自己流で楽しく”スペイン語基礎力”を鍛える方法

レッスンの相談の相談の際によく目にする”スペイン語の基礎固めをしたい”とのリクエスト。
”どれくらい勉強すればスペイン語を話せるようになりますか?”の質問と同じくらいに回答に悩みます。

■”基礎”っていったいどんなレベル?

一言で”スペイン語の基礎”といっても、日常会話ができるようになるための基礎と簡単な旅行会話ができるようになるための基礎では違ってきます。
また”これだけやったら話せる”という意味での基礎は個人個人によってかなり変わってきます。
A1の教科書だけ終えてすぐに会話のクラスに切り替える方もいらっしゃれば(”スペイン語を話す”という目的を達成するためには一番早いやり方です)
C2レベルの教科書に最後までしっかりと取り組まれる慎重派の方もいらっしゃいます。またこれまでの語学学習の経験によって変わってくるかと思います。
ちなみにスペイン語以前にほかの語学を学習なさってある程度のレベルまで達している場合、自分がどの程度までテキストを使って勉強すれば話せるようになるのか”自分にとっての基礎”を感覚的にわかっていらっしゃる場合が多いです。
また個人個人によって”頭に入りやすいこと”と”何度やっても理解できないこと”も違ってきます。

■ 既存のテキストが少し苦手な方にお勧めの学習法
もちろん全くスペイン語のことを知らないと、会話をすることはできないのですが、最低限A1レベルのテキストを終えた後
”生きたスペイン語に接する”ことによって日本語とのルールの違いを自分で発見し、”スペイン語のル―ル”を自分なりに確認する自発的な方法は語学習得においては効果的です。
既成のテキストではなく自分の興味を持った分野の新聞記事や雑誌など、辞書と文法書を片手に”スペイン語で気に入った記事を読み解く”、興味がある分野なので
頭に入りやすいですし、自分の手と頭を使って調べた調べことは、既成のテキストに書かれていることを読み流すよりずっと頭に入りやすい、という感覚は経験なさった方も多いかと思います。

↓わからなかったら文法書で調べる、というやり方のほうが頭に入りやすい場合も。

■ ”達成感”はスペイン語学習継続のカギ

自分の興味を持った分野や好きなことに関する記事を教材にするので、最初は単語の種類も偏ってくるかもしれませんし、
文法のルールも、既成のテキストで決められたとおりには身につかないかとは思います。
でもそれで十分です。”自分の興味のある分野の記事を文法も含めて完全にスラスラ読めるようになった”
あるいは”気に入っている作家のインタビューを完全に理解でき、その中にでてくるフレーズも使えようになった”など
”できた”という達成感は自信とモチベーションになります。
語学の習得ははっきり言って困難です。
また習得の時間に若干の個人差はあるとはいえ”続けること”なくしてスペイン語でコミュニケーションができるようにはなりません。

規定のテキストはもちろんスペイン語教育の専門家によってスペイン語を効率的に学べるように作成されたものです。
ただ、得手不得手は学習者それぞれによって異なりますし、必ずしもテキストの順に従って勉強する必要はないのです。
既定のテキストを使うにしても、自分なりの教材を使うにしても、まずは”やり易いこと”から取り掛かり、だんだんとできる範囲を広げていけばいいのです。
小さな子供が、外国語を習得していく過程と少し共通する点があるやり方といえるかもしれません。
でも残念ながらある程度の年齢になると”自主的”に手、口、耳、そして頭を動かしアウトプットをしないと外国語を身につけることは不可能。

だからせめて、興味のある教材を使い自分なりの順序で少しづつ苦手なことではなく”楽にできることから”、基礎固め。
”スペイン語でできること”を増やして”小さな達成”をたくさん重ねていってください^^

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スペイン語習得を邪魔するのは実は”文法”だった?!

スペイン語の習得をめざすうえで、文法をマスターすることは避けて通れない道ではありますが、
最初から文法にこだわりすぎると逆につまずいてスペイン語を勉強するのが嫌になってしまいかねません。
(個人的にはスペイン語習得には”文法そのもの”を学習することは必要ないと思っているくらいです)

スペイン語を嫌いにならないために、文法を学ぶときに以下の点にはくれぐれも注意してください…。

■ 理解できないと前に進めない癖がついてしまう。
文法を中心に学習していくと、どうしても”ここの規則はなぜこうなっているんだろう”、とか”この場合はなぜこういう順番になるんだろう”とどうしても規則にとらわれがちになってしまいます。そして理解できないと前に進めなくなりドツボにはまってしまいます…。義務教育だった英語は、テストで文法を間違えると点数をあげられなかったりもしましたが、実際のコミュニケーションにおいては減点はないですし、”使ってなんぼ”逆に間違いは多くても使えば使うほど上達していくのです。実際のコミュニケーションには必ずしも”正しい文法”は求められていないです。またスペイン語は日本語とは全く違うルールなので、日本語をベースにするとどうしても説明ができないこともある、ということを前提に進めるほうが学習のスピードはアップします。

■ 覚えることにフォーカスしすぎてしまう。
たとえばスペイン語でもっとも複雑とされている動詞の活用。活用の基本形をいったん頭にいれておくことは、実際口に出す前に必要ですが(全く知らないと会話をまず組み立てられないので)でも動詞の活用を完璧に覚えたところで、実際に使えるかというとそうではないことは、スペイン語をある程度学習なさった方であれば経験済みかと思います。文法の試験で満点をとれても、必ずしも流ちょうにコミュニケーションができるとは限らないのです。文法の暗記はほどほどに、間違ってもいいからうろ覚えでどんどん実践していくほうが、上達のスピードは速いです。

■ 文法書が堅苦しすぎて言葉そのものに興味をうしなってしまいかねない。
スペイン語をゼロから始めるのでまずは文法の基本的なルールを勉強しないと、と思い文法書からスペイン語学習を始められる方もいらっしゃるとは思いますが(特に独学の場合)
残念ながら、巷で”文法書”と呼ばれるものは感じだらけの文法用語でちりばめられていて、気合を入れて読まないと理解できないようなものが多いのが現実だったりします。
”スペイン語をやる!”と決めた当初は気合?モチベーションで難解な文法書にも取り組めるかもしれませんが、そのとっつきにくさゆえにスペイン語への興味そのものを失ってしまうことにもなりかねないので、特にスペイン語を始めたばかりのころは文法書以外の学習教材を使って学習することをお勧めします。

■ 実際話すために役に立たない知識が結構ある
直接法点過去形、接続法現在形、等位接続詞…とその言葉だけでも???と混乱してしまいそうな文法用語、まずこの用語自体の名前を憶えてもスペイン語の上達にはなんの役にも立ちません。また英語に関してもそうですが、日本人が発音できるようにと辞書などに記載されている発音記号…も、発音記号そのものが難解で(苦笑)解読するよりも、スペイン語ネイティブの発音を何度も聞いて真似をするほうが、発音の練習としては数倍効果があります。これらの知識は全くなくてもスペイン語は話せるようになります。

聞く、読む、書く、話す、の実践を繰り返しながら、わからないことにあたったら文法書に頼る、で少し”文法とは距離を置いた付き合い方”をするのが”スペイン語の上達”においては最も効率のよいやり方かと思います。(ただ文法書を読むのが好きな方はそのままつづけていただければ^^)
スペイン語を身に着けたい!と思ったら、文法書を開く前に、まずは全く分からなくてもたくさんスペイン語にふれて、スペイン語に興味を持つことからはじめてみてください^^

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スペイン語を学ぶため4つの心得

これまで何度か記事で紹介させていただきましたが、スペイン語は私たち日本人にとって比較的習得しやすい言語です。
(個人的に、いろいろな言葉の習得を試みましたが、短期間で一番手ごたえがあったのがスペイン語、ゆえに続けられたと思います。)

英語はできなくてもスペイン語はきっとできる5つの理由

ただあくまでも”ほかの外国語と比較すると”習得しやすい、ということで、”スペイン語は簡単に習得できる”ということではないです。
スペイン語に限らず、どの言語でも習得するためにはほそーくながーく、気の遠くなるくらい長い期間こつこつと学習を続けていくことが求められます。

なんだか簡単に話せそうなのでスペイン語を学び始めてみたけれど…こんなはずじゃなかったのに…と後悔しないために
スペイン語を学ぶときめたら、以下の4つを心にとめつつ取り組んでみてください。

1.習得に時間がかかると心得る

スペイン語を習得するのにかかるのはXXX時間

でも少しふれましたが、日本人が”スペイン語があるていど流ちょうに話せるようになる”のにかかる時間は約720時間。
なんとか毎日1時間づつ学習時間を費やしたとして約2年。(ちなみに留学中宇3か月間毎日8時間スペイン語を勉強し、”なんとなく”話せるようになりました)
よほど”時間をもてあましてスペイン語の学習に好きなだけ時間をかけられる”という状況でない以外、話せるようになるのには時間を要します。
”3か月でペラペラ”ときれいごとを謡う学習教材もありますが、まず疑ってかかったほうがいいでしょう…(試してみたい方はもちろん止めませんが…)

2.スペイン語を好きになると心得る

学習を続けないことにはスペイン語を身に着けることはできません。そしていやいややっていることを続けるのはよほど意志が強いか、仕事でどうしても必要という場合でない限りむずかしいといえます。スペイン語の学習を始める大前提として”スペイン語が好きである”ことは、結果的に習得できるか否かを左右するといっても過言ではないです。
”ただ簡単そうだから”という理由だけでスペイン語を始めようと思っているのであれば、時間とお金の無駄になるので最初からやらないことをお勧めします。

3.アウトプットの仕方を心得る

スペイン語に限らず、言語特に母国語以外の言語は”体験を通じて身に着ける”と効率が良いです。一番の例が実際に”話して”使ってみることですが、それ以外にもレッスンやテキストで覚えた新しい単語を、新聞や読書の際に見かけたらマーカーなどでどんどん線を引いてみる。スペイン語を聞いている際に知っている単語がでてくるか意識して聞いてみる、などによって学習したことを”体験”し自分のものにすることができます。

4.覚えるべきは文法より単語
1.”単語はたくさん覚えているけれど文法はまだあまりマスターできていない”
2.”文法はしっかりマスターしたけれどボキャブラリーは少ない”

1と2の場合だと1のほうが会話が成立しやすいです。ボキャブラリーがあればなんとなくいいたいことは言えてしまうのです。
とくに独学の際はできるだけたくさんのスペイン語にふれ、ボキャブラリーを増やすことに重点を置いてみてください

5 独学は必須と心得る

はっきりいって”レッスンを受けていればスペイン語を話せるようになる”わけではありません。個人レッスンを毎日数時間受けている…という特別な場合は別ですが、特にグループレッスンは、モチベーションの維持という点ではよいかもしれませんが、レッスン時間の約半分はクラスメートの発表にみみを傾けていたり・・ということにもなりかねないので、レッスン外での”独学”がスペイン語習得には必須となります。

6.使えるツールは使い倒すと心得る
無料のスペイン語アプリや、リスニングのためのポッドキャスト、スペインのテレビ番組が見られるビデオチャンネルなど、”スペイン語習得”に役立つツールは巷に溢れています。
いろいろためしてみて、学習効率を上げてくれるものであればどんどん取り入れていきましょう。また文法などはもちろんレッスンで講師に質問するもの大いに結構ですが、文法書をひらけばすぐに解決する場合もあります。(というかその場合がほとんどです)、説明が丁寧な文法書は一冊、”つまづいたとき用”にもっておくと、学習をスムーズにしてくれることは間違いなしです。

文法で躓いたときに頼りになる一冊

NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで


7.覚えたことはすぐ忘れると心得る

”単語がなかなか覚えられない…”はスペイン語学習者には共通の悩み?でもあります。が、”覚えてもすぐ忘れる”は基本です。なんども繰り返しテキストで見かけたりリスニング教材で耳にしたり・・そして最終的にはちゃんと覚えてないけれど思い切って使ってみたりすることで、”自分のボキャブラリー”として確率することができます。
何度かノートにかいてみたけれどすぐ忘れてしまった…自分は暗記力がない、と悲観せず。それは当然のことなので”覚えて忘れる”の繰り替えしをどんどんやっていきましょう!

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使える、”スペイン語ハック”テクニック

スペイン語に限らず、語学の習得はまず”インプット”に基づいた”アウトプット”を繰り返し行っていく過程です。
”インプット”、たくさんスペイン語を聞いてリスニング力を鍛えたり、本や新聞、インターネットなどでスペイン語を読んで単語を身に着けていったり、
スペイン語レッスンや独学で文法を学んだり…の段階をまずクリアして”アウトプット”するための基礎ができあがります。
ただ残念ながら、この”インプット”の段階で躓いてしまってスペイン語をあきらめる方が多いです。
逆に言えば、この”スペイン語の知識をひたすらため込む”インプットの段階を上手にクリアする方法を自分なりに確立できれば、スペイン語はほぼ習得できたも同然です。

スペイン語習得のスピードもアップも期待できる”楽しみながら続けられるインプット”のテクニックとは…

1. 自分の身近に感じられる興味を持てる教材を選ぶ
ポッドキャストやYOUTUBEチャンネル、インターネット経由のテレビ番組…昨今インターネットのおかげで本当にスペイン語の素材を手に入れることが簡単になりました。なので比較的簡単に自分の好きなテーマのインプット素材もみつけることができるはずです。まずどのレベルにおいてもスペイン語の音になれることはとても重要です。最初は内容がわからなくても全く問題ないです。学習が進むにつれて余裕があればスクリプトを同時に見ることができる教材を使うとより効果的ですが、とにかく最初はたくさん身近な分野や興味のある分野のスペイン語を聞いてください。

2、すでに日本語で理解していることをスペイン語で繰り返しやってみる
すでに学んで身についていることであれば言語が変わっても理解できます。知識として身についているので単語も頭に入ってきやすいです。
たとえば、すでに日本語で読んだ新聞記事のスペイン語訳を読んでみる、すでに内容は頭に入っているのでその分、単語や文法、フレーズの使い方に重点を置いて読むことができます。


3. 隙間時間の徹底活用、趣味をスペイン語でやってみる

通勤時間や、休憩時間など隙間時間も合わせれば結構な時間になるので活用しない手はないです。スマホでアプリやポッドキャストにアクセスしたりしつつ、疲れない程度に(笑)スペイン語と接してみてください。個人的にはスペイン語の音楽がおすすめです。アップテンポで聞いていると元気になるような曲も多いです。
また趣味に費やす時間も余力があれば、スペイン語に置き換えながら、あくまで楽しみながらやってみるとボキャブラリーが増えること間違いなしです。

”むずかしいことはとりあえず後回し”、インプットしなければならないことは五万とありますので(笑)まずは自分の楽しめるあるいは自分にとってマスターしやすいと感じられるトピックに関するインプットを行って、それらに関する単語やフレーズがアウトプットでも使えるようになってから、苦手だなと思う分野に取り組むやり方で十分です。

まずは”楽しいことからやる”、スペイン語習得までの長ーい道のり、途中でギブアップしないための心得でもあります^^

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スペイン語のリスニングスキルを上げるコツ

スペイン語の”読む・書く・聞く・話す”のスキルの中でも最も練習しやすいのがリスニングスキル。
”スペイン語をただ聞いているだけ”でも、リスニングスキルアップには役立っています。

一方で、より早く、効率よくリスニングスキルを上げる方法ももちろん存在します。
スペイン語を聞く練習はしているものの、なかなか話の内容が理解できるようにならない、と感じ始めたら
普段のリスニング練習の時に以下をプラスしてみてください。

1, スクリプトのある教材を使ったリスニング。
ただ聞くだけでなく、聞いている音源のスクリプトを見ながらリスニングをすればわからない単語やフレーズに出会ったときに意味を確認することができます。
リスニングの練習だけでなく、ボキャブラリーを増やすことができるのでお勧めです。

2.気に入った音源を繰り返し聞く

トピックや話し方が気に入った音源であれば一度だけでなく繰り返し聞くようにしてみましょう。
繰り返し聞くことによって音源の内容がさらに理解できるようになりますし、また気に入った話し方であれば覚えられるくらいまで繰り返し聞くと発音やイントネーションなどの参考にもなります。

3.自分の興味のある分野の少し長めの教材を聞いてみる
それぞれの受講生の方に興味がもてる分野(理解がしやすい分野)があると思います。
そのような分野に関しては少し長めのリスニング教材を聞くことにチャンレンジしてみましょう。
長さになれることによって、ほかの分野のリスニングスキルアップにも貢献してくれます。

4.”フォーカスポイント”を意識して聞いてみる
教材の中に新しい単語やフレーズを見つけたら、2回目に聞くときは特にその単語やフレーズを意識しながら聞いてみることによって
それらの単語やフレーズが頭に残ります。

5.自分なりの”リスニングポイントノート”で会話の上達にも貢献
中級レベルになってある程度会話ができるようになったら、会話の練習の際に講師に”間違えやすいポイント”あ躓きやすいフレーズのチェックをお願いし
自分なりにノートにまとめてみます。リスニングの際にそれらのポイントやフレーズが実際どのように使われているかに気を付けながら聞くことで復習になります。

”なんとなくのリスニング”の練習に上記の5つのポイントを取り入れると、リスニングと同時にボキャブラリーを増やしていく練習になっているので確実に数か月後に聞いている教材がかなり意味を理解できるようになっているはずです。とくにDELEやスペイン語検定など試験合格のためのリスニング力アップが必要な場合は短期間で効果が出る方法でもあるのでぜひお試しください!
ただ力みすぎてスペイン語のリスニングエクササイズが嫌になってしまった・・なんてことにならないよう、”なんとなくリスニング”でスペイン語を聞くことを楽しみつつ、両方の方法で着実に”聞く力”を鍛えてくださいね。

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少しでも楽にスペイン語を学ぶコツ

スペイン語の習得、スペイン語だけでなくすべての外国語の習得にはある程度の努力は必要です。
しかしながらやりようによっては”努力”を努力と感じることなく、楽しく身に着けることもできます。

ちなみに、私自身がスペイン語を身に着けた時も”努力”というよりはいつの間にか夢中になって楽しみながらやっていたら身についた”という感覚でした。

こんなやり方でもスペイン語は身につく、少しでもお役に立てば幸いです!

■ 苦手なことはやらない(あるいは後回しにする)

いくらやる気満々でスペイン語をはじめても、やっぱり外国語。スペイン語の場合発音はローマ字読みなので、発音に関してはローマ字さえよめれば大丈夫なので始めやすい印象もありますが、日本語との共通点は、ゼロです。なので”比較的日本人にとって学びやすい”とされていても、ほかの言語に比べて学びやすいだけであって、やはり特に最初はなかなか単語が覚えられなかったり、日本語にはない文法に躓いたりが当たり前。なのであえて最初は”苦手なことはやらない”。話すのが苦手だなと思ったら、まずは徹底的に読む練習をするあるいは聞き取りに徹する…。一つがある程度のレベルまでできるようになると自信がついて苦手な分野に取り組む気持ちの余裕も出てきます。
最初から”話す・聞く・読む・書く”をバランスよくやろうとすると苦手なテーマで止まりがちになり、挫折するきっかけにもなりかねません。
私自身は”話す”ことは好きで割と早い時期から話すことはできるようになり、それにだんだんと聞く力が追い付いていった…という感じです。いまだに読むのが苦手で新聞の記事などを読むのが苦痛で仕方がないですが、全く読めないというわけではないですし(笑)のんびり読む練習をしています。すべてパーフェクトにできるようになる必要は全くないですし、最初ならなおさらです。まずは自信をつけるために得意なことから極めましょう!

■ 辞書に頼る、特に電子辞書
ちなみに講師によっては”西西語辞典”(スペイン語の類義語辞典)を進める人もいます。確かに”スペイン語をスペイン語で理解しなければならない”ので語彙力を伸ばすのには効果がありそうです・・。私自身も受けていたクラスで”西西語辞典”を勧められ、買ってみたものの。一度も使いませんでした。(ちなみに現在もパソコン台として活躍をしてくれています。重みがあるので便利です(笑)
意味を調べるのに時間がかかるとそれだけでストレスになるからです。特に学び始めの時は意味の分からない言葉だらけです。
少し値段が高めになりますが、一番便利なのは電子辞書です。新しい単語を見つけたらすぐに意味を調べることができますし時間もかかりません。調べる作業自体にストレスがないので何度も繰り返し調べているうちにいつの間にか単語を覚えてしまった、という効果も期待できます。

↓電子辞書便利です^^


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■ 文法は覚えようとしない、必要ないので。

学習の時々文法書を読むことは、特に疑問点があり行き詰った時は役に立ちます。が、文法はあくまで”使う”ものであり”覚える”ものではありません。
なんとなく話せるようになってから文法のルールに従って会話をブラッシュアップという方法もあり、です。(ちなみに私は完全にこのやり方でした)

■ ややこしい決まりは理解しようとしない
日本語とスペイン語は全く異なる言葉です。日本語に存在するきまりがスペイン語にはなかったり、逆もしかりです。たとえば”冠詞”、日本語にはないので説明はつけがたく、日本人にとっては使い方も含め理解しがたいです。究極の説明は”スペイン語はこうだから”となり覚えるしかないのです。スペイン語特有の”ややこしいきまり”は理解しようとするだけ無駄です。ひたすら使ってマスターしてしまいましょう。

■ 日常生活の一部としてスペイン語を取り入れる
通勤の時間帯にインターネットラジオでスペイン語を聞いたり、スペイン語の本を読む時間にあてたり、日常生活の一部になっている”必ずやらなければならないこと”にスペイン語を組み込んでみてください。ほんの些細なことでも長くづづけていると大きな成果が感じられる日が必ず来ます。ちなみに私自身は単語帳に家の中にあるもののスペイン語単語を書き込み、それをそれぞれ家具や電気製品などに張り付けていました。毎日いやでも目にするのでそれらの単語に関しては特に練習をすることなく覚えることができました。
あるいは単語帳を作るのすらめんどくさい場合(苦笑)既存のフラッシュカードを家の家具などに張り付けるという手もアリです。

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スペイン語会話力を”話さずに”劇的にアップさせる方法

’スペイン語を流暢に話せるようになること”はスペイン語をまなんでいらっしゃるほとんどの方にとっての目標かと思います。

”実際に話す”練習はもちろん、会話がスムーズにできるようになるには必須ですが、日常会話がある程度できるようになってくると
”実際に話す”こと以外にも、会話力をさらにアップするために”話さずに”できる方法があります。

その1.スペイン語をできるだけたくさん聞く
すきま時間を使って簡単にでき、かつ効果があるのが”ただひたすらスペイン語を聞く”エクササイズです。
”聞く”ことそのものが脳に”新しい言語”を定着する働きをし、また聞いている内容が興味深いものだったり、声が聞いていて心地よいものだったりすると
感情的にポジティブな結びつきができ新しい言語の定着を促します。
また”聞く訓練”は”会話における理解力”を高めてくれる練習にもなります。聞いているコンテンツのスクリプトを手に入れることができれば、新しいボキャブラリーの獲得にも役立ちます。

その2.スペイン語をたくさん読む
”読む”ことによって、それぞれの単語が前後の文脈で実際どのように使われているかを知ることができ、また新しいボキャブラリーを増やしていくことにも役に立ちます。
話すことをレベルアップしていくためにはボキャブラリーを増やすことは欠かせません。”読む”といっても最初はテキストなどに限られてしまうかもしれませんが、徐々に会話力をあげる”ボキャブラリー増強”のためにまずは興味のある分野の短めの記事などから始めてみるのがお勧めです。

その3.スペイン語ネイティブの真似をする
”聞く”ことと”読む”ことを繰り返すことによって、”スペイン語脳”へのインプットがどんどん蓄積されていき、スペイン語を発することに徐々に抵抗がなくなってくるのを実感することができるようになるはずです。この段階で効果的なのが”真似をすること”

スペイン語の発音を効果的に練習する方法

の記事でも紹介させていただきましたが、”真似をすること”と体系的に行う方法が”シャドーイング”です。
もちろんある程度の時間を確保してしっかり”シャドーイング”の練習を行えるに越したことはないのですが・・
単にリスニングを行っているときに聞こえてきた、知っている単語が含まれたフレーズを”真似をしてみること”発音の練習になるだけでなく、覚えた単語が実際に使われているフレーズを真似してみることは、実際に自分が使うときの予行演習にもなります。

その4.スペイン語を書く
”書く”ことは”話す”ことと同じように、これまでインプットしてきたスペイン語のボキャブラリーや文法の知識をフル活用するアウドプットの作業なので、
実際”書けば書くほど会話力の向上に効果が出る”ことは事実です。
話す場合と違い書く作業には考える時間がありますし、またあとから間違いを見直したりもすることができますので、スムーズに話せるようになるためのスペイン語の組み立て方を訓練するのにはぴったりの練習方法であるといえます。

ある程度スペイン語を話せるようになってきたけれど、上達に行き詰まりを感じた場合は、いったん立ち止まって”聞く””読む””書く”の練習を普段より多く行ってみると、”会話力”のレベルアップが実感できることは間違いなさそうです^^

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スペイン語習得までの3つのステージ

『スペイン語をある程度話せるようになるまでにどれくらい時間がかかるのか』

スペイン語を習得するのにかかるのはXXX時間

をアメリカで実際行われた調査をもとにすると習得までにはだいた720時間。

720時間に達し”スペイン語が話せるようになる”までには以下の3つのステージを通過することになります。
さて今どのステージ攻略中でしょうか?
それぞれのステージの攻略ポイントもまとめてみました。

■ 第一ステージ
費やした時間の目安 60時間から90時間

”スペイン語になじみ始める”段階です。約1000語前後の単語を認識することができ短いフレーズなら繰り返し聴くことによって理解できるレベルです。
まだ話すことはできませんが、脳が母国語とは違う言語体系を継続的に新しい言語(スペイン語)に触れることによって徐々に記録していきます。

新しい単語は最初はどれも同じに見えてしまってなかなか覚えられないというのもこの段階ではよくあることです。
この段階で効果的なのは単語をまる覚えしようとせず、文章やフレーズなど”前後のコンテクスト”のあるかたまりで理解することです。

またこの段階では会話らしい会話はまだできないので、会話の練習としては大きな声を出しての”音読”が役に立ちます。まだ脳がスペイン語特有の音を識別できていない段階ですので”正しい発音”を試みる必要はあえてないです。

この段階は独学でも到達することが可能です。

■ 第2ステージ
費やした時間の目安 180時間から360時間

徐々にネイティブの日常会話が理解できるようになり始め、このステージの最終段階では約90%の会話にでてくる単語の意味が理解できるようになっています。
いろいろな教材に触れてボキャブラリーを増やしたりスペイン語そのものにどんどんなじんでいくことにフォーカスをして学習を進める時期です。”興味の持てる教材”を見つけることがポイントとなってきます。

早いと感じられるネイティブの会話も少しづつ理解できるようになってくる段階です。
とにかくいろいろな教材にふれ、聞いたり読んだりしながらボキャブラリーを増やすことが効果をそうするステージです。またこの段階では上達が目に見えて感じられ”新しい単語を覚えれば覚えるだけ使えるようになっている”ことを体感できるステージでもあります。

■ 第3ステージ
費やした時間の目安 360時間から

ネイティブの速度の速い会話もほぼ90%理解できる段階です。スペイン語学習者にとっては一番”スペイン語をやっていてよかった!”と感じることができる段階です。スペイン語圏に旅行しても、時々間違ったりすることはありあすが特に困ることもなくスムーズに旅先のネイティブとコミュニケーションができます。

”スペイン語脳’が形成されているので、少しくらいスペイン語を話さない期間があっても忘れてしまうということはありません。
また”スペイン語を使ったスキル”たとえば、スペイン語でのプレゼンテーションスキルやビジネスレポートを書くスキルを磨き始めるのにも適した段階です。
さらに”流暢さ”を磨くために、ネイティブの言葉の選び方やネイティブ特有のフレーズなどもどんどん新しく吸収していくべきです。

正直なところ”3つのステージ”を説明するのは比較的簡単なのですが、クリアするのはなかなか難しい・・です。
ステージの段階を上がっていくためにまず常に心がけておくべきなのは

”モチベーションの維持” と”スペイン語を学ぶことを楽しむこと”です。

スペイン語の習得に取り組む際には、モチベーションを保てるように、常に”目標を意識できる”工夫と、自分なりに楽しめる学習方法を見つけておくことも
”学習そのもの”と同じくらい大切といえます。

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スペイン語を習得するのにかかるのはXXX時間

スペイン語を大人になってから学ぶために抑えるべき3つのポイント

の記事で、”スペイン語の習得は年齢に関係なく、学習法が大切”でその学習方法のポイントについてふれさせていただきましたが、・

では大人になってからスペイン語の習得を試みた場合、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

実際は、それぞれの学習が費やせる時間、やる気やモチベーションをどれだけ維持することが
できるかということが深くかかわってくるので一概には言えないのですが

アメリカのForeign Service Istituteが480人の語学学習者を対象に
興味深い調査を行ったので紹介させていただきますね。

FSIの調査によれば、各言葉を習得の難易度で分けると
英語が母国語の人にとっては以下のようになるそうです。

1、易しい言葉
フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、スペイン語、スワヒリ語

2 ,少し難しい言葉
ブルガリア語、ビルマ語、ギリシア語、ヒンドゥ語

3.難しい言葉
チェコ語、ロシア語、タイ語、ベトナム語

4、大変難しい言葉
アラビア語、中国語、韓国語、日本語。

これを日本人向けバージョンにしたものが
(千葉栄一さんの外国語上達法 (1986/1/20)による)

1.易しい言語
韓国語、トルコ語、インドネシア語、スワヒリ語

2.少し難しい言語
イタリア語、スペイン語、ベトナム語、中国語

3.難しい言語
フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、チェコ語

4.大変難しい言語
アラビア語 ヒンディ語 ロシア語 英語

またFSIのレベル分けによると語学には5つのレベルがあり
レベル1 初級レベル:たまに行く旅行などで要件を伝えることができるレベル。最低限のあいさつができる
レベル2 初級ビジネスレベル:最低限の日常会話とビジネスに関するやり取りができる
レベル3:中級ビジネスレベル;日常生活やビジネスのやり取りに必要なほとんどの要件を正しい単語と文法を使って伝えることができる
レベル4;上級ビジネスレベル:ほとんどの場面とくにビジネスに関連することにおいて流暢に会話を成立させることができる
レベル5;ネイティブレベル:ネイティブと同等の会話力を持つ

調査対象の受講生に2-4人の少人数のグループレッスンを受講してもらったところ
グループ1の”易しい言語”をレベル2の”初級ビジネスレベル”まで習得するのに平均で480時間、
難易度2-4の言語を同等のレベルまで習得するのには720時間かかったとの結果が出ました。
つまり一日10時間勉強すれば難易度の低い言語では約1カ月半、高い言語だと約2カ月半である程度の会話ができるようになるということです。

上記は英語を話すネイティブによって行われた調査なので、これを”日本語話者”と”スペイン語”のケースにあてはめてみると、
日本人にとって、スペイン語は難易度”2”の”少し難しい言語”にあたるので、
一日10時間勉強すれば約2カ月半、一日5時間勉強すればその倍なので約5カ月ほどである程度習得できるということになります。

実際私自身がスペイン留学当初、大学の長い夏休みを利用して語学学校に通い、宿題の時間を含めると一日10時間ほどはスペイン語を勉強・・長い夏休みが終わるころにはある程度会話ができるようになっていたので上記の調査の結果はある程度信憑性があるように思えます。

ということで、スペイン語が”ある程度流暢にはなせるようになるのは720時間”という結論が出せそうです。
意外と短い??

さてみなさんは今何時間目でしょうか・・・まずは720時間突破!をめざしてくださいね!

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効果のあるスペイン語学習法の見分け方

これまで何度か”スペイン語習得”のためには
”少ない時間でもいいので毎日”スペイン語学習を継続することの
重要性についてふれさせていただきました。

スペイン語を大人になってから学ぶために抑えるべき3つのポイント

”使えるスペイン語習得”のコツ:あなたのスペイン語学習それで大丈夫?

毎日、グループレッスンや個人レッスンの形で
”スペイン語習得のプロガイド”である
講師のレッスンを受けることができれば一番理想的ですが
現実問題として、毎日レッスンを受けることは
費用的時間的な負担も大きいです。

なのでレッスンと独学を組み合わせて
”スペイン語習得”にチャレンジなさっている方がほとんどかとは思います。

そして独学にも当然ながら”効果の出るやり方と全く効果のないやり方”
があります。

限られた時間、スペイン語に費やす時間を無駄にしないためにも、
”独学”は下記の3つのポイントを抑えている
”効果のある方法”を選んでいただければと思います。

1.実際の“生きたスペイン語”に触れ、また実践することに重点を置いている

ボキャブラリーリストを暗記したり、動詞の活用をまる暗記したところで
はっきりいってなんの役にも立ちませんし、
それは”スペイン語学習”ではありません。

言語は常に変化しているものですし、
”実際どのように使われているか”を学ばないことには
学習自体が意味をなさず時間の無駄になってしまいます。

2.アクティブリスニング、パッシブリスニングの両方を取り入れる

小さな子供のように”耳にした単語をスポンジのように次々に習得していく”
能力は大人になるにつれ失っていきます。
それでも”聞く”ことが語学の習得にとても重要なのは間違いありません。

学習においては、相手の発している(あるいは音源の)単語を
ひとつひとつ聞き取るように意識する”アクティブリスニング”と
音楽や時にはラジオなどを単に聞き流す”パッシブリスニング”
の両方をとりいれるのがポイントです。

アクティブリスニングは”理解すること”に
重点が置かれるトレーニングですので
題材は自分が理解できる速さ、単語のレベルのものを選びます。

パッシブリスニングは耳に音を慣れさせるためのトレーニングですので、
題材は自分のレベルより上の難しめのものでも大丈夫です。
また特にパッシブリスニングでは
”できるだけ多くの題材を使うこと”がポイントです。

3.”30日で話せるようになる!”方法はない、
誇大広告を謡う教材や方法は避けた方が無難

とても残念で残酷な事実ではあるのですが
”短期間で確実に”スペイン語を習得する方法は存在しません。
究極、大人になってからスペイン語を習得するためには
”定期的にスペイン語で読んあり、映画やテレビのプログラムを見たり、レッスンで学んだことを復習したりをコツコツと続けあきらめないこと”
しかスペイン語を身につける方法はありません。

努力なしではスペイン語に限らずどのような言語の習得もなし得ません。
”短期間で必ず話せるようになる”のような教材のキャッチコピーは
とても魅力的ですが、残念ながらそんな魔法は
語学習得には存在しないと最初から頭に入れておいた方が無難といえます。

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