スペイン中が1月5日の夜心待ちにする人物とは…?

新しい年はあけたものの、スペインではまだクリスマスツリーやクリスマスイルミネーションがそのまま・・・^^;
これは、スペイン人が怠け者だからそのままになっているわけではなく、実はスペインにはまだ、サンタクロースがやってきていないからなのです。

ところかわれば習慣変わる、で最近は外国の習慣の影響もあり12月24日にサンタクロースがプレゼントを運んでくる家庭もあるようなのですが^^、スペインでは伝統的にはプレゼントを運んでくるのはサンタクロースではなく.東方の三賢者”Los reyes magos”。

クリスマスのイベントなどでも、サンタクロースではなく東方の三賢者を見かけることのほうが断然多く、この期間中広場などには子供たちのために東方の三賢者(の仮装をした人)のブースが設置されています。また12月24日の夜ではなく一月5日の夜にやってくることになっているので、クリスマスデコレーションもこの日まで飾り付けられているのです。
1月5日、東方の三賢者がやってくるとされている夜は、スペインのほとんどの都市で”Cabalgata de reyes”という三賢者の到来を祝うパレードが行われます。バルセロナでも、三賢者を乗せた船がバルセロナ港につき、街中を練り歩く盛大なパレードが毎年行われています。

子供たちはこの日が近づくと三賢者にプレゼントのリクエストの手紙を書き、1月5日の夜は三賢者が見える場所に、三賢者の好きなスイーツを(さすがスペイン、甘党です^^;)入れた靴を置いておくそうです。
三賢者はラクダに乗ってやってきて、行いがよかった子供たちにはプレゼントを、悪かった子供たちには炭を置いていく、という言い伝えがあります。なんとなくトナカイにのってやってくるサンタクロースにも似ていますね。

日本ではあまりなじみのない”東方の三賢者”ですが、もともとは聖書の言い伝えに基づくもので
神の生まれ変わりとされるイエス・キリストの生誕を祝って、東方の三賢者、Melchor(中東), Gaspar(アジア) y Baltasar(アフリカ) がラクダに乗ってベツレヘムの星を頼りに贈り物を届けにやってきたという言い伝えに基づいている習慣です。

三人の賢者は3つの違った文化の象徴とも言われ、Gasperは白いひげを生やした年老いた人物像、Melchorは中年代のアラブ人の特徴づいた風貌、そしてBaltasrは若い黒人という人物設定がされており、街のイベント会場などでもこの人物象に忠実に三賢者の様子が再現されていることが多いです。

五日の夜、東方の三賢者の到来を持ってスペインのクリスマスホリデーも終了です。
この日を境にクリスマスイルミネーションも外され、本格的な新年の開始です。

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スペイン語の発音を効果的に練習する方法

少し会話ができるようになってくると、
”ネイティブのように話したい”と発音も気にすることができる余裕が出てきます(かも?!)

スペイン語は日本語と発音が比較的似ているため、日本人にとっては発音そのものは難しくありません。
いいかえると少し重点的に練習をすればネイティブの発音にかなり近づくことができます。

普段使っている言葉と似ているゆえ少し練習すれば効果もてきめなので試してみる価値アリ!
、ぜひ下記の手順で”発音特訓”してみてください

1.まずは正しい音になれる
とにかく”スペイン語を聞きまくる”。この場合”音になじむこと”がまず第一の目的なので言っていることは全くわからなくても聞く。
インターネットラジオでスペインの番組を聞くことができるので上手に活用しましょう。

2・実際に音に出して練習してみる
”シャドーイング(Shadowing)と呼ばれる音源のついたテキストや本などを使っての練習です。(当サービスで使用しているテキストにもほとんどの場合CDが付属しているのでぜひそちらを利用してみてください!)もしそのようなテキストがない場合は、字幕付きの映画でも代用できます。まずは該当する文章をなんどか聞いてみます。音の特徴がつかめるまで何度も繰り返し聞いてみてください。
そのあと、その文章をパラグラフごとに区切り再度聞き、その部分の発音やイントネーションを真似てみます。何度か練習の後、文章全体を
その文章に重ねる形で読み上げていきます。

3.ある程度長さのある文章を声に出して読んでみる。
2の練習の後は色々な文章を声に出して読んでみましょう。普段使っているテキストなどで十分です。

4.発音の確認
DuolingoやPronunciación Checkerなど、無料で発音を確認できるアプリを活用しつつ、発音のチェックです。
どちらのアプリにも発音の練習用のエクササイズとレベルチェック機能がついています。
もう一つの方法は”自分の発音を録音してみる”、もとの音源と比較することによって、どの部分を重点的に練習すべきかが見えてきます。
また録音したものを聞き返してみることによって上達を確認できることも、モチベーションアップにつながります。

5.早口言葉(Trabalengua)で練習してみる

スペイン語には発音を練習するため(日本語でいう早口言葉のようなものでしょうか・・・)Trabalenguaと呼ばれる、類似した発音を
集めて作られた文章が存在します。たとえば

Cuando cuentes cuentos
cuenta cuantos cuentos cuentas
porque si no cuentas cuantos cuentos cuentas
nunca sabrás cuantos cuentos sabes contar

のような感じです。”Trabalengua”で検索すると、たくさんの文章例をみつけることができます。
ネイティブの子供たちも使っている発音練習方法なので効果はお墨付き。まずは易しいものから始めだんだんと難易度をあげていくのがよいかもしれません。

6.歌ってみる
スペイン語で好きな曲を見つけたら、歌詞カードに目を通し、カラオケ風に歌ってみるのも、実は発音練習にとても効果的な方法です。
Youtubeなどには、歌詞の字幕付きの曲もたくさんみつけられることができますし、スペイン語の発音練習とストレス発散ができて一石二鳥?!

7. 講師に尋ねてみる
また発音を練習していくうえで、なかなか発音が難しい音にめぐりあったり、実際どういう風に発音するのか迷った時は講師に質問してみましょう。

そして最後は実践あるのみです。ある程度会話力がついてきたと感じられる段階に到達したら、定期的に発音のチェックをし、自分のレベルに合った文章で発音練習をしてみるとますますネイティブの発音に近づけること間違いなしです^^

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スペイン語学習を成功に導く3つのカギとは?

一般的に言葉を習得することは成長期を過ぎると難しいと考えられる方が多いようですが、
その一方で次々と外国語をマスターしていく人’語学の達人”も存在することは確かです。

そんな”語学の達人”には以下の3つの”共通点”があるそうです。

1.高いモチベーション
これは語学を習得する上では一番重要な要素だそうです。
研究によればモチベーションには”内因的なもの”たとえば、外国に住んでいてその国の言葉しか話さない家族とコミュニケーションをとりたいと切実に思ったり、子供に外国語を教えたいので自分がしっかり身につけたい、などによるもの。
もうひとつは”外的要因によるもの”、試験に合格する必要があるのでその言葉を身につけないといけない、あるいは希望の職を得るためにその言葉を話せると有利である、などです。
それぞれの学習者のステージやタイミングによってモチベーションのタイプは変化することもあるようですが、高いレベルの語学力を習得することができた人はは”高いモチベーションを維持することに成功した学習者である場合が多いです。

2.語学学習をサポートしてくれる”よきガイド”

また”高いモチベーションを維持するため”のもう一つの重要な要素は”その語学を学習することがいかに楽しく、興味深いプロセスであるか”
にも深くかかわっているそうです。
そのためには”語学を習得するための順序だった課題ややり方を明確に示してくれるガイド”の存在はとても重要な役割を果たします。
ガイドはその言葉を話すネイティブスピーカーであることはまず第一の条件ですが、それに加え語学学習者が”その言葉をはなせるようになった自分”の理想像を思い描けるように導いてくれるどちらかといえば、コーチ・トレーナーといった能力を持った人物がふさわしいといえます。

3.適性
どんなものにでも”向き、不向き”は存在し語学の習得も例外ではありません。語学の習得に適しているとされるのは
-作業記憶:電話番号を覚えたりするときに使われる記憶力(一般的に容量があるともいわれています^^;)
-連想記憶:新しい単語を既にある情報と結びつけ処理する記憶力
-分析能力:入ってくる情報に共通点を見つけ処理する能力

だそうです。ただこれらの能力が劣っているから語学をいくら頑張っても身につけることができないということでは決してなく
”語学習得の適性”も日常生活のちょっとした訓練によって鍛えることができるそう。(記憶力については、意外と受験勉強時に必死でやらなければならなかった”暗記”の訓練が役に立っているのかもしれませんね・・・)

結論としては…”高いモチベーションをもちつつ地道な努力を続ける”ことが高い語学力を身につける唯一の方法のようです(残念・・・・)
ただ”語学学習をサポートしてくれるよきガイド”はウノドストレスで見つけることができますので(笑)ぜひご活用くださいね!

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英語はできなくてもスペイン語はきっとできる5つの理由

英語は義務教育の一環で、ほとんどの方が”習得”をめざして多かれ少なかれ?!学習に時間を費やされたはずです。
義務教育ではどちらかというと”コミュニケーション”をとることより”文法や単語を暗記すること”に重点が置かれがちなので
結果的に一所懸命勉強しても話せるようにならずに”外国語学習に苦手意識を持つようになられた方も少なくないと思います。

ただ、”英語を勉強しても話せるようにならなかったから、スペイン語だって同じ”と言うわけではありません。
学校で英語を学んだ方法とは違ったやり方で”コミュニケーションをとること”に重点を置いて学習を進めていけば
スペイン語は日本人にとっては比較的短期間で”話せるようになる外国語です。

なぜなら・・・

■ スペイン語と日本日本語は発音がほぼ同じ。

日本語は他の言語に比べると発音の種類が少ない言語です。
英語の単語を発音する際、日本人が苦手といわれるRとL、THなど「スペルと発音が一致しない単語」が多くあります。
それに加えまた日本語の”あ”に対する音も4-5個あるといわれていて発音をさらに分かりにくくしています。
スペルと発音が一致しないうえ、日本語にない音があり、英語を習得する際の”2重苦”になっています。

それに比べ、スペイン語は、例外的な発音が非常に少なく、発音はかなり日本語に近いです。たとえば日本語の”ばびぶべぼ”の音にあたる”BとV”はスペイン語では同じ音に発音されます。スペイン語の単語の発音は日本人的にアルファベット読みするとだいたい合ってるので、スペイン語を学ぶ際は日本人はあまり発音で苦労することはないようです。

■ 英語と単語が似ている
ほとんどの方が、英語を勉強する際に、”単語を覚えなけれなならなかった(笑)”はず、です。
その努力は無駄ではなく、スペイン語を習得する際に大いに役立ってくれます。なぜならスペイン語と英語には共通のつづりを持つ単語が以外と多いからです。(そして発音はスペイン語の場合ローマ字読みなので特に覚える必要なしです。)

たとえば
英語
Interesting(興味深い) Interesante
Curious Curioso
Profound Profundo
Hotel Hotel
Alcohol Alcohol
Police Polica
Camera Camara

など、スペイン語を学んでいくうえで思っている以上に見慣れた単語に遭遇するはずです。

■ イディオムの少なさ

二つ以上の単語を組み合わせて一つの意味を成すイディオム。聞きなれた簡単な単語も他の単語に組み合わされて意味が異なる表現となります。知らないと会話が理解できなくなってしまうというのはよくあることで、かなり頻度が高いです。
たとえば

英語       スペイン語
Keep eye on ⇒ Vigilar
Take a bath ⇒ Banar
Get up    ⇒ Levantarse
Get lost   ⇒ Perderse

英語に比べるとスペイン語はイディオムの数は少なく動詞プラス前置詞で置き換えられる場合がほとんどで、動詞の意味を理解いていれば、会話の意味がわからなくなるということはないです。

■ 男性名詞、女性名詞のルールがはっきりしている
日本語には存在しないので”男性名詞””女性名詞”と聞くと難しそうに聞こえますが、スペイン語においてはかなりルールがはっきりしています。”O”で終わる単語は男性名詞、”A”で終わる単語は女性名詞です。例外はかなり少ないです。

■ 文化的な豊かさ
スペインに限って言えば、日本はスペインの次に学んでいる人が多いとされるフラメンコ、近年ちょっとしたブームになりつつあるスペイン料理など。”言葉を学んでいくことはその国の文化をより理解すること”、スペイン語圏の文化は”もっと知りたい”と興味をかきたててくれる豊かな文化が言語を学ぶことのモチベーションをアップしてくれます。
またスペイン語を母国語とする国は世界で21カ国。スペイン語を話せるようになるとぐっと旅行の選択肢が広がりますね^^。

また不思議なことに一つの言語を習得すると2つ目、3つ目の言語を習得するのはそれほど難しく感じられなくなります。
まずは日本人にとって習得しやすいスペイン語から初めて”めざせマルチリンガル!?
(ちなみにスペイン語を学ぶと同じラテン語系であるポルトガル語、イタリア語、フランス語もなんとなくわかるようになるという嬉しいおまけつきです(^_-)☆

スペイン語は書きやすい…でも紛らわしい綴りを練習するならこのアプリ!

英語と異なり、スペイン語の綴りは基本ローマ字読みなので、聞こえた音をそのままローマ字に落とすだけ。
時には外来語の音のままの綴りとして”RAE(Real Academia Espanyol、スペイン語の標準化を司る公的機関)の定める辞書に正式に登録されることもあります。
たとえば”fútbol”(英語のFootballの発音からできた綴り)や”cruasán”(フランス語のcroissantの音をそのまま綴りにしたもの)
や“güisqui”(元の綴りとは似ても似つきませんが・・Whiskyです)など。

単語の綴りは暗記するなく書くことができるので、比較的”スペイン語を書くこと”をマスターするのは他の言語に比べると優しいです。

しかしながら、”同じ発音になのに綴りが異なる単語が結構あり、音のみを頼りにして書いていると綴りを間違える場合があり”正しく書く”ためにはこれらの単語には注意が必要です。

たとえば、
Hola(あいさつ)とOla(波)

Botar(跳ねる)とVotar〔投票する)

Cocer(料理をする)とCoser(縫う)

など、数自体はそれほど多くはないので、全て暗記することもできますが、せっかくなので楽しみつつ、そして隙間時間も活用しつつゲーム感覚で”正しい綴りをマスターできる”アプリが¿CÓMO DICE QUE DIJO?(日本語にすると”何を言ったかをどう言うの?とでもなるのでしょうか・・・)

http://www.comodicequedijo.com/

同じ発音で異なる綴りが存在する単語を使用した62のフレーズから構成され、それぞれのフレーズに適した単語を2托で選んでいく仕組みです。間違えたら最初に戻ってやり直し、ただやり直すたびに出題されるフレーズの順番はことなるのでゲーム感覚で繰り返しつつ徐々に覚えていくことができます。

また間違えた場合は、次回は間違えないように二つの単語の意味が説明され違いをしっかりと学ぶことができます。自分だけの”間違えやすい単語リスト”も作成することができ、もちろん出てくる単語の中には今まで知らなかった単語もあるはず。

”正しい綴りを学びつつ、ボキャブラリーの増強にも役立つ”
一石二鳥のアプリです。

二者択一のクイズ形式で進めていくので、気軽に取り組めるので、継続にもハードルは低そう?!
設問数もすくないので、ちょっとした空き時間に繰り返しているうちにすぐにマスターできてしまうはずです。

特にDELEの受験などを視野に入れていらっしゃる方には重要な”綴り”。
このアプリでさくっとマスターしてしまいましょう♪

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よく使うのにどうやってもスペイン語にできない10の日本語

文化の違いから、もともとの意味をうまく訳することができない表現は意外と多いです。

その中でも日本の日常生活では頻繁に使われるにも関わらず
スペイン語ではしっくりくる訳が見つからずなんとなく”もやもや”の残ってしまう
日本語表現を選んでみました。

おそらくその言葉にもっともと近いだろうと思われるスペイン語訳も付けておきましたので
ご参考にどうぞ!

■ いただきます/ごちそうさま
日本では食事の前に欠かせない表現ですが、スペインではとくに食事の前のフレーズは存在しません。
あえていえば”Buen provecho!”。ただ実際のところ”食べ物が食べた人にとって栄養になりますように!”のいみなので
自然の恵や生産者に感謝する”いただきます”とは逆の意味に近いともいえます。

■ おつかれさまです/御苦労さまです
日本の職場では仕事を上がるときには欠かせない表現ですが、スペインには仕事を終えたあと習慣的に使う表現はとくにありません。
”お疲れ様””御苦労さま”を翻訳するとすれば”Gracias por el trabajo”が一番近いかと思います。

■ よろしくおねがいします。
初対面の場でのあいさつとしてはスペイン語では”Encantada/o(お会いできてうれしい)”。仕事などを依頼するときにのフレーズとしては
”Gracias de antemano(先にお礼を述べておきます)が近い表現にあたるかと思います。

■ ただいま/おかえりなさい
“ただいま”は”Ya estoy aqui””Ya estoy”これらは家に到着したときに限らず使用できる表現です。また”おかえりなさい”は、若干こじつけにはなってしまいますが”Me alegro de verte!(あなたにあえて嬉しい!)が近い表現かもしれません。

■ おじゃまします/お世話になります。
かなり日本的な”謙遜”の意を表す表現なので、該当する訳がなかなか見つけにくいのですが、もっとも近いのが”Gracias por invitar/Gracias por la invitacion(招待してくれてありがとう)”

■ がんばる
もっともちかい表現でいえば”努力をする(Esforzar/Hacer esfuerzo)。ただ頑張るの持つ”自分のできる限りの能力を使ってなにかに一生懸命取り組む”的なニュアンスをもった表現いまだスペイン語では出会ったことがありません^^;
ちなみに”頑張れ”は”Animo!(直訳すると”元気を出して!)”になります。

■ しょうがない
これもかなり日常会話でよくつかわれる表現です。あえて、スペイン語で近い表現は、状況にもよりますが
”Ni modo(方法がない)” “No se puede hacer nada(これ以上何もできない)””No se puede evitar(それは避けられない)”

普段何気なく使っている表現ですが、翻訳できない理由がほとんどの場合”日本の文化に特徴的な考え方に基づいたものであるから”。
外国語を通して見える日本語、なかなか興味深いですね^_-☆

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読書の秋、スペイン語”らくらく”読書入門おすすめ5冊

話すことや書くことに比べて、”上達”を感じるのが難しい”読む力”。
かつ、なかなかスペインにでも旅行をしない限り使う機会もなく、練習の優先順位がひくくなりがち。
(スペインにいる私自身も、スペイン語で読むことをなにかと避けてしまい、ニュースなどは同じニュースが日本語でないかとインターネットで探してしまい、未だに読むことに対する苦手意識は抜けません…。^^;)

”練習をしないと上達はない”はどのスキルにおいても鉄則なので、”話せても読めない”という偏った語学力
になってしまいます。

ただとくにDELEなどを目指していらっしゃる方にとっては”読む力”は語学の4つのスキルの中でもっとも大切といっても過言ではなく(きちんと読めないと設問すら理解することができません)かつ独学でも十分伸ばせることができるスキルです。
そして読む力を伸ばすのに何よりも大切なのは”積み重ね”。長い時間をかけてじっくりと伸ばしていくスキルでもあるので
少しづづでいいので、日ごろのスペイン語学習に”読むこと”の練習をとりいれていただければと思います。

”スペイン語の読解スキル”をなるべく楽に楽しく鍛える(笑)ことができる5冊をピックアップしてみました。


スペイン語エッセイ Me lo dijo un pajarito―Desde un pueblo de Asturias

スペイン語学習者のためにかかれたスペイン語エッセイ。簡素でわかりやすいスペイン語を使ってかかれておりまた語彙解説がついているので、辞書なしでよむことができます。素朴でほのぼのとしたスペイン北部の様子を楽しむことができるエッセイ集です。

続 やさしく読めるスペイン語の昔話

スペイン、ラテンアメリカの民話から17話を選んだ民話集。
対訳がついているので、辞書なしでサクサク読めるのが初心者にとっては心強い一冊。

スペイン語で読む やさしいドン・キホーテ

セルバンテスの不朽の名作、ドンキホーテ。約400年前に書かれた歴史に名を残す名作の原作はスペイン語がネイティブでない人たちが読みこなすのはかなり難解。
原作のハイライト部分をスペイン語初心者でも楽しめるように、わかりやすいように書き直し、対訳と若干の語注をつけた一冊。

スペイン語で詠う小倉百人一首

おなじみの百人一首をスペイン語に訳した一冊です。ひとつひとつの詩は短いため読みやすいので、一日一句という風に読み進めていくとよいかも知れません。日本の古典、スペイン語になると…?興味がそそられます。

El principito (星の王子さま)

サンテテクジュぺリの不朽の名作。ファンも多いのでは。もともと易しい文章で書かれているので、初心者でもじしょを片手に読み進められるはずです。お気に入りの一冊をスペイン語で読むとまた違った味わいがあることでしょう。

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大好評ダリ展へのオマージュ、スペインの奇才、ダリの作品を読み解くコツ

現在東京の国立美術館で行われているダリ展。
これだけのダリの作品の展覧会が行われるのは日本では10年ぶりだそうでかなりの賑わいを見せているようですね。(12月12日まで開催されているので、まだの方はぜひ!)

バルセロナの郊外にあるフィゲラスのサルバトール・ダリ財団、フロリダのダリ美術館、スペインの国立ソフィア王妃芸術センターのそして日本中のダリ作品を所蔵している美術館からも貸出を受け、全200点以上の展示品が集められたスペインでもなかなかみることができない大規模な回顧展のようです。

ピカソと並んでスペインを代表する芸術家サルバドール・ダリ。バルセロナの郊外、フィゲラスの裕福な家庭に生まれ幼いころから絵画に興味をもちその時代の芸術家たちにも早くからその才能を認められる存在でした。

一部の芸術家から商業色が強いことを批判されるものの、写実的描法を用いながら、多重イメージなどを駆使して夢のような風景画を描いた彼の作風は高い人気を得、現在でも頻繁世界中で展示会が行われています。

また作風のみならずその独特の風貌からも”奇才”として知られるダリですが、実際には、ダリは根っからの奇人というわけではなく、本当に親しい友人の前では非常に繊細で気の行き届いた常識人だったとされています。彼にとっては「アート」は現実世界と対峙するためのよろいのような物であり、顕示される自己が必ずしもダリ本人そのものではないことは彼の作品を読み解く上で重要な鍵となるかと思います。

ダリの作品を読み解くシンボル達
ダリの作品にはいくつか繰り返し登場するモチーフがあります。それぞれのモチーフに込められた意味を参考にすれば、
彼の不思議な作品への理解も深まるかも?

■ 柔らかい時計
ダリの作品といえば一番に”柔らかい時計”を思い出される方も多いかと思います。作品”記憶の固執”で初めて登場したこのモチーフは、”時間は相対的なものであり固定された概念ではない”というアインシュタインの理論を表しているそうです。時計がぐにゃりと曲がっているこのイメージ自体は、8月の暑い日にダリがみかけた解けかけているカマンベールチーズから発想を得たものだそうです。

■ 象
象もたびたび彼の作品に登場するシンボルです。”細くたくさん関節のある足をもつ象”は”空間のゆがみ”の意味をもつシンボルとされています。
ダリの”私は自分自身が死ぬほど楽しめる絵を書いている、なんの無理もすることなく、美しいかどうかなど全く気にもしていない。自分の感情が深く動かされるものだけを作っているし、それらを偽りなく描いているだけだ”という言葉に基づいて”構造に対する無重力の考えが込められている”と分析されています。

■ 卵
卵もダリの作品においてよくあらわれるシンボルです。ダリは卵を”誕生”とむすびつけ希望と愛のシンボルとして用いているそうです。

そのほか、蟻は”死・衰退、カタツムリは”人間の頭”(彼が初めて心理学者のフロイトにあったときに、フロイトの家の窓から見えた時点社にカタツムリがいたことから由来しているそうです)、バッタは無駄と恐れの意味が込められているそうです。

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これからますます重要になる”書くスキル”をマスターするには

”話す、聞く、読む、書く”に優先順位をつけるとすれば、多くの方が

1 話す 
2 聞く
3 書く
4 読む

こんな感じでしょうか・・。やはり”流暢に話せるようになること”は語学学習の究極の目的ですよね…。外国語ペラペラってなんだかかっこいいですし(これもりっぱなモチベーション!)
ただ話せるようになるためには”聞く”ことも同じくらいできないとコミュニケーションが成り立ちません(苦笑)

”書く”ことは、一見地味だし(笑)練習も後回しになりがち・・かもしれませんが、実際の日常生活では
メール、チャット、SNSを通じてやりとりする頻度は数年前に比べると急激に増えましたし、
”書くことによるコミュニケーション”重要性は今後高くなっていくことが予想されます。

”伝える”という点では”話すこと”も”書くこと”も基本的には同じです。
どちらもインプット(学習)とアウトプット(練習)なしには上達しません。

”書くこと”に関してはいろいろなコミュニケーションツールのおかげで、練習の場にはこまらないかとは思いますが^^
まずは、インプット、”書くスキルを伸ばすこと”に焦点を当てたテキストを
いくつか紹介させていただきますね。

どのテキストも、スペイン語で文章を書くときによくつかわれる表現や構文を身につけることを目的としており
もちろん会話の上達にも役立ちます!(MP3やCDつきのものもあります)

■ 解説がくわしいスペイン語の作文

■ どんどん話せるスペイン語 作文トレーニング

■ MP3付 会話と作文に役立つスペイン語定型表現365

特に書くときに注意すべきことは
”日本語を考えてからスペイン語に訳すことを癖にしないこと”

最初は仕方ないかとは思いますが、文法、文章の組み立て方、構成の仕方が全く違う言葉なので
日本語で書いたことをそのままスペイン語にするのはかなり難しく、どつぼにはまります…。
(これは会話でも同じかと思います。日本語を訳してスペイン語にするとやはり不自然な言い回しになってしまうことが多いです。
私個人の経験からなのでもしかすると別の意見をおもちの方もいらっしゃるかもしれませんが
”翻訳のスキル”と”語学力”は別のものだと思います。)

徐々にでよいので、上記の参考書などを使って語彙表現や構文などを覚えながら
”日本語を介さずスペイン語を書けるようになる”ことを意識して作文の練習をしていただければと思います。

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スペイン語の世界征服はこれから!?ネイティブの数は世界で2番目に。

習得すべき外国語といえばまずは”英語”、
その次は日本だと距離的な近さやビジネス上でのつながりもあり
”中国語”あたりでしょうか・・・。

ただ実際のところ、数の上でみるとこれから”注目すべき”はスペイン語(と宣伝宣伝(笑)
2015年の時点でスペイン語を母国語としている人たちは英語を母国語としている人たちよりも多く
(インスティチュート・セルバンテス調べ)中国語についで世界2番目だそうです。
数にすると495000000 世界の総人口の6.7%がスペイン語を母国語としています。
2030年にはその数が535000000に達し7.5%までに増えると予想されています。

特にスペイン語を話す人口の増加が激しいのがアメリカ合衆国。
アメリカでは現時点では人口の3.3%がスペイン語ネイティブですが、
2050年には、その人口の30%がスペイン語ネイティブとなり(人口の約3人に一人)
現在の一位のメキシコや2位のコロンビアを抜いて、”スペイン語人口が最も多い国”になるそうです。
(ちなみにスペインは3位です。)
そのころには世界の全人口の10%がスペイン語を話している計算になります。

確かにまだまだ国際的影響力という点では英語にはかなり劣る部分があることは否めませんが
スペイン語で注目されるべきは、”その使用の成長率”です。

たとえばインターネットにでは2000年から2012年の間にスペイン語で作成されているウェブサイトの数は1131%の増加。
SNSでは、フェイスブックにおいて英語の次に使用されている言語で2010年から毎年133%の割合でスペイン語ユーザーが増えているそうです。
(中国語は政府の統制によってこれらのSNSが使えないため中国語でのユーザー数はかなり少なくなっています。)

おそらく”国際公用語”としての英語の役割は維持されるかとは思いますが、マーケットの大きさ、成長率から
これからさらにビジネスにおいてもスペイン語の重要度が高まってくることが予想されます。

じわじわと世界を征服しつつあるスペイン語…
英語のと同じくスペイン語が”義務教育化”される日も近い?!
個人的には最近英語がさびつきがちなので(苦笑)、せめてスペイン語がもっとたくさんの場所で”公用語”となるといいなとは思っているのですが、少なくともアメリカでは英語が話せずともスペイン語が話せれば大丈夫…になりそうですね(^^)

なによりもまだ日本ではマイナーなスペイン語を学んでいらっしゃるみなさんの”先見の明”はさすが、ということで
あとはしっかりレッスンに励みスペイン語をマスターして世界征服に臨みましょう♪

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