セビリアの”フェリア デ アブリル”の正しい楽しみ方

バレンシアの火祭り、パンプローナの牛追い祭りと並んでスペインの三大祭りの一つである”Feria de Abril (
フェリアデアブリル)”今年は4月の30日より開催されます。
スペインのいわゆる”お祭り”(いろいろな場所でコンサートや催し物が行われてどんちゃん騒ぎ・・^^;)とは少し違った面を持つこのおお祭りを”地元の人風”(笑)楽しむルールとは?

1.ドレスアップして挑むべし!
このお祭りの間、地元の人たちは思い切りおしゃれをして出かけます。女性はフラメンコの衣装を着る人も多いです。
男性は少なくとも(若干この季節気温は高めではありますが・・)スーツとまでは行かずとも薄手のジャケットとシャツは身につけたいところ。女性もフラメンコの衣装とまでは行かずとも、ワンピースなどでドレスアップしてでかけましょう^^

2.飲み物は”Rebujito!”
Rebujito(レブヒ‐ト)はシェリーをセブンアップで割ったカクテル。これを飲まずしてフェリアは語れない!フェリアデアブリルの為に生まれたも同然のカクテルです(笑)爽やかな味わいで飲みやすいのでのみすぎに注意!

3.”Caseta”に入るには招待状が必要、地元のスペイン人と友達になるべし!
フェリアの期間中に設営される”Caseta”。一見だれでも無料ではいることができるように見えますが、実は”知り合いのみ”参加することができます。地元の友達をつくって入場券を手に入れておきましょう。

4.セビージャーナスにチャレンジ!
踊り方を知らなくても問題なし!(セビリア出身でも踊り方を知らない人はいます)上手なパートナーを捕まえてレブヒ‐トでしっかりチャージすれば、すぐに踊れるようになります(笑)

5.昼と夜どちらが楽しい?
”典型的なフェリアデアブリル”を楽しみたいのであれば、お昼過ぎから夕方の時間帯が狙い目です。お祭りの中心となる場所でフラメンコの衣装を着た人たちがセビージャーナスを踊り、また道路には馬車や馬に乗った人たちを見かけることができます。Castaからはフラメンコの生演奏が鳴り響きます。夜が近づくと別の雰囲気になり訪れる人たちは若い人たちが多くなり音楽も現代的なフラメンコフュージョンタイプの音楽に変わります。

6.新しい靴は絶対にはいていかないこと
通りを何度もあるいたり、セビジャーナスをたくさん踊るはめになってしまうので(笑)靴は履きなれた履き心地のいいものを必ず履いていきましょう。

7.地図をもっていくことを忘れずに
フェリアの会場の広さは 450.000 m2 24のセクションにわかれ15本の通りがあります。さらにすべてのCastaはほぼ同じ外見で常に多くの人たちで込み合っている典型的な”迷路”、セビリアの人でも迷ってしまうほど。必ず地図を持って移動するか、セビリア市庁が作成した地図アプリを前もってダウンロードしておきましょう。

8.仕上げはもちろん”Churro con Chocolate”で!
歩きまわって(踊りすぎて)疲れたら、Chocolate con Churroでしばしの休憩。暖かくてカロリーたっぷりのChocolateでエネルギーをチャージして家路につきましょう。お祭りは明日も続きます…。

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スペイン発祥”世界本の日”サンジョルディってどんな日

4月23日は”サンジョルディの日”。サンジョルディ(カステリャーノではサント・ホルへ)はスペインではアラゴン州・カタルーニャ州そしてマヨルカ島などのあるバレアレス諸島やアリカンテをはじめとする多くの地区のの守護聖人でこれらの地区ではこの日を祝うため色々な催し物が行われます。

また、スペインを代表する文豪、ミゲル デ セルバンテスと、イギリスの文豪 シェークスピアの命日であることから1995年にはユネスコによって”世界本の日”に制定されました。もともとカタルーニャ地方にはこの日恋人同士がプレゼントを交換する習慣があったのですが
この”本の日”の制定によって本を送る習慣が生まれました。

スペインの多くの地区によってこの日は重要な意味を持つのですが、その祝い方はそれぞれ違うようです。

■ アラゴン州
サラゴザ、ウエスカ、テルエルなどが属するアラゴン州はこの日は”アラゴンの日”とされており祝日です。、中世に当時の王ペドロ一世に命を受けたサント・ホルへが率いるキリスト教部隊が奇跡的にイスラム教軍よりウエスカ州を取り戻した日(Reconquista)
とされています。前後の日を通してアラゴン州各都市では、主要な通りに本を売るスタンドが立ち並ぶ他、パレードやコンサートが行われ盛大に祝われます。

■ カタルーニャ州
カタルーニャ州ではこの日大切な人(恋人、家族、友達)に本を送る習慣があります。カタルーニャ州では”バレンタイン”のような位置づけの日です。本来は男性に本、女性にバラなのですが、昨今では女性にも本を送るようです。(もちろんバラを添えて)この日は街の主要な道が本とバラを売るスタンドであふれます。
また、サンジョルディはカタルーニャ文化の象徴ともされており、この日窓からカタルーニャ州の州旗を掲げる家も多く見られます。
一日中さまざまなイベントが行われるのですが、祝日ではありません。

またその他、バレンシア州のアロイでは、キリスト教軍がイスラム教軍から街を奪還したことを記念する日として祝日となっており、街の多くの住人が中世時代のコスチュームに身を包み、二つの軍”イスラム教軍”と”キリスト教軍”にわかれ街がキリスト教徒に奪還された様子を再現するパレードが行われるそうです。

同じ国内でも一つの都市では”一年で一番ロマンチックな日”別の都市では歴史的に重要な意味を持つ”独立記念日”と全く真逆な意味を持つ日、そしてその他の都市は特にお祝いもない全く普通の日(笑)と、あらためてスペインの中にある文化の多様性は興味深いと思います…。

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日本語で読める、スペインの文豪による”傑作”5選

文学界の世界最高傑作といわれる”ドンキホ‐テ デ ラマンチャ”の作者、ミゲル デ セルバンテスを輩出したスペイン。
もちろん現代においても数多くの名作を生み出す作家であふれていますが、いかんせん日本語訳が少ないのはさみしい限り。
(スペイン語で読めればそれにこしたことはないのですし、いつかはスペイン語でも文学作品が読めることを目標に日々学習に励んでください^^)

数少ない、貴重な ”日本語で読めるスペインの文豪の最高傑作”^^を紹介させていただきますね。

■ ミゲル デ セルバンテス

おそらく誰もが一度は耳にしたことがある世界文学の中でも最高傑作といわれる”ドン キホーテ デ ラマンチャ”の作者。世界的に名声を得たスペイン語圏最初の文学者でありシェークスピアとも並ぶ文豪とされています(シェークスピアも、ドンキホーテを読んでいたとされています。)マドリッドの近郊、アルカラ デ エレーナスの生まれ、彼が息を引き取ったとされるマドリッドの家の通りは彼の名前から”セルバンテス通り”と名づけられています。

↓いつかはスペイン語でも読んでみたい名作。

■ カルロス ルイス サフォン
バルセロナ出身の小説家。代表作であるバルセロナを舞台にしたミステリー小説”風の影”は 17言語、37カ国で翻訳全世界で500万部のベストセラーとなりました。

■ フェデリコ・ガルシア・ロルカ
グラナダ出身の詩人、劇作家。画家サルバドール・ダリや映画監督ルイス・ブニュエルなどと親交があったとされダリには詩集をささげています。代表作は『ジプシー歌集』。日本では1930年に彼の詩集が翻訳され、劇作品の多く紹介されて日本国内で高い評価を得ています。

■ カミーロ・ホセ・セラ
ガリシア地方コルーニャ出身のノーベル賞文学賞受賞作家。スペイン王立アカデミーの会員でもあり、彼の作品は国内外で多くの章を得ています。「パスクアル・ドゥアルテの家族」「二人の死者のためのマズルカ」でノーベル文学賞を受賞。また関西外国語大学より名誉博士号も貸与されました。

■ アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
カルタヘナ出身の作家であり。1994年に小説家に転身するまで一貫して戦場特派員として取材を続けていたジャーナリスト。
彼の作品「ナインスゲート」 「アラトリステ」 「フランドルの呪画」は世界的なベストセラーになりました。
作品の中には映画化されたものも多く『ナインスゲート』や『ジブラルタルの女王』日本でも上映されました。

↓代表作『ジブラルタルの女王』は伝説の女麻薬王テレサ・メンドーサを描いた物語

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ガイドブックには載っていないフォトジェニックなアンダルシアの小さな村たち

スペイン南部、日本からの旅行の場合は若干交通の不便さから、ツアーなどでははずされてしまうことも多いようですが(日程のツアーだとセビリアは訪れることもあるようですね。)
スペインの典型的な風景”白い村”はアンダルシアのものです。セビリアやマラガといった大都市もさながら、アンダルシアの魅力は”名もない小さな村”にありといっても過言ではないかも知れません。
まだまだガイドブックでとりあげられることは少ないですが、アンダルシアに足を運ぶ機会があれば訪れてみたい”アンダルシアの小さな村”をピックアップしてみました。

■ カサレス、マラガ(Casares/Malaga)
レンガ造りの屋根と白い壁のコントラストが美しい、アンダルシアの中でも”最もフォトジェニック”な村の一つ。

■ セテニル デ ボデガス、カディス(Setenil de Bodegas/Cádiz)
美しい白い村の一部は、自然に出っ張った岩の一部を利用して作られているというスペインの中でも珍しい作りの家です。この岩を利用した作りによって最高気温が42度まで上がる夏の間も涼しく過ごせるのだそうです。

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■ la iruela Jaen
中世に作られたお城が美しい状態で残っている小さな村です。

■ ロンダ、マラガ(Ronda/Malaga)
スペイン人にとって人気のリゾート地の一つ。食べ物がおいしいことでも有名です。

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■ モハカー,アルメリア(Mojacar/Almeria)
海に囲まれた真っ白い村、スペインの中でももっとも美しい村として知られています。

■ リオ ティント、ウエルバ( Rio tinto/Huelva)
”赤い川”の名前の通り、岩石の成分が川の色を赤くしているそうで、その特異性はNASAの調査対象にもなったことがあるそうです。

■ Juzcar Malaga
映画”スマ‐フ”の撮影のために、村全体を青く塗り替え、撮影終了後も青のままの状態にすることにしたそう。別名”スマ‐フ村”。鮮やかな青が潔く美しい風景です。

Pitufolandia!

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セマナ・サンタの期間限定スペインスイ-ツ&料理

キリスト教徒にとってクリスマスと同じくらい重要な意味を持つ”復活祭”(スペイン語でSemana Santa)
カルナバル終了後からセマナサンタまでは肉料理やスイーツは食べることを禁じられてきたため(かつては^^;ですね・・・)
Semana Santaを祝うために各地方で、”期間限定”料理が登場します。
(一部のスイーツやお料理は現在ではSemana Santaを過ぎてもたべることができるものもありますが、Semana Santaに由来するものです)

■ Mona de Pascua
バルセロナのあるカタルーニャ地方とバレンシア地方での典型的な復活祭のためのケーキです。子供たちへの贈り物とする伝統があります。
カラフルにトッピングされたケーキはいろいろな種類のものがあり、卵やウサギといった典型的な復活祭のモチーフのものからバルサの選手をかたどったモチーフなど、この時期ケーキ屋さんのウインドーを賑やかに飾ります。

■ Flores de Semana Santa
別名”Flores de Manchegas”カスティーリャ・ラ・マンチャ地方のセマナ・サンタのお菓子です。
お花の形をしたかわいらしいドーナツのようなお菓子です。

■ Potaje de Vigilia.
聖金曜に食されるのが一般的なシチューで、タラ、ひよこ豆、ホウレンソウ、にんにくでできています。

■ Pestiños
アンダルシア地方の典型的なお菓子でごまの入った生地をオリーブオイルで揚げ、はちみつや砂糖で味つけしたスナックです。

■ Hornazo
サラマンカ地方とアビラ地方のセマナサンタのためのお料理です。豚肉、チョリソ、ゆで卵の入ったミートパイで、デザートバージョンは
アーモンドトお砂糖、カスタードが入ったものです。

■ Bartolillos

マドリッド地方のセマナサンタのお菓子です。カスタードの詰まったパイを油で揚げたものです。

■ Sopa de Ajo
セマナ サンタの期間中に食される、鶏肉の出汁をベースにし卵とシェリーで味付けをした典型的なスープです。

#sopasdeajo #sopadeajo #cooker8en1

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■ Torrijas
17世紀からセマナサンタの伝統として食されているTorrijas.ミルクと卵を厚めのパンに浸しオリーブオイルでフライしたものです。
(フレンチトーストの濃い版?!)はちみつかお砂糖をまぶして食べます。

それぞれの地方によってセマナサンタの期間限定料理が異なるようで、スペインに10年以上滞在しながらまだお目にかかったことのない
お料理やスイーツもありました。
しかし  の断食(かつては)の後の食べ物だけあって、普段からさらに”濃ゆさ”に磨きがかかった一品ばかりです^^:
昨今では”期間限定”ではなくなっているお料理もあるもののほとんどのものが”ご当地限定”なので、訪れることがある場合は
ぜひトライしてみてくださいね!

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これであなたも”スペイン人”?!スペインの食習慣に関するトリビア

ヨーロッパの中でも、かなり独特だとされる”スペインの食習慣”(特に食事の時間帯の遅さは、他のヨーロッパの国からスペインへ旅行にやってくる人にとっても不便なそうです。)
長い昼食の時間や、一日の食事が5回は”スペイン通”ならご存知かとは思いますが、その他にも
こんな”食に対するこだわり?”が・・・

1.昼の12時と夕方の6時半はおやつの時間
”スペイン人は一日5回食事をする”というのは都市伝説ではなく事実です(笑)
朝食(仕事に行く前)昼食前の軽食、昼食、おやつ(仕事が終わった直後)そして夕食。
日本での一般的な”昼食”の時間にあたる12時はちょうど昼食前の軽食の時間(11時から12時の間が多いです。)
また夕食の時間にあたる夕方の6時半から7時ごろは仕事や学校がおわってほっと一息ついておやつを食べている時間帯です。

2.軽すぎる朝ごはん(クッキーと牛乳)
一日5回食事をすることとも関連しているのですが、典型的なスペイン人の朝ごはんはかなり軽めです。
仕事の前に家やカフェテリアでクッキーや菓子パンとコーヒーで軽くすませる場合がほとんどです。(それゆえ、スーパーにはシンプルなクッキーの種類が充実しています(笑)。

3.”冷えたサンドイッチ”は”冷えたご飯”のようなもの
平日でも朝食をゆっくり取ることを好むスペイン人(会社でも最低でも昼の休憩時間は最低1時間30分はあるところがほとんどです。)
彼らにとって、”サンドイッチを温める時間もない”ほど、あわただしく冷えたサンドイッチをたべなければならないようなシチュエーションはなんとも言えず悲しい気分にさせられるそうです。日本人にとっての”冷やご飯”を食べる時のような気分に似ているかも知れません。

4.”野菜サンド”はベジタリアンのためのサンドイッチではない
スペインでどうしても理解できないことのうちの一つ・・”Bocadillo Vegetal(野菜サンドイッチ)”として売られているものに必ず、ツナやハムが入っていることです…。彼らにとっての”野菜サンドイッチ”はあくまで”野菜が入っているサンドイッチ”であって”野菜だけのサンドイッチ”ではないようです。ベジタリアンの方は要注意です。

5.”ランチの約束”をしたときは午後に他の予定を入れない
とくに週末ランチの約束をしたら午後に予定を入れないほうが無難です。日が暮れるまでえんえんと続く(時によっては夜になるまで)のがスペインの典型的な“週末のランチ”です。

6.”Tortilla de patata”にはランクがある
地方によってかなりバリエーションのあるスペイン料理ですが、どの地方のバルにいってもお目にかかることのできるスペインの”国民的料理”Tortilla de Patatas. それぞれのスペイン人がひそかにランク付けを行っていて、”最高級”の”Tortilla de Patatasはやはり”自分のお母さんが作ったもの”だそうです。スペイン人にとっての”Tortilla de Patatasは日本人にとってのお味噌汁のようなものなのかもしれません。

7.ランチの時のアルコールは”習慣”のうち
どのレストランでも昼の時間にお目にかかる”Menu del dia”(本日の定食)。
ドリンクは”水、ワイン、ソフトドリンク、ビール”のうちから選ぶことがほとんどで平日でも多くの人が
躊躇なくワインやビールを頼んでいます。
ワインを頼むとボトルで出てくることも…。
スペインのランチでは”水とワイン”は同じ扱いを受けている模様です。

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スペインに来たら恐れず挑戦!?”ご当地”スイーツ

日本で一番有名なスペインのスイーツといえばおそらく。
濃厚なチョコレートに、油で揚げたチュロというドーナツの細いようなお菓子を浸して食べる”チョコラテコンチュロス”。
マドリッド地方などでは典型的な朝ごはんとして食されているようで、
朝からこんな甘くて濃いものを食べてしまうスペイン人、その甘党ぶりが半端ないことは理解にかたくないですが、

スペインのご当地スイーツ、チョコラテコンチュロもに負けず劣らずの”濃さ”。です日本ではありえないこの味ぜひスペインにいらしたときはチャレンジしてみていただきたいです。(まさに”味わう”ではなく”挑戦”といった感じです・・^^:)

まずは春の季節限定のこの2品

Torrijas

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”スペイン版フレンチトースト”?硬くなったパンを牛乳かワインに浸しておきとき卵を通して揚げたお菓子です。砂糖とシナモン、はちみつをまぶして食べるのが一般的です。
カルナバルから、復活祭(Semana Santa)の間にあたる”Cuaresma”(復活祭に備えて心身を浄化する時期)の期間の食べ物とされています・・が、浄化どころが、消化もなかなか大変そうな濃いお菓子…です^^:

Pestiños

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アンダルシア地方で復活祭(Semana Santa)の時期に食される伝統的ななお菓子です。
”小麦を油で揚げる”揚げがしはプリンと並んでスペインの国民的スイーツなようで、このPestiñosもその一つ。
小麦、アニス、白ワインを混ぜたベースを油で揚げたドーナツのアレンジ(?)に砂糖をいっぱいまぶしたお菓子です。

そしてスペインの国民的デザートたち?!

Flan

スペインの国民的デザート(笑)Flan(プリン)。タパスではないのにほとんどのバルにも必ず手作りFlanが常備されています。
卵と牛乳、レモン、キャラメル材料は日本のプリンと同じで、バルやレストランで食べると手作りなので素朴な感じでおいしいのですがその甘さは容赦ないです。
また国民的デザートだけあってスーパーにいくと、カフェ、チーズ、コンデンスミルクを使ったプリン(もっと甘いのが好きな人がいるのですね・・・^^:)などいろいろな種類のものを見かけます。

Tarta de la Abulera

直訳すると”おばあちゃんのケーキ”。典型的なスペインの”誕生日ケーキ”で、生クリームとチョコレートが何重にも重なったケーキです。クキーでできたスポンジはミルクあるいはワインに浸されているのでしっとり。(個人的には、チョコレートの味も感じられないほど甘いものが多いので苦手なケーキだったりします。)

Crema catalana

日本人の私からするとカスタードをそのまま食べているようにしか思えないお菓子なのですが(それもおそらく日本のカスタードの軽く2倍のお砂糖は入っていると思います。味が微妙に違うので)。もともとは18世紀にシスターたちがプリンを作ろうとして失敗したことから生まれたデザートだそうです。通常少しシナモンの風味が利いていて、プリントはことなりカラメルソースの代わりにお砂糖の焦げたものが表面に乗せられています。

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バルサの奇跡、現地の反応は?

3月8日に行われた8日UEFAチャンピオンズリーグ、トーナメント一回戦ではパリ・サンジェルマンに0-4と差をつけられていたものの、
第2回戦で最後の7分で3ゴール獲得の奇跡”を起こし、6-1と逆転勝利を勝ち取り”準々決勝に進んだバルサ。

翌日、この歴史的大逆転は”伝説の試合”としてスペインの主要スポーツ誌の表紙を占領しました。

各誌の称賛の言葉はこんな風です。(なお訳に関しては、わかりやすい日本語になるよう、一部意訳しました。)

-MARCA(マルカ)
Seis goles seis para la historia!
Apoteosico
Remontada epica de un desatado barcelona que necesitaba tres goles en minuto 87.
Un tanto de Sergi Roberto en el 95 abro el milagro. EL PSG de Emery al que arbitro perjudicio gravemente,
renuncio a jugar y lo pago.

6回のゴール、歴史に残る6
華麗(なる勝利)
87分の時点で3ゴールが必要だった勢いの止まらないバルセロナの歴史的な巻き返し。
95分でのセルジ ロベルトの一撃が奇跡のきっかけを作った。審判員が厳しく判定を下したPSGのエメリーがプレーすることをやめ、見返りを受けた。

-Sport(スポルト)
SOIS LEYENDA
El Barca se mete en cuarto de la champions con una remontada que entra en la historia del futbol

君たちは伝説だ
サッカーの歴史に残る巻き返しでバルサはチャンピオンへと近づいた。

-Mundo deportivo(ムンド・デポルティーボ)
HEROES
Una remontada historica con epico desenlace en un Camp Nou magico mete al Barca en cuartos de final de la Champions.Tras una gran inicio, Cavani enfrio el animo hasta que Neymar y Sergi Roberto hicieron lo imposible: 3 goles en 8 Minutos.

ヒ‐ローたち

魔法に満ちたカンプノウでの世紀のファイナルによる歴史的な巻き返しはバルサを準々決勝へと進ませた。
勢いづいた開始から、カバーにはやる気を失い、ネイマールとセルジロベルトは不可能を成し遂げた。:8分間で3ゴール

-as(アス)
Remontada con Reparos
El PSG y El Arbitro fueron abrasados por el miedo escenico
Sergi Roberto Culmino la proeza en el minuto 94

修理による巻き返し
PSGと審判員は場の雰囲気に恐れを抱き、
セルジ ロベルトは94分で偉業を成し遂げた

‐La vanguardia (こちらはバルセロナを拠点とする一般紙です)
Un Barca epico hace historia en la champions
Neymar lidera la impresionante remontada azulgrana
ante el PSG en una noche magica

世紀のバルサがチャンピオンズリーグで歴史を刻んだ
魔法のかかった夜、ネイマールがPSGを前にAzulgrana(バルサの愛称カタラン語で”青とえんじ色、バルサのユニホームの色です。)
を衝撃的な巻き返しに導いた。

スポーツ紙のコピーなので、若干単語選びは独特ではありますが、わからない単語はすかさずチェックしてぜひボキャブラリー増強にも役立ててください^_-☆

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”火祭り”以外にも魅力満載、バレンシアを訪れたらこれはおさえるべし!

バレンシアといえばすかさず、思い浮かべるのは”パエリア”(は私だけでしょうか・・パエリアはバレンシア地方発祥のお料理です。)
スペインでは、バルセロナやマドリッドほど観光地としては知られていませんが、実は”未発掘”な魅力がいっぱい!?

とくに”グルメ”で知られているバレンシア。バレンシアを訪れた際の”マスト”は

■ 海岸でフィデウア(fideuà )を食べる。
パエリアと調理法が似ている、短いパスタと魚介類を用いた”フィデウア”はバレンシアの海岸地方、”Gandia”という街から発祥した料理です。もちろんバルセロナのレストランでも食べることはできますが、やはり大元にはかなわず…。
バレンシアの海岸沿いで食べるフィデウアは格別です。

■ 世界一の”ブリキの兵隊”のコレクションがある Museo Liberを訪れる
15世紀のゴシック様式の建物の中におさめられた世界最大のブリキの兵隊のコレクション。懐かしくノスタルジックな気分にしばし浸れます。大人も子供も楽しめる博物館です。

■ ”ガリバーの像”を訪れる
長さ67メートル、高さ9メートルの”ガリバーの像”はボストンデザイン美術館から子供の遊び場のデザインとして”最優秀賞”を受けた作品でもあります。約25年間の間子供も大人も楽しめる場所としてバレンシアの人たちに親しまれています。

■ オルチャータを飲む
すっかりスペインの夏の風物詩となっている”オルチャータ’ですが、発祥地はバレンシア。
バレンシアのオルチャータを味わうと、他の場所で飲むオルチャータが物足りなく感じてしまうはず。

■ Ciudad de Artes y las ciencias(芸術科学都市)を訪れる。
ヨーロッパ最大級の劇場やプラネタリウム、IMAXシアター、彫刻庭園、水族館、科学博物館を備えた複合施設。
近未来的な建築はまるで未来にタイプスリップしたような気分にさせてくれます。

■ アルブフェーラ自然公園を訪れる

アラビア語で小さな海を意味するal-buhayraから名づけられた地中海に面した塩水の潟を中心とするアルブフェーラ自然公園。多種多様な渡り鳥の中継地となっており、おおくの渡り鳥が飛び交う夕暮れの風景がとても美しい場所です。

■ そしてバレンシアに来たら絶対わすれてはいけないのは・・・”パエリアを食べる”!
スペイン料理を代表する”パエリア”の発祥地がバレンシアです。本来のパエリアは”Paella Valenciana”と呼ばれ主な材料は、お米鶏肉、ウサギ、カタツムリといんげん豆です。パエリアの発祥地であるアルブフェーラには、広大な水田が広がっています。

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世界遺産指定”バレンシアの火祭り”とはどんなお祭り?

セビリアのフェリアデアブリル、パンプローナのサンフェルミン(牛追い祭り)と並んでスペインの3大祭りであるバレンシアの火祭り(Fallas)。2016年にはユネスコに無形文化遺産として世界遺産認定を受けました。

もともとは大工の守護神である”サンホセ”を祝うためのお祭りで、余った材木や古くなった工具を春になる前に火で燃やすことによって
処分し浄化する”Hoguera”という儀式に由来するといわれています。また冬が終わり日が長くなるために必要のなくなった冬の間に使っていた蝋燭立てを燃やし春の訪れを祝うという意味も込められているそうです。

毎年実質的には2月の末から開始し、3月の19日にお祭りの”大トリ”であるLa Noche de la Cremà(バレンシア語で”La Nit de la Cremà”)、人形を燃やしバレンシアの街が火に包まれて終わりを告げます。
”火祭り”としては木製の巨大な人形(Ninot)が飾り付けられる3月15日から19日がメインになりますが、2月の末から
以下のようなイベントが始まりお祭りを徐々に盛り上げていきます。

La Crida(スペイン語ではPregon)
2月の最後の日曜に行われる”Las fallas”開始の儀式です。バレンシア市長から”火祭り実行委員会の委員長に鍵の授与が行われ火祭りの始まりが正式に告知されます。

L’exposicio del Ninot (La exposición del Ninot)
年ごとに”最終賞”を獲得し燃やされることを逃れた約800体のNinot(スペイン語でMunecos)の展示が行われます。

Cabalgata del Ninot
開催式から一週間後にはNinotを乗せた車のパレードが行われます。バレンシアの市街でのパレードが行われた後、
審査委員によってNinot達の審査が行われます。

La mascletà
3月1日より19日までの期間毎日14日にバレンシア市庁前の広場にて爆竹が打ち上げられます。

La Plantà
3月14日から15日にかけて、バレンシアの市街にNinotの設置が行われます。この作業は”La planta(あるいはgenérico de fallas)
と呼ばれています。

La recogida de premios
審査員によって選ばれたNinotへの授賞式が行われます。また賞を受賞したNinotは閲覧した人が分かるようにそれぞれのNinotに受賞の意図を伝える目印が掲げられます。

L’Ofrena (La Ofrenda)
バレンシア州の守護聖人である”Virgen de Desamparados”にそれぞれのNinotの制作グループがお供え物を行う行事で17日から18日にかけて行われます。
それぞれのグループが花で作られたマントをDesamparadoの像にかけるような形で供えられます。

Castells de focs artificials
15日の夜から19日に夜中の12時から1時30分までの間はバレンシア市庁舎の前で毎晩盛大な花火大会が行われます。
期間中最も有名なのが18日から19日のかけて行われる “La Nit del Foc” (Noche del Fuego)で20分間の間に2000キロ近い花火が打ち上げられるそうです。

La Cabalgata del Fuego
Ninotを燃やす日の到着を告げるパレードです。19日の夕方7時よりバレンシアの旧市街にて大規模な花火のパレード(Corre foc)が行われます。

La Nit de la Cremà (La Noche de la Cremà)
火祭りの最後を飾る”大トリ”のイベント。3月19日の夜バレンシアの通りに飾られた火祭りの飾りが燃やされます。
まずは盛大な花火大会から始まり、火祭り実行委員会の委員長によって点火が行われます。22時に開始され、まずは最優秀賞以外の子供たちによって作られたNinot,続いて大きなNinot夜中の12時過ぎにはそれぞれのカテゴリーで賞を獲得したNinotが燃やされ、最後バレンシア支庁前の広場にかざられている銅像が燃やされ儀式が終了します。

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