スペインでもカルナバルスタート、主役はやっぱり食べ物^^

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2017年は2月23日より、カルナバル(Carnaval)が世界各地で開始されます。
スペインでも、世界的に有名なブラジル程ではありませんが、各都市でパレードをはじめとして様々なイベントが催されます。

本来は、イエスキリストが復活したとされる、復活祭の前に行われる”Cuaresma”という7週間の浄化期間(断食とまではいきませんが、この期間はキリスト教徒は肉やアルコールなどは取らないこととなっています。)の前に大騒ぎをしておこうという意図のお祭り。

そしてスペインの場合、お祭りといえば欠かせないのが”食べ物”。
カルナバルにも、この行事にちなんだ”期間限定?!フード”がいくつかあり、期間中は市場やお菓子屋さんのウインドーを席巻します。

まずは

■ Butiffarra de Huevo
Cuaresmaの浄化期間中は肉と卵を食べることは禁じられるため、直前に思う存分爆食?!の意味も込めてか、”Butiffara de Huevo”と呼ばれる卵を使ったソーセージ。このソーセージを使った”Tortilla de Butiffara de Huevo(スパニッシュオムレツの一種)”はカルナバル中のメインの料理で、初日の木曜(Jueves Lardero)に食されるのが習慣です。

butifarradehuevo

■ Coca de llardons
Cocaと呼ばれるピザ生地のような薄い小麦粉と卵でできた下地にPinyones(松の実)とchicharrones (ブタの皮を油で揚げたもの)、砂糖うをたっぷりまぶして揚げたカロリーたっぷりのお菓子。デザートワインやCavaと一緒にいただくのが習慣です。

cocalladrons

■ Ranxo
カルナバルの火曜に食べる習わしがあるお肉を煮込んだスープです。
バルセロナをはじめとしてスペインのおおくの地域ではこの日は、カルナバルの王に感謝するために
皆で集まってゆっくり煮込んだ料理を食べる伝統があったことに由来しています。

rancho

■ Buñuelos de Cuaresma
Buñuelos de Cuaresmaは小麦粉でできた生地をあげて砂糖をまぶしたドーナツに似たお菓子です。
生地がふわふわとして柔らかいことからbuñuelos de vientoとも呼ばれます。もともとはカルナバルの週の水曜と金曜に
食される習慣がありましたが、昨今では期間中は毎日ケーキ屋さんでみかけることができます。

bunyols-de-quaresma

■ La sardina
カルナバルの最後の日、水曜 miércoles de Ceniza,に食されるのがsardina(いわし)です。
カルナバルの最後を告げ、信仰にささげる期間(Cuaresma)が始まる儀式としてバルセロナをはじめとするスペイン各地で” entierro de la sardina”(イワシの埋葬)が行われます。

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