学生の方に朗報?!ハタチにならなくてもスペインでできることとは・・

1月の第2月曜日は”成人式”の祝日で

日本では各自治体で”成人式”のお祝イベントが
行われるので
華やかに着飾った”新成人”で
街も賑やかだったのではないかと思います。

スペインでは”七五三”と少し似た
”Primera comunion”という
5歳から12歳の子供へのキリスト教にちなんだ
お祝いは存在しますが、

日本の”成人式”と同じ意味合いを持つ
行事はないようです。

”成人式”をスあえてスペイン語にすると
”Emancipacion(独立/自立)”のようで
ただこれは両親からの自ご立・独立以外にも
使われる単語です。

日本では”二十歳”になり成人することによって

-選挙に参加することができたり

-飲酒・喫煙をできるようになる

また
犯罪などの罪に追われる
(まぁこれは普通に生活している分にはあまり関係ないですが・・^^;)

”一個人としての行動に各自責任を持つ”ことを求められるようになります。

国が変わればやはり慣習も違うようで

スペインでは
飲酒・喫煙が法律的に認められるのは18歳

選挙権も18歳から

犯罪の罪に問われるのに年齢制限はない
(70歳以上の場合は体調を考慮して服役は免除)

だそうです。

スペイン語で”成人”を意味する”Mayor de Edad”
は日本とは違い”18歳以上”を意味します。

(ちなみに車の運転免許を取ることができるのも
18歳からでこれは日本と同じですね)

ということは、大学の夏休みなどを利用してスペインに
やってくる際は、学生さんもアルコール解禁^^
ということかと。

(ちなみにヨーロッパでは北欧の一部の国などを除いては
アルコールは18歳からの国が多いです。)

スペイン旅行の際のちょっとした’入れ知恵”
としておぼえておいていただければと思います^_-☆

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

バルセロナのクリスマス、サンタも顔負け影の主役は…

スペインのクリスマスデコレーションとして

クリスマスツリーと同じくらい
この時期はどこの家庭にも飾られる
”Belen(べレン)”

イエスキリストの生誕の夜を再現したミニチュアで
イエスキリストやマリアの像、
東方から訪れる三賢者、
イエスが生まれたとされる馬小屋をはじめとして

イエス誕生を祝う村人の姿や
馬小屋にいる動物たちのミニチュアなど

いろいろな種類のミニチュアが作られていて
いろいろとそろえると
かなりりっぱな”イエスキリスト誕生の様子”
が出来上がります。

こんな感じです。

http://www.bekianavidad.com/tradiciones/fotos/galerias/belen-navidad/tradicion-belen-navidad/

毎年少しづつミニチュアを
そろえていく楽しみもあるようですね。

クリスマスマーケットでもBelenのミニチュアの
専門店をよく見かけます。

そしてこのミニチュアの中から
その強烈な存在感ゆえに(苦笑)
独り立ちしてしまったのが、

カタルーニャ限定の”Caganer(カガネール)”

http://blogs.20minutos.es/yaestaellistoquetodolosabe/cual-es-el-origen-d-el-caganer/

まずだれがこんなものを作ろうとおもいついたのか
、ツッコミを入れたくなりますが・・。

どうもここカタルーニャでは”ツボ”だったらしく、

ミニチュアにとどまらず、大きめのサイズの
”Caganer(カガネール)”の人形が売り出され
専門店まで出現。

専門店には、政治家やサッカー選手などの有名人を
モデルにしたカガネールが・・・。

バルサの選手はなんとオフィシャル公認の
カガネールセットも・・・。
http://www.caganer.com/es/fcb-oficiales/equipo-fcb-666.html

(これは熱烈なファンが買うのでしょうか・・)

日本からはキティちゃん(有名人?)、ドラえもんと
かつてRCDエスパニョールに所属していた
中村選手のものを見かけたことがあります。
(おそらく中村選手のものは廃番)

クリスマスマーケットでも通常のべレン
のお店と並んで、強烈な存在感を放っています(笑)

クリスマスデコレーションに
このカガネールが登場すると
話題と笑いをさらってしまうこと間違いなし。
(個人的には買う勇気がでませんが^^;)

サンタも顔負けのクリスマスの盛り上げ役です^^

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペインのハロウィン一番の主役は・・・

もともと、スペインにはアメリカのように
仮装をして、お菓子をもらったりという習慣はなく
(最近はイベントをやるところも増えてきましたが)

伝統としては
11月1日” Dia de todos los santos(諸聖人の日)”
と呼ばれ、亡くなった家族のお墓などを訪れ、
家族で集まるというような
日本の”お彼岸”に似たすごし方をするのが一般的です。

ちなみに、カタルーニャ地方では
10月31日は” castañada(カスタニャーダ)”といって、
なくなった人たちを送りだす教会の鐘を
鳴らす人が体力をつけるために食した
お芋や栗、お芋でできたスイーツ(Panallets/パナジェッツ)
を食べる習慣があります。

そして地方によっては、仮装をして盛大にお祝をする場所もあるようで
スペイン、アンダルシア地方カディスでは
10月31日はTosantosと呼ばれ

市場のウサギ、豚、にわとりの仮装をして
フルーツや野菜など秋の味覚で
有名人やその年話題になった人物の
人形を作って飾る習慣があるそうです。

ウサギ、豚、ニワトリ・・・
ちょっと難易度高めの仮装ですが^^;
(おそらく、毎年のことなので
専門店もカディスに行けばあるのかと・・)

お祭り自体は、その年の秋の実りをなくなった人とともに
楽しむといった意味合いかもしれませんね。

スペインで一番この日を盛大に祝うアンダルシア地方のハエンでは
10月31日の夜は
悪い霊が入ってこないように、
食べ物が入ったお鍋を玄関に置き、
スプーンで鍵穴をふさいでおく習慣があるそうで
少しアメリカのハロウィンの習慣と似ている?

スペインでは地域ごとにいろいろなお祝の習慣があるようですが
共通しているのは

”栗やお芋といった秋の味覚を家族で楽しむ”
(なくなった家族も含めて)

という意味合いの日のようです^^

なんとも食べておしゃべりすることがなにより大好きな
スペインらしいオチです…。

確かに11月、秋も深まって秋の味覚を楽しむには最高のタイミング。
この日を境に、街でも
焼き栗や焼き芋のスタンドが
あちこちでみられるようになります。

もしこの時期にスペインにいらっしゃる機会があれば、
スペインのハロウィーンの主役のお芋と栗(笑)
ぜひ試されて見てくださいね!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペインのハロウィーンスイーツ Truco o trato?

近年は日本でも、いろいろなイベントなどが行われるようになった
ハロウィン。

スペインでは、本家アメリカのように
仮装する習慣は一般的ではありませんが、

11月1日は”Todos los santos”といって
日本のお彼岸のような祝日となります。
地域によっては、10月31日よりこの日をお祝いする地区もあります。

そしてこのスペイン流ハロウィンにちなんだスイーツも。

■ Huesos de todos los santos
マザパン(アーモンドをベースにしたペースト)に
Yema(卵黄のクリーム)を詰めたお菓子です。

名前の通り小さな骨(Huesos)のような形をしています。

この時期スペイン全土で食されるお菓子です。
https://es.wikipedia.org/wiki/Hueso_de_santo#/media/File:Huesos_de_Santo.jpg

■ Panallets
カタルーニャ地方限定のスイーツ
サツマイモ、アーモンド、卵、お砂糖、
レモンを材料としたペーストで作った
小さなお団子を
松の実をまぶしオーブンで焼いたものが典型的なものです。

そのほかにいろいろな種類のものがあり、
ココナツをまぶしたものや、
カフェをペーストに混ぜたものなど。

https://es.wikipedia.org/wiki/Panellet#/media/File:Panellets_(surtido).jpg

比較的簡単にできるので
家庭で手作りをされる方も多いようで
この時期スーパーには、材料セットもたくさんならびます。
(ちなみにお店で買うと、頭が痛くなるほど甘いので^^;
私は食べたくなったら材料セットを買います・・・)

■ Pan de Higo
主にムルシア地方、
(クリスマスの時期にはスペイン全土で食されるスいーツです)
干したHigo(イチジク)でできたケーキは、
ほんのり甘く日本人の口にもあうようで,
輸入食品を扱うスーパーなどで見かけることもあるようです。

https://es.wikipedia.org/wiki/Pan_de_higo#/media/File:Pan_de_higo.jpg

そしてスいーツに負けないくらい甘いBoniato(焼き芋)や
castañas(焼き栗)もこの日に好んで食される食べ物です。

ちなみにスペインの焼きイモは、日本のものよりも柔らかく
(作り方はまさに石焼き芋なのですが、お芋の種類がちがうようです)
オレンジ色で、スイーツ顔負けの甘さです。

日本で手に入るものもありますし、
この時期にスペインにいらっしゃる機会があれば
ぜひ”期間限定スイーツ”お試しください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話

スペイン人の夏休みは長い、は本当か?

スペイン人といえば
シエスタ、長い夏休み

’休みが大好き’
のイメージを持たれていることが多いようで、

(また講師たちも夏季に休暇をいただく講師が多く
ご不便をおかけしてしまいまして本当に申し訳ありません。)

確かに、ほとんどのスペイン人が
’夏休みの長期休暇のを一年中楽しみに
しながら働いてる’というのは過言ではないと思います。

スペインでは法律で年に4週間のお休みが義務づけられており
(正社員の場合)
日本と違って、”有給は消化するのが当たり前”で
周りの人との兼ね合いや、
引き継ぎなどもほとんど考慮されない
(会社によっては、8月は閉めてしまうところも・・・)
ので最初のころはかなりあせりました。

ただ近年、経済状況があまりよくなかったこともあってか
普通の会社員の場合だと1カ月丸々お休み、
ではなく夏に2週間、年末やセマナサンタに
残りの1週間ずつ休暇を分けるというパターンが増えてきているようです。

とはいえ、

学校の夏季休暇は
7月の最初から9月の半ば(実質的には6月の最終週より)

教員の休暇は7-8月の2カ月間
(日本のように夏休みに先生は学校に出勤することはほとんどないです。)

やっぱり長いですよね・・・^^;

ちなみに、休暇の日数(有給休暇と祝日の数の合計)をデータでみてみると、

スペインは年間合計39日
日本は年間合計37日

で実は2日ほどしか変わりがないのですが、

なんと消化率がスペインの場合は100%(ちなみに日本は50%)

↓こちらの記事を参考にしました。(各国の比較もあるので、興味深いです)
http://diamond.jp/articles/-/66508

30日間もお休みすると、仕事に戻りたくなくなるんじゃないかと思ってしまいますね。

実際”ポスト夏休みシンドローム”にかかる人がいるようで
長い休みの上に、休みが始まるとなかなか働く気が起きず
プチ鬱に・・・(苦笑)

休みの長さはスペインはトップであることに変わりはないのですが(笑)
長い夏休みはスペインに限った事ではなく
ヨーロッパは全体的に夏の間は
1カ月前後の休暇を取る国が比較的多いです。

ちなみにお隣のフランスも
スペインと同様年間39日の休暇、
有給消化率100%

ちなみに週の労働時間は35時間なので
(スペインは40時間)

実はスペインより上手?

よく
” No vivimos para trabajar Trabajamos para vivir”
(働くために生きているんじゃなくて、生きるために働くんだ)
といわれるのですが、

どちらかといえば
”Trabajamos para vacaciones”のほうがより正しい気もします・・。

大学を卒業する時、
社会人になったらもう長期で旅行ができなくなると
旅行を人生の一番ノ楽しみにしていた私は、
そこはかとなく悲しい気持ちになったりしたのですが、

スペイン人にとっても学生時代の3カ月のお休みが
1か月に減ってしまうのは、
”休みが人生の生きがい”なスペイン人にとっては
やっぱりとても悲しいものなのかしらと思ってみたり。
(なんと贅沢な・・・)

どちらにしてもメリハリは大切!

お忙しいとは思いますが、日本もお盆の時期
お休みの方はゆっくりとはねを伸ばされてください!

スペイン人講師とオンラインでマンツーマンレッスン♪

www.123esp.com
オンラインスペイン語会話