話すことや書くことに比べて、”上達”を感じるのが難しい”読む力”。
かつ、なかなかスペインにでも旅行をしない限り使う機会もなく、練習の優先順位がひくくなりがち。
(スペインにいる私自身も、スペイン語で読むことをなにかと避けてしまい、ニュースなどは同じニュースが日本語でないかとインターネットで探してしまい、未だに読むことに対する苦手意識は抜けません…。^^;)
”練習をしないと上達はない”はどのスキルにおいても鉄則なので、”話せても読めない”という偏った語学力
になってしまいます。
ただとくにDELEなどを目指していらっしゃる方にとっては”読む力”は語学の4つのスキルの中でもっとも大切といっても過言ではなく(きちんと読めないと設問すら理解することができません)かつ独学でも十分伸ばせることができるスキルです。
そして読む力を伸ばすのに何よりも大切なのは”積み重ね”。長い時間をかけてじっくりと伸ばしていくスキルでもあるので
少しづづでいいので、日ごろのスペイン語学習に”読むこと”の練習をとりいれていただければと思います。
”スペイン語の読解スキル”をなるべく楽に楽しく鍛える(笑)ことができる5冊をピックアップしてみました。
スペイン語エッセイ Me lo dijo un pajarito―Desde un pueblo de Asturias
スペイン語学習者のためにかかれたスペイン語エッセイ。簡素でわかりやすいスペイン語を使ってかかれておりまた語彙解説がついているので、辞書なしでよむことができます。素朴でほのぼのとしたスペイン北部の様子を楽しむことができるエッセイ集です。
スペイン、ラテンアメリカの民話から17話を選んだ民話集。
対訳がついているので、辞書なしでサクサク読めるのが初心者にとっては心強い一冊。
セルバンテスの不朽の名作、ドンキホーテ。約400年前に書かれた歴史に名を残す名作の原作はスペイン語がネイティブでない人たちが読みこなすのはかなり難解。
原作のハイライト部分をスペイン語初心者でも楽しめるように、わかりやすいように書き直し、対訳と若干の語注をつけた一冊。
おなじみの百人一首をスペイン語に訳した一冊です。ひとつひとつの詩は短いため読みやすいので、一日一句という風に読み進めていくとよいかも知れません。日本の古典、スペイン語になると…?興味がそそられます。
サンテテクジュぺリの不朽の名作。ファンも多いのでは。もともと易しい文章で書かれているので、初心者でもじしょを片手に読み進められるはずです。お気に入りの一冊をスペイン語で読むとまた違った味わいがあることでしょう。
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