”秋の夜長”気温も下がり、日も短くなるので、外に出るのが若干億劫な気持ちになりますね。(私だけでしょうか・・・)
スペインは夏時間が終了してからすっかり日が短くなり、また昼間は太陽のおかげでぽかぽかしているのですが、日が沈むと一気に気温が下がるので夜は本当に外に出たくなくなります(笑)
そんな季節柄家にいながら温かいコタツでゆっくりスペインワインでも飲みながら楽しめるのが”映画”。
最近は家から一歩も出ずに(笑)インターネット経由で手軽にオンデマンドで鑑賞することもでき、
リスニングのために量をこなすのにもぴったりです(←なんでもスペイン語学習に無理やり結びつけています)
作品によってはスペイン語字幕を表示させることもできたり、聞き取れなかったシーンは再度見直したりと、
いろいろと”スペイン語学習”に役立つよう調整することもできます。
とはいえやっぱり映画自体が面白くないと…なので
これまでもいろいろなおすすめ作品を紹介させていただきましたが
今回は比較的新しめのスペインのおすすめ映画を紹介させていただきますね。
■ しあわせな人生の選択
2016年度のゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)5部門受賞作品。個人的には犬が重要な役どころを果たしているので強くお勧めの映画です(笑)監督・脚本を担当したセスク・ゲイが自分のは母親の闘病体験に基づいて作り上げたとのことで、作品を見ている側の感情の奥深くが揺さぶられる作品です。
ちなみに主演のリカルド・ダリンはアルゼンチン出身。それほど強くはないもののアルゼンチンアクセントが混じります。(作品でも”スペインで成功したアルゼンチン俳優”という設定です)上級者向けではありますが、独特なアクセントや単語遣いの違いにも注意してみてください。
■ J:ビヨンド・フラメンコ
フラメンコやスペインの伝統舞踊をテーマにした作品を多く手掛け、また数多くの国際的な映画賞を獲得してきたカルロス・サウラ監督による”フラメンコ”の集大作。
内容もさることながら、出演者が豪華。国民的なフラメンコダンサーのサラ・バラスをはじめとして、パコデルシアの後継者ともいわれるギタリストのカニサレス、などスペインの音楽とダンスを代表する一人者たちが一同に登場しています。
■ ジュリエッタ
スペインの巨匠 ペドロ・アルモドバル監督による2016年に発表された作品です。原作はノーベル文学賞受賞作家、アリス・マンローの作品、でマドリッドを舞台にストーリー展開や映像の美しさなどを含め”ザ・アルモドバル””ザ・スペイン映画”な作品です。
■ しわ
スペイン発のアニメーションがなかなか海外に出ることはないのですが、数少ない作品の一つ、かつ教育番組の国際コンクール「日本賞」にてグランプリ受賞。スタジオジブリのお墨付きのアニメーション映画です。”老後””老い”をテーマにした作品、日本と同様の”高齢社会”であるスペインならではの視点から生まれた作品といえます。ストーリーも深く、おじいちゃんたちの話すスペイン語はゆっくりで聞き取りやすいです。
■ 笑う故郷
2017年ゴヤ賞の”外国語映画賞(スペイン語)受賞作品であり、アカデミー賞のアルゼンチン代表作品に選ばれた映画です。
多くの賞を受賞した作品だけあり、ストーリー展開がよく練られており楽しめます。スペイン語は、アルゼンチンなまり。普段聞きなれているスペインのスペイン語と比較するよいマテリアルになります^^
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