ながら学習のおともに!フラメンコとは一味違うバルセロナ発のミュージシャン(1)

受講生の方から、ときどきいただくコメントのひとつ

”なかなかスペイン語の勉強にまとまった時間がとれない”

というもの。

確かに、仕事、勉強、家庭の用事・・・

たとえ週1回30分でも意識して時間を作るのは
難しい場合があったりします。

そんなとき気負わずにできる
”ながらスペイン語学習”

”音楽をきくこと”
(そもそも私自身はスペイン語の音楽にはまり
”歌詞を理解したい!”というのがスペイン語を
学ぶ大きなモチベーションにもなtっていたので
モチベーションアップにも貢献?!)

スペインの音楽というと”フラメンコ”を思い浮かべがちですが

フラメンコがどちらかといえばマイナーなバルセロナ。

フランスと隣接していることもあり、
スペイン、そしてヨーロッパのいろいろな音楽の要素が
ミックスされた”地中海音楽?”
ともいえるジャンルがあったり、

フラメンコでも、”Nuevo Flamenco”と呼ばれる
フラメンコをベースにしてほかの要素を組み合わせ
フラメンコを進化させたジャンルが確立されていたり

いろいろとバルセロナの音楽シーンは賑やかで興味深いです。

その中でも、独断と偏見で
いくつかお勧めを紹介させていただきますね。

少しでもスペイン語学習、
ながら勉強のネタ?になればと思います^^

■ Macaco
なんと、バルセロナのカタルーニャ広場やラランブラス発祥。
もともとストリートミュージシャンとしての活動から
メジャーデビュー、2009年に発表された曲がスペイン売上No.1
プラチナディスクを受賞しました。

彼の曲”Moving”は”Cancion de verano
(毎年、意味もなく(笑)夏になるとラジオ
で繰り返される、夏ごとのテーマソング?のようなものです)
になったり、

スペイン国外でもプレイステーションのFIFAのゲームの
バックグラウンドミュージックに使用されたりしています。

もしかすると耳にされたことがあるかもしれません。

Moving

(出演者が豪華すぎる・・
ハビエルバルデムをはじめとして南米からJuanes 
Juan Luis Guerraも登場しています)

Una sola voz(Playstation ゲームFIFA12使用曲)

■ Ojos de Brujo
バルセロナで生まれた
Rumba catalanaのリズムをベースに、
ヒップホップを中心としたいろいろな音楽の要素を組み合わせ、
Nuevo Flamencoのさらなる発展に貢献したといわれるバンドです。

現代スペインの問題を訴えるような社会的なテーマが
曲に込められていることが多いです。

Naita

曲の中で繰り返される
“La sangre se me rebela cuando
me pongo a pensar que
aquí unos tienen de tó y que otros no tienen de ná”

ここには全てを持っている人 その一方で
何も持っていない人がいる
そのことを考えるとき、血が煮えたぎる。

あるいは

Nada en la nevera

表題のとおり、”冷蔵庫になにもない”スペインだけでなく
世界中の貧困をテーマにした曲。

など。
もともとはバルセロナの小さなライブハウスで行われる
”Jam session”から生まれたこのグループは
スペイン国内だけでなく、国際的にもいろいろな賞を受賞しました。
(日本にも訪れたことがあるようです)

まだまだいくつかお勧めはあるのですが
若干長くなってしまったので
次号にて!

もしよろしければ、ぜひ聞いてみてくださいね。
YOUTUBEには上記ミュージシャンのその他の
曲もたくさんアップされているので、

お気に召す曲があれば幸いです!

スペインにこれなくても…この秋はスペインを楽しめるイベントが目白押し!

暑さも和らぎ、秋ももうすぐそこですね。

”芸術の秋””食欲の秋”“スポーツの秋・・”

気候もすごしやすいので
活動的な気分になる季節でもありますね。

何気に”旅行の秋”でもあるようで、

スペインに日本からの観光客が
一番訪れる月は10月だそうです。
(暑くもなく、寒くもなく・・でスペインも旅行しやすい時期ですね!)

もちろんスペインには”秋だから!”と
ちょっと気軽に来るのは難しいので、

今年の秋、日本でスペインを楽しめるイベントを
まとめてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは例年行われるこの二つのイベント

■ 第12回ラテンフィルムフェスティバル

毎年、スペイン・ラテンアメリカの映画から選りすぐられた作品が
連日上映される映画祭。お得な通しチケットもあるので
3日間どっぷりスペイン語につかってみるのもよいかもしれません^^

東京(新宿)・横浜・大阪(梅田)で開催です。
プログラムはまだ発表されていませんが

最新情報はこちらから(公式フェイスブック)
https://www.facebook.com/LatinBeatFilmFestival

映画祭公式サイト

http://lbff.jp/

■ スペインフェス2015

今年は11月28日、29日。場所は代々木公園にて。
いろいろなスペイン関連のブースが展示され、
イベントも開催されるスペインにどっぷり浸れる2日間です。

フィエスタデエスパーニャ公式フェイスブックページ

https://www.facebook.com/fiestadeespana

そして今年はこんな大物アーティストも日本を訪れるのでお見逃しなく!

■ スペイン国立バレエ団
ホアキンコルテスや、アントニオカナーレスなど
名だたるフラメンコダンサーを輩出した。
スペイン最高峰のダンスグループです。

10月中旬から11月にかけて全国各地で公演が行われます。
詳細は

http://www.tbs.co.jp/event/spain-ballet2015/

■ ディエゴ エル シガーラ

スペインを代表するカンタオール(フラメンコの歌い手)
ラテングラミーを4度も受賞した実力の持ち主です。

2011年には世界ツアーを実施し16万人を動員。
日本は2005年の愛知万博以来で
東京公演は今回が初めてとのこと。

詳細は

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20151127.html

そのほかセルバンテスセンターではいろいろなスペインの関連の
講演会などが行われるようですので
(これは秋に限らず通年のようです。)


http://palabras.jp/images/ICT_Sep-Dic_2015.pdf
(セルバンテスセンターのイベントカレンダーPDFバージョンです)

ぜひ、今年の秋のテーマは
”スペインの秋”
で、日ごろのレッスンの成果を発揮できる場所に
Vamos (^_-)☆

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スペイン人”オタク”がみたニッポン

2020年の東京オリンピックを控え、

円安などの影響もあって数年前にくらべても
日本を訪れる海外からの観光客は増えたと思います。

実際、知り合いになるスペイン人で
”日本にいったことがあるよ!”という人は増えました。

そして、”日本にいってみたい!”あるいは
”これから日本に行く!”という知り合いのスペイン人に
ちょっとした”日本と日本文化入門”として
お勧めしているのがこのブログです。

”Kirai- Un geek en Japon”
www.kirainet.com

ドラゴンボールを見て育った
日本在住のスペイン人エンジニア
ヘクトルが出会ったいろいろな日本の出来事や風景が
愛情をもったツッコミとともにつづられています。

日本に住んでいると当たり前のことが
スペイン人にとってはとても不思議だったり

たとえば、私もスペイン人の友達に
日本を案内する時に絶対聞かれる
・・
『どこでも眠る人たち』

http://www.kirainet.com/japoneses-durmiendo-22/
(バージョン22ですww)

起きていてもスリに狙われるバルセロナの地下鉄では
考えられないことです・・。

『Kawaii注意書き』

http://www.kirainet.com/senales-simpaticas/

以前スペインから来た友達が、
やたら注意書きの写真を撮りまくっていたことを思い出しました。
かわいらしい動物が登場するのが珍しかったみたいです(笑)

ブログなので、語彙のレベルは比較的やさしめで
記事ひとつひとつの文章量も多くなく
なにより写真が多いので
初心者の方でも辞書を片手に
楽しみながら読めると思います。

スペイン語圏の人に
日本のことや日本文化を説明するのに
役立つボキャブラリーが満載ですし、

スペイン人にとって”日本”はこんな風にみえるんだなー
と視点を知るにもとても役に立つブログです。

実はこのブログ、
「世界で最も読まれている10大スペイン語ブログ」にもランクインし
”Un geek en Japon”として出版されています。

日本では残念ながらスペイン語版は入手不可能なようなのですが

日本語にも訳されていて

『コモエスタ・ニッポン!
~世界で最も読まれているスペイン語ブログのひとつは日本ガイドだった』

http://goo.gl/B2voA4

英語版は(こちらはキンドルでも読めるよう)

A geek in Japan

http://goo.gl/ZL0MqO

スペイン語のブログはちょっとまだ難しいかな・・という場合は
まずは日本語で読んでみてから、
スペイン語のブログにチャレンジ!
(そのほうがおそらく内容は理解しやすいかと思います。)

思わず爆笑・・の記事多数^^

このブログがインバウンドの観光客の増加に
大いに貢献していることは確信の限りです(笑)

スペイン人の夏休みは長い、は本当か?

スペイン人といえば
シエスタ、長い夏休み

’休みが大好き’
のイメージを持たれていることが多いようで、

(また講師たちも夏季に休暇をいただく講師が多く
ご不便をおかけしてしまいまして本当に申し訳ありません。)

確かに、ほとんどのスペイン人が
’夏休みの長期休暇のを一年中楽しみに
しながら働いてる’というのは過言ではないと思います。

スペインでは法律で年に4週間のお休みが義務づけられており
(正社員の場合)
日本と違って、”有給は消化するのが当たり前”で
周りの人との兼ね合いや、
引き継ぎなどもほとんど考慮されない
(会社によっては、8月は閉めてしまうところも・・・)
ので最初のころはかなりあせりました。

ただ近年、経済状況があまりよくなかったこともあってか
普通の会社員の場合だと1カ月丸々お休み、
ではなく夏に2週間、年末やセマナサンタに
残りの1週間ずつ休暇を分けるというパターンが増えてきているようです。

とはいえ、

学校の夏季休暇は
7月の最初から9月の半ば(実質的には6月の最終週より)

教員の休暇は7-8月の2カ月間
(日本のように夏休みに先生は学校に出勤することはほとんどないです。)

やっぱり長いですよね・・・^^;

ちなみに、休暇の日数(有給休暇と祝日の数の合計)をデータでみてみると、

スペインは年間合計39日
日本は年間合計37日

で実は2日ほどしか変わりがないのですが、

なんと消化率がスペインの場合は100%(ちなみに日本は50%)

↓こちらの記事を参考にしました。(各国の比較もあるので、興味深いです)
http://diamond.jp/articles/-/66508

30日間もお休みすると、仕事に戻りたくなくなるんじゃないかと思ってしまいますね。

実際”ポスト夏休みシンドローム”にかかる人がいるようで
長い休みの上に、休みが始まるとなかなか働く気が起きず
プチ鬱に・・・(苦笑)

休みの長さはスペインはトップであることに変わりはないのですが(笑)
長い夏休みはスペインに限った事ではなく
ヨーロッパは全体的に夏の間は
1カ月前後の休暇を取る国が比較的多いです。

ちなみにお隣のフランスも
スペインと同様年間39日の休暇、
有給消化率100%

ちなみに週の労働時間は35時間なので
(スペインは40時間)

実はスペインより上手?

よく
” No vivimos para trabajar Trabajamos para vivir”
(働くために生きているんじゃなくて、生きるために働くんだ)
といわれるのですが、

どちらかといえば
”Trabajamos para vacaciones”のほうがより正しい気もします・・。

大学を卒業する時、
社会人になったらもう長期で旅行ができなくなると
旅行を人生の一番ノ楽しみにしていた私は、
そこはかとなく悲しい気持ちになったりしたのですが、

スペイン人にとっても学生時代の3カ月のお休みが
1か月に減ってしまうのは、
”休みが人生の生きがい”なスペイン人にとっては
やっぱりとても悲しいものなのかしらと思ってみたり。
(なんと贅沢な・・・)

どちらにしてもメリハリは大切!

お忙しいとは思いますが、日本もお盆の時期
お休みの方はゆっくりとはねを伸ばされてください!

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