スペインの一味違う!?クリスマスの習慣

スペインの一味違う!?クリスマスの習慣

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キリスト教信者が国民の大多数を占めるスペインではクリスマスは一年で最も大切な行事の一つ。日本と違って12月25日は祝日ですし、
お祝いも盛大に行います…が、”宗教的な違い”だけでは説明しきれない、ちょっと独特なクリスマスの習慣も。

”スペインの一味違うクリスマス”はこんな感じです。

■ サンタクロースの存在感が薄い

スペインでは一般的には、プレゼントを持ってくるのは東方の三賢者(Los Reyes Magos)。
またスペインにはサンタクロースがいっぱい?の記事で触れさせていただいたように
地区によっては”独自のサンタクロース”がプレゼントを持ってくる場合もあります。

そしてサンタクロースはクリスマスモチーフとして用いられるものの、子供たちに人気があるのは断然3人の賢者たち。
ちなみに子供たちがプレゼントをうけとるのはクリスマスイブの12月24日ではなく当方の三賢者がイエスキリストに贈り物を運んできたとされる1月5日の夜です。

■ 存在感の証明?!サンタクロースたちがマドリッドの街を駆け抜ける”サンタクロースマラソン”

毎年マドリッドで行われるチャリティマラソンでは千人近い参加者が赤と白のサンタクロースのコスチュームに身を包んでマドリッドの街を駆け抜けます。

■ 国民の8割弱が購入する世界一賞金額の高い”クリスマス宝くじ”

この時期、ひっきりなしに人の列をみかけるのが”宝くじ売り場”です。クリスマスの宝くじは”El Gordo(訳は”ふとっちょ)”と呼ばれ、なんと国民の75%が購入するそう。そのため賞金額も世界一の高額になるそうなのですが(2015年は一等が5.2億円)。6数字から成る番号はひとつの組みあわせが200ユーロ。そのため、商店や会社などで購入し、クリスマスプロモーションや少額づづ出し合ってみなで購入(あたったら賞金をみんなでやまわけ)される場合が多いです。

■ カタルーニャのクリスマスには欠かせない存在の”Tio Nadal(カステリャーノでは”Tronco de Navidad”)

別名”Caga tio”で木の幹の部分に顔(通常は笑顔)が書かれ赤い帽子をかぶった人形で、12月にはいると、この木の幹の人形に食べ物をそなえ、寒くないように毛布をかけておく習慣があります。12月24日のクリスマスの夜、子供たちは歌いながら杖でこの幹をたたくと次の日の朝にはお菓子(Turron)をだしてくれるといういわれがあります。(サンタクロースの別バージョン?)
クリスマスが過ぎると薪と一緒に燃やされます。

■ なぜか歌いながら決まる”ラッキーナンバー”

1771年から続く伝統で、クリスマスの宝くじの当選番号はマドリッドのサンイシドロスクールの孤児たちが歌いながら読み上げることになっています。これはかつてサンイシドロの孤児たちが施しを得るためにマドリッドの街中を歌ってあるいたことから来ているとされており、また孤児たちは家族がおらずしがらみがないためにより公正であるとして、宝くじの当選番号を選び読み上げる役割に適しているからだそうです。

■ 多すぎる”クリスマススイ-ツ”
スペインの”クリスマスケーキ”存在である”Roscon de reyes”(三賢者の祝日に食べるパンケーキ)そしてクリスマスの食事には欠かせないアーモンドヌガ-でできたTurron,サクサクした独特の食感の焼き菓子Polvoronをはじめとしてクリスマスの食事はメインの食事もさることながらスイ-ツのオンパレード。とくに24日25日26日の3日間は盛大な食事をする家庭が多いため、この日を過ぎると“あからさまに丸くなっている”人たちを結構な割合で見かけます(笑)

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