バルセロナで暮らして今年で10年目、
いくら10年たったといえどやはり
あまりにも違いすぎる文化のゆえ、
毎日、が楽しい(そして楽しくない^^;)勘違いと空耳アワー(死語!?)の連続だったりします。
いつまでたっても、‘単語の意味取り違え‘や‘言い間違い‘
を連発し、周りの失笑を買ったりしておりますが・・・。
思わず、苦笑せずにいられなかった、スペインに来たばかりのころの
‘大勘違い‘。
スペイン人の友達と集まったある日のこと・・・。
仲の良い友達の一人があうなり、
‘Tia, Que tal, como va todo?`
え、Tia・・・って?
Tiaはスペイン語では‘おばさん‘の意味です^^;。
ちょっと仲良くなったからっていきなり‘おばさん‘扱するんかい!
と、ほんとうに‘おばさん‘に片足を突っ込みそうになっていた年齢の私は(笑)
友達の失礼さに、その場固まってしまいました・・・。
ただ、よくよく会話を聞いているとこの‘Tia(おばさん)‘っていう呼び方。
みんな頻発してる・・・。なんて失礼な人たち・・・。
失礼な友人たちに、その日はドン引き。
ただ、ショックから立ち直れず、後でそっと、スペイン語の先生に聞いてみると、
`Tiaは親しい友達をよぶときのカジュアルな愛称だよ‘
と教えてくれました。(ほっ)
でもやっぱり気になって、いろいろな場所で‘Tia‘がどんな風につかわれているか
耳をダンボにして観察(聴察?)してみると。
どちらかといえば、10代から20代後半の人たちが頻繁に使っている
友達へカジュアルな愛称として使われていることがほとんど。
自分の耳で何度も何度も確認して
‘あーよかった‘と胸をなでおろした次第です(笑)
女性なら‘Tia(おばさん)`
男性なら‘Tio(おじさん)‘
は会話では、本来の意味というよりも‘Tu(二人称)‘の代わりに親しみをこめて使われる
呼び方です。
なので、スペインで‘おばさん‘‘おじさん‘呼ばわりされても、気を悪くなさらぬよう・・・。
(というか実は逆、だったりするのです。あくまでカジュアルな口語なので、
20台前後の年代の人たちの間で使われることが多いので。)
ちなみにメキシコでは恋人のことを(特に男性が彼女のことを)
‘Mi Vieja`(私の年寄り)と呼んだりするので。
日本語に訳するとこの上なく失礼に聞こえますが^^;
ほんと文化によっていろいろだな・・・と思います。
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