう少しカジュアルなものに(ちなみに若干崩れたニュアンスなので、仕事の場所などで上司にむかっては使わないほうが無難です)

■ Que hay?
があります。こちらも質問形ではありますが、回答はありません、”Hola!*と挨拶を返しておけば十分です。

ちなみに、日本と違って、スペインではほんの少しだけしか面識がない人でも最低限”Hola”の挨拶はかわします。
同じ建物に住んでいる人、同じ地区に住んでいる人、同じ会社で働いている人、ただ単に道で目が合った人…、知らない人に間違って挨拶をしても不審に思われることはまずないです。
逆に挨拶をしないと”不愛想な人、人付き合いが悪い人”と思われてしまうので、基本”挨拶はやりすぎくらいがちょうどいい”です。

挨拶の次に来るフレーズ

最も一般的なのは、”元気?””お元気ですか?”を意味する

”Que tal?
como estas?
あるいは二つ並べて
”Que tal? como estas?

で”お元気ですか?”となります。少し目上の人だと ”Como esta?”となります。カジュアル過ぎないのでどのような状況でも基本使うことができます。

これらのフレーズよりほんの少しだけカジュアルな言い方が
Como va
Como te va

”かしこまりすぎずかつカジュアル過ぎない”言い回しなので、会社の同僚や知り合いなどに対して使えます。

そして仲のよい友達になってくると、かなり崩れた感じの言い回し

Que pasa, tio/tia?
como andas
que te cuentas?

が使われます。またしばらく会っていない親しい友人同士だと、少し冗談ぽく

Que es de tu vida
Como te trata la vida.

というフレーズをつかうこともあります。

番外編、日本語のあのフレーズ、なんていう?

日本の職場や学校などでよく使われる”よろしくお願いします” ”お疲れ様です” ”どうぞよろしくおつたえください”
をあえてスペイン語にしてみました。こんな感じかと

■ よろしくお願いいたします。
はじめまして、これからどうぞよろしくお願いします、だと”Encantada”。
仕事などで”(この案件を)よろしくお願いします”だと ”Le agradezco de antemano” が近いフレーズがと思います。
これらのフレーズは日本語の”よろしくお願いします”と同状況で使っても違和感はないです。

■ お疲れ様です
職場などで仕事を終えた同僚や同士にねぎらいの意味のあいさつの”お疲れ様です”。スペインで別れの際に使われる”Que te vaya muy bien”が近いかと思います。
”Que te vaya muy bien”は”(物事が)うまくいきますように!”という意味で、別れの挨拶以外にもいろいろなシチュエーションで用いられます。

■どうぞよろしくおつたえください。
これはぴったりのフレーズが”Dale recuerdos de mi parte”、その場にいない人に対しても、よろしく伝えておいてくださいね、という意味で、日本語で使用されるのと全く同じシチュエーションで用いられます。

ちなみに”お世話になっております。”は考えに考えたのですが匹敵するフレーズを見つけることができませんでした…。
(もしご存知の方がいらしたら、ご一報を!

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スペイン語作文添削サービスの開始のお知らせ

DELEの試験準備のための作文の添削や履歴書の添削など、作文の添削が必要な場合これまではレッスンの時間内に
講師に直接行ってもらうやり方を取らせていただいていましたが、少し効率をよくするために、
”作文添削サービス”を開始いたしました。

このサービスをご利用いただくことによって、添削の入った作文をもとにしてレッスンを行ったり、またレッスン中に添削をしてもらう必要がなくなるのでレッスン時間をさらに有効に使うことができます。添削作文サービスは前もって作文を提出しておけばよいので講師と時間が合わない場合などでもご利用いただけます。

作文添削サービスのご利用方法は以下のようになります。

1. 添削してほしい文章を用意する。添削可能な形式はワードあるいはスカイプに直接メッセージをうっていただいても結構です。

2.1回のサービスで添削可能な文字量は600単語までとなります。目安でいうとDELE B2/C1の作文問題の一問の文字量が約200から250文字ですので、約3問まで添削を依頼することが可能です。文字量が600単語を超えた場合は600単語を超えた文章は添削が入りませんのでご注意ください。

3.一回の作文添削サービスは1レッスンのポイントに相当します。(1レッスンに必要なポイント数は講師によって異なりますのでレッスン予約テーブルをご参照ください)

4.文字量が多い場合は2サービス続けてご利用いただくことも可能です。一回につき600単語となりますので、たとえば1000単語の文章の添削をご希望の場合は2サービスをご購入ください。

5.添削してほしい作文の仕上がり希望日を目安にレッスンの予約時間を選びます。その際
ご希望のレッスンテーマは”作文添削600単語まで(corregir textos)”をお選びください。

6. 作文添削の予約をしたレッスン時間までに(それ以前でも全く問題ありません。早くおくっていただければ送っていただけるほど講師も助かります)
規定のフォーマットで講師のスカイプアドレスにスカイプ経由で作文を送ります。

7.最長で作文添削サービスを予約したレッスン終了時間までに講師がスカイプを通じて添削の入ったワード形式の文書をお送りします。

作文が苦手な受講生の方やまたDELEの試験対策でまとめて作文の練習をしたいという場合にぜひご活用いただければと思います。

スペイン語は会話で使う言葉遣いと文章を書くときに使う言葉遣いが異なるので、上記の場合以外でもたとえば少しあらたまった手紙やメールの文章を書かなければいけないときなども
ネイティブにチェックをしてもらえば安心して送ることができますし^^やはり添削を受けることによって文章力は確実にアップします。
またレッスンを受けるのとは異なり時間を合わせる必要がないので、”作文はできているけれどレッスンをとっている時間がない”などの場合、講師に作文をおくっておくだけで
添削をいれてもらえるので便利です。

作文添削サービスに関して不明な点などございましたら、遠慮なく事務局までメールにて(hola@123esp.com)お問合せください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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スペイン語動詞”Dar”をマスターする(1)

スペイン語には他の単語を合わせると全く違った意味になる”VERBOS MAGICOS”が存在します。
ほとんどが日常会話に頻出する動詞で、これまでも数回にわたって使い方を紹介させていただきました。

スペイン語動詞”Hacer”をもっとマスターする

スペイン語動詞”Tomar”をマスターする

スペイン語の動詞”Echar”をマスターする(1)

今回は”Dar(与える)”の使い方です。

■ Dar en el clavo

表現の起源は”Martillo”(とんかち)と”Clavo(くぎ)”から来ています。
トンカチで釘をさすが”Dar golpe al clavo con martillo”この言い回しから派生してDar el clavoは”(ちょうどとんかちで)釘のあるところを打つ”=(問題に対して)適切な解決策を提案する、や(問いかけに対して)正しい答えをだす。という意味の表現です。、

■ dar gato por liebre

直訳すると”野兎(Liebre)の代わりにネコを与える”、この表現は、”いいものと偽って質の悪いものを渡す””だますこと”を意味します。
もともとの表現はかつて(現在でもスペインではウサギを食べる習慣がありますが)肉屋でネコの肉を野兎の肉だと偽って出していたことから来ているそうです。

■ Dar largas

Largaは”長い”、長いものを渡す?は”(期限を)伸ばす””(相手を)待たせる”といった意味です。同じ意味を持つ動詞に”Posponer(期限を延ばす)がありますが、会話では”Dar largas”
のほうがよくつかわれます。

■ Dar carta blanca

”Carta blanca”はなんでも自由に書くことができる”白紙の手紙”。白紙の手紙を与えるということは”自由を与える”という意味です。似たような表現に”Dar cheque blanco”がありこの”cheque”は銀行のチェックのことを意味します。ゆえに”お金を自由に使う権限を与えられている”という意味です。

■ dar la espalda

この表現は文字通り”背を向ける/背を向けている”の意味でつかわれる場合と、”相手にしない(Ignorar)”裏切る”という意味でつかわれることもあります。会話の前後でどちらの意味でつかわれているか判断することが必要です。

■ dar la lata

“lata”はスペイン語では”アルミ缶”という意味ですが、この表現で用いられている”lata”は形容詞”Lataso”(しつこい、じゃまになる、イライラさせられる”)から来ています。
ゆえに意味は”邪魔をする、いらいらさせる、怒らせる”スペイン語で同義語は”Molestar(邪魔をする)””fastidiar(腹を立てられる)”Estresar(イライラさせられる)”です。
すこしげさな言い方として”lata”のかわりに”latazo”が使われることもあります。名詞の最後に”Zo”をつける言い方は誇張表現として会話でよく用いられます。

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スペイン語を学ぶため4つの心得

これまで何度か記事で紹介させていただきましたが、スペイン語は私たち日本人にとって比較的習得しやすい言語です。
(個人的に、いろいろな言葉の習得を試みましたが、短期間で一番手ごたえがあったのがスペイン語、ゆえに続けられたと思います。)

英語はできなくてもスペイン語はきっとできる5つの理由

ただあくまでも”ほかの外国語と比較すると”習得しやすい、ということで、”スペイン語は簡単に習得できる”ということではないです。
スペイン語に限らず、どの言語でも習得するためにはほそーくながーく、気の遠くなるくらい長い期間こつこつと学習を続けていくことが求められます。

なんだか簡単に話せそうなのでスペイン語を学び始めてみたけれど…こんなはずじゃなかったのに…と後悔しないために
スペイン語を学ぶときめたら、以下の4つを心にとめつつ取り組んでみてください。

1.習得に時間がかかると心得る

スペイン語を習得するのにかかるのはXXX時間

でも少しふれましたが、日本人が”スペイン語があるていど流ちょうに話せるようになる”のにかかる時間は約720時間。
なんとか毎日1時間づつ学習時間を費やしたとして約2年。(ちなみに留学中宇3か月間毎日8時間スペイン語を勉強し、”なんとなく”話せるようになりました)
よほど”時間をもてあましてスペイン語の学習に好きなだけ時間をかけられる”という状況でない以外、話せるようになるのには時間を要します。
”3か月でペラペラ”ときれいごとを謡う学習教材もありますが、まず疑ってかかったほうがいいでしょう…(試してみたい方はもちろん止めませんが…)

2.スペイン語を好きになると心得る

学習を続けないことにはスペイン語を身に着けることはできません。そしていやいややっていることを続けるのはよほど意志が強いか、仕事でどうしても必要という場合でない限りむずかしいといえます。スペイン語の学習を始める大前提として”スペイン語が好きである”ことは、結果的に習得できるか否かを左右するといっても過言ではないです。
”ただ簡単そうだから”という理由だけでスペイン語を始めようと思っているのであれば、時間とお金の無駄になるので最初からやらないことをお勧めします。

3.アウトプットの仕方を心得る

スペイン語に限らず、言語特に母国語以外の言語は”体験を通じて身に着ける”と効率が良いです。一番の例が実際に”話して”使ってみることですが、それ以外にもレッスンやテキストで覚えた新しい単語を、新聞や読書の際に見かけたらマーカーなどでどんどん線を引いてみる。スペイン語を聞いている際に知っている単語がでてくるか意識して聞いてみる、などによって学習したことを”体験”し自分のものにすることができます。

4.覚えるべきは文法より単語
1.”単語はたくさん覚えているけれど文法はまだあまりマスターできていない”
2.”文法はしっかりマスターしたけれどボキャブラリーは少ない”

1と2の場合だと1のほうが会話が成立しやすいです。ボキャブラリーがあればなんとなくいいたいことは言えてしまうのです。
とくに独学の際はできるだけたくさんのスペイン語にふれ、ボキャブラリーを増やすことに重点を置いてみてください

5 独学は必須と心得る

はっきりいって”レッスンを受けていればスペイン語を話せるようになる”わけではありません。個人レッスンを毎日数時間受けている…という特別な場合は別ですが、特にグループレッスンは、モチベーションの維持という点ではよいかもしれませんが、レッスン時間の約半分はクラスメートの発表にみみを傾けていたり・・ということにもなりかねないので、レッスン外での”独学”がスペイン語習得には必須となります。

6.使えるツールは使い倒すと心得る
無料のスペイン語アプリや、リスニングのためのポッドキャスト、スペインのテレビ番組が見られるビデオチャンネルなど、”スペイン語習得”に役立つツールは巷に溢れています。
いろいろためしてみて、学習効率を上げてくれるものであればどんどん取り入れていきましょう。また文法などはもちろんレッスンで講師に質問するもの大いに結構ですが、文法書をひらけばすぐに解決する場合もあります。(というかその場合がほとんどです)、説明が丁寧な文法書は一冊、”つまづいたとき用”にもっておくと、学習をスムーズにしてくれることは間違いなしです。

文法で躓いたときに頼りになる一冊

NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで


7.覚えたことはすぐ忘れると心得る

”単語がなかなか覚えられない…”はスペイン語学習者には共通の悩み?でもあります。が、”覚えてもすぐ忘れる”は基本です。なんども繰り返しテキストで見かけたりリスニング教材で耳にしたり・・そして最終的にはちゃんと覚えてないけれど思い切って使ってみたりすることで、”自分のボキャブラリー”として確率することができます。
何度かノートにかいてみたけれどすぐ忘れてしまった…自分は暗記力がない、と悲観せず。それは当然のことなので”覚えて忘れる”の繰り替えしをどんどんやっていきましょう!

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スペイン人の好物?!”たまご”を使った表現

スペイン人のソウルフードといえば”トルティーヤデパタタ”(スパニッシュオムレツ)”
そのほかにも卵をたっぷり使った自家製プリンはスペインの定番デザートですし、アンダルシアの代表的な一品
チョリソに目玉焼きを添えた”Huevos flamencas”やタパスには必ず登場する卵サラダの”Ensalada rusa”
ちなみにスーパーでも”目玉焼き味”のポテトチップスを見かけたりとスペイン人が卵好きなことは間違いないです(笑)

卵好きが高じてか否か、スペイン語のスラングにはやたらと卵が登場します。
あまりしょっちゅう使うと会話に品がなくなってしまいますが、
スペイン人の言っていることを理解するには必須の使える”卵”表現、こんな感じです。

■ Pesar un huevo
トルティーヤを作るために”卵を測る”のではなく…Pesar un huevo は”軽そうに見えたものが実際はずっしりと重かった”というちょっと大げさな言い方をするための表現です。
確かに”卵”そのものも小さいのに持ってみたらずっしりと重いので、そのことから生まれた表現だといえます。

■ pisar huevos
”Pisar”は踏みつける、という意味。卵をふみつけたら大変なことになりますが・・・この場合は卵を踏みつけているようにゆっくり歩いている(caminar demasiado lento)。
のろのろと歩いているという表現で、”Va pisando huevo”と動詞の”ir(行く)”と合わせて使われることが多いです。

■ cuesta un huevo
”卵の値段”と直訳すると???となってしまう表現ですが、”(あるものの値段が)とても高いこと(Muy caro/demasiado caro)”を意味します。

■ Tocarse los huevos
“Tocarse las narices”(はなにつく)”ponerse de los nervios” とほぼ同意義の表現です。”イライラさせられる”という意味です。

■ tener huevos
”ser valiente”勇気がある、という意味の言い回しです。少し品のない言い方ではあるので、あまり使用はおすすめしませんが^^;会話にはよく登場するので意味は覚えておくことをお勧めします。

■ estar /quedarse/ponerse a huevo
”ser facil”(簡単)と同義語で、課題や仕事などに対して用いられるときは”成し遂げることが簡単である”また支払い方法などに対して用いられるときは”支払いやすい方法である”という意味です。

組み合わせる言葉によって 重くなったり、邪魔にされたりあるいは勇気の象徴にされたり・・・ところころと意味が変わる”卵”ですが、それだけスペイン人の生活に深く結びついているからかもしれないですね。
”Huevo(卵)”の同じ単語を用いていてもそれぞれ全く違った意味でつかわれるのでひとつひとつ覚えるしかなさそうです…(苦笑)

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